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2日朝日新聞 東京本社版
「選挙民を愚弄忘れてはならぬ」 無職 小野欽也(埼玉県蓮田市 55歳)
郵政民営化法案に反対して離党した、いわゆる「造反組」無所属の国会議員の復党を、一人を除い
て自民党が認める方針だ。来年の参院選対策だそうだ。年末を間近にこの時期に与党仲間である公
明党の反対に歯牙にもかけず、自民党は復党を強引に推し進めた。その理由の中で、「政党助成金
」目当てというのは、とかくカネに弱い政治屋の行動として頷ける。問題は、今一つの理由、「夏
の参院選まで、まだ、日にちのある今のうちに」という発想の方である。誰が考えても「世論の反
発は必至である」今回の処置だが、今のうちにやってしまえば、「人のうわさも75日参院選のころ
には忘れてしまうだろう」というわけだ。私たち有権者もなめられたものである。万が一、次の参
院選で自民党が勝つことになれば、彼らが目論んだ通り「選挙民なんて目先のことしか考えないも
のだ」ということになる。私たち選挙民は、これまでも、いくつかの過ちを犯してきた。さわによ
り大きな過ちを犯せばしばらくは政治に物をいう資格をなくしてしまいかねない。75日では忘れて
はならない重大な「選挙民愚弄」である。