06/08/12 22:50:02 COoHzi2g
>もともと慰安婦制度は強姦を防止するために制度であり、日本の国家意思は女性保護であったわけだ。
女性保護の観点が全くなかったとは言い切るつもりはないが、それを主眼と考えるのはあまりにもナイーブな意見だ。
陸軍省の公文書等に残っている資料から読み取れることは、主に以下の3点だ。
1.性病の蔓延による戦力低下の防止
2.強姦多発による反日感情の高揚を防止
3.防諜
基本的に全部、軍の利益のためである。別にそれ自体はなんら悪いことではない、ある意味当然のことである。
ただし、自らの利益ために、他に不当に不利益を与えることは慎まねばならず当然、他者に対する一定の配慮は必須である。
慰安所において、ただ検査のみが熱心で治療はろくに行わない例、性病になった慰安婦はただ交換された例も知られている。
こういった例からは、ただ兵士への性病伝染を恐れるのみで女性への保護など考慮していないことが透けて見えてくる。
こういった慰安所が特例なのか普通なのかは、分からない。しかし、
このような例は犯罪ではないが不道徳である。
不道徳を0にすることは不可能だろうしかし、日本が世界から尊敬を受ける地位にありたいと欲すれば、不道徳に関しても鈍感ではあることは許されない。
慰安婦関連で、有名な陸支密第745号資料。
この通達に関し、押印のある最高責任者は梅津陸軍次官、主務局長は今村均兵務局長。
陸軍に数少ない知性と良心がこの重要な書類に名を連ねているのを見ると、当時この二人の思いは何であったのか考えられずにはいられない。
史料というものを攻撃材料の道具としか見ない者には、これは単なる「良いことをした」証拠に見えるらしい、
自分に都合のよい勝手な解釈を見つけると思考を停止させるものには物事の本質は永久に見えないだろう。この史料の背景はそれほど単純ではない。