05/10/06 22:43:03 RKhPG81L
>>503
「朴章鉉における「檀君」」(「目白大学人文学部紀要 地域文化編」第一巻第一号51~64ページ所収)
の52ページに朴章鉉の書いた『海東春秋』が引用されています。
「檀氏朝鮮記 檀君、甲子十月三日誕降、戊辰十月三日即位、庚子三月十五日昇遐、
在位九十三年、寿二百十七年」
また56ページには以下のようにあります。
「又、『三国遺事』では檀君の寿は千九百八歳とされているところに比べるとはるかに
短縮され現実的な年齢に近づいているとは言える。しかし二百歳を越えれば普通の人間を
越えていることは言う迄もない。付言すれば当時は日本の支配下にあり日本の天皇の寿との
関係とも併せ考えることも求められよう。第一代の天皇とされる神武天皇は
神日本磐余彦尊と言われ前五八五年に一二七歳で没したと伝えられる。二百十七歳と
百二十七歳では単純な比較はできないものの、天皇の寿は当時の歴史教育などにおいても
そのまま信じることを求められた点からすると軌を一にしているといえよう。朴章鉉が
民族の自立と救済を考えてこの書を成したことを考えると影響なしとは言えない。」
(引用終了)
『海東春秋』では檀君の治世を47代に割り振っていることも付記します。
ただ、朴章鉉が創始者なのか、誰か他人の説に拠ったのかは未だ不詳のままであります。