05/12/27 12:35:15 oEgSVZ1Q
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韓国人の情にひかれて韓国学40年
日本の韓半島研究の権威者として自他ともに認める慶応大学の小此木政夫法学部長に
とって、2005年は、三重の意味で感慨深い年だ。
韓日国交正常化40周年であり、日本では荒廃地だった韓半島関連研究に足を踏み
入れて40年目であるうえ、彼の還暦の年でもあった。
「韓国の人々の情にひかれてここまで来ました。学問の研究と同時に、韓日関係の
改善という社会的役割を並行してきました。学者としてこれ以上幸せなことはない
と思います。『人生は60歳から』と言います。これからも、小さな役割を続けたい
と思います」。
研究者および言論人グループの「韓日社会文化フォーラム」と「韓国小此木研究会
(駒八会)」が26日、ソウル中区太平路(チュンク・テピョンロ)の韓国プレス
センターで開いた招請講演会場で、彼はこれまでの40年をこのようにまとめた。
小此木学長が、韓国と初めて出会ったのは、1972年、慶応大学博士課程の在学
中に延世(ヨンセ)大学と慶応大学の交流協定が結ばれ、その第1号として留学した
時だ。
韓国では、反日感情が依然として強く、日本ではひと言で言って「韓国には無関心」な
状況だった。2年の留学を終え、日本に戻った彼は、指導教授もなく一人で韓半島学を
開拓していったが、現在は、日本各地の大学に数十人の弟子を布陣するほどだ。
彼は、小泉純一郎首相の靖国神社参拝問題について、「日本の中でも、このままでは
いけないという声が大きくなりつつある」と話した。