05/09/28 15:28:40 6dmL1gT3
軍国化への危機感
会社員 信濃 広朋 (大阪市 29歳)
陸上自衛隊の「防衛警備計画」に中国による日本攻撃の想定が含まれているという記事を
読んで驚いた。
確かに、近年尖閣諸島の領有権やガス田などの問題によって中国と対立することが多い。
中国の潜水艦が日本の領海侵犯を行ったことも記憶に新しい。
しかし、だからといって中国を敵視するかのような対策を練るというのはいかがなものか。
現在、日本にとって中国は今やアメリカをもしのぐ経済パートナーとなりつつある。
民間の交流も活発だ。中国に工場などを建てる大企業も後を絶たない。
それにより中国人の雇用も生まれ、今やお互いに欠かせない間柄といえるだろう。
このような状態の中で中国が日本に侵攻してくることなどあり得ないのではないか。
過剰な防衛計画により波風を荒立たせるなど的はずれと言うほかない。短慮であろう。
日本は世界でも屈指の軍事費を国家予算から割り当てている。そして日本の背後に見え隠れする
強大な米軍の存在。そこへ来て、先の選挙による自民党圧勝を受けての、世界随一の平和憲法改正の動き―
これではどちらが軍事大国かわからないではないか。むしろ、侵略を受けるのではないかと不安に
駆られているのはアジアの人々であろう。
日本はいつか来た道をたどっているのではないか。そう思わずにはいられない。
軍靴の音が聞こえてくるような世の中にしてはならない。それを我々日本人は知っているはずだ。