06/12/10 22:49:34
新組織の発足ずれ込み/社保庁改革、09年以降
政府、与党は9日までに、社会保険庁の年金部門を引き継ぐ新組織の
発足時期を、当初予定していた2008年10月から遅らせる方針を決
めた。早くても09年となる公算で、10年にずれ込む可能性もある。
今国会で廃案見通しの社保庁改革関連法案に代わる新法案の成立は早く
ても来年の通常国会となるため、移行準備が間に合わないと判断した。
現法案が3月に国会提出された後、社保庁職員による国民年金保険料
の不正免除などが社会問題化。これを受け、社保庁の「解体」色は一段
と強まっているが、不祥事によって現組織の存続が長引くのも事実で
、野党が批判を強める可能性もある。
今秋検討が本格化した与党の改革案が、民間委託する業務の範囲を
決めるとしている第3者委員会の設置は、法成立後の来年秋以降。自
民党の厚生労働関係議員は「法成立から移行までに最低2年はかかる
が、(第三者委員会の検討に相当期間が必要で)2年では無理かもし
れない」としている。