04/03/05 15:15
★共産党のビラ配布、社会保険庁職員を逮捕
・社会保険庁目黒社会保険事務所に勤める男性職員(50)が昨年秋、
共産党を支持する内容のビラを配布する政治活動をしていた疑いが強まり、
警視庁公安部は3日、国家公務員法違反(政治活動の禁止)の疑いで逮捕した。
公安部は、目黒社会保険事務所など計6か所を捜索している。警視庁が
国家公務員の政治活動を摘発するのは、1983年に、共産党のポスターを
掲示したとして、1983年に郵政省(当時)の職員2人を書類送検して以来。
調べによると、職員は昨年10月から11月にかけて、東京都千代田区の
マンションなどに、数回にわたって共産党を支持する内容のビラを配布した
疑い。当時は衆院選前で、ビラは共産党の機関紙「赤旗」を宣伝する内容
だった。
国家公務員法は、選挙権行使を除く国家公務員の政治活動を禁じているが、
67年に北海道猿払村の郵政省職員が当時の社会党候補のポスター掲示を
集配人に依頼したとして起訴された「猿払事件」では、1審、2審が「国家
公務員法の適用は、憲法が保障する表現の自由に反する」として無罪と
判断した後、最高裁で逆転有罪の判決が出ている。
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