06/11/20 18:45:33 90r5myB1
>>357
ここまで嘘・出鱈目を並べたてるのなら反論せずばなるまいて。
治安維持法は初めから悪法であった訳では決して無い。
虎ノ門事件、桜田門外事件などの要人暗殺・テロが現実に起こった世相を鑑みれば一定の役割は有ったのだ。
議会を無視し緊急勅令で、治安維持法を変質させ著しく改悪したのは軍人の田中義一内閣だ。
戦前の根本的な問題は、文民統制の仕組みが欠け、軍部の台頭を招いたことにある。
軍部はいかなる法律を背景に台頭した訳ではなく、515事件を契機に政党政治が崩壊し、
515事件の首謀者たる青年将校の暴挙を義挙と新聞が書きたて、青年将校を支持し同情した当時の世相そのものに
原因があることだ。満州国を承認しなかった犬養首相が515事件の凶弾に斃れたように政府と軍部を同一視するのも
幼稚な事実誤認あるいは歪曲である。それは軍部の台頭以降の現象に過ぎない。
戦前は政権批判の自由ならぬ政権打倒の自由が根本的な問題であり、それは民主主義の根幹でも何でもない。
戦前の左翼は言論でなく、無法な要人暗殺、爆弾テロなどの手段を取ったのであり、それゆえに
本来なら手段を取り締まるべきところを思想と手段が表裏一体と当局にみなされたのは、そうした左翼そのものにも
重大な責任があるといわねばならぬ。言論の自由は守らねばならぬ。
その為には、言論の名において嘘・出鱈目を並べてはいけないのが鉄則である。
弁護士であろうと総理大臣であろうと、その職務的権威を借りて嘘・出鱈目を糊塗し詭弁を補強するかのような姿勢は、
そもそも言論の自由を騙る資格はない。