06/07/07 09:52:46 GnKelvdF
下見から綿密な計画
外国人の犯罪広域化傾向
金容疑者らの犯行は都内六件、埼玉一件の計七件。標的は、従業員に外国人が多く、
繁盛しているマッサージ店やエステ店で、犯行は綿密に計画、実行されていた。
こういった風俗店などを狙うのは、従業員の不法滞在発覚を恐れる店側が通報を
ためらうためだが、金容疑者らはさらに「女の従業員が多く、男の客がいても無防備な
状態なので抵抗されない」と供述。日本人男性客も被害に遭っていた。
犯行では、まず数日前にグループの数人が客として店を訪れる。客の入りはいいか。
内部は個室状態か。手薄になる時間帯は－。細かい点を下見する。当日は客を装った
二人が店に入り、タイミングを見計らい、店外の仲間に携帯電話で連絡。逃走車の
運転役一人を残し押し入る。被害者を緊縛する道具は、マッサージ店などには必ずある、
タオルだった。
金容疑者らは日本語学校の同級生や幼なじみ。ほとんどが日、中、韓の三カ国語を
話すが、犯行時は日本語を使った。「彼らは朝鮮・韓国系が多い吉林省の出身。独特の
なまりがあり、身元が見抜かれると考えたようだ」。捜査幹部は、言葉一つにも注意を払う、
入念さを説明した。
警察庁のまとめでは、昨年の来日外国人の刑法犯摘発件数は三万三千三十七件。
過去最多だった前年に比べ、九百五十件増加した。容疑者の国籍は中国が三千七百三十九人
で４４％と半数近い。
一方、いったん都内や大阪で結成された来日外国人グループが地方で活動し、広域化する傾向がある。
警察庁によると、昨年の刑法犯摘発件数は一九八九年に比べ、全国平均で九・二倍。
都内では八九年から九四年で二倍に伸びた以降、横ばい状態が続くが、関東で一九・八倍に、
中部では八八・二倍にも増加しており、こういった動きに警視庁などは警戒している。
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