05/03/04 01:23:08
>>698
公約が広告と言っても,よく考えてみると広告(公約)には二通りある気がするな。
一つは理念型。もう一つは具体型。
理念型は,抽象的なことを並び立てる公約。
具体型は,政策を具体的に示す公約。
理念型は,聴こえは良いが,よく考えるとその内容が曖昧。
あとで言い逃れが簡単にできてしまうし,逆にアレもコレもと政治家が自分の実績に結びつけてしまう。
だから,有権者は理念型の公約をした政治家に対して正しい評価を下すことが難しくなり,逆に誤った評価を下しやすくなると言う危険がある。
理念型は政治家を利しても,有権者は利さない。
逆に,具体型は誰にでも理解でき,曖昧さが無い。
だから,あとで政治家は言い逃れがほとんどきかない。
その政策が実行できたか,実行できなかったかが明確になるから,アレもコレもと政治家が自分の実績に結びつけてしまうということがほとんどない。
ようするに,具体型は政治家が利するより,有権者が利するところが大きい。
「ただ今大々的に安売り中!!」っていう理念型の広告か,「半額セール中」っていう具体型の広告の違い。
前者の店に行って1割引でがっかりしても,お店の人に文句言い難いでしょ。
逆に,後者の店に行って半額じゃなかったら文句言えるでしょ。
理念型だと文句すら言い難くなっちゃうんだよ。
理念型の公約を提示する政治家ってのは,最初から逃げ口を用意している気がしてならないんだよね。