05/01/10 02:18:45 CvVvQKg/
今、在日は、
金本 美淑（在日３世業、３２歳）
昨年はヨン様ブームで、韓国へ観光する日本人が増えたとか報道されていました。
しかし、一方では民族教育を行う朝鮮初級・中級学校へ進む在日子女が激減し、
地域においては閉校の危機に立つ学校も多い。
北朝鮮（朝鮮民主主義人民共和国）による拉致問題を、２００２年９月の金総書記と
日本外務省の合意に基づく解決を反故にし、ピョンヤン宣言を失効させようとしてい
る。この間テレビでの執拗な反共和国キャンペーンにより、朝鮮学校では通学途中の
女生徒が着ている民族衣装のチマが、何者かによって切られる事件が多発している。
女生徒に直接の身体的危害を加えずにチマだけを切り裂くという行為は、かなりの
手馴れた者による仕業と見ることが出来、あるいはそれ用のプロが居るのではないかと
恐れてしまう。
承知のようにわれわれ在日は、その全てが戦前労動力として強制的に連行されて来た者の
子孫であり、いわば不承不承ながら、日本に留まって居るに過ぎない。帰るべき祖国は
戦乱で混乱し、いわば外へ出られぬ籠の鳥として生きてきた。
こんな我々に何の罪があるというのか。よしんば拉致を行った在日の仲間が居た
としても、祖国に帰れず日本の地に留め置かれた在日にとって、いわば未だ見ぬ祖国への忠誠であり、むしろ
むしろ、祖国へのあこがれが生んだ悲劇と言えよう。
私はこうした逆境に負けないで、生きていこうと、新年に誓った。