05/01/31 01:48:31
以前、海外に行く船に乗った。(数隻しかいないので、これ以上は勘弁)
乗船中にごく近しい親族が亡くなったが、
皆、インマルや海外からの公衆電話でもそれを教えてくれなかった。
気もそぞろになって事故でも起こすと大変だ、という配慮で
親父が親族一同に欠礼のお詫びと、帰国まで口外無用のお願いをしたそうだ。
1月半後、諸々の話を聞いた。
一瞬、知らせてくれなかった親父を恨んだが、
次の瞬間には、親父への感謝の気持ちと亡くなった親族への惜別の気持ちで、
胸が痛く、ものが言えなくなり、親父に頭を下げるのが精一杯だった。
「今は、昔の海軍さんの時代とは違う。海外からでも飛行機で帰国できる。」
それは、正論だ。
だが、俺は葬儀に出れなかった無念感より、インマルでも平然と接していた家族への
感謝の気持ちの方が心の底に沁みている。
ピントはずれな投稿すまそ。