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◇韓国カルト日本で2000人…「摂理」若者勧誘 教祖が性的暴行
首都圏や関西で、大学生ら20代の若者が、韓国人男性=海外逃亡中=の教祖に絶対服従を誓う
新興宗教団体(カルト)に引き込まれ、マンションの一室で共同生活を送ったり、信者同士の合同
結婚式に参加させられたりしていることがわかった。集団には、約2千人が登録されているとみられ、
少しずつ勢力を拡大している。
教祖の女性信者に対する性的暴行も常態化しており、これまでに100人を超す学生らが被害に
遭ったとされる。脱会支援を進める日本基督教団や弁護士らには、「子供を取り返したい」という
親らの相談が200件以上、寄せられている。
この教団は「摂理」と呼ばれ、キリスト教の聖書を独自に解釈する教義を掲げ、韓国で80年ごろ設立
された。
教祖の鄭明析(チョン・ミョンソク)氏(61)は、女性信者への性的暴行が韓国で社会問題化した
99年、国外に脱出。ソウル地検などから強姦容疑で指名手配され、国際刑事警察機構(ICPO)を
通じて国際手配されている。
脱会者らの証言によると、鄭教祖は、国際手配を受ける前の02年までは頻繁に来日していた。
大阪や千葉の側近信者の自宅に滞在。数人から10人前後の女子学生らを連日のように招き、
「健康チェックをする」などと称し、わいせつ行為や乱暴を繰り返したとされる。
ソース:朝日新聞 7月28日版 34面