06/11/25 15:12:12 Dma6a1NA
25日朝日新聞 東京本社版
「日本人なのにテロ犯扱い」 翻訳業 佐倉花奈美(東京都練馬区 28歳)
私は南米ペルーに生まれた。外見は外国人だが、日本の曽祖父の血が流れている。日本で育ち、日
本生活の方が長い日本国籍の日本国民だ。11月中旬、電車が遅れたので、走って都内の出勤先に向
かっていたら。「急いでいるときで悪いけど」と私服を着たおばさんに呼び止められた。公衆の面
前で警察手帳を出され「身分証を見せて。走りながらでいいからさぁ」と言われた。私は何もして
いないのに顔が外国人だからだろうか。その言動が失礼だと思ったし、急いでいたので無視したら
「もういいよ」と強い口調で言われた。周囲の人に見られて屈辱的だった。八月にも出勤途中、自
宅近くの駅で、呼び止められ「警察です。身分証を見せて下さい」といわれた。テロ対策かも知れ
ないが、迷惑だし、外見だけを基準とする方法は人権侵害だ。日本人の友人に話すと「知らなかっ
た」と言う。こうしたことが、日本国民に広く知られていないのも問題だ。私には小さな子供がい
る。このような社会で外国人の顔をもった子供を育てるのはとても不安だ。