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火災：大和郡山で４軒全半焼、重過失失火容疑で男逮捕 ／奈良
◇「鍋を火にかけたまま寝た」
１８日午前７時ごろ、大和郡山市矢田町の木造２階建ての民家から出火。延べ
約５５平方メートルを焼き、隣家の木造２階建て住宅計３棟も全半焼。南隣の民家
３棟の一部も焼き、約４時間後に鎮火した。けが人はなかった。郡山署の調べに対し、
出火元の無職、金鐘植容疑者（５０）が「鍋を火にかけたまま寝てしまった」と
話したことから、重過失失火の容疑で逮捕した。
調べでは、金容疑者は同日午前６時２０分ごろ、料理をしようと鍋をガスコンロに
かけたまま放置した疑い。
矢田新町南自治会の吉本次郎会長（５４）は「（金容疑者は）１カ月くらい前から
テレビやステレオを大音量で流したまま家を出ることがあり、近所から苦情が出ていた。
警察にも何度か相談し、最近はパトカーでの巡回をしてもらっていたところだった。
こんなことになるとは……」と怒りが収まらない様子だった。【花沢茂人】
毎日新聞 2005年12月19日
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