■ハングル板の本棚■第11書架at KOREA
■ハングル板の本棚■第11書架 - 暇つぶし2ch694:北原白丁 ◆8TdpzK7GLw
05/12/26 09:45:37 P7li8xyQ
〔続く〕
『中国人の愛国心』は、日中関係の改善のため、日本人が理解すべき中国人の特性を、
四つのキーワードで紐解く、という構成をとる。一見ニュートラルな論調だが、事実の一部
だけを語ることで全体を見誤らせるミスリードが随所に仕掛けられている。
サヨクの常套手段はここでも健在だ。

著者・王敏は、1954年、河北省生まれの女性、現在、法政大学教授として多年日本に暮らし、
宮沢賢治研究など多数の著作をものしている研究者だ。相当の知日キャリアだが、この本で
訴えていることは、まるで中共工作員のようだ。ただし著者は、左翼思想家というより、
愛国者だと推察する。

著者が主眼とする「愛国」「歴史」「徳」「中華」「受容と抵抗」という四つのキーワード
解説は、実は重要ではない。主張に新味はないし、問題解決への展望もない。せいぜい
「鷹揚に構えて中国内の知日派を支援するべきだ」という程度に留まる。ひたすら「中華思想を
よく理解せよ」という「俺様主義」の別バージョンに過ぎない。その一方で、中国人が歴史を
歪曲して憚らない理由、国内の異民族を弾圧して憚らない理由、絶望的なまでの貧富格差、
蔓延する貪官汚吏には一切触れない。台湾問題にも一切触れない。これらの暗側面に目を被って
は、真に中国人を理解することはできないのにも関らず。


695:北原白丁 ◆8TdpzK7GLw
05/12/26 09:48:01 P7li8xyQ
〔続く〕
心に留めるべきだと思われた主張は、「受容と抵抗」考察に見る、中国人の近代化に対する強い
抵抗感だ。伝統を重んずる中国人は、近代化=西洋文明の受容がなかなか進まない。日本への
反発もこの一環であり、「韓流」に対する反発も「反韓国デモ」として噴出している、だから
、今後も一進一退を覚悟せよ、という主張だ。ならば、現在の改革解放路線への、近い将来の
大きな反動は覚悟する必要がある。

さらに恐ろしいのは、異文明を受容するのではなく、中国文明・文化を世界に発信することに
よって「融合」を目指そうという動きがあることだ。「漢語橋プロジェクト」といい、全世界に
「孔子学院」を100校創設することを目標とする。中国語を教えるという名目で世界に儒教思想を
普及させることを狙ったものだ。儒教の優等生・韓国を手始めに、立命館大学内に「立命館孔子
学院」設立の調印がなされるなど、計画は着々と進行中とのこと。つまり、世界の中華文明化
計画である。虚しい試みだが、もしもこれが成功したならば、地球が暗黒と停滞に包まれる
ことになる。

中華文明を世界から隔絶し近代化を阻んだ儒教に何の反省も持たず、その布教を「融合」と呼ん
で憚らない自己中心主義、その矛盾を感知できない著者の不明、これが中国人の限界だ。


696:北原白丁 ◆8TdpzK7GLw
05/12/26 09:54:44 P7li8xyQ
〔続く〕
『日本人と中国人 永遠のミゾ ケンカしないですむ方法』は、この長いタイトルに日中友好への
願いを込めた提言を示唆させるが、それは恐らく編集側の意向であって、著者の筆力はそこまで
到達していない。

著者・李景芳は、1956年、広西柳州市生まれ、曲折を経て日本人男性と結婚、現在は、各種教育
機関で語学教育の傍ら翻訳・通訳として活躍する中国人女性だ。『日本人と中国人』の王敏氏の
アカデミックなアプローチと比べると、庶民的、実際的な視点を強みとする一方で、大局的観点に
欠けるきらいがある。

著者の論旨は自身の体験に忠実であって、反日の意図は全く見られない。そうであるにも関らず、
本書冒頭に、見事なまでに無意識な対日工作の布石を打って、以後のページはその裏打ちを
兼ねつつ、綿々と私的体験と主観に基づく日中比較論を展開する。その対日工作とはこうだ。


697:北原白丁 ◆8TdpzK7GLw
05/12/26 09:56:28 P7li8xyQ
〔続く〕
あるとき、日本人の民族学者を中国南部の少数民族の住む辺鄙な集落に案内した時の体験。
村の長老に、往時の日本兵の残虐行為を語らせ、恩讐を超えて日本との友好を求める長老の
度量を示し、少数民族との融和をも誇示しつつ、素朴で暖かい人々の心に将来の夢を託す。
あるいは、著者の友人の家族の家に、日本人の夫と共に訪れた折、友人の母の父親が日本軍に
殺された話を語り、その恩讐を超えて家族同様の交際を続けようという彼女の寛容さに涙する、
そういった「物語」を通して、加害者=日本、被害者=中国という立場を堅固に再確認した上で、
中国人の寛容・善良な心を信じるならば将来の友好に希望が持てるのだとほのめかす。いわゆる
道徳性問題において日本を劣位に置く中国人の基本戦略は、ここにもしっかりと生きている。

一旦、日中の優劣確認が済んだ後は、著者の親日的側面が解き放たれる。中国の対日感情の劣悪さ
は反日教育によって再生産されていることも、即物的な感性しか持たない中国人の文化土壌の
貧困さも率直に語っている。また、中国人から見た日本人の不可解さ、誤解の原因もわかりやすく
述べている。

しかし結局のところ「日本人が中国で成功するには、中国人をよく理解せよ」という「俺様主義」
の是認は変わらない。中国人が自己変革すべきだという考えは微塵も見られない。中国人は永遠に
変われないということを再確認させられる。


698:北原白丁 ◆8TdpzK7GLw
05/12/26 09:58:02 P7li8xyQ
〔続く〕
『「日中友好」は日本を滅ぼす!』は、前の二冊とは全く趣を異にする、
中国人による反中国論説である。

著者・石平は、1962年、四川省生まれ、神戸大学で博士号取得の後、曲折を経て執筆・翻訳に
携わっている。動機は不明だが、著者の反中姿勢は明らかであり、中国人よりむしろ、黄文雄の
ような台湾人を彷彿とさせる舌鋒で中国を徹底的に批判する。本書での筆者の最終的な主張は、
西側先進国重視外交の再確認だ。

まず著者は、古代からの日本の歴史を振り返り、中国と関係すると国が乱れ、遠ざけると安定する
ジンクスを紹介する。【あの国のあの法則】中国版である。著者はこの「法則」はジンクスに
過ぎず証明不能とことわるが、以後の数章を費やして、近代以前にかの国と日本の関りが
もたらした諸問題と、中華文明を脱して独自の文明を築くことで手にした繁栄を確認する。

さらに、近代の確認作業にあっては、「脱亜入欧」と「アジア主義」の対立と変遷をつぶさに
考察する。日露戦争以降の「アジア主義」への傾斜、その頂点としての「大東亜共栄圏」に至る
経緯を、思想史的に振り返る作業は一読に値する。アジア主義は、苦闘の末に世界五大国の地位に
就いた日本を、自ら白人支配に対抗すべきアジアの代表者という被害者の位置に貶め、世界を敵に
回す愚策を犯した。日本が守るべきアジア、即ち中国は、信頼し守るに値する国ではなかった。
この矛盾は、満州という幻想を生み、日本を取り返しのつかない破局に導く。この経緯の考察も
読み応えがあった。


699:北原白丁 ◆8TdpzK7GLw
05/12/26 10:00:40 P7li8xyQ
〔続く〕
戦後、中国と断交し、日米関係を修復した日本は、高度成長を邁進した。しかし、中国と国交を
回復して以後の日本の対中外交は、一方的に譲歩しながら関係を悪化させるだけの最悪の展開を
辿る。さらに著者は、昨今の反日暴動は、歴史認識といった過去のわだかまりではなく、現在の
中国にとって日本が、尖閣諸島問題に顕著なように、領土やエネルギー権益を巡って敵国と映って
いることが背景と説明し、今後、中国の日本敵視はさらに増大すると予言する。

こうした背景を踏まえ、増大する一方の中国の脅威、すなわち、対外的には覇権主義の横行、
国内的には、経済破綻の予兆を見据え、中国と距離を置く必然を訴える。また、慮武鉉らが訴える
「東アジア共同体」が、いかに虚しい構想であるか、それを擁護する姜尚中の論説を逆手にとって
説く。それはまさに「アジア主義」の以上の悪夢、最悪の選択である。因みに著者は、中国が
自己変革を遂げる見こみは全くないことを、自明の前提として説明すらしていない。

東アジア(特定アジア)という桎梏にとらわれず「世界の中の日本という素直な自己認識を持て」
という著者の主張には、何ら無理がない。中国を見限り、縁を切れば良いばよい、
それだけのことだ。

以上。

700:北原白丁 ◆8TdpzK7GLw
05/12/26 10:02:38 P7li8xyQ
中華思想と現代中国
横山宏章  集英社新書

もう一つ、少し古いが、日本人の書いた中国解説書を紹介する。先に挙げた三冊に比べて、最も
露骨に華夷秩序を信奉する奇妙な一冊である。初出は2002年だが反日暴動を見た今も著者の強固な
洗脳は解けていないだろう。

著者の中国認識は、実は反中国論説と大差ない。それはこのように展開する。

現在の中国は、共産革命を経て変革したようでいて、本質は全く変わらず、近年はむしろ「伝統
中華」に回帰している。政治体制は、儒教的価値感に基づく徳治主義、即ち人治主義であり、
法治主義も三権分立も容認できない。人類の普遍的価値である個人の自由は尊重されず、中国的
民権だけが問われる。そこには言論の自由がない。外交政策は「以夷制夷」であり、対米戦略の
都合から日本に接近するとしても対等の外交はありえない。経済政策は「安内攘外」であり、
外資導入で力をつけた暁には攘外すれば事足りる。異民族弾圧支配は、「大統一」の美名で正当化
される。このように、伝統中華に回帰することは、世界的価値観との対立を深めるばかりだ。
これらの問題をどう克服していくか、中国共産党の指導力が問われている。

これだけの現状認識を持ちながら、著者の主張は信じられない方向に展開する。

中国の対日観は、中華文明に反して、西洋的な政党政治と三権分立を受れた「反道徳的」な
国であるという評価を認めろ。日本はかつて、道徳国家・中国を蹂躙するという「不道徳」を
犯したのだから、いかに軍事・経済的に優れても野蛮人であるという非難を受け入れよ。教科書
問題、靖国問題は、こうした対日観からして当然の要求だ。日本は、これらの指摘を謙虚に受け
入れ、反省しなければならない。華夷秩序に服するべき東夷・西戎・南蛮・北狄のうち、今も
中国にとって危険な存在は東夷・日本だけである。


701:北原白丁 ◆8TdpzK7GLw
05/12/26 10:03:54 P7li8xyQ
〔続く〕
一体、何を狂ったのかと戸惑うが、さらに台湾問題に至り、著者の論は末期症状を呈する。

台湾問題は、両国間に刺さったトゲである。その原因は、日本の「歴史観の欠如」にある。台湾
接収に際して「台湾民主国」宣言を無視したこと、台湾総督府支配は内地の議会制度と異なって
いたこと、霧社事件の隠蔽、民衆を虐殺した2.28事件を起こした国民党を支持していることなど、
日本は現実を直視していない。明らかに政治的意図があった李登輝の訪日に際しビザを発行した
ことなど、中国に反抗する日本の姿勢が招いた問題である。だが、今は焦る必要はない。台湾の
独立志向に圧力をかけ、国連への加入を阻む持久戦を続ければ良い。いずれ台湾は堪えかねて
軍門に下る。台湾問題は、もはや安全保障の問題ではなく、中華帝国の「面子」の問題だから、
ひたすら独立を阻止すれば良い。

目眩が起こる。著者は、蒋介石と李登輝を、同じ国民党の指導者としか見ていない。台湾人を
中国人と同一視しており、本省人と外省人の違いを全く理解していない。高砂族を忘れている。
これで「何が歴史観の欠如」か、笑止千万。


702:北原白丁 ◆8TdpzK7GLw
05/12/26 10:09:33 P7li8xyQ
〔続く〕
以後はお約束の、日本の戦争責任、靖国参拝、「つくる会」歴史教科書批判などを展開して、
いかに日本が中国の心情を理解していないかを確認し、多元的価値観の尊重という正論を盾に、
一方的な中国への譲歩を示唆して筆を置く。

著者の言葉にはないが、中国は、西洋諸国を、英国・美国・徳国などと尊称して性根の卑屈さを
露呈している。つまり華夷秩序のスコープは東アジアのみというのが本音だ。だから、台湾と
日本だけが問題なのだ。南北朝鮮は常に従順だ。アヘン戦争と日中戦争の扱いの違いもここに
ある。中国のいう「正しい歴史認識」とは、日本と台湾が中国の版図であることを認める作業
なのだ。従って正確な歴史検証に意味はない。まして「道徳性」は口実に過ぎない。

著者は、中国のアジア覇権主義を完全に理解している。日本を東夷と定義している。中国には
人権も民主主義もないことを原理から理解している。「真の謝罪による日中友好」などを夢想する
「良心的文化人」とは理解の次元が違う。これほど的確に中国の本心を把握しながら、なおも
日本を伝統中華に屈服させたい著者の真意は何か。左翼文化人の心の闇は、想像以上に暗い。

以上。

703:北原白丁 ◆8TdpzK7GLw
05/12/26 10:11:55 P7li8xyQ
休筆宣言

しばらくのあいだ、間欠温泉のような大量投稿でご迷惑をおかけしましたが、
書評ごっこはしばらく休もうと思います。

興味が中国に移っていること、
韓国の不可解さの背景がおおよそ見えてきたこと、
などから、ハングル板で何か言いたい欲求が薄れてきたためです。

しばらくしたら、また何か言いたくなって戻ってくると思います。
その時はよろしくお願いします。


704:マンセー名無しさん
05/12/26 11:16:32 DlmOoP1j
>>703
お疲れさまでした。
大変面白かったですよ。
これから本を探すときの参考にさせていただきます。
またいずれ再開してくださいね。
そのときを楽しみにしております。

705:マンセー名無しさん
05/12/26 11:17:37 3BfqH+jC
近刊
【韓国と日本 歴史教育の思想 増補版】
鄭在貞(著) すずさわ書店 2006/01

■著者紹介
1951年韓国生まれ。東京大学大学院人文科学研究科、ソウル大学校大学院
国史学科修了。現在、ソウル市立大学校国史学科教授。韓国近現代史専攻。著書に
「新しい韓国近現代史」がある。
---

この本は、1998年に出た同名の本の増補版とのことですが、この人の出してる他の
本などから判断すると、ウリナラマンセーな本かもしれません。

>>703
今まで多くの書評を投稿してくださって、ありがとうございました。

706:マンセー名無しさん
05/12/26 11:38:07 3BfqH+jC
近刊
【新版 在日コリアンのアイデンティティと法的地位】 明石ライブラリー85
金敬得(著) 明石書店 2005/12

かつて在日外国人の大半を占めた在日コリアンは、現在ではその比率が40パー
セントになった。60年の間に持ち上がった日本国籍の一方的剥奪、永住権を
めぐる問題、指紋押捺、戦後補償、地方参政権問題などへの在日コリアン第一号
弁護士としての取り組みと思索。1995年に出た同名の本の新版。

新版の刊行にあたって  はじめに

1 在日のアイデンティティ
 在日同胞二世の八・一五  ソウル雑感  私の“朝鮮人への道”  同化政策と闘う
 六八万在日同胞  M博士への手紙  なぜ本名を使えぬのか  「民族共生教育を
 めざす東京連絡会」の結成にあたって  在日同胞社会、半世紀の現況と課題  
 内外人平等の夢  自分を取り戻す道  最高裁大法廷判決をめぐって ― 東京都
 外国籍職員の管理職昇任試験拒否訴訟  在日問題と日韓関係の未来を考える

2 法的地位
 在日韓国人の強制送還問題  在日韓国人の指紋押捺  指紋裁判判決の批判
 外登法改正 ― 運動の意味と課題  在日韓国人の教員採用  「九一年問題」と
 在日韓国・朝鮮人 ― 日韓法的地位協定  在日韓国・朝鮮人の永住権 
 九一年日韓覚書後の法的地位の課題  在日韓国人の韓国における参政権
 地方参政権と在日同胞の役割  在日コリアンにとって国籍と地方参政権とは
 地方参政権、永住外国人も早く認めて  民族と国籍  韓国国籍法改正と
 在日韓国人  在外同胞法案を見て ― 望まれる本国参政権

3 戦争責任/戦後補償
 サハリン裁判報告  在日二、三世にとっての戦後補償  戦後補償問題の
 現状 ― 七・一五判決について  戦後補償、一時金だけで十分か  戦後
 補償とアジア・日本 ― 戦後補償と国籍差別

707:マンセー名無しさん
05/12/26 17:52:30 98Gfqqst
>>700
いかにもマルクスにかぶれた人って感じの論説ですね。
「分析は当たっているのに、処方箋は斜め上」を地で行っている気がする。

708:マンセー名無しさん
05/12/26 21:11:36 CYQ+aHCR
>>白丁様
お疲れです。
また何か機会がありましたら書評をお願いします。

>>694
>「愛国」「歴史」「徳」「中華」「受容と抵抗」という四つのキーワード
とありますが、5つに見えるのは私が酔っ払っているせいでしょうか?

709:マンセー名無しさん
05/12/26 21:44:24 3BfqH+jC
URLリンク(www.news24.jp)

ジェンキンス氏「告白」ドラマ化 桜井幸子さん「朝鮮語難しい」

拉致被害者・曽我ひとみさんの夫、ジェンキンス氏が書いた自伝「告白」がドラマ
化されることになり、26日に主人公の曽我ひとみさん役を演じる女優・桜井
幸子さんが出席して記者発表会が開かれた。

桜井さんは「曽我さんの顔を思い浮かべながら撮影に臨んだ」と話し、初めての
朝鮮語のセリフについては「短い期間で一生懸命覚えたんですが難しかったです」
と撮影秘話を明かした。

撮影は厳寒の新潟・佐渡島と韓国で行われ、韓国では、気温マイナス15℃の中、
雨のシーンも収録された。

ドラマは来年1月9日(月)午後9時30分から日本テレビ系列で放送予定。

710:マンセー名無しさん
05/12/27 00:42:09 axciMly4
歴史読本
2006年2月号
12月24日発売:定価:1,090円(税込)
特集
古代日朝関係史
URLリンク(www.jinbutsu.co.jp)
目次
URLリンク(www.jinbutsu.co.jp)


当たり前だが 奈良百済についての記述は無い




711:puku
05/12/27 01:01:29 c/Ow36b1
(まにゃさききんシナのん陰っでクンコカにかかかかすらってる暇ネイくなったれるのは確かにゃ............

712:北原白丁 ◆8TdpzK7GLw
05/12/27 08:29:41 sAcveNzn
>>708
> とありますが、5つに見えるのは私が酔っ払っているせいでしょうか?

わはは、私が酔っていたのでしょう。すみません。
ごひいきに、よろしゅう。

713:マンセー名無しさん
05/12/27 08:37:34 OXb3tHqR
ありゃ、北原氏引退ですか。
なかなかここまで完成度の高い書評を見ることはできないので楽しみだっただけに残念。
でも興味が移ってしまったのでしたらしょうがないですね。
確かにこれからの時代は朝鮮はスルーで中国を警戒した方が良いかもしれませんし。
あまり朝鮮と関わり合いになると法則発動するかもしれないしw
今まで充実した書評をありがとう。

714:マンセー名無しさん
05/12/27 12:24:38 RSxBatbx
中国板にも書評スレありましたっけ?

715:マンセー名無しさん
05/12/27 12:35:15 oEgSVZ1Q
URLリンク(japan.donga.com)

韓国人の情にひかれて韓国学40年

日本の韓半島研究の権威者として自他ともに認める慶応大学の小此木政夫法学部長に
とって、2005年は、三重の意味で感慨深い年だ。

韓日国交正常化40周年であり、日本では荒廃地だった韓半島関連研究に足を踏み
入れて40年目であるうえ、彼の還暦の年でもあった。

「韓国の人々の情にひかれてここまで来ました。学問の研究と同時に、韓日関係の
改善という社会的役割を並行してきました。学者としてこれ以上幸せなことはない
と思います。『人生は60歳から』と言います。これからも、小さな役割を続けたい
と思います」。

研究者および言論人グループの「韓日社会文化フォーラム」と「韓国小此木研究会
(駒八会)」が26日、ソウル中区太平路(チュンク・テピョンロ)の韓国プレス
センターで開いた招請講演会場で、彼はこれまでの40年をこのようにまとめた。

小此木学長が、韓国と初めて出会ったのは、1972年、慶応大学博士課程の在学
中に延世(ヨンセ)大学と慶応大学の交流協定が結ばれ、その第1号として留学した
時だ。

韓国では、反日感情が依然として強く、日本ではひと言で言って「韓国には無関心」な
状況だった。2年の留学を終え、日本に戻った彼は、指導教授もなく一人で韓半島学を
開拓していったが、現在は、日本各地の大学に数十人の弟子を布陣するほどだ。

彼は、小泉純一郎首相の靖国神社参拝問題について、「日本の中でも、このままでは
いけないという声が大きくなりつつある」と話した。

716:マンセー名無しさん
05/12/27 12:37:07 oEgSVZ1Q
>>715 の続き)

「小泉首相は、米国との関係さえ円満なら、万事OKだと考えるが、日本がアジアで
孤立した場合、結果的に米国との関係も悪くなります。アジアでリーダーシップの
ない日本は、米国にとっても重要でない存在となりうるからです。最近、米国国内でも、
靖国参拝問題に対する批判論が出ている理由がそれです」。

小此木学長は、これからの韓日関係について、「民族主義と歴史問題の克服に向けて、
両国ともに楽観的な現実主義を勧めたい」と述べた。韓日両国は、宿命的な敵対
関係ではなく、競争関係であり、民主主義と市場経済、そして米国との同盟という
3つを共有しているめずらしい関係だということだ。
---

韓国政府に対して「歴史の捏造をやめろ」と言いたいですね。

717:マンセー名無しさん
05/12/28 08:01:15 pm/xDppi
本ではないんですが、昨日(12月27日)の読売朝刊14面に、韓国農水産物流通
公社が出した、韓国産キムチに関する一面広告が掲載されてますね。

 韓国キムチは発酵食品
   日本の納豆と同じ発想

 おいしさと栄養を両立

 韓国産キムチの最大の特徴は発酵食品であるということ。これは日本の納豆と
 同じで、発酵菌を使った健康食品といえる。発酵食品、中でもキムチの乳酸菌は
 整腸作用が強く、抗菌作用にも優れている。また、キムチの場合は野菜主体の
 原材料のためビタミンや食物繊維が豊富であることも見逃せない。他にも血圧
 調整や動脈硬化の予防、体脂肪の減少やダイエット、肌の老化防止にも効果的
 との報告がある。とはいえ、なによりも魅力的なのは、やはり納豆と同じく発酵
 食品ならではの旨み。特に肉類とは抜群の相性を示すと言えよう。おいしくて、
 しかも体にいい。キムチは日本人にとっての納豆のように、伝統文化の中から
 生まれた栄養満点の発酵自然食品なのだ。

このほかにも、いろいろと書いてあるんですが、寄生虫の「き」の字も書いてあり
ません。

718:マンセー名無しさん
05/12/28 17:51:31 TUglGXyf
「歴史認識を乗り越える」を読んでセンターの皮を被った
サヨ本だと思ったら、すでに指摘されてましたか。



719:香里園の守護神 ◆NEaRDPrK/Y
05/12/28 19:21:42 O3Q5gkFn
>>687-688
感想ありがとうございます。

「悪の帝王学」という見方は私も当を得たものと思います。

この本に書かれている金日成の権力掌握過程は細部はともかく、
大筋は他の資料でも確認されていることですし、金日成の権力掌握が
ソ連の後押しのみならず、金日成本人の「辣腕」と、反金日成勢力の
足並みの乱れによる所が大きかったことも多くの人の指摘するところで、
その点では「奇書」ではないといえるでしょう。

ただ、具体的な事実関係に関しては、他の書物とは異なっている箇所が
少なくない。そこをどう見るかが私の抱いていた問題意識だったのですが
確かにこれはそう簡単に評価できるものでもないでしょうね。

(あと、反金日成勢力の側にも足並みの乱れや内部対立などの問題があった
ことにはあまり触れていないように思えた。)

ちなみに李英和氏によれば、「8月宗派事件」当時、平壌市民の間にも
事件の話は広まっていたが、皆日和見を決め込んでいた、それで
後に多くの人々が「あのとき立ち上がっていれば」と後悔したとのこと。
あのような独裁体制が朝鮮本来のものという主張は当たっているのかも知れませんね。

720:香里園の守護神 ◆NEaRDPrK/Y
05/12/28 19:29:01 O3Q5gkFn
>>698-699
この本はまだ手にしていませんが、

>日露戦争以降の「アジア主義」への傾斜、その頂点としての「大東亜共栄圏」に至る経緯

これについては私自身も興味を抱いているところです。大アジア主義の歴史は
以前私が>>529などで述べた日本の国家社会主義経済化とも密接に関連している
こともあって興味深い。

大アジア主義といえばこんな書物もある。書店で通し読みしてみたところ陰謀論の
色彩は濃いが大アジア主義の理想と現実の本質を掴んではいると思いました。

海野 弘、陰謀と幻想の大アジア、平凡社、2005。
URLリンク(www.amazon.co.jp)

しかし、今の保革両翼の論客も大アジア主義から抜け出せないのはどうにかならんものかと思いますね。

保守派は韓国に関しては脱亜方向に大転換してるようですが、
スレリンク(korea板:50番)
で書いたように根本的な思考様式は変わってない印象をうける。

まして「左翼」は「大アジア主義」を批判しながら今なお自ら「大アジア主義」に嵌っているように思える。
彼らは「侵略史観」に囚われて「大アジア主義」の理想と現実とを正しく理解できないために、
自らが攻撃する先人の過ちを踏襲してしまっているのではないかというのが私の分析です。


それはさておき、今まで多くの書評お疲れ様でした。では。

721:マンセー名無しさん
05/12/29 08:07:43 +oqBRHFU
一昨日、日帰り出張の暇潰しに買った本
「小泉純一郎宰相論」屋山太郎著
この本では、郵政民営化の話から始まっていて、
小泉内閣で決定的なことは今までの根回し主義から
多数決原理の導入により意志決定を速くした点。
韓国を含む中華圏から離れたと言うことにも言及している。
ISBN4-7593-0905-5

「闘え、日本人」日下公人著

主に外交について。ナアナアで押えようとすると
却って相手国まで不幸にしてしまう。
中国は近代国家としての外交は下手。
バランサーとなるためには二位と三位が束になっても
かなわないぐらいの力のあるかつてのイギリス程の力が無いと
イタリアのように道化になってしまう。国際的には嫌われ者になる等。
少子化歓迎論、アメリカのテロ国家化等いつもの論調は健在。
ISBN4-7976-7139-4

ちなみに、この辺の本は錦糸町の本屋でコーナーつくって
平積みになってた。

722:マンセー名無しさん
05/12/29 20:47:17 wKK1qzoY
【鎌倉 ― ソウル 2328キロを歩く】 講談社+α新書
間宮武美(著) 講談社 2005/10

鎌倉から韓国ソウルまで2328キロという距離を歩いた著者が、旅を通じて
定年退職後の自問自答の毎日から、新たな道を歩き始めるまでを綴った記録。
徒歩の旅の装備や見知らぬ街の上手な歩き方も紹介。

■著者紹介
間宮武美
1944年、東京都に生まれる。1969年、慶応義塾大学商学部を卒業。広告会社の
博報堂で約30年間、営業職として国内外の企業を担当。1999年、ソウル駐在員
事務所初代所長として韓国に赴任。日韓両国政府が行った「日韓交流祭」「韓日交流
祭」の運営に携わり、2004年8月、定年退職。2005年3月~5月、鎌倉から韓国ソウル
まで2328キロを踏破した。

723:マンセー名無しさん
05/12/30 09:49:46 PZr2dVyf
国際情勢を擬人化しつつ風刺するという設定で、有志の手によってSSやイラストが
作られてきたWEB小説「ニホンちゃん」が、サンデー出版より書籍化されるそうです。

> あの「2ちゃんねる」発の国際情勢風刺SSが書籍に!
> 可憐でちょっと弱気な美少女・ニホンちゃんと、一癖も二癖もある地球町の住人
> たちが繰り広げる、涙あり笑いありの短編集。
> これを読まずに文化的宗主国の国民を名乗れないニダ!!

ニホンちゃんガイドブック
URLリンク(www.jbook.co.jp)

発行年月 : 2006年01月
発. 売. 元 : サンデー社
定    価 : 1575円

ニホンちゃん外伝製作委員会(仮)
URLリンク(publishnihon.hp.infoseek.co.jp)

724:○
05/12/30 19:57:58 RC1zq3Es
>>24


 典型的な悪文。読み終えるまでに三週間掛かった。
 読んでいて脳みそが痒くなってくる。著者の主張を要約しようと思ったのだけれど、眩暈がしてきた諦めた。
 著者紹介を見ると文学部卒で韓国哲学専攻との事。まあ、哲学屋さんらしいと言えば、らしいのだが、もうちょっと他人(しかもお金を払ってる!)に読んで頂くと言う発想を持って欲しい。
 著者には、年末年始の休みを利用して、日本のライトノベル百冊読み込む事を厳命したい。

 一応内容にも触れると、>>690でも紹介されている様に、基本的にサヨク系の視点に立脚。本来学問というのは、「FACT=事実」に基づいて理論を組み立てなければならないし、前提条件や言葉の定義は厳密・慎重に行う必要がある。

 それなのに小倉は、日本が一方的な侵略者であり、東アジア共同体を作らねばならない、と言う大前提を暗黙裏に展開し、その上で歴史認識を併せる為の方法を、あーだこーだと並べ立てている。
 根拠となるデータを提示もせず、資料を引用する事もなく、只ひたすら十分の主観と脳内妄想を論拠として理論を展開している。阿呆としか言いようがない。

 南北朝鮮と支那中共―いわゆる極東三バカ、あるいは特定亜細亜に対して歴史認識を併せる必要性など欠片もない。日本は、ただひたすら歴史的事実を科学的に追求しつつ、内政干渉を排していけばそれで良いのだ。

725:○
05/12/30 19:58:34 RC1zq3Es
 ↑文頭の>>24は間違い……_| ̄|○

726:マンセー名無しさん
05/12/30 22:02:26 PZr2dVyf
>>725
『韓流インパクト』ではなくて、『歴史認識を乗り越える』のほうですね。

727:マンセー名無しさん
05/12/30 22:15:45 PZr2dVyf
>>706 で紹介した本を執筆した金敬得氏が、お亡くなりになったようですね。
---

URLリンク(headlines.yahoo.co.jp)

<訃報>金敬得さん56歳=弁護士

金敬得さん56歳(キム・キョンドク=弁護士)28日、胃がんのため死去。葬儀は
親族のみで済ませた。有志による「しのぶ会」を開催予定。自宅は非公表。喪主は
長男昌浩さん。79年に弁護士登録し、戦後の外国籍弁護士第1号となった。
在日韓国・朝鮮人をめぐる人権や戦後補償の訴訟を数多く手掛けた。

728:マンセー名無しさん
05/12/31 00:07:44 rB3I6aV8
レイプ揉み消しがくたばったか…

出来るだけ苦しんでから死ぬべきカスだったのに

729:マンセー名無しさん
05/12/31 20:24:55 tkMK9Bv4
近刊
【環境共同体としての日中韓】 集英社新書
寺西俊一、東アジア環境情報発伝所(編) 集英社 2006/01/17

730:マンセー名無しさん
06/01/01 08:46:38 iA+Y7dsT
新年あけましておめでとうございます。

本日の朝日新聞の社説のなかに「嫌韓」なんて言葉が入ってますよ。

URLリンク(www.asahi.com)

空前の韓流ブームは救いだが、一方で『嫌韓』の言葉を冠した漫画が何十万部も
売れている。インターネットにはさらに激しい言葉があふれる。冷静さを欠いた
言論は、まるで国内のいらだちを外に吐き出しているかのようだ。

731:マンセー名無しさん
06/01/01 09:12:25 fQmmj/gn
>>730
今年も相変わらずだな~、安心したw

732:マンセー名無しさん
06/01/01 09:45:08 iA+Y7dsT
近刊
【皇室特派留学生】
武井一(著) 白帝社 2006/01/13

1904年、大韓帝国皇帝は自国の近代化のために日本に留学生団を派遣した。
日清戦争、日露戦争という激動の時代の中で揺れる韓国特派留学生たち。
彼らの半生を学校生活に重点を置き、卒業後の足跡まであらゆる史料、記録を
駆使し、克明に辿る。
民族の解放までの軌跡、伝え・残すべき真実が100年の歳月を経て、鮮明に蘇る。

この本に関する韓国・東亜日報の記事。
URLリンク(japan.donga.com)

733:マンセー名無しさん
06/01/02 14:18:11 vqNXHqIj
【ヨン様川柳】
林えり子(他/編) グラフ社 2005/12

「冬ソナの旅から妻が戻らない」 
ヨン様に関する句の中から厳選した85句の川柳を、日本語と韓国語それぞれの
訳を見開きページで収録。
韓国の人に向けて川柳の解釈も掲載、さらに愉快な漫画つきで楽しさ3倍のユニー
クな川柳集。

734:マンセー名無しさん
06/01/02 14:26:35 vqNXHqIj
【帝国と暗殺 ― ジェンダーからみる近代日本のメディア編成】
内藤千珠子(著) 新曜社 2005/10

近代の国民国家は活字メディアを通して「想像の共同体」として形成されたという
のは、B・アンダーソンの説ですが、本書は、明治期の新聞・小説・広告などに
頻出した、病いや血や女性身体、植民地をめぐる、差別と定型の物語を題材に、
日本という国が立ち上がってきた過程をさぐります。
さらにそれが、閔妃(朝鮮王妃)暗殺、伊藤博文暗殺、明治天皇暗殺計画としての
大逆事件といった、定型をはみ出す「暗殺」の物語になだれ込んでいく過程を追い
ながら、メディア共同体の欲望、近代の背理をえぐり出します。
近代日本の国民国家形成の物語にジェンダー、物語論から迫った、気鋭の力作です。

■著者紹介
〈内藤千珠子〉1973年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士号取得。
日本大学、工学院大学、早稲田大学などで非常勤講師。共著に「文化のなかの
テクスト」ほか。

735:マンセー名無しさん
06/01/02 14:32:28 vqNXHqIj
【近代のかげ ― 現代韓国社会論】
金東椿(著) 水野邦彦(訳) 青木書店 2005/9

植民地化と南北分断・冷戦構造の中で、「近代」の過剰と脆弱を抱え込んだ韓国社会。
その歪みを見据え、「近代性」自体をも批判的に検討。
「敗戦60年」と「解放60年」 ― 「近代の完成」と「脱近代」を模索する。

■著者紹介
〈金東椿〉1959年韓国生まれ。ソウル大学大学院社会学博士課程修了。社会学
博士。聖公会大学校(ソウル市)社会科学部副教授。著書に「米国のエンジン」「独立
した知性は存在するのか」など。

736:マンセー名無しさん
06/01/02 14:40:03 vqNXHqIj
【中国・韓国 反日歴史教育の暴走】
黄文雄(著) 海竜社 2005/8

都合の悪いことはひた隠しにして国民の目をそらす中国、自国の責任を直視せず
「親日派」粛清に奔走する韓国。
このまま日本は黙っていていいのか! 
中国・韓国の歴史教科書から見た、反日歴史教育の実態と歴史歪曲のすべて。

737:マンセー名無しさん
06/01/02 14:42:18 FLwE4BJO
>>720
まぁ、健全な英米派(≒鎖国論者。英米協調は鎖国論の一変種と言うのが自分の見解)
が財閥解体と共に死に絶えたから・・・では?とは思う。

738:マンセー名無しさん
06/01/02 14:48:38 vqNXHqIj
近刊
【海峡の虹 ― 日朝の架け橋雨森芳洲】
小西健之助(著) 新風舎 2006/1

五代将軍徳川綱吉の時代、木下順庵に学び、対馬藩に召し抱えられた儒学者・雨森
芳洲は、唐語、朝鮮語を学び、鎖国下の江戸時代で朝鮮との友好外交に尽力した。
同門の新井白石との確執からも読み取れる彼の思いは…。

■著者紹介
〈小西健之助〉1927年生まれ。大分県出身。京都大学文学部卒。報知新聞大阪
本社文化部長を務めるかたわら文筆活動に入る。1988年第12回歴史文学賞
佳作入選。

739:マンセー名無しさん
06/01/02 14:54:05 vqNXHqIj
【沙也可 ― 義に生きた降倭の将】
江宮隆之(著) 結書房 2005/12

この戦さに大義などない ―。
謎のベールに包まれた武将・沙也可をモデルに、秀吉の朝鮮出兵が招いた凄惨な
戦いの中で、祖国を捨て、朝鮮の民とともに生きる道を選んだ鈴木孫次郎と雑賀
衆の姿を描いた大河小説。

■著者紹介
江宮隆之
1948年山梨生まれ。「経清記」で第13回歴史文学賞受賞。植民地時代の朝鮮で植林
事業を行い、陶磁器や工芸品を通して朝鮮の民族文化を日本に紹介するなど、日韓
交流に大きな足跡を残した浅川巧を描く『白磁の人』で第8回中村星湖賞受賞。

740:マンセー名無しさん
06/01/02 15:07:59 vqNXHqIj
【紅玉】
後藤竜二(文) 高田三郎(絵) 新日本出版社 2005/9

りんごの季節になると、じいちゃんはその日のことを子どもたちに語りつづけた ―。

戦争が終わった年の九月。収穫間近のりんご畑がおそわれた。朝鮮や中国から
むりやり連れてこられ、炭坑で働かされていた人びとだった。目をぎらつかせ、
赤いりんごにかぶりついていた ―。北海道の広大な自然。そこでひたむきに生きた
農民が見た戦争のすがた。中国や朝鮮の人びととのふれあいを鮮やかに描いた
自伝的絵本。
---

日本共産党の出版社が出した絵本だそうです。

741:マンセー名無しさん
06/01/02 15:18:59 vqNXHqIj
【名を喪って】
リチャード・E・キム(著) 山岡清二(訳) ユイプラン 2005/9

日本統治下の朝鮮で、徹底的な差別を強いられる少年。戦争の愚かさ、人間の
尊厳、家族の広く深い信頼と愛情、真の教育、そして勇気。
そのすべてが描かれた美しい物語。韓流のDNAを知る一冊。

■著者紹介
リチャード・E・キム
ベストセラー小説「殉教者」(1964年)で、米国文壇にゆるぎない地位を確立した
韓国出身のアメリカ人作家。1932年現北朝鮮に生まれ、日本統治下で少年期と
青春初期を過ごす。ソウル国立大学を経て1954年に渡米。ミドルベリー大学、アイ
オワ州立大学で、文学修行に励み、処女作「殉教者」を著わす。ハーバード大学で、
文学修士号を得て後、1969年からマサチューセッツ州立大学、シラキュース大学、
ソウル国立大学で、教授をつとめるかたわら、創作、評論に多彩な活動を行っている。

■訳者からのコメント

本書は、自伝物語の形式を用いた「創作」と著者リチャード・E・キム自身は説明
しているが、ノンフィクション作品とする受け止め方が一般的だ。日本統治下の
朝鮮で徹底的な差別を強いられた少年時代が淡々と叙述されている。そこに一貫
して流れる主題は「加害者」としての日本帝国であり、この「原点」を直視すること
なにしわれわれ日本人が朝鮮半島との交友を語ることは許されないだろう。

原作者のキム氏は自著について多くを語りたがらないが、「ニューヨークタイムズ・
ブック・レビュー」誌の書評が指摘するとおり、本書は、「憎しみではなく愛の詩」で
ある。母方の祖父がキリスト教の牧師だったことを知るにつけても、訳者には、キム
氏が本書で暗示する本当のテーマは「敵を赦す」ことだったのではないかと思えて
ならない。

742:マンセー名無しさん
06/01/02 15:20:03 vqNXHqIj
>>741 の続き)

本書はリチャード・E・キム氏著「Lost Names」の全訳であり、その初版は『名を
奪われて』の書名で1972年2月9日、サイマル出版会から刊行された。幸い多くの
読者のご支持を得て何度も版を重ね、『名を喪って』と改名した新装版を出すなど
して健闘していたが、版元が1998年に倒産したため絶版状態が続いていた。

このたびいわば「復刻版」の刊行が可能になったのは、発行所・結工房代表の井本
幸夫氏の時代感覚と問題意識に負うところが大きい。偶然の機会に拙訳を読んだ
井本氏は、この本を絶版のまま放置しては置けないと決意、今回の出版となった。
本書の「再発掘」を刊行された井本氏の見識と勇気に、訳者としては最大限の敬意と
謝意を表したい。

743:マンセー名無しさん
06/01/02 15:25:00 vqNXHqIj
【カチの声】
兪華濬(著) 佐賀新聞社 2005/8

長年日本で暮らしてきた著者が、日常的な題材をもとに、ジャーナリスト的な
視点からもつれてしまった日韓友好の糸をもとに戻そうと綴ったコラム。
10年間にわたる『佐賀新聞』連載をもとにまとめる。

744:マンセー名無しさん
06/01/02 15:32:25 vqNXHqIj
【クイズウルトラ人権100問】
辛淑玉(監修) 人材育成技術研究所(編) 解放出版社 2005/12

在日外国人は税金払ってない? エスキモーって誰のこと? 
人権研修を少しでも興味を引き、理解しやすいものにするために、100問の
クイズを出題。
基礎・応用・専門・総合編に分け、人権研修での様々な活用法を提案する。

745:マンセー名無しさん
06/01/02 19:31:00 etnSvl9a
>>732

お、洪思翊中将が確か大韓帝国時代の留学生だったな -と、思ったら府立一中限定?

746:香里園の守護神 ◆NEaRDPrK/Y
06/01/02 23:57:06 96IuBsBG
>>737
戦前著しい貧富の格差をもたらした経済的な自由放任主義はともかく、精神的な自由放任主義という面では
人権擁護法案だの、ネット実名制だの浮上してる今こそ復活すべきだと思うけどね。

747:マンセー名無しさん
06/01/03 08:37:57 1YDMxK3t
【倭国と渡来人 ― 交錯する「内」と「外」】 歴史文化ライブラリー199
田中史生(著) 吉川弘文館 2005/10

古代日本の「外」からやって来て、列島に大きな影響を与えたといわれる渡来人。
われわれは今、その「内」なる「日本」をどう捉えるべきか。
倭国と国際社会の関係を人・モノの移動から眺めれば、「古代のわが国」という
イメージとは全く別の、社会や境界が浮かび上がる。
民族・国境を超えて、知識や技術が伝来し受容されるさまに、東アジアの交流史を
知る。

■著者紹介
田中 史生
1967年、福岡県に生まれる。1996年、國學院大學大学院文学研究科日本史学専攻
博士課程後期修了、博士(歴史学)。関東学院大学経済学部助教授。

748:マンセー名無しさん
06/01/03 08:42:25 1YDMxK3t
【神につかえた女性たち ― 天照大神は夫余神なり】
皆神山すさ(著) 碧天舎 2005/7

天照大神のルーツは高句麗の神話にあり。
日本神話の源流を探る古代史の旅。
日本神話を東アジアの神話と比較検討した結果、大胆な見解に至った経緯を丹念な
構成で論理展開。

749:マンセー名無しさん
06/01/03 08:49:15 1YDMxK3t
【金正日に正しいメッセージを!】 虎ノ門DOJOブックス
平田隆太郎、島田洋一、李英和、惠谷治、西岡力(著) 自由国民社 2005/10

「単独制裁は効果がないのでは?」「弱い立場にある北朝鮮人民を苦しめることに
なるのでは?」等といった「神話」的言論を論破し、経済制裁の疑問に答える。
巻末に元北朝鮮工作員の拉致被害者目撃・伝聞情報を付す。

750:マンセー名無しさん
06/01/03 08:51:54 qbuOo7o+
>>741-742
韓国の歴史教科書に学習資料として、
「在米同胞リチャード金の自伝的小説」が
掲載されている理由が謎だったが、

>米国文壇にゆるぎない地位を確立した 韓国出身のアメリカ人作家。
 ^^^^^^^^^^^^^^^^^
こういうわけだったか。

751:マンセー名無しさん
06/01/03 08:55:25 1YDMxK3t
【秘伝 金日成の長寿健康法 ― 自然の力で心と体が若返る】
石英煥(著) 鄭銀淑(翻訳) 東洋経済新報社 2005/9

著者は北朝鮮で、金日成主席らのための長寿研究で知られる基礎医学研究所に
勤務し、高麗医学の真髄を学んだ。
高麗医学に受け継がれてきた、自然療法と民間療法に基礎を置いた予防と治療の
方法を紹介する。

■著者紹介
石 英煥
北朝鮮・平壌医学大学高麗医学部卒業後、高麗医師資格を取得し、基礎医学研究所
(金日成長寿研究所)研究員として高麗医学の神髄を学ぶ。社会安全省八八号病院の
軍医として勤務していた1998年に韓国に亡命。2001年、韓国の韓医師試験に合格し、
北朝鮮出身者として、韓国で初めて南北の漢方医資格を取得する。現在、南北朝鮮
の漢方医学を組み合わせることで人々の健康に貢献したいという夢を抱きながら、
ソウルに開業した漢医院で予防と治療を行っている。

752:マンセー名無しさん
06/01/03 10:46:24 1lO+GSqy
490kbを越えたので、そろそろ次スレ宜しくお願いします。

753:○
06/01/03 15:17:59 4iu5uYR4
>>748

 謝れ! 僕の大好きな天照るタンに謝r(ry

 と言うか、高句麗の神話ってあったんだ。それも日本より前に?

754:マンセー名無しさん
06/01/03 15:28:36 wsuC6Myu
>>753
日本書紀が720年、神話自体はそれ以前からあるわな。
高句麗神話は三国史記で1145年に書かれたのが最古だが、
こっちも神話自体はもう少し前からあったもんだろうから、日本より前かは分からん。
(まあ、少なくとも高句麗建国が神話に出てきてる以上、高句麗建国後の事だろうから、
紀元前37年以降であるのは間違いないが)
にしても高句麗の建国神話と日本神話では似ても似つかないが、どういう比較をしたんだ?
まさか初代王の母が太陽の光で身ごもったとかいうのを、天照大神とひっかける気か?
読んでみないことには分からん。

755:マンセー名無しさん
06/01/05 17:19:11 LupZazah
質問スレで紹介を受けましたので、こちらで伺います。


いわゆる「戦争責任」なるものについて、法的側面や倫理的側面から、
体系的に説明してくれる書籍をご存じありませんか?

図書館で「戦争責任」で検索すると、日本軍糾弾みたいなのばかり出てきたんです。

戦争を起こしたことの責任
戦争によって敵国に被害を与えたことの責任
それらについての賠償を行う責任

これらの考えを整理したいのです。

いわゆるサヨクの言説だと、日本が戦争を起こしたことは、
とにかく悪いことで、とにかく反省して、とにかく詫びなければならない、
という論調ですが、
何をしたことが、どのように悪いのか、これをはっきりしないままでは
責任も取れないし、反省のしようもない、と思うようになりました。

よろしくお願いします。

756:マンセー名無しさん
06/01/06 10:50:20 NNBjABM8
 そもそも「戦争責任が無い」という立場の人が
「無いということ」を法的側面や倫理的側面から体系的に書くのかな
という気はします。戦争自体違法なものではありませんし、
違法でないものの責任云々を改めて論ずることも無いということですので。
個別事象としての「戦争犯罪」にかかわる物はたくさんありますけど。

 一応参考として次の本を挙げておきます。

読み物的に読めるものは、
小室直樹 色摩力夫『国民のための戦争と平和の法』
  総合法令 1993初版

スタンダードな戦時国際法の本を読むのも良いかと思います。
足立純夫『現代戦争法規論』啓正社 昭和54年初版
田岡良一著 小川芳彦改定『国際法』 勁草書房
 
立作太郎 や 信夫淳平のものも入手は困難ですが、
若し公立図書館で閲覧可能でしたらお勧めします。

757:マンセー名無しさん
06/01/06 15:19:23 8slfN8xs
>>756
755です。文献のご紹介ありがとうございます。

私は「戦争責任が無い」という主張にくみしたいわけではなくて、
それ以前に、戦争責任って何? ということすら分かっていない段階です。
まずは、ご紹介の本で勉強してみます。

758:マンセー名無しさん
06/01/06 20:43:00 odyqEP9F
戦争責任とは戦争に負けた責任。世の中勝てば官軍負ければ賊軍。
ドイツと協力してソ連を潰さなかったのが敗因。

759:マンセー名無しさん
06/01/06 21:37:58 JsyM/m/d
>>757
もし戦争というものに戦争責任がつきものなら、日清戦争の戦争責任とか、日露戦争の戦争責任とか
そんなものが議論されてもよさそうなものなのに、そんな事、ほとんど誰も言わないでしょう。

総理が靖国に参拝すると政教分離問題が議論されるけど、毎年正月の伊勢神宮への参拝では
議論されないのとよく似てます。

要するに特定の対象について言挙げしたい人が議論してるだけなので、その議論をしている人々自身が
その理論を普遍化するつもりもないし、普遍化するとあちこち齟齬が生ずるので特定対象攻撃専用の
理論として純粋化して、他では役に立たない理論になってしまってる・・・そんな気がします。

760:puku
06/01/07 02:48:34 JfD4FrEx
よおはとおきょう裁判かんっけの本よ読むんでみっののっが既知。
あとWIllLのを頼むんで見るのも良いか。

>>759
あと公明。ざにっちカルトすうだんがイルボン国せいにくみこんでるにつゅゆいて

761:マンセー名無しさん
06/01/07 13:14:36 qiVn/QZu
>>746
ついでに言えば、何故、シーパワー側に付くことが鎖国論の延長線上に
有るのかをきっちり説明できる人もね。
(これが出来る骨太の民族派右翼は居なくなって久しい。)

762:マンセー名無しさん
06/01/07 20:58:02 cfEbrcoU
>>759
長谷川三千子「正義の喪失」


763:マンセー名無しさん
06/01/08 13:49:02 oh5C4KyL
「世界」2月号
URLリンク(www.iwanami.co.jp)

開花する「Jナショナリズム」―『嫌韓流』というテクストが映し出すもの
  中西新太郎 (横浜市立大学)
URLリンク(www.iwanami.co.jp)


764:マンセー名無しさん
06/01/09 16:33:28 2pIPl72X
スレ違いかもしれんがお耽美系や少女漫画とかで登場する吸血鬼モノ漫画、小説で

自分が吸血鬼であることを受け入れられなくて内向的で他の吸血鬼の残虐な行為をまるで自分がしたことのように受け止める自虐系と
必要以上に高慢でプライドが高すぎて人間のことを家畜扱いするがホントは1人が嫌で内心、他人にかまって欲しいかまってちゃん系の
2種類しかいないがこれって似てないか?

765:マンセー名無しさん
06/01/09 16:51:47 Dad+qVDa
悲惨な文章力、支離滅裂な論理、傍若無人にスレに割り込んでくるのは、あれか。

766:X-4+  ◆gLDuODoLLs
06/01/09 17:21:01 KWRPHxoD
>>764
漫画スレへの誤爆?
と聞いてみるテスト。

767:マンセー名無しさん
06/01/09 18:54:30 8tZdh0pA
日本人に謝りたい
~ あるユダヤ長老の懺悔 ~
─ユダヤ長老が明かす戦後病理の原像─
URLリンク(inri.client.jp)

ν速で面白い本が紹介されてた。知ってる人は知ってるのかな。
一歩引いてみても、ハマっても面白い。


768:マンセー名無しさん
06/01/09 19:11:13 briIhzs/
趣は少し変わるけど早坂隆著「世界の日本人ジョーク集」(中公新書ラクレ)は、ハン板ではもう話題になったのかな。
2002年のW杯の名称が「ジャパン・コリア」ではなく「コリア・ジャパン」になったことについて、
著者の知人のルーマニア人の反応について、以下抜書き。

「日本と韓国を並べるのなら、日本、韓国の順になるのは自然なことだろう?
韓国、日本だと違和感があるな」
「たとえば、フランスとベルギーが共催したとするだろう? その大会名は『ベルギー・フランス大会』
というより『フランス・ベルギー大会』となるのが、何と言うか、自然だと思わないかい?」
「まあ、『ベルギー・フランス大会』となったって、それでフランスのイメージが落ちるとか、
そんなことはないし、それでフランス人がいちいち怒るとも思えない。
でもさ、とにかくそんなこと、大して気にすることでもないと思うけどな」

769:㈲崩落建設 ◆Ul8AQDENPA
06/01/09 19:12:57 gES/v667
依頼スレにて依頼ありましたので。

■ハングル板の本棚■第12書架
スレリンク(korea板)

770:マンセー名無しさん
06/01/10 07:43:09 yp8R/G5s
>>769
ありがとうございます。

771:○
06/01/12 00:04:38 alrEyuJk
 今週号の週刊少年マガジン掲載『さよなら絶望先生』(久米田康治)のオチが極東三バカな国の話。

772:マンセー名無しさん
06/01/12 00:22:32 yHcOSI5W
>>767
神保町の書泉グランデ4階においてある。日新報道ってのは結構鋭いよ。

773:マンセー名無しさん
06/01/14 10:32:18 uvJEWz1E
nayuki発売日4/19にズラすみたいだね。


774:マンセー名無しさん
06/01/17 13:38:45 1+tazmcZ
URLリンク(www.amazon.co.jp)
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ベストセラー『マンガ嫌韓流の真実! <韓国/半島タブー> 超入門』の続編がついに
登場! 
ネット報道、キテレツ写真、統計で現代韓国人のリアルな生態を炙り出す。
焼身デモ、パクリ先進国、まれに見る人権感覚/衛生観念、整形癖、IT中毒の
事件簿、ES細胞捏造スキャンダルの顛末、『マンガ嫌韓流』批判で偽装報道……
もう笑い飛ばすしかない、アホでマヌケなウリナラの楽園の奇妙な人々、事件の数々!!

■目次

◆巻頭カラー特集 コリアンVOW!
 整形大国の常識/竹島(独島)狂騒曲/韓流デモの様式美/愛国英才教育/
 日本人カリカチュア
◆序 章 飯島酋長の国から
◆第1章 日本は反省しる!
◆第2章 反日商法の世界
◆第3章 悲しき先進国幻想
◆第4章 世界が呆れた韓国人
◆終 章 近くてもやっぱり遠い国 ……ほか
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