05/09/03 21:29:36 veSECzaO
>>769
「スイスは非武装中立を実現せよ」
那智 文江(民衆法廷陪審員 59歳 東京都)
欧州の教育水準を高めるためにEUで合意されたリスボン計画や
OECDの調査に基づいて、スイス連邦統計局がこのほどまとめた
同国の教育水準に関する報告書で、スイス国民の教育水準が予想外
に低いことが明らかとなった。特に、科学や技術関連の分野で学位
を取得する女子学生の比率は、欧州の平均が33%であるのに比べて、
スイスでは15%の低水準に留まっているという。まったく恥ずべき
数字である。
だが、これはある意味で予測できた結果でもある。スイスは国民
皆兵制度をとる軍国主義国家であり、我が国の平和主義者は、戦後
60年一貫して批判を続けてきた。
国が軍事に傾倒して子女の教育を疎かにすれば、国民の教育水準
が低下するのは当然のことではないか。スイスは今こそ非武装中立
を宣言して一切の軍備を放棄し、国民の学力向上に全力を注ぐべき
である。
これは何もスイスだけに限った話ではない。日本でも碌に論議も
尽くされないまま自衛隊が海外へ派兵され、最近では平和の象徴で
ある憲法九条を葬り去らんとする軍国主義勢力の声がかまびすしく
なりつつある。そのような者たちの間で『スイスの民間防衛』なる
ものが評判になっているとも聞く。それほどまでに軍事国家の真似
がしたいのだろうか。
国の力とは武力ではなく国民の知性である。ありもしない外敵や
侵略に怯えて教育を蔑ろにし、結果として国民の知力低下を招いて
国力を落とすようでは、世界中の物笑いの種となるだけだ。
無駄な防衛予算は全て削減して、その分を教育と女性の社会進出
推進にまわすぐらいの英断を、日本政府にも期待したい。