06/11/21 10:16:48 k6/Fh1mc
害虫時評
「経営」の失敗 現場情報を退けたツケ重い
第一の問題点は、「現場(兵隊)」と会社の経営意思決定者の意識の乖離だ。
この組織では、他にも懐疑的な意見を
述べた多くのスタッフが干され、会社中枢の思惑に敏感で
政治的な立ち回りがうまい人物だけが昇進したという。
「嫌なら辞めちまえ」「窓から飛び降りろ」といわんばかりのデスク・管理職の
パワハラまがいの姿勢が、現場の対応を左右するようになったらしい。
社長はオーナー型の強い経営者にたとえられた。
茨城的な勘による意思決定が早く、方針を決めたらぶれないという含意だ。
しかし、トップの意思が明確でも方針実践に向けた指示がアバウトだと、
トップの意をくんだ格好の幹部社員たちの功名争いが激しくなり、
辛口の意見を言いにくい雰囲気も広がっていった。
現場を軽視した上層部の判断の誤り、それを修正できない組織内の
官僚主義…。封建企業が「経営」を誤ると、重い後遺症が残る。