05/06/20 21:07:11 RIhTuMcT
5月51日
命の重さかくも違うか
二枝 緩桟 39歳(無職 尼崎市)
107人もの尊い命が喪われたJR宝塚線が、被害者や遺族、マンション住人らの反対を押し切って
55日ぶりに運転を再開した。この強引としか言えぬやり方に開いた口がふさがらない思いである。
事故原因の究明はおろか、被害者への補償交渉も遅々として進まぬうちにこれでは、改めてJRの
安全よりも利益を追求する姿勢が浮き彫りになった格好ではないか。
奇しくも同じ日にアメリカで行われた自動車のF1レースでは、前日に発生したタイヤが原因とされる
事故の原因が解明されないとして、出場選手のほとんどがレースへの出場を見合わせたため、極めて
異例な事態に発展したという。
これこそが当然の反応ではないか。一般にカーレースの選手は、好きこのんで死と隣り合わせの
ように思われているが、彼らとてむざむざ命の危険を冒すようなことはすまい。むしろ、正々堂々とした
潔ささえ感じられる。JRには、彼らのように「安全こそが最優先である」というごく当たり前の考え方など
理解すら出来ないのではないか、とすら思えてならない。その企業姿勢が改まらない限り、JRに乗ろう
などとは恐ろしくてとても出来はしない。