06/09/11 17:50:23 GyAaoKdI
>>139 (続き)
そして、第二次世界大戦の時でも、それはあまり変わらなかったようです。
ドイツ軍は、ザイトラー著「売春・同性愛・自己毀損-ドイツ衛生指導の諸問題 1939-45」に
よれば、軍管理の慰安所を占領地各地に置いたとあります。特に東方占領地(主にソ連)
ではスターリンが売春を禁止していたので、新設する際には、慰安婦はしばしば強制徴用
したとあります。
アメリカ軍についても、プラムフィールド報告書によれば、北アフリカ戦線で、打ち破った
イタリア軍の慰安所を引継ぎ、そのまま同じ軍管理の慰安所を続けたとありますし、
米陸軍軍医部の第二次世界大戦史にも、1943年のシシリー島占領後、米軍はドイツ・
イタリア軍が運営していた慰安所をシステムと人員ぐるみ引継ぎ、軍医とMPが規制した
ともあります。また、1942年、中国の昆明にシェンノートの航空隊用の軍管理の慰安所を
設け、インド人売春婦を呼び寄せたともあります。(セオドア・ホワイト著「個人的冒険の
回想・上・歴史の探求」より)
そして、現在でも、「『従軍慰安婦は日本軍だけか-アメリカ軍の場合」(佐藤和秀氏)に
よれば、「韓国の米軍基地・東豆川には、韓国人慰安婦・洋郎がおり、韓国の保健所で
週一回の検診を受け、検査ずみの印を押した健康保健カードを掲示させ、米兵のための
肉体の提供をさせている」とあります。
"AWM54,267/6/17, Part 6"という書類によれば、オーストラリア軍も、シリア、パレスチナ、
トリポリに慰安所を設立していました(田中利幸「なぜ米軍は慰安所を無視したのか」
世界・1996年10月)また、ソ連軍の場合にも「霧に消えた兵隊」鈴木省五郎著には、
ソ連によって強制的に徴発されたユダヤ人、ポーランド人女性からなる巡回慰安婦が、
駐屯地を回っていたと証言しています。さらには、中国軍においても、軍管理の慰安所が
あったようです。