05/02/01 16:52:13 rT0qpVRq
「原油価格高騰と自然破壊」
樹木 結菜(エコロジスト 56歳)京都府八幡市
アメリカのヘッジファンドによる投機的な原油価格吊り上げが続いている、91年の
湾岸戦争時に1バレル20ドル水準で当時でも価格高騰と騒がれていたものが、
2005年の初頭では50ドルを超えている。
このことにより石油を持たざる諸国では、エネルギーの確保のために自国の森林の伐採が
大規模に広汎に行われており、地球規模での炭素ガスの吸収機能が損なわれて来ている。
寒冷地でありながら石油購入のための外貨を待たない北朝鮮共和国ような国では、これは
一種の経済制裁で、凍死者が増大し人道問題をとなりつつある。
先進国の金の亡者のマネーゲームで引き起こされる被害者はいつも弱い立場の人たちだ。
まさに人権問題でもある。
そして北朝鮮の人間の生存のための森林破壊は朝鮮半島の砂漠化として、日本への気候変動として
悪影響を及ぼすことは明白であり、次に日本の農業被害として現れるだろう。
農業被害が起こり農家に対する政府の補償金支払い問題が生ずるより先に、北朝鮮の森林破壊を
防ぐために、米国が約束を履行していない月間50万トンの重油の無償提供を日本が肩代わりし
北朝鮮の自然を守ることは、決して日本自然環境を維持するためにも無駄なことではない。
日本政府は国内にある北朝鮮の出先機関である朝鮮総連と連携し、有効な自然保護の手段を
早急にエネルギーの支援金を払うべきだ。
まさに、情けは人の為ならず、だ。