04/05/01 23:38
近年の合衆国軍事戦略は核兵器や高性能攻撃兵器にはない。
それに代わるものはC3Iとして知られる教義に基づいている。
C3Iとは命令Command・統御Control・通信Communicationと諜報Intelligenceとである。
-中略-
ウォルター・リード陸軍研究機関のマイクロウェーブ研究部の実験計画からの
最近の報告によると「1~5GHzの範囲のマイクロウェーブエネルギーは軍にとって
重要な範囲であり、人体の全内臓システムを貫通し、全内臓システムを危険に陥れる」。
中枢神経システム上の影響が非常に重要と考えられている。
1986年始まった実験計画は四部門に分けられている。(1)衰弱効果を促進する。(2)聴覚効果を通しての刺激を促進する。
(3)妨害・停止効果を働くこと。(4)刺激でコントロールされた行動の効果。報告書は続けて述べる。
「マイクロウェーブパルスは中枢神経システムと連結するようであり、熱と関係しない電気刺激に類似したもの
を生ずるようである。」デルガドの電気刺激と同様の行動変化が高出力パルス化マイクロウェーブによって
可能であるように思われる。
高出力パルス化マイクロウェイブによる認識と行動の変化の発生は超低周波による微妙な変化と比べて
大きな効果である。1982年の空軍の生体工学誌によると超低周波は多くの潜在的軍事利用が考えられる。
例えばテロリストグループへの対処、群集コントロール、軍設備での安全違反のコントロール、
戦略戦争での対人技術として。」同報告書はさらに
「電磁波システムは、激しい生理的崩壊、知覚のゆがみ、分裂状況を緩和するために使われるであろう。
それは無音であり、それに対する報復は開発することが不可能であろう。」
電磁場を基礎に置く新兵器は、軍有機体の筋肉として付け加えられてきた。
C3I教義は未だ成長し拡大している。軍は既に民間人の心を完全にコントロールすることができるまでに
なっているかもしれない。
ロバート・ベッカー著「Cross Currents」より