05/03/04 00:30:26 zIk2Kuji
「正しい歴史認識と相応の配慮を」
国立市 倍賞きん(64)
先日孫がテレビゲームをしているのを傍らで眺めていたところ、そのゲームの内容に
我が目を疑いました。
そのゲームの内容は、最愛の父を殺された息子が、悪の手下達によって、海の向こうの島に
強制的に連行され、悪の帝國を築き上げる為に人権無視の過酷な労役を強いられるというもの。
その構図は、悪の権化日帝により、家族と引き裂かれ、朝鮮半島から強制連行されて苦役を強いられた
朝鮮人の方々の過去を忠実に描写したものに他なりません。
これを、実際に朝鮮半島から強制連行されて、奴隷のような扱いを強いられた被害者の方が実際に
御覧になられたら、一体どのような感情を抱くでしょうか?
恐らく、身も心も苦しみで満ち溢れんばかりであった当時の生々しい記憶が鮮明に蘇り、胸が万力で
締め付けられるような感情を抱かれるに違いありません。
聞けば、そのゲームは「ドラゴン某の伍」(ショックのあまり正式な名称は失念致しました)という
大変著名なゲームソフトで、近年再販までされて、累計で何百万本も売れた作品とのこと。
戦前戦中の非人道的な鬼畜の所業をそのままゲームに移植し、営利行為を行う製作者側には、
正しい歴史認識と、身近に大勢いらっしゃる被害者の方々への配慮が欠落しているように思えます。
また、このようなゲームが公然と市場に出回っている事について、我関せずのスタンスを
貫いている本国の姿勢にも大きな疑問を抱かずにはいられません。
国家とゲーム市場という巨大勢力に対し、無力な一市民にすぎない私が抗う事は出来ません。
今の私に出来る事は、日々近隣の河川敷に赴き、川の流れを見ながらこの国の行く末を案じる事のみです。