06/03/03 01:02:33 jWsyND2u
>>818の続き
次に仮面舞踏が始まった。聞くところによると、この種の舞踏は殆ど廃れていた。
だが1000年前有名な宮廷舞踏師がが振付けた「東海の龍神」と言う名の舞踏を見るのは興味深かった。
これは当時朝鮮を支配した新羅王朝の宮廷や、後世の支配者の大宴会の際に演ぜられたもので、人間の
頭の少なくとも4倍はあろうかと思われる巨大な仮面を着けた5人の踊り手が、色彩した踊り手が踊った。
仮面は黒い口髭と以前ドイツで「インペリアル髭」と呼ばれた様に、下唇の直下にわずかにの髭を生やし
笑顔をたたえていた。
かなり精巧な仮面はどれも同じ型であったが、横も後ろも人間の頭そっくりに作られていたので、踊り手は
舞踏中観客の幻想を損なう事無く無しに、横顔や後頭部を見せる事が出来た。この舞踏の動きは起源が古い為か
仮面が大きすぎる為か分からないが、「長生豊宴」の踊りに比べて、いっそう格式ばっており、ゆっくりしていた。
始めに仮面舞踏の踊り手が登場した時は面白かったけれども、20分も踊りが続くと次第に興味は失われた。
珍しい事は何も起こらなかったし、我々の感じからすればニュアンスもろくに無い荘重な動きが長々と何時までも
繰り返されるだけだったからである。先の舞踏、25分続いた「長生豊宴」からも同じ印象を受けた。
続いて最後の舞踏が始まった。これは750年前、高麗王朝の時に出来た踊りで8人の踊り手がやはり彩色した絹の
衣装を着て登場した「舞と太鼓」と名づけられたこの踊りでは、朝鮮音楽の柔和な調子が短い間隔を置いて、一種の
太鼓を強く叩く時生ずる金属的な明るい響きで中断された為、生き生きとした感じが出てきた。この太鼓を叩く
楽師は踊り手の傍らに立っているが、踊り手に合わせて低い音で吹奏楽器を演奏する楽師は、後方に姿を隠していた。
この最後の踊りは前の踊りより幾らか活発であった。6分ほどで踊りが終わると、観衆は大喝采した。
取り合えず今回はここまでで後1回ほどの書き込みで終わるので >>819纏めサイト作るほどでは無いですし、
書き込みのペースが落ち1年1スレ位の消費となっている現状では、そんなに邪魔になっていないと思うのですが・・・
邪魔であったらすみません。