小説『創価学会、崩壊』at KOUMEI
小説『創価学会、崩壊』 - 暇つぶし2ch1:山本伸一
06/12/04 16:22:42 zIK0JxK1
小説『創価学会、崩壊』

序章 ~群衆~

昨日から降り続いた雪は、どうやらやんだようである。
東京、信濃町。
今年は例年になく雪が多い。
山本伸一の執務室からも、
月明かりの中に白く埋もれた東京が見える。
時刻は23時を過ぎていた。

いつの間にか、ずいぶん遠くに来てしまったな、
と山本はつぶやいた。
つぶやいてから少し気障だったことを恥じた。
まあ、いい。
小さなコトを気にしてこなかったから、いまのオレがいる。

この雪にもかかわらず、何万とも分からぬ群衆が、
創価学会本部を取り囲んでいた。
みな、あの記事を読んだのだろうか。
窓の外からは山本への罵声が聞こえてくる。
「金返せ!」「クシジジイ!」「センセー、死んじまえ!」
学会本部はもぬけの殻である。
多くの本部職員は危険を察知して、逃げた。
伸一を置いて。
伸一には帰る場所がなかった。

クソジジイ、か。
自分に与えられたどんな称号よりも、
ふさわしいような気がしていた。


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