■ハングル板の本棚■第11書架at KOREA
■ハングル板の本棚■第11書架 - 暇つぶし2ch550:香里園の守護神 ◆NEaRDPrK/Y
05/12/07 02:08:48 Fz9sdaZp
>その時期については、経済における自由放任主義の限界と共に、自由民権運動以降の
>議会制民主主義がもたらした、利権に群がり腐敗堕落する政治家に対する失望から、
>軍部に日本の将来を託した大衆、という構図もあったと思います。

それはその通り、ただ日本の軍部自体が統制経済志向が強かったかといえば
個人的には疑問。
例えば山崎正男編『陸軍士官学校』で昭和期の士官学校生徒の思想動向について触れたくだりが
ありますが、国家社会主義者は一般に思われているほど多くはなかった、とのこと。


それとは別に旧軍(特に戦時期)に関しては縦割り、精神主義、戦略能力の欠如など
経済政策に限らず滅茶苦茶だったのは確か。
故・山本七平氏の著書『私の中の日本軍(上)』、『私の中の日本軍(下)』(文芸春秋)で、旧軍の問題点が
日本社会の問題点と比較されながら本人の体験をもとに記述されている。『洪思翊中将の処刑』でも
折に触れて旧軍の問題点が指摘されている。

(それにしても、かくも旧軍の問題点を指摘している山本氏を、同じく旧軍を非難しているサヨクが
右翼だの歴史修正主義だのと攻撃しているのは呆れ果てる。山本氏が自らの軍経験をもとに旧軍の問題点を
現代の日本社会の問題点と関連付けていきながら、画期的な日本人論に到達していることに比べると、
サヨク達が如何に真の意味での「過去の反省」から遠い位置にいる存在であるかを自ら証明しているといえる)

551:香里園の守護神 ◆NEaRDPrK/Y
05/12/07 02:34:32 Fz9sdaZp
ちなみに、統制経済に関していうなら、日本の国家統制経済は結局は
国家と企業の間、あるいは企業の内部に家族的な関係を抱え込む
戦後の日本経済につながったわけで、これはナチス・ドイツにも共産圏にも
見られなかった現象ではないだろうか。

一方で、日本軍の「大東亜共栄圏」が志向するアジア秩序も家族共同体の色彩
>>420で言うところの「日本式の中華思想」に相当するものだろうか)
が随所に見受けられるから、戦時期の日本軍、もっと言うなら大アジア主義
と統制経済は根を同じくするものがあったとは思う(結局は儒教イデオロギー
なのだろうか…)。

岸信介や椎名悦三郎みたいな満州系革新官僚が戦後、(彼らと同じ「満州系」である)朴正煕政権下の
韓国、および東南アジアとの癒着に深く関わっていたことも無関係ではあるまい。

552:北原白丁 ◆8TdpzK7GLw
05/12/07 09:38:51 5YBZ8Qt4
>>550,551
私が、軍部は統制経済指向だった、というのはエッカートの受け売りです。
エッカートは、軍部は内地では資本家との妥協が不可避だったが
(ゆえに「国家社会主義者は一般に思われているほど多くはなかった」のは確かでしょう)
満州では、思う存分、理想の経済政策を施行した、というように書いています。

その真偽は、現在の私には検証できません。
しかし、↓このような展開を考えると、統制経済というよりも、開発独裁指向なのか、
と思えてきました。

> 岸信介や椎名悦三郎みたいな満州系革新官僚が戦後、(彼らと同じ「満州系」である)朴正煕政権下の
> 韓国、および東南アジアとの癒着に深く関わっていたことも無関係ではあるまい。

> サヨク達が如何に真の意味での「過去の反省」から遠い位置にいる存在であるかを自ら証明

洗脳は思考力を破壊できることの証明でもありますね。
恐ろしや。

553:○
05/12/07 12:10:10 n8/4fdEZ
>>471

○『「在日コリアン」ってなんでんねん?』朴一/講談社+α新書

 在日朝鮮人である著者による、日本人への「在日朝鮮人特権」啓蒙本。この本の趣旨は、

 ①誰が何と言おうと、在日朝鮮人は「聖なる被害者」である。
 ②「聖なる被害者」なのだから、日本は在日朝鮮人に特権を寄こすべき。

 と言う二点に尽きる。
 著者は、日本における在日朝鮮人の立ち位置を何とか確保し続けようと、必死になってこれらの自らの正統性を支持する理論的背景の再構築を試みている。しかしそこには目新しい主張も根拠も全く示されておらず、その試みはとても成功しているとは言えない。
 著者の行っている事は、理論の再構築と言うよりも、修辞学とか言い繕いと言った次元での言葉遊びに過ぎない。
 わざと―つまり意図的に―用語や概念の定義を曖昧にし、論点をズラし、話をすり替え、「在日朝鮮人は聖なる被害者である」と言う否定された筈の言説に再び生命を与えようと涙ぐましい努力をしている。
 だが、だからこそ、そのイヤらしさや小狡さは際だっており、悪質である。その知的誠実さの皆無さは、およそ学問や人類社会に対する冒涜であると断言出来る。まるでもう一人の姜尚中を見ている様であり、激しい嫌悪感を覚えた。


554:○
05/12/07 12:11:12 n8/4fdEZ
(続き)

 取り敢えず大きな所を一つあげれば「強制連行」だろう。
 著者は『嫌韓流』や『在日・強制連行の神話』を引き合いに出して、「強制連行」は無かったと言う意見がある事を認めつつも、それは「歴史を直視していない、短絡的な議論であると思われる。」(p49)と否定する。
 ではその根拠・論理はと言うと、先ず、朝鮮半島の日本統治―いわゆる日帝支配下における社会・経済改革の結果生じた浮遊層が日本本土へ出稼ぎに出た事を、日本の責任と規定。
 次に、民間企業による「募集」や「官斡旋」を「強制連行」の中に含め、「強制連行」の定義を拡張。
 最後に、日本敗戦後も残った在日朝鮮人は、「帰国後の生活のめどがたたなかった」為仕方なく残った。目処が立たなかったのは、日本の責任だとする。

 そして「歴史を直視」すると、在日朝鮮人はやはり「強制連行」されたという事になるらしい。ここで著者がイヤらしいのは、「強制連行された」と断言するのではなく、強制連行されて無いとは言えない、という言い回しに徹している所だ。

 まさに、典型的な反日サヨク文章。主張の是非ではなく、その姑息で悪辣な書き方に、読んでいて実に不愉快になる。
 朝鮮デムパを愛する人以外にはお薦め出来ない一冊。

555:マンセー名無しさん
05/12/07 17:45:03 ld326naB
【韓国現代史】 文 京洙
■新赤版 984
■体裁=新書判・並製・224頁
■定価 819円(本体 780円 + 税5%)(未刊)
■2005年12月20日
■ISBN4-00-430984-0 C0222
日本の植民地支配から解放されて60年.
韓国の歩みは分断,戦争,独裁,軍事政権,民主化運動,
そして経済破綻など日本では想像を絶するような波乱に満ちている.
30年余りの歳月を隔てて起こった2つの悲劇―済州島4.3事件と光州事件を軸に,
周縁からの視点を重視してダイナミックに描きだす.

556:マンセー名無しさん
05/12/07 17:46:40 ld326naB
>>555
出版社書き忘れ。
岩波です。

557:マンセー名無しさん
05/12/07 18:12:13 UcQ/QokP
>>555
ググってみたんですが、文京洙(ムン・ギョンス)氏は「1950年生まれ。法政大学
大学院社会学研究科修士課程修了。立命館大学国際関係学部教授」だそうです。

それから、今年の5月に『済州島現代史 ― 公共圏の死滅と再生』(新幹社)って本も
出してるんですね。

558:マンセー名無しさん
05/12/07 19:11:23 oM0kTFxN
岩波だから推して知るべし…かな?

559:香里園の守護神 ◆NEaRDPrK/Y
05/12/07 19:14:20 HwyyJENv
>>552
>エッカートは、軍部は内地では資本家との妥協が不可避だったが
>満州では、思う存分、理想の経済政策を施行した、というように書いています。

確かにそう書いてたけれど、エッカートの本では彼らの経済政策の背景にあった事情までは
踏み込んでいなかったと記憶している。

>統制経済というよりも、開発独裁指向なのか

それに関しては、戦前の満州で行われたような国家統制経済が形を変えたのが
戦後の開発独裁体制ということで、ほぼ同視して構わないと思ったりする。


ところで、私のほうからもリクエストしたいのですが、

李基奉(著)、宮塚利雄(訳) 、『金日成は中国人だった』、イースト・プレス、1991
高鳳基(著)、金燦(原著)、『金日成 権力の謎と死―元・秘書室長高鳳基の遺書』、徳間書店、1994

この2冊についてリクエストしてよろしいでしょうか?

(かの国の建国前後の過程についての証言を収録した本としては李命英『四人の金日成』や
林隠『北朝鮮王朝成立秘史』、それに金賛汀『パルチザン挽歌』などが定評があるけれど、
上の2冊はどうも評価が定まらない。なお、前者は朝鮮人民軍内部へ潜入し、捕虜となって教化所(監獄)まで
行って来た経験のある人の書物、後者は粛清された幹部の綴った遺書)

560:北原白丁 ◆8TdpzK7GLw
05/12/08 13:29:17 53EQaznJ
>>559
リクエスト、承りました。
私ごときが読んで、何がどうなるのかわかりませんが。

例によって、納期は不明です。気長にお待ちください。


561:マンセー名無しさん
05/12/09 10:24:27 bpZTLdkE
【コリア打令(タリョン) ― あまりにダイナミックな韓国人の現住所】
平井久志(著) ビジネス社 2005/12

'73年頃、韓国人のたくましさに圧倒されていた。
しかし、'97年末から韓国に「IMF危機」と呼ばれる経済危機が襲い、それまで
飛ぶ鳥の勢いだった韓国人が無惨に打ちひしがれていった。
その後、韓国人の考え方が急激に変化していくのを感じた。
本書は、生活の中での様々な分野に於いて、IMF危機以降の韓国人の現住所を
レポートする。

■目次
はじめに
第一章 揺れる韓国 
第二章 変わる韓国
第三章 儒教違反も「ケンチャナョ」
第四章 韓流の底流にあるもの
おわりに
---

『コリア打令』って、どこかで聞いたことのあるタイトルだなぁって思ったんですが、
平井氏が『ソウル打令』って本を出してたんですね。

562:マンセー名無しさん
05/12/09 17:40:14 bpZTLdkE
アートンという出版社から、「スッカラ」という月刊の韓国情報専門誌が出始めた
んですね。

URLリンク(www.sukkara.com)

563:マンセー名無しさん
05/12/09 19:13:44 HMvNrNkX
スッカラ立ち読みしましたが、
良かったのは冒頭の朝鮮の陶器特集の数ページと
巻末のガンくれコリアンビューティーねえちゃんがモデルの広告でした。
付録の麻布どんなんだったでしょうか?

564:マンセー名無しさん
05/12/10 03:20:52 mtiX9PGC
>>562
「発行協力・韓国文化院」って書いてあるね。

565:マンセー名無しさん
05/12/10 08:46:00 s4Ynj1P6
週刊新潮2005年12月8日号
渡辺淳一「あとの祭り」連載第79回 『歴史認識とは』

一枚の写真の見方も歴史認識だという、話の振り。
ここで取り上げられる一枚の写真は、あるスポーツ新聞にのった「バルトの楽園」の記事の写真。
特別なんの問題もなさそうなこの写真に写っている軍人の姿に、著者は違和感を表明する。
著者の思い出と並列して語られる、ヨーロッパ各地(特にユダヤ人)のナチ親衛隊の制服への拒絶反応。

そして、クライマックス。
この記事の写真をたまたま見た著者の知り合いの在日韓国人
「身 の 毛 が よ だ つ 」

この正直な実感こそが歴史認識だ。
もはや理論や理屈は無力だ。
体験してきた実感こそが判断基準だ。

オチは、
靖国参拝はアジアの人々を不快にさせるんだ、小泉はもっと国益を考えろ
です。

ここには、ぎっしり詰まった純粋なアサヒクオリティーがあります。
是非御一読あれ。


566:565
05/12/10 09:43:38 r1Qng/pb
>>565
著者がソースを明記していないので、断定はできないが、
ぐぐってみたところ、「あるスポーツ新聞」というのは、
URLリンク(www.sponichi.co.jp)
のことではないかとおもう。

>「バルトの楽園」は、第1次世界大戦中、徳島の捕虜収容所長だった松江豊寿が、
>ドイツ人捕虜をハーグ条約にのっとって厚遇。地域住民とも交流を深め、
>捕虜によって日本で初めてベートーベンの「第九」が演奏された史実に基づく感動ドラマだ。

の部分は、以下の渡辺淳一による紹介部分

>この映画は、第一次世界大戦中、徳島の捕虜収容所長だった松江豊寿という軍人が、
>ドイツ人捕虜をハーグ条約にのっとって厚遇した。また彼らは地域住民とも交流を深め、
>捕虜たちだけで、ベートーベンの「第九」が演奏された、という史実に基づくドラマである。

と酷似しているし、

>「バルトの楽園(がくえん)」(監督出目昌伸)の製作発表が21日、都内のホテル

で行われ、
「壇上で阿波おどりを踊る松平健(中央)ら出演者たち」の写真がついている。

567:マンセー名無しさん
05/12/10 17:49:45 rIriHj4k
>>565

例えば、ある韓国人が、「自分たちは植民地時代に日本語を強制された。だから日本語を見たり
聞いたりしたら身の毛がよだつ」と発言したら、我々は彼等に配慮して日本語を使うのを取り止め
なければならなくなりますね。その某氏の理屈を認めればの話ですが。

もし韓国人がそんな事を言ってきたところで、「アホか!」と一喝すれば良いだけのこと。
(靖国問題にしても同じこと。)それとも某氏はその時は日本語を使うのを止めるつもりなのかな。

568:マンセー名無しさん
05/12/10 21:33:18 /DdMLcuX
>>567

やめないと、朝鮮空手9段の人に殴られます。
URLリンク(usam.blogtribe.org)

569:マンセー名無しさん
05/12/11 03:02:53 eVp5NUHb
>>565
韓国人の歴史捏造のすさまじさを知らんのか?

570:マンセー名無しさん
05/12/11 04:49:27 dPEl5uT4
安藤明―昭和の快男児 日本を救った男
ISBN:4876016690
449p 19cm(B6)
講談社出版サービスセンター (2003-10-10出版)
URLリンク(bookweb.kinokuniya.co.jp)

終戦直後、焼け野原の東京・築地に「大安クラブ」が誕生した。
多数の美女たちが雇われ、GHQ高官相手に接待攻勢が繰り広げられた。
酒、女、破格の贈り物…私財を投げ打って、この昭和「鹿鳴館」を開設した男の名を安藤明という。
その目的はただ一つ。
天皇制護持。
歴史の彼方に消え去った快男児の生涯が甦る。
終戦史に一閃の光芒を放つ「大安クラブ」の全貌。

571:マンセー名無しさん
05/12/11 10:11:20 eVp5NUHb
【我が心の祖国、朝鮮】 上・下
春川延吉(著) 文芸社 2005/12

実話を元に描く大河小説

■上巻
日露戦争が終わった1905年、朝鮮での成功を夢見た父に連れられて12歳の時に
会津から朝鮮に渡った佐藤昇次郎少年。その後、朝鮮で失敗した父に捨てられて
しまう。しかし、宣教師として派遣されていた日本人青年を通じて知り合った
朝鮮の人々に預けられ育てられる。日本に翻弄され厳しく過酷な朝鮮で、人の
優しさに触れながらやがて独立のため日本軍と戦う抗日義兵に。─ 人として
生きることとは何か、国と国のありようとは何か、を壮大なスケールで描く。

■下巻
日本による日韓併合が断行された1910年、抗日義兵カンナニこと佐藤昇次郎は、
日本に帰国し日本陸軍に志願する。ますます日本に翻弄される朝鮮、そして中国。
太平洋戦争も勃発し、その語学力を買われた昇次郎は日本陸軍特務機関将校と
してシベリヤ・満州で諜報活動をする。そして敗戦。─ 朝鮮を愛する昇次郎が、
戦争に翻弄されながらも人として生きることへの葛藤と慟哭を描く、壮大な
スケールの歴史小説。

■著者紹介
1959年(昭和34年)東京に生まれる。大学卒業後、技術者としてサウジ・アラビア勤務。
その後、銀行員、自営業を経て会社員として現在に至る。

572:マンセー名無しさん
05/12/11 13:24:46 eVp5NUHb
12月20日に晋遊舎から『嫌韓流 実践ハンドブック 反日妄言撃退マニュアル』と
いう本が出ます。
著者は、ブログで活躍されている Doronpa 氏。

Amazon などでは、すでに予約を受け付けています。
URLリンク(www.amazon.co.jp)
URLリンク(7andy.yahoo.co.jp)
URLリンク(www.e-hon.ne.jp)
URLリンク(books.yahoo.co.jp)

573:マンセー名無しさん
05/12/11 13:35:08 eVp5NUHb
近刊
【マンガ嫌韓流の真実! 場外乱闘編~コリアンVOW!】
宝島社

いわばビジュアル版「マンガ嫌韓流の真実!」。
写真、統計、新聞記事を引用し、短い解説を加えます。
---

セブンアンドワイのこの本のページには「12月27日発売予定」と書いてありますが、
宝島社の12月の新刊案内のなかに入っていないので、来年になりそうです。
URLリンク(7andy.yahoo.co.jp)

574:マンセー名無しさん
05/12/11 14:09:26 eVp5NUHb
【韓国崩壊 統一がもたらす瓦解のシナリオ】
パク・ソンジョ(著) 蔡七美、桑畑優香(訳) ランダムハウス講談社 2005/11

同じ民族という名分だけが、私たちを縛りつけている。

挑発的な問題提起で始まる本書は、感傷的な民族感情に基づいた現政府の統一
政策と性急な南北経済交流を痛烈に批判する。
統一さえされれば、南側の資本と北の労働力の融合により繁栄をもたらすことが
できるという希望は、北朝鮮の体力と生産力に対する正確な情報と分析に基づいて
いないと手厳しい。

では繁栄に向けた統一のためにはどういった努力をしなければいけないのか …。
まず北朝鮮を眺める南の人々の「視覚」から変わらなければならないと力説する。
そのために本書では、北朝鮮の凄惨な社会の姿と北朝鮮住民の現実と乖離した
世界認識をありのままに見せる6編の現地ルポを用意している(このルポはどこ
にも紹介されていない)。

そうした対北認識、そして現在の統一政策が変わらなければ、韓国と北朝鮮の
統一の行く末は共倒れの道を突き進むという、ソウル大学教授による衝撃的な
内容の書。

■著者紹介
パク・ソンジョ
1935年生まれ。ソウル大学政治学科を卒業し、パリ大学で開発経済を学んだ後、
地域開発経済の専門家としてタイに派遣される。1973年、ドイツのボーフム大学で
社会学分野の教授資格を取得。1978年以来ドイツ・ベルリン自由大学社会科学部の
政治経済教授を務め、東京大学社会研究所、ハーバード大学に客員教授として
招聘された幅広い国際経験を持つ。ベルリンでドイツの統一とその後を肌で体験し、
韓国政府に対し統一に関するアドバイスも行っている。また現在は、ソウル大学
行政大学院BK21の客員教授として教鞭をとる。専門は、比較ドイツ政策、労使関係、
比較経済制度。韓国と北朝鮮がともに何かを生み出すための統一政策について
研究中である。

575:マンセー名無しさん
05/12/11 14:14:00 eVp5NUHb
【風俗ライターが行く わくわく北朝鮮ツアー】
やまだおうむ(著) 英知出版 2005/11

「北朝鮮の風俗を体験したい!」という、あまりにも不純すぎる欲望を抱きながら
北朝鮮へのツアー旅行に参加した風俗ライターが見た現実。
果たしてあの国には彼の求める『地上の楽園』は存在するのか?
激動の日朝問題を、下半身の視点から考察しちゃいましょう!
北朝鮮の現実をえぐる潜入ルポルタージュ。

■著者紹介
やまだおうむ
1971年生まれ。劇団マントルプリンシアター退団後、ラッシャーみよし氏主催の
編プロ・有限会社ラッシュに参加、主にブラボー川上氏の指導を受ける。その後、
無印良品などの広告コピーライターを経て、風俗ライターとして、世界の風俗街を
遍歴。

576:マンセー名無しさん
05/12/11 14:24:30 eVp5NUHb
【旧韓国~朝鮮の「内地人」教育】
稲葉継雄(著) 九州大学出版会 2005/11

本書は,旧韓国~植民地朝鮮の日本人(居留邦人・内地人)に関する初の本格的
実証研究の成果である。第Ⅰ部において江華条約による釜山開港から終戦時まで
の歴史的展開を概観するとともに,第Ⅱ部の事例研究によって,小学校から大学
予科に至る各段階の「内地人」学校の具体像を提示した。

■著者紹介
稲葉継雄
1947年佐賀県生まれ。1970年九州大学教育学部卒業。1973年九州大学大学院教育学
研究科修士課程修了。1974年韓国・高麗大学校大学院教育学科博士課程中退。筑波
大学文芸・言語学系講師~助教授、九州大学教育学部助教授~教授を経て、九州
大学大学院人間環境学研究院教授、博士(教育学)。

577:マンセー名無しさん
05/12/11 14:31:37 eVp5NUHb
【無情】 朝鮮近代文学選集=1
李光洙(著) 波田野節子(訳) 平凡社 2005/11

578:マンセー名無しさん
05/12/11 14:39:07 eVp5NUHb
この本って紹介されましたっけ?
左巻きみたいですけど、いちおう紹介しときますね。

【<朝鮮>表象の文化誌 ― 近代日本と他者をめぐる知の植民地化】
中根隆行(著) 新曜社 2004/04

【植民地近代の視座 ― 朝鮮と日本】
宮嶋博史、尹海東、李成市、林志弦(著) 岩波書店 2004/10

579:マンセー名無しさん
05/12/12 00:05:58 CiZrjK5M
>>572

777 :マンセー名無しさん :2005/12/10(土) 23:25:19 ID:o5MiiHEh
うわあ・・・嫌韓流より正直買いにくい表紙だ
URLリンク(blog.ameba.jp)

嫌韓流 実践ハンドブック 反日妄言撃退マニュアル

著者 Doronpa
出版 晋遊舎
定価 800円
244ページ

12月20日(火)発売予定

スレリンク(korea板:777番)

法則発動したのか?

580:マンセー名無しさん
05/12/12 08:46:47 XsUxLNQi
マンガ嫌韓流に合わせた色の塗り分けなんだな
嫌・韓流、と。

581:北原白丁 ◆8TdpzK7GLw
05/12/12 09:18:01 /aLUzcXV
>>574
同じ本を読み、例のごとく、ヨタ書評を書きました。
投稿は止めようかとも思いましたが、ま、せっかく書いたので、出します。
重複ご容赦くだい。


582:北原白丁 ◆8TdpzK7GLw
05/12/12 09:19:29 /aLUzcXV
韓国崩壊 統一がもたらす瓦解のシナリオ
パク・ソンジョ  ランダムハウスオ講談社

本書は、煽情的なタイトルを与えられているが、内容は冷静だ。著者はボーフム大学、ベルリン
自由大学、東京大学、ハーバード大学などの教授を歴任する政治経済学者であり、ドイツ滞在
期間中に、東西ドイツ統一とその後のドイツ人の苦悩を目の当たりにした経験から、南北朝鮮
統一がもたらすであろう諸問題を掘り下げる目的で本書を執筆した。

著者は、ドイツ統一は拙速だったと明言する。旧東ドイツ人が資本主義と民主主義に適応できず、
反目と分断が生じているからだ。そして、南北朝鮮分断の、東西ドイツ分断との類似を、社会的、
経済的、思想的側面から観察し、先例で何が起こったかを見れば、安易な南北朝鮮の統一は、
韓国を瓦解させると予期する。

東ドイツの抱える問題点の分析は、ドイツの社会学者、ヴォルフガング・エングラーと、
精神科医、ハンス・J・マーツの研究に拠る。主要なキーワードをまとめておく。

・社会主義的人間性
 社会主義圏の住民達は、全く働かずに国家に対しては全てを要求する。
・感情の閉塞
 社会的抑圧により、自己表現を習得できず自己の欲求も自覚できない。
 挫折感だけが残り理由の無い他社攻撃や内集団性向に走る。
・労働者的社会
 労働社会、即ち、労働者のための社会ではなく、労働者のためのふりをする社会。
 労働者が社会的・文化的に国家を支配して、他の部分(政治)では附随的な位置にいる社会。
・権威主義的天真爛漫さ
 国家権威に従順である一方、自己責任を喪失した純粋さ。

これらの問題は、北朝鮮においては、東ドイツより顕著な形で存在し、かつ、韓国の経済基盤は
西ドイツより弱いため、統合後の負担と混乱の大きさはドイツの比ではない、と断言する。

583:北原白丁 ◆8TdpzK7GLw
05/12/12 09:20:27 /aLUzcXV
〔続く〕
次に、ドイツの雑誌、TV局の取材した北朝鮮の現状をいくつか紹介し、韓国に流布する楽観的
分業論、即ち、南は資本集略産業を、北は高い労働の質と低い賃金による労働集約産業を相補的に
担うことで、高い国際競争力を得て飛躍的発展を遂げるといった展望は幻想に過ぎないことを
確認する。取材からは、河信基が『金正日の後継者は「在日」の息子』で述べたような、「7.1
経済管理改善措置」によって市場経済が進行しつつある様子や、装置産業を諦めてアニメ製作や
ソフトウェア開発など、労働集約的技術産業が一定の経済成果を上げつつある様子も窺えるが、
総じて北朝鮮の産業は生産性が低く、韓国との格差は絶望的に大きい。

このように悲観的な現状分析を展開して、著者の結論は「全く新しい戦略とアプローチが必要で
ある」と述べるに留まる。具体的提言はない。

さて、本書の主張に違和感はないが、紙数の割に新味のない内容に不満を持った。日本では
常識的に語られる統一悲観論を、韓国人に深刻に認識させるためには、ドイツ人研究者やジャー
ナリズムの権威を借りる必要があったということだろうか。それにしても、エングラーとマーツの
説だけを執拗に繰り返し、北の実情に関しては著者自身が全く取材をしていないなど、机上の
作業に留まる研究・執筆姿勢は安易に映る。

以上。

584:北原白丁 ◆8TdpzK7GLw
05/12/12 09:28:55 /aLUzcXV
本の紹介からは外れますが、金正日総書記は、後継者の世襲に
否定的な発言をしたようです。

URLリンク(japanese.chosun.com)

「金王朝」と揶揄されている現状に警戒感を抱いただけで、世襲の
意図は変わらない、とも考えられますが、もし、本当に世襲を行わない
決意だとすると、台湾で蒋経国が、「次期総統は蒋家から出さない」と
発言し、社会に劇的変化が起こったように、北の体制にも、とてつもない
激変が起こるかもしれません。


585:北原白丁 ◆8TdpzK7GLw
05/12/12 09:32:02 /aLUzcXV
ソウルにダンスホールを 1930年代朝鮮の文化
金振松(キム・ジンソン)  法政大学出版局

本書は、美術評論家であり木工工芸家の著者が1999年に出版した『ソウルにダンスホールを
許可せよ―「現代性」の形成』の邦訳だ。近代朝鮮の文化研究の労作として韓国社会で高い
評価を受け、ロングセラーとなった、と解説にある。

本書の狙いは、朝鮮におけるモダニティーの出発点とその有り様を見出す作業である。著者は
その時期を1930年代と特定し、当時の新聞・雑誌記事に描かれた風俗を、広範囲に拾い上げる
ことによって、文献自体にありのままを語らせている。無論、朝鮮半島の近代化は、日韓併合に
よって日本から受けた「植民地化」(この呼称に異論はあろうが、ここでは広義に解釈して
いただきたい)と同時進行したものである。だが著者は、陳腐な被害者史観はあえて保留し、
朝鮮人の視点で「我々がいかに近代化に向き合ってきたのか」を語ろうとする。

近代化を率先して受け入れ、大衆に啓蒙する立場にあった進歩的知識人の役割は、民族文化に
付着する前近代性との相克の中で、否応無く「帝国主義的な支配文化を植民地の支配文化にすり
替える役割を担わされる」ことにあったのだが、そしてそれは、エッカートが『日本帝国の
申し子』で語った朝鮮人資本家の役割に酷似するのだが、しかし、当時の朝鮮人大衆が望んだ
のは、世界同時進行で展開する、めくるめく文明の恩恵、例えば、映画、電話、ラヂオ、蓄音機
といった技術、あるいは、モボ・モガのファッション、カフェ、演劇、流行歌といった都市
風俗を貪欲に謳歌することであった。


586:北原白丁 ◆8TdpzK7GLw
05/12/12 09:33:17 /aLUzcXV
〔続く〕
本書のタイトルは、それを端的に表現する事例、即ち、レコード会社の文芸部長を筆頭に喫茶店の
マダム、女給、妓生などの風俗営業関係者が、時の警務局長宛てに提出した嘆願書に由来する。
これは、当時の世界に横行した風紀の乱れを象徴するかのようなダンスホールをソウルに開設する
ための許可を総督府に求めなければならなかった「植民地」の悲哀を物語ると同時に、往時の
朝鮮人大衆の受けた「人類史上例を見ない過酷な搾取」が、どれほど残虐非道であったのかを
雄弁に物語る史料である。(実は著者には、このような皮肉を以って、現在の韓国を被う被虐史観
を訂正する意図はなない。ありのままに当時の世相を写しただけだ。)

この史料を始めとして、著者が収集し引用した資料は、当時の朝鮮の近代文化・風俗を明瞭に
伝えるものとして興味が尽きない。対話形式でアインシュタインの相対性理論を易しく解説する
啓蒙記事、電気の基礎知識解説、体制批判的皮肉に満ちた産業博覧会レポート、インテリとルン
ペンの実態解説、デカダンス論評、来春のファッション予測、流行歌解説、女性地位向上論説、
ソウル風俗店レポート、百貨店取材、恋愛論、などなど多岐にわたる。これらのサブカルチャーの
進行は、もはや日本からの移入というレベルを超えて、世界同時進行的モダニズムの反映であり、
しかしそれが、日本の支配を受容することを前提に行われていることの歯がゆさが朝鮮の近代
文化の屈折となっている。


587:北原白丁 ◆8TdpzK7GLw
05/12/12 09:35:14 /aLUzcXV
〔続く〕
近代化とはそもそも、西洋文明の受容であり、欧米においては、試行錯誤の末に自らが構築した
パラダイムであった。日本においては、アヘン戦争を目の当たりにした危機感と、黒船到来に
よる外圧とによって、否応なく選んだ唯一の選択肢であった。ここまでは、自覚的な近代化と
いえる。だが、台湾と朝鮮においては、選択の余地は与えられなかった。未開の地であった台湾で
は、素直に日本が強制した近代化を受け入れたが、独自の民族意識と強固な中華思想を保持する
朝鮮半島においては、強制された近代化は、恩恵であると同時に嫌悪の対象でもあった。

けだし、子供が子供らしく、反抗期には反抗し、失敗から何かを学び大人になっていくように、
社会も、自らの決意で変革を遂げる決意が必要なのだろう。日韓併合は、そうした朝鮮社会の
決意であったように見えて、実は過保護な親が性急に押し付けたものだったのかも知れない。
思春期に、人並みにモボ・モガを装っては見たが、ついに成熟した大人にはなれなかった社会が
現在の韓国ではないのか。

以上。

588:マンセー名無しさん
05/12/12 11:46:42 CZbIlkML
韓国で妄想克日小説が売れるのと大差ないな。 < 嫌韓本


589:マンセー名無しさん
05/12/12 12:25:12 RwRoPb7f
【安重根と朝鮮独立運動の源流】
市川正明(著) 原書房 2005/9

独立運動の志士、安重根の獄中手記 ― 真贋論争の果てに真筆と認められた最重要
史料のひとつ ― を筆写した幻の史料「七条清美関係文書」初の刊行!
「安重根自伝」の最新訳を掲載!

590:マンセー名無しさん
05/12/12 12:34:23 RwRoPb7f
【韓国の歴史と安東権氏】
鄭早苗(著) 新幹社 2005/8

高麗時代から近現代まで、歴史の中枢で豊富で多彩な時を歩んできた安東権氏一族。
韓国の歴史を縦糸に、安東権氏のことを横糸にして物語風に読みやすく描く、わかり
やすい韓国通史。

〈鄭早苗〉大阪市生まれ。大阪市立大学大学院文学研究科修士課程修了。大谷大学教授。
大阪国際理解教育研究センター理事長。共著に「韓国・朝鮮を知るための55章」など。

591:マンセー名無しさん
05/12/12 12:45:03 RwRoPb7f
【失われた記憶を求めて ― 狂気の時代を考える】
文富軾(著) 板垣竜太(訳) 現代企画室 2005/7

あの生々しい暴力の記憶はどこへ消え去ったのか。
韓国民主化運動に関わる「記憶」と「忘却」の問題を深くえぐり、韓国社会に大きな
論争を巻き起こした問題作。

1980年代韓国、光州事件に始まる、さらなる抑圧の時代を生き抜いた著者が鳴らす
警鐘が、「冷戦」の記憶が遠ざかろうとしている現在、同じ東アジアに生きる私たちの
心を打つ。

空前の「韓国ブーム」に沸き、数多くの人びとが韓国と日本を行き来する昨今、
1980年代の韓国民主化運動と激しい暴力によるその抑圧を、どれだけの人がどの
ような形で「記憶」しているだろうか。本書は、権力者と民衆、米国と韓国の関係
などをめぐる「記憶」と「忘却」の構造を、独自の視点から分析する試みである。

季刊の思想誌『当代批評』の編集者をつとめてきた著者、文富軾は、神学を専攻
する大学生であった1982年、光州事件弾圧の背後には米国がいたと考えて、「釜山
アメリカ文化院」に放火した事件の主導者として関わった。死刑判決を受けたが、
その後恩赦で減刑となり、結局1980年代の7年間を獄中で過ごした後、釈放された。
放火事件によって、図書室で学習していた韓国の一学生が死んだという、忘れ得ぬ
自らの記憶を根底におき、深い傷を負った心に感じる違和感に正面から取り組もう
とする真摯な姿勢が、読む者を深く揺り動かす文章となっている。

著者=文富軾(ムン ブシク)
1959年、韓国釜山に生まれる。1978年、釜山の高麗神学大学(現・高神大)に入学。
1982年3月、釜山アメリカ文化院に放火。4月に自首し、死刑判決を受けるが、「恩赦」
により無期懲役に減刑。6年半の監獄生活をおくる。1993年に詩集『花々』を刊行。
1997年に季刊・思想誌『当代批評』を創刊したが、現在は休刊中。

592:マンセー名無しさん
05/12/12 12:53:36 RwRoPb7f
【秋田県における朝鮮人強制連行 ― 証言と調査の記録】
野添憲治(著) 社会評論社 2005/11

戦時体制下の炭鉱、金属鉱山、軍事工場、土木、建設、港湾荷役などで、強制労働
させられた朝鮮人と企業関係者への聞き取り調査報告。
隠蔽された歴史の闇を照らす。

■著者紹介
野添 憲治
1935年、秋田県藤琴村(現・藤里町)に生まれる。新制中学校を卒業後、出稼ぎ、
国有林の作業員をしたのち能代市に移り住む。木材業界紙記者、秋田放送ラジオ
キャスター、秋田経済法科大学講師(非常勤)を経て著述業。『塩っぱい河をわたる』
(福音館書店)で第四二回産経児童出版文化賞受賞。
---

戦時動員ではないのかな?

593:マンセー名無しさん
05/12/12 13:01:31 RwRoPb7f
【ジェンダーの視点からみる 日韓近現代史】
日韓「女性」共同歴史教材編纂委員会(編) 梨の木舎 2005/11

日韓の研究者と市民運動家が、はじめてともにつくるジェンダーの視点による
近現代史。

日韓同時刊行! 本書の編纂委員会は、2001年の秋以来、日本と韓国で交互に
公開シンポジウムと会議をひらき、議論を重ねてきました。
編集は、「国家」をこえ、ジェンダー・マイノリティーの視点に立つものです。
これまでの日本と韓国のかかわりを見直し、市民の新たな歴史をつくっていく
ことをめざします。
歴史を自己の問題としてとらえた女性たちの意欲的な試みです。

日本側 鈴木裕子・大越愛子・井桁碧・志水紀代子・中原道子
韓国側 尹貞玉・鄭鎮星・朴貞愛・康宣美・申栄淑・金恵慶・李恵淑・金秀映・安真

■目次
1 日本帝国主義の拡張と「韓国併合」
2 3・1運動と社会運動の展開
3 日本帝国主義期民衆生活の変化 
4 戦時動員と日本軍「慰安婦」
5 敗戦と朝鮮半島分断、朝鮮戦争
6 ウーマン・リヴと社会運動
7 女性運動と女性国際戦犯法廷
---

頭がクラクラしました。

594:マンセー名無しさん
05/12/12 13:09:39 RwRoPb7f
【クロノロジーで見る北朝鮮 ― 年表・日誌】
ラヂオプレス(編) RPプリンティング 2005/10

北朝鮮で起きた出来事を事項別・分野別に年表・日誌化することにより、同国の
行動パターンを浮き彫りにする。
『北朝鮮政策動向』及び「北朝鮮の現況2004」のデータに基づき、90年代以降03年
までの事項を中心に収録。

595:マンセー名無しさん
05/12/12 13:17:12 RwRoPb7f
【朝鮮人戦時労働動員】
山田昭次、古庄正、樋口雄一(著) 岩波書店 2005/08

「朝鮮人強制連行説は虚構だ。教科書から削除せよ」という意見に対して、いかに
有効な批判が可能か。
強制連行、強制労働、民族差別という三側面を含む包括的概念として朝鮮人戦時
労働動員を位置づけ、その実態を明らかにする。


【植民地支配・戦争・戦後の責任 ― 朝鮮・中国への視点の模索】
山田昭次(著) 創史社 2005/10

戦後とは何なのか。
日本が犯した東アジアに対する侵略と、植民地支配の遺産の清算について悪戦
苦闘した著者の戦後史を、主に日韓条約反対運動参加以降の学術論文や随筆、
回想録などから明らかにする。

596:マンセー名無しさん
05/12/12 13:30:43 5w5D5lEL
>>595
>「朝鮮人強制連行説は虚構だ。教科書から削除せよ」という意見に対して、いかに
>有効な批判が可能か。

そもそも、事実を明らかにする前に強制連行があったものとして
主張すること自体学問ではないね。

597:マンセー名無しさん
05/12/13 04:11:41 mDVJxUPY
【韓国朝鮮の文化と社会 4 〈特集〉宗教と女性】
韓国・朝鮮文化研究会(編) 風響社 2005/10

特集について 野村伸一
済州島出身在日一世女性による巫俗信仰の実践 金良淑
越境するシャーマニズム ─ 在日コリアン一世女性の事例分析から 宮下良子

植民地期朝鮮のキリスト教と民俗宗教 ─ 復興師・李龍道とキリスト教系新宗教を
  中心に 古田富建
観音の姿態変容と東アジアの演戯文化 野村伸一

赤松智城の学問世界に関する一考察 ─ 京城帝国大学時代を中心に 全京秀

研究ノート ─ 韓国風水の現状について 野崎充彦

書評
 延世大学校国学研究院編『日帝の植民支配と日常生活』 月脚達彦
 韓洪九『大韓民国史1』、『大韓民国史2』 野村伸一

本の紹介
 『韓国温泉物語 ─ 日朝沐浴文化の交流をたどって』 六反田豊 
 『幻の三中井百貨店』 林史樹
 『黄金の海・イシモチの海 ─ 韓国西海岸歴史民俗探訪』 本田洋 

展評
 二〇〇三・二〇〇四年の韓国古美術 李須恵・石附啓子・片山まび

エッセイ
 「アジュンマ」の憂鬱(仲川裕里)/日本人の巫俗好き(伊藤亜人)

彙報 韓国・朝鮮文化研究会会則 編集後記 英文目次・ハングル目次 執筆者一覧

598:マンセー名無しさん
05/12/13 04:16:54 mDVJxUPY
【朝鮮半島と国際政治 ― 冷戦の展開と変容】
鐸木昌之、倉田秀也、平岩俊司(編) 慶應義塾大学出版会 2005/10

変動いちじるしい朝鮮半島情勢について、冷戦体制が構築された当時から現在に
至る、韓国・北朝鮮の国内政治、外交、経済、社会を明らかにし、あわせて最新の
研究動向を提示する。

599:マンセー名無しさん
05/12/13 04:21:55 mDVJxUPY
【プロブレムQ&A 問い直す差別の歴史 ― ヨーロッパ・朝鮮賤民の世界】
小松克己(著) 緑風出版 2005/10

中世ヨーロッパでは、職業による差別があり、看守・森番・皮剥ぎ・家畜去勢人・
楽師・遍歴芸人が差別の対象とされ、また、非キリスト教のユダヤ人・ロマ民族
などが賤視されていた。
また、朝鮮でも、「白丁」と呼ばれる人々が、日本の「部落民」同様に差別を受け、
賤視されていた。
だが、近代化の過程で、人権意識がめばえると、人間の尊厳と解放を求め、様々な
運動もまた展開されてきた。

本書は、人権感覚を問いつつ「洋の東西を問わず、歴史のなかの賤民(被差別民)は、
どういう存在であったか」を追い求め、差別とは何かを考えてみた。

[内容構成]
Ⅰ 人権概念と人権感覚
Ⅱ ヨーロッパ賤民の世界
Ⅲ 朝鮮賤民の世界

[Qの例]
人権という概念はどのようにして生まれたのですか?
今の社会にある差別をどのようにみたらよいのですか?
「六曜」などの迷信と部落差別はどのようにかかわるのですか?
西ヨーロッパの社会では被差別民はいなかったのですか?
中世社会ではなぜ、特定の職種の人々が賤視されたのですか?
古代の朝鮮ではどんな身分がつくられたのですか?
朝鮮時代には「白丁」とともに、どんな賤民がいたのですか?

600:マンセー名無しさん
05/12/13 04:29:35 mDVJxUPY
【<ワンコリア>風雲録 在日コリアンたちの挑戦】 岩波ブックレット No.658
鄭甲寿(著) 岩波書店 2005/08

1985年夏、在日コリアンの若者たちが、朝鮮半島分断の克服をめざす祭り、「ワン
コリアフェスティバル」を立ち上げた。
ワンコリアの願いで結ばれた人びとの輪は、いまや世界を結ぶ市民ネットワークへと
発展しつつある。
フェスティバル主催者として、歴史と向き合い深めてきた思い、友情に支えられ
歩んできた20年を綴る。

■目次

はじめに

一 在日として生まれて
 故郷、大阪・猪飼野/民族学校での日々/大学で出会った「運動」/差別の現実と
 課題/まったく新しいことを始めたい!

二 祭りが結ぶ゛“統一”への夢
 「ワンコリア」を掲げて/フェスティバルがめざすもの/寂しく終わった第一回/
 挫折からの再出発/広がる賛同と応援の輪

三 在日コリアン発、世界へ
 「ハナ(ひとつ)」の願い/アジア共同体への展望/世界へ広がる「ワンコリア」/
 国籍を超えてこそ/「南北首脳会談」の快挙/日本の「脱亜入欧」的アジア観/若い
 人たちに伝えたいこと

おわりに

601:マンセー名無しさん
05/12/13 04:35:31 mDVJxUPY
【死ぬ日まで天を仰ぎ ― キリスト者詩人・尹東柱】
日本キリスト教団出版局(編・出版) 2005/08

尹東柱は、代表作「序詩」において、「死ぬ日まで天を仰ぎ/一点の恥もないことを」
と祈りうたった。
日本に留学、ハングルで詩を書いたかどにより逮捕され、日本敗戦の半年前に福岡
刑務所で獄死した。
彼の生涯と詩業をたどり、ひとりの人間の内側から激動と苦難の歴史を見る。

602:マンセー名無しさん
05/12/13 04:45:46 mDVJxUPY
【日韓交流授業と社会科教育】
谷川彰英(編著) 明石書店 2005/08

日本と韓国との歴史認識の違いとは? 生徒はお互いをどう見ているのか? 日本の
現場高校教師が韓国の高校生に向けて、朝鮮通信使、食文化、映画やドラマ、アニメなど
さまざまなテーマをめぐって、歴史・現代社会の交流授業を実践した記録とその分析。

日韓交流授業の挑戦 (谷川彰英)
第1部 日韓歴史授業への挑戦
 朝鮮通信使と日本 ― 江戸時代の民間交流 ―
 善隣友好の歴史に学ぶ ― 雨森芳洲と「誠信」外交 ―
 忘憂里は語る ― 植民地時代に生きた浅川巧 ―
 陶磁器から見た東アジア
 千葉十七と安重根 ― 近代史への挑戦 ―
 民族の誇りとスポーツ選手の夢 ― ベルリン五輪サッカー ―
 在日韓国・朝鮮人問題 ― 対話の可能性 ―
 【コラム】教科書問題と「正史」
第2部 現代社会をどう教えたか
 日韓はキムチでつながる
 「姓の変更」と「同姓不婚」 ― 日本と韓国の婚姻制度 ―
 外国人労働者と日本社会
 CMからさぐる日本経済
 音楽から“Global Issues”を考える
 Lovely Whales ― 鯨問題でディベート ―
 【コラム】韓国の米軍
第3部 日韓の文化を考える
 唐辛子で見る日本と韓国の文化
 高校生の恋愛・結婚観に見る日本と韓国
 手塚治虫のメッセージ ― 「生命の尊厳」と人間の「生きがい」 ―
 映画に見る日韓の異同
第4部 韓国の教育制度(シンポジウムより)
第5部 日韓で社会科教育を考える

603:マンセー名無しさん
05/12/13 04:49:53 mDVJxUPY
【陽は中空を過ぎて ― ある在日朝鮮人一世の定年後】
朴東廉(著) 新幹社 2005/08

定年後、新しく起業する。無理のない運動を継続し、新しい外国語に取り組む。
故郷を訪ね、昔の友人と語らう。定年退職後の17年間、充実した日々を記す。

■著者紹介
朴 東廉
1927年、朝鮮・済州島で生まれる。1954年、東京大学理学部数学科卒業。1958年、
同理学部物理学科地球物理コース卒業。1960年、朝鮮大学校理学部就任。1988年、
同大学を定年退職。1988年4月、有限会社Pワード設立。1992年10月、ハングル能力
検定協会理事。

604:マンセー名無しさん
05/12/13 05:01:03 mDVJxUPY
【朝鮮農村の<植民地近代>経験】
松本武祝(著) 社会評論社 2005/07

植民地期と解放後の朝鮮の「近代」としての連続性に着目し、ヘゲモニー、規律権力
あるいはジェンダーといった分析概念から、植民地下朝鮮人の日常生活レベルでの
権力作用の分析を試みる。
日韓の最新の研究蓄積をふまえ、民族主義という評価基準を超えた歴史像を再構成
する試み。

序 章 研究史の整理と課題の提示
第1章 植民地期朝鮮農村における衛生・医療事業の展開
第2章 植民地期朝鮮における朝鮮人下級職員の意識構造
第3章 植民地下の朝鮮人はいかに統治されたか
    日本「帝国」の意図せざる統合原理
第4章 戦時期朝鮮における地方職員の対日協力
第5章 戦時体制下の朝鮮農村
    「農村再編成」の文脈
第6章 水利事業をめぐる合意形成過程の特質
    植民地朝鮮・富平水利組合の事例分析
第7章 植民地朝鮮における農業用水開発と水利秩序の改編
    万頃江流域を対象として
文献一覧 あとがき 人名索引

■著者紹介
松本武祝(たけのり)
1960年福島県生まれ。神奈川大学経済学部教員を経て、2000年より東京
大学大学院農学生命科学研究科教員。著書に『植民地期朝鮮の水利組合事業』
『植民地権力と朝鮮農民』がある。

605:マンセー名無しさん
05/12/13 05:09:28 mDVJxUPY
【韓洪九の韓国現代史Ⅱ 負の歴史から何を学ぶのか】
韓洪九(著) 高崎宗司(監訳) 平凡社 2005/07

韓国のベトナム参戦、徴兵制度、朴正熙論、金日成論と、好評の第1巻(『韓洪九の
韓国現代史 韓国とはどういう国か』)を上回る韓洪九の批判精神がさらに冴え渡る。
歴史の見直しが進む韓国ならではの鮮烈な現代史像が展開される。

■著者紹介
韓洪九(ハン・ホング)
1959年、ソウル生まれ。ソウル大学大学院国史学科卒業。1999年、米国ワシントン
大学史学科で、文学博士号取得(「傷ついた民族主義―1930年代の間島における
民生団事件と金日成」)。2000年、聖公会大学教養学部助教授に就任、現在、同大学
教授、同大学人権平和センター所長。
ベトナム戦争真実委員会執行委員、朝鮮戦争前後の民間人虐殺の真相究明と名誉
回復のための汎国民委員会運営委員、良心的兵役拒否権実現と代替服務制度改善の
ための連帯会議共同執行委員長、平和博物館建立推進委員会員などを兼務し、2004年
11月からは国家情報院過去史委員会の民間側委員を務めるなど、韓国現代史を
見直す積極的な活動を行い、新しい韓国の歴史家として注目を集めている。

606:マンセー名無しさん
05/12/14 08:25:13 6Kxq2a5o
URLリンク(japanese.chosun.com)

「韓国の高校の近・現代史教科書、理念的に偏っている」(上)
韓国歴史学の重鎮・崔文衡教授の韓国高校歴史教科書批判


「韓国の高校の近・現代史教科書は、民族統一志向の民衆・民族主義に陥っている。
感傷的な民族主義と、民衆至上主義に陶酔し、国益まで損ねる結果につながるのでは
ないかと懸念せざるを得ない」

歴史学の重鎮、漢陽(ハニャン)大学の崔文衡(チェ・ムンヒョン/70)名誉教授が、「現行の
高校の近・現代史教科書は、大韓帝国期の韓半島の運命を決定付けた国際関係をきちんと
記述しておらず、生徒たちに偏見と固定観念を植えつけ視野を狭めさせてしまう恐れが
ある」と批判した。

崔教授は金星(クムソン)出版社、大韓(テハン)教科書、中央(チュンアン)教育振興、
斗山(トゥサン)など、6つの高校近・現代史教科書を検討した結果、「編成上の
不均衡と事実関係の誤認が深刻だ」と指摘した。

昨年、金星出版社の高校近現代史教科書が、大韓民国の建国すら「韓国現代史の10大
事件」から欠落するなど、北朝鮮は肯定的に、韓国は外部勢力に依存したと主張する
否定的で偏った視点による記述が社会的論争を引き起こしたのに続く、教科書への
問題提起となる。

崔教授は今月15日、ソウル歴史博物館で開かれる「教科書フォーラム」(常任代表・
朴孝鍾(パク・ヒョジョン))主催の「中・高校教科書の韓国近代史記述の虚構と真実」
と題したシンポジウムでこのような内容を発表する。

607:マンセー名無しさん
05/12/14 08:26:06 6Kxq2a5o
>>606 の続き)

◆東学農民運動など、民衆運動にのみ重点

1850年から1910年までの60年間について、東学農民運動(1894年、東学という新興
宗教を中心に全羅(チョルラ)地域ではじまった外部勢力の排除を呼びかけた農民運動)
に対して金星教科書は全体65ページ中9ページを、中央教育振興教科書は70ページ中
8ページを割いており、もっとも少なかった大韓教科書でも49ページ中4ページを占めた。

崔教授はその結果、「この期間に起きた他の重要な事件の扱いが小さくなったり、
完全に省かれてしまったケースがたくさんある」と懸念を示した。

崔教授は「日帝が、乙巳条約(日帝による朝鮮の外交権剥奪)の後、韓国を完全に
併合するまでに5年間もかかった理由は、義兵による抗争のためだった」という金星
出版社教科書の記述も「歴史歪曲」と批判した。

「満州をめぐってロシアと米国が日本を牽制したため、日本が韓国の合併を一度に
無理に進めことが難しくなった。こうした状況説明もなしに、その原因が韓国人に
よる『義兵抗争』にあったと主張するのは、嘲笑の対象にしかならない」

608:マンセー名無しさん
05/12/14 08:37:04 6Kxq2a5o
【戦後日韓関係の展開】 日韓共同研究叢書14
小此木政夫、張達重(編) 慶応義塾大学出版会 2005/12

「過去を直視しつつ、未来を構築する」との基本認識の下で、日韓両国の研究者に
よる歴史・政治・経済・文化等についての共同研究の報告。
外交・経済・文化交流のダイナミズムと、戦後日韓関係の変容を考える。

609:マンセー名無しさん
05/12/14 08:55:52 6Kxq2a5o
【日韓交流新時代】
五代慎一(著) 新風舎 2005/12

■著者紹介
五代 慎一
1955年、大阪府大阪市出身。現在、長野県北佐久郡軽井沢町在住。東京外国語大学
卒業後、IT系大手メーカーへ入社。海外営業やマーケティング業務に携わり、フランス、
韓国の駐在経験、世界20数カ国への海外出張などの経験を持つ国際派ビジネスマン。
特に、韓国では販売法人の立ち上げメンバーとして奮闘。韓国ビジネスの専門的アド
バイザー、日韓交流のコメンテーターとしても活躍。

610:マンセー名無しさん
05/12/14 09:02:02 6Kxq2a5o
【戦後日韓関係 ― 国交正常化交渉をめぐって】
吉沢文寿(著) クレイン 2005/08

戦後の日韓関係はどのように展開されたのか。
日韓国交正常化交渉(日韓会談)の歴史的真実を明らかにし、朝鮮半島との間に
残された課題克服への道筋を示す、気鋭の論考。

■著者紹介
〈吉沢文寿〉1969年群馬県生まれ。一橋大学大学院社会学研究科修士課程修了。
講師として複数の大学に勤務している。専攻は朝鮮近現代史、日朝関係史。

611:マンセー名無しさん
05/12/14 09:20:50 6Kxq2a5o
【日中韓企業の経営比較】
王効平、尹大栄、米山茂美(著) 税務経理協会 2005/11

本書は、日本・中国・韓国という異なる国籍を持つ共著者3人が、1990年代半ばから
2004年にかけて東アジアの企業経営、特に日中韓の企業経営の比較をテーマにした
複数の共同研究プロジェクトで得た知見を整理したものである。

612:マンセー名無しさん
05/12/14 09:28:12 6Kxq2a5o
【朝鮮半島と日本の同時代史 ― 東アジア地域共生を展望して】
同時代史学会(編) 日本経済評論社 2005/12

近くて遠い朝鮮半島と日本は、互いをどのように捉えているのか。
政治的緊張もみられるなか長い歴史的関係をふまえつつ、文化・経済など
さまざまな角度から共生を模索する。

■目次

第1部 朝鮮半島と日本の同時代史   

報告1 朝鮮戦争と在日朝鮮人  崔徳孝
報告2 植民地支配責任「忘却」の論理  吉澤文寿
コメント1 在日朝鮮人社会からみた義勇兵問題  韓載香
コメント2 脱植民地化過程を欠いた日本  木畑洋一
パネルディスカッション (司会 出水薫)
 韓国映画に描かれた日本  権赫泰
 冷戦への無自覚と日本の現在  石坂浩一
 朝鮮現代史研究の現状と課題  林哲
 南北朝鮮の経済交流と東アジア経済  鄭章淵
 参加記 同時代史学会の討議に参加して  百瀬宏

第2部 東アジア冷戦下の日米関係・韓米関係    

アメリカの核戦略と日本の国内政治の交錯 1954~60年  黒崎輝
アメリカ・韓国・南ベトナムの軍事交流のはじまり  松田春香
---

なんとなく、ゆんゆんしてますねぇ。

613:マンセー名無しさん
05/12/14 09:39:58 6Kxq2a5o
【東アジア・交錯するナショナリズム】
石坂浩一、塩沢英一、和仁廉夫、小倉利丸(著) 社会評論社 2005/9

中国・韓国で「反日」の声が高まり、日本でも対抗的な右派言説が強まっている。
しかし、そこにあらわれているのは、古い図式ではとらえきれない、グローバル化の
時代の「新しいナショナリズム」現象なのだ。
変容する東アジア社会で、多様化・流動化する民衆意識をふまえて論じる。

■目次

1 韓国の「民族主義」を考える  石坂浩一(立教大学教員)
2 中国ナショナリズムの諸相  塩沢英一(共同通信前北京支局)
3 ネット社会が与えた回帰後香港の新しい使命  和仁廉夫(ジャーナリスト)
4 「台湾人意識」の虚像と実像  和仁廉夫
5 戦後ナショナリズムの終焉と新たなナショナリズムの台頭
     小倉利丸(富山大学教員)
---

これまた濃いぃメンツですね。

614:マンセー名無しさん
05/12/14 09:43:54 6Kxq2a5o
【池明観自伝 境界線を超える旅】
池明観(著) 岩波書店 2005/8

韓国が軍政下にあった1970~80年代,雑誌『世界』にT・K生の筆名で「韓国からの
通信」を書き続け,民主化後は日韓共同歴史研究の韓国側座長や文化交流諮問
委員長などを務めて,日韓交流の礎を作りあげた知識人の自伝.
植民地下の貧しい幼年時代,解放後の北での生活,越南,韓国軍の軍人となった
朝鮮戦争,そして韓国民主化闘争と日本への亡命 ―.
いくつもの境界線を超えて続いた,自由と思索を求める旅.

615:マンセー名無しさん
05/12/14 17:15:02 6Kxq2a5o
URLリンク(blog.livedoor.jp)

2005年12月14日
「コリアンジェノサイダーnayuki」に関しまして…4

まずご報告があります。
イラストレーターがほぼ内定いたしました。
皆様のご協力、ご意見、
そして立候補してくださいました方々、
本当にありがとうございました。

その作家さんに関してですが、
この出版物の性格上、神経質にならざるを得ない部分がありますので、
今はオープンにできないことをお許しください。

まぁ結果的にどんなものが上がるか不安なところも、
多々ありますが、全力で頑張りますので、
暖かい気持ちで応援していただけると助かります。

616:マンセー名無しさん
05/12/14 18:48:36 6Kxq2a5o
晋遊舎のサイトに『嫌韓流 実践ハンドブック 反日妄言撃退マニュアル』の
ページが出来てますね。
URLリンク(www.shinyusha.co.jp)

617:マンセー名無しさん
05/12/15 01:51:37 zJZ1tqMw
反日ナショナリズムを超えて 韓国人の反日感情を読み解く
朴 裕河 (著), 安 宇植 (翻訳)

幻想と絶望~漫文漫画で読み解く日本統治時代の京城
申 明直 (著), 岸井 紀子 (翻訳), 古田 富建 (翻訳)



618:マンセー名無しさん
05/12/15 16:48:57 gWPLxB2a
近刊
【嫌韓流ディベート 反日国家・韓国に反駁する】
北岡俊明、ディベート大学(著) 総合法令出版 2005/12/22

URLリンク(www.amazon.co.jp)
---

嫌韓本、大杉です。
(櫻井よしこ氏の『韓国狂乱』をここに入れちゃあイカンのかも知れませんが)

12月20日  『嫌韓流実践ハンドブック 反日妄言撃退マニュアル』
12月22日  『嫌韓流ディベート 反日国家・韓国に反駁する』
(たぶん1月) 『マンガ嫌韓流の真実! 場外乱闘編~コリアンVOW!』
 1月下旬   『韓国狂乱』
 2月22日  『マンガ嫌韓流2』
 3月 1日  『コリアンジェノサイダーnayuki』

619:マンセー名無しさん
05/12/15 17:58:52 5hknCgYB
柳の下か....

620:マンセー名無しさん
05/12/16 00:17:23 3JrLwjpv
隙間を狙うとしたら、
あとは「あの国のあの法則」のライトノベライゼーションだな。

621:マンセー名無しさん
05/12/16 02:06:49 E7EiNH6P

なんだか日本も余裕がないな最近。もしかして火病?
日本人がどんどん韓国化してる気がする。



622:マンセー名無しさん
05/12/16 02:50:17 dMR2Txjo
>>621
マスゴミが隠してる事が多いから、こんなに面白い国が隣にあったのか!って感じだろ。
「嫌韓流」こそが「親韓流」だよ。もちろん韓国の嘘を指摘するのも、韓国を対等に見ようとする証拠。
『コリアンジェノサイダーnayuki』楽しみだな。

623:マンセー名無しさん
05/12/16 10:14:52 j5vVrBRR
>>621
嫌韓流が売れたから出す。それだけでしょ。
半島人のメンタリティとは根底から違う

624:マンセー名無しさん
05/12/16 10:55:53 q2LXOhoh
【「反日」という甘えを断て ― 韓国民に告ぐ!!】
金文学(著) 祥伝社 2005/12
---

2002年に四六判で出た同名の本を文庫化したものですが、出版社からの内容
紹介に、なんと、あの山野車輪さんのコメントが入ってるではないですか!
ずいぶんエライ人になったんですねぇ。

URLリンク(www.amazon.co.jp)

『マンガ嫌韓流』の山野車輪氏も絶賛! 
「正常な日韓関係のために必読の書である」
真の愛国者・金文学(きんぶんがく)の叫びを聞け!

●なぜ日韓の距離は縮まらないのか
●大国・日本に甘える韓国人
●「反日文学」というトンデモ本の1ジャンル
●韓国のナショナリズムはなぜ肥大したのか
●暴力大国韓国の知られざる実態
●21世紀版韓国人改造計画……

<正しい日韓関係のため、今こそ読まれるべき1冊 『マンガ嫌韓流』作者 山野車輪>
金文学氏は、前著「韓国民に告ぐ!」の出版によって、同胞達から親日派のレッテルを
貼られた方である。ご存じの通り、親日派というのは韓国では売国奴の意味を持ち、
社会的に抹殺されることを意味する。著者は、前著の出版後、実際に同民族から
糾弾や脅迫を受けたのである。
続編となるこの書の内容は、韓国内での病的な反日ナショナリズムの実態を克明に
描き出している。まずは韓国人に読まれるべき書であるが、私達日本人にとっても、
韓国人を知るために、そして正常な日韓関係構築にあたって考えるための材料と
して、必読の書であると言える。

625:他スレにもカキコしたけど
05/12/16 13:13:03 lg86xNGr
豊田有恒さんの「韓国が危ない」を読んだ。
ハン板のノムチョン大統領スレで語られていることが
コンパクトにまとまった本、という感じでよかった
現在の韓国がいかに北朝鮮に篭絡されているか、というのがよくわかり
背筋が寒くなる気がした。
ただ、チョット前の自分みたく、なんでもかんでも嫌韓、でなく、少し
韓国に興味が湧いて来たのも事実。今、自分は中国やベトナムに興味があって
いろんな本買って読んだりしてるけど、台湾、ベトナム、中国、のつぎくらいには
勉強の対象にしてもいいな、と思ったw
ハングルを学びたい、とは到底思えないけど
(機械言語みたいで見てると吐き気をもよおす)
ちなみに、大阪九条のシネ・ヌーヴォで「キルソドム」を10年ぶりにみた。
10年前は山口市で観たのだけども。今度観て、ようやく完全に意味がつかめた。




626:マンセー名無しさん
05/12/16 13:22:33 lg86xNGr
>>494
>生姜の仕事は、ひょっとしたら、
>生姜ほどに不当に幸運を得なかった在日同胞への
>「私はあなた方の同胞なんですよ」という
>言い訳めいたPRじゃないかという気がしました。

生姜は、北朝鮮の一部人民が冒した「金日成(なぜか一発変換)神格化」という愚と同様の
「在日朝鮮人歴史神格化」を、日本に於いて行おうとしている

627:マンセー名無しさん
05/12/17 10:02:38 c706MW4i
2005年秋に、岩波文庫の26点(33冊)の本が重版されましたが、そのなかに
金素雲(訳編)『朝鮮童謡選』がありますね。

628:マンセー名無しさん
05/12/17 19:37:40 twYpDUSF
歴史認識を乗り越える―日中韓の対話を阻むものは何か 講談社現代新書 1819
小倉 紀蔵 (著)
小倉先生が講談社現代新書に帰ってきました。歴史認識ってどういうこと?
特定アジアのいう歴史認識ってどういうこと?歴史を認識する日本人って誰のこと?
歴史を認識する主体は何?と、岡田英弘先生なら「あいつらのゆーところの歴史なんてもん
を相手にするだけ時間のムダムダ」と片付けてしまいそうですがさすがは哲学者の小倉先生は
日韓の対話をする前提条件を構築するために根本からまじめに思考をいたします。
「韓国は一個の哲学である」をお読みになったうえでぜひ。

629:マンセー名無しさん
05/12/19 14:33:03 UMj4XEnr
>>471
アマゾンのレビュー
URLリンク(www.amazon.co.jp)

630:一購読者
05/12/19 21:33:33 MEwU2fvt
現代コリア1・2月号の目次から

南北レーダー
 〔南〕反日三点セットで熱を上げる盧政権の真意
 〔南〕弱い景気回復への期待
 〔北〕北朝鮮食糧支援断る

焦点・論点
 動き出した日米の締めつけ 佐藤勝巳

特集 朝鮮半島の平和と安全は金正日政権の排除しかない
 北朝鮮国民を救うには「金正日政権」の崩壊しかない 安秉直
 崩壊する北朝鮮の情報統制 宮田敦司
 不安定化する朝鮮半島と日本の対応 西岡力

ネットで透る北朝鮮④
  ―衛星写真で見る超巨大地下施設入り口? ウラジミール
日韓企業のグローバル競争―自動車編② 林廣茂

〈連載〉
 アメリカはどう動くか(13) 島田洋一
 カフェテリア 狂騒曲 成美子
 冬扇房閑話(18) 浪費民族主義 田中明
 韓国メディアウォッチング(49) 野平俊水
 親日と愛国─『尹致昊日記』抄(15) 木下隆男
 救出運動レポート(72) 救う会全国協議会事務局

DATA 韓国保守系指導者一万人第二回時局宣言文

編集後記

631:マンセー名無しさん
05/12/19 22:19:04 eNWdCukL
日本の歴史に関する本で、韓国、朝鮮に関連した本というわけではないのですが、
こんな本が無いかどうかやお勧めについてなどここで質問してはまずいでしょうか?
極東板では、それらしいスレどころか質問スレさえないもので…。

632:マンセー名無しさん
05/12/19 22:37:08 O4d0ETdU
>>631
極東板にも書籍スレはあるよ。

極東板的 書籍紹介スレッド part 5
スレリンク(asia板)l50

633:マンセー名無しさん
05/12/19 22:39:34 O4d0ETdU
明日発売の「週刊朝日」12月30日号に

 嫌韓流の下にドジョウ何匹? 正統ナショナリズム本は苦戦

という記事があるようですね。

URLリンク(opendoors.asahi.com)

634:マンセー名無しさん
05/12/19 23:11:36 9OO4ypGs
家の近所の本屋では、正論・諸君は発売日に行かないと売り切れなんだけどな・・・

635:631
05/12/20 06:11:10 EAUyVN+M
>>632
うわ、気付かなかった。
ありがとうございます、そっち行って見ます。

636:マンセー名無しさん
05/12/20 19:38:35 6ItBebaR
URLリンク(www.niigata-nippo.co.jp)

「告白」に文芸アカデミー賞

拉致被害者で佐渡市の曽我ひとみさんの夫ジェンキンスさん(65)の手記「告白」
(角川書店)が19日、第5回日本文芸アカデミー大賞に選ばれた。

同賞は、特定非営利活動法人(NPO法人)日本アカデミー協会(東京)が「中高年
にも活躍の場を」と50歳以上を対象に募集している。今回は全国から273編の応募が
あり、「告白」は、聖路加国際病院理事長・日野原重明さんの「いのちの哲学詩」
(ユーリーグ社)とともに選ばれた。

637:<`∀´>ニダ ◆524qYLIia6
05/12/20 23:37:03 UJ5wQTd5
【実践ハンドブック嫌韓流 反日妄言撃退マニュアル】
桜井 誠(Dronpa)(著) 晋遊舎 2005/12

■目次

第1章 侵略・植民地支配を謝罪しろ

第2章 在日韓国・朝鮮人に謝れ

第3章 優秀な韓国人を尊敬しろ

第4章 日本人は正しい歴史認識を学べ


各章ごとに10個くらいのテーマがあり、それぞれに論証しています。
この本をきっかけに韓国に興味を持つ人もいると思うので、参考文献が
充実していれば入門書として良かったと思います。
嫌韓流の36万部は無理としても多く売れることを祈ってます。

638:マンセー名無しさん
05/12/21 06:17:44 xu4h2r5N
ここに Doronpa 氏の写真があるニダ。
URLリンク(ameblo.jp)

639:マンセー名無しさん
05/12/21 11:48:41 xu4h2r5N
@FARGO研さんって、Doronpa 氏と知り合いなのか!?

URLリンク(xc73.ja-21.net)

640:マンセー名無しさん
05/12/21 18:55:25 kgo1TncH

194 :大学への名無しさん :2005/12/21(水) 18:38:02 ID:WB0DmYFy0
おい、倫理の解答に日本が朝鮮人に創氏改名を強制的に行わせた
とかかいてあるぞ。これは誤謬じゃないか?

河合塾は朝鮮人の手先か。



やはり、竹内氏の本がなければ受験生は洗脳される。

641:マンセー名無しさん
05/12/21 21:29:55 2PxnVsh/
『東アジア「反日」トライアングル』古田博司

<丶`∀´>80年代の韓国ニダ

酒場で日本語を話していると、灰皿や特大マッチ箱がわけもなく飛んでくる。
なぜか分からぬうちに、酔客に殴られたこともいく度かあった。
大学に行けば学生たちが、「日本文化は教えるな、日本語だけを教えろ」と無理難題をふっかけてくる。
日本の野蛮な文化など習いたくない、そんなものは韓国から流れ出ていった亜流だ、という。
日本のテレビでも彼らの言語の語学講座が始まろうとしていたときには、朝鮮語か韓国語かの名称問題で
NHKがもめていた。きっと喜ぶだろうと思えば反対で、その報道を聞くや、学生たちは「名前を韓国語講座
にしろ」と喚き立てた。
筆者が「君たちの国が強くなれば、日本人も自然と韓国語と言うようになるよ」と言うと、彼らはにわかに怒り出し、
全員に授業をボイコットされてしまったこともあった。
しかし事実、後に一般には韓国語と呼ばれるようになったではないか。

前の晩に、心に残る反日番組があったりすると、授業中にもかかわらず次々に手を挙げてきて、感想を求められることがあった。
下らんなどと言おうものなら、またボイコットである。反日には日々苦しめられた。
そしてこのナショナリズムの下層にも、あの中華思想があった。
これが底にあるものだから、日本人も野蛮人の仲間であり、テレビの歴史劇などでは変なちょんまげを結って、刀を身体と
平行にさした奇怪な侍が出てきて、むやみに人を斬り殺した。
そして意味もなく腹切りをしていた。
82年に、日本の歴史教科書が「侵略」を「進出」に書き換えたという誤報記事が韓国に伝えられると、すなわちデモとなった。
それから4年ごとの教科書改訂のたびに、街は狂乱の巷と化す。
要するに、今の中国と同じような状況に当時の韓国はあったのである。



642:マンセー名無しさん
05/12/21 21:30:28 2PxnVsh/
つまりは、日本を仮想敵として国家主義ナショナリズムを高め、国民を統合しつつ、資本主義をテイクオフさせるとともに、
そのストレス発散を日本人に向けていくという精神構造はどちらも同じである。
輸出志向型工業化戦略に基づき、大々的に外資が投入され、日本製品は街に溢れ、韓国社会は異様に活気づいていた。
日本語学習熱も日本人バイヤーとの商談の増加とともに鰻のぼりとなり、個人の社会的上昇も宗教の繁栄も日本人との
つきあいの緊密さと深く関わっていた。
その同じ人物が、日本人に牙をむく。今の中国人と何ら変わらない。
筆者の日本語講座の社会人クラスで、韓国ナショナリズムの教祖のようなある会社の社長さんがいた。
「韓国文化は世界一」「韓国語は世界一難しく、かつ合理的だ」(?)「日本には学ぶべきものは何もない」と豪語する。

その人をある日空港で見てしまった。
颯爽と税関を通り抜けてくる日本人バイヤーに、社長さんは私の教えた日本語で阿諛追従を繰り返していた。
ふと視野に入った日本人教師の影に凍りついた彼、その悲しい姿が20年たった今でも瞼の裏に鮮明に焼きついている。

643:マンセー名無しさん
05/12/21 22:36:25 hyA02eSN
こういう文なのか。俄然興味湧いた。
それにしても反日はここ数年でやたら激しくなったのかと思ってたけど、
昔からひどかったんだね。

644:サケ飲んでるんでゆるいかも
05/12/21 22:46:15 cLQ2RRGq
あんまし朝鮮知らんオレが解説するのもなんだけど
豊田さんなんかによると、昔の反日は、朝鮮人も節度をわきまえていて、
「おのれ、イルボン許すまじ」とは思っていたものの、それが
「南朝鮮はあと15年で日本を追い抜きます。」といった良い方向への
発展への希求ということで「昇華」されていたようだ。

・・・それが、最近の下朝鮮人どもは、なんでもかんでも日本が悪い、美国が悪い、で
上朝鮮寄りになってるそーな。
勝手にせー。

645:マンセー名無しさん
05/12/21 23:07:12 9ZccyZUr
>>644

頽(くず)れ反日 田中明 現代コリア9月号

かつて戦後日本に来たある朝鮮人が、こう言っていた。「日本人と議論して負けそうになったら、
『君達は日帝36年間に、われわれが舐めてきた苦しみが分るか』と言うんだ。そうすると、向う
はシュンとして降参するんだな。僕もそれをやりましたよ。おかげで日本というものを知るのに、
10年以上かかった。無駄なことをしたものだ」

彼は日本人の負い目を利用することによって、自分達の「反日」が安易なものになったと教えて
くれた。日本人の負い目の意識は、かつて彼らの父祖が命がけでやった「反日」を、気楽なもの
にしただけだったのだ。

彼らは日本帝国主義に「やられた」と叫ぶが、やられた実感を欠く分、キリキリとホゾを噛むよう
な無念さとは無縁である。だから、やられたことは恥辱の歴史であるにもかかわらず、それを
得々として「こうやられた」、「ああやられた」と列挙し強調する。そして、日本を道徳的欠陥者の
ように罵りながら、虐げられたわれわれの心情を理解せよと言う。

日本がそんな悪者だったら理解できるはずがないから、そう言う要求は無意味だが、彼らは
そのおかしさに気付かないようである。
------------------------------------------------------------------------------

自分の「被害」を、あること無いこと言い立てる心情と、ウリナラマンセー的自尊心の両立、理由は
こんなものかねぇ。

646:マンセー名無しさん
05/12/22 12:52:28 3NzVJAnQ
>>645
>日本人の負い目の意識は、かつて彼らの父祖が命がけでやった「反日」を、気楽なもの
にしただけだったのだ。

鄭大均も似たような事いってたな

647:マンセー名無しさん
05/12/22 17:52:11 vx2Hjzm6
URLリンク(japanese.chosun.com)

韓国最大の記録文化遺産『朝鮮王朝実録』、ネットで公開

漢字で5000万字、ハングル訳文は2億1000万字。韓国最大の記録文化遺産である
『朝鮮王朝実録』全文を、22日からインターネットで無料で見られる。国史編纂
委員会は「実録対国民オンラインサービス第1次年度事業」を終了し、22日午前
10時30分ソウル世宗(セジョン)文化会館で試演会を開催する。

今回サービスされる朝鮮王朝実録サイト(sillok.history.go.kr)は、王朝別閲覧は
勿論、人名・地名・書籍名などのキーワードを用いて様々な方法で検索できる。
実録に載っているものの、情報のデジタル化が難しく、既存のCD-ROMには盛り
込めなかった国家儀礼の絵『五礼』『井間譜』などの伝統楽譜や天文記録である
『七政算』のような文献の原文も盛り込んでいる。『朝鮮王朝実録』は、1995年に
民間企業がCD-ROMを製作して有料販売していた商品だったが、国史編纂委員会が
著作権を買い、国務総理室傘下の宝くじ委員会基金から予算8億7400万ウォンを
確保し、インターネット用に転換した。
---

朝鮮王朝実録のサイトは、こちら。
URLリンク(sillok.history.go.kr)

648:マンセー名無しさん
05/12/22 18:43:50 lBufAtH5
>>647
全文と銘打ってはいるがこれだと朝鮮王朝(李朝)実録の
都合の悪い記事を削る可能性があるな。
史料公開の仕方としても難ありだと思う。

649:我儘試運転中 ◆IP4F5VEcTI
05/12/23 00:18:46 ztNQBIlp
>>648
ハングル訳朝鮮王朝実録では削除されていると言われている文。世宗実録28年10月28日

『臣聞前朝之季, 倭寇興行, 民不聊生, 然其間倭人不過一二, 而本國之民, 假著倭服, 成黨作亂, 是亦鑑也。』

倭寇の中の倭人は一二に過ぎず、残りは本国(朝鮮)の民である云々。

と言う記述はちゃんとあったたので。取りあえず削っては居ない感じ。
しかし、IEからHANJAコンポーネントを入れて、漢字をコピペしないとまともに
検索できない仕様は何とかならんものかのぉ。

日本人調べているとあまりに記述が滅茶苦茶で吹き出してしまうw

650:マンセー名無しさん
05/12/23 03:30:34 bh1lwO+g
>>638


│      彡川川川三三三ミ~  プウゥ~ン
|      川|川/  \|~ ポワ~ン
|     ∥|∥ ◎---◎|~       
|     川川∥    3  ヽ~      
|     川川   ∴)д(∴)~      
|     川川      ~ /~ カタカタカタ
|     川川∥    ~ /∥ _____
|    川川川川___/∥  |  | ̄ ̄\ \
|      /       \__|  |    | ̄ ̄|
|     /  \ドロンパ     |  |    |__|
|     | \      |つ   |__|__/ /
|     /  チョソ氏ね | ̄ ̄ ̄ ̄|  〔 ̄ ̄〕

651:677 ◆91USwEw0Dk
05/12/23 09:26:23 1uy/mFnQ
すいません。適当なスレがなかったのでここで質問させてもらいたいのですが

WikipediaのNinjaの項目で

[Etymology]
The Sulsa warriors of the Hwarang of Korea may also have influenced the ninja.

・・・とあったのですが、[The Sulsa warriors of the Hwarang of Korea]って何ですか?

URLリンク(en.wikipedia.org)

(画像も、KorenaNinjaなんて表示されてますし)


652:竹埼委長
05/12/23 09:57:26 Thjspg0q
>>651
新羅の花郎だろ。また日本のものの横取りだよ(w。
ろくに文化がない国だからな。


653:マンセー名無しさん
05/12/23 10:04:33 AaeQFQKu
>>651
Sulsa は「術士」って書くみたいだね。

654:マンセー名無しさん
05/12/23 10:19:33 vbLjavLl
新羅の花郎って、侍の起源も主張してたはずなんだが。
捏造するにしても元ネタ自体が少ないから、かぶりまくって大変だなw

655:マンセー名無しさん
05/12/23 10:33:12 gfKTt6F9
>>651
朝鮮人のWikipedia捏造に対抗せよっていうスレがあるよ。

656:マンセー名無しさん
05/12/23 10:42:50 AaeQFQKu
北朝鮮に関する記述もあるようなので、紹介しときますね。
---

【日本の戦争力】
小川和久(著) アスコム 2005/11

いま話題の憲法改正、日米安保・在日米軍問題、北朝鮮問題、テロ対策などに
対する日本の「戦争力」(外交力、政治力、軍事力を含めた意)を、国際政治・軍事
アナリストの小川和久さんが、Q&A方式でわかりやすく解説する。

つねに事実と数値データから客観的に分析する小川和久さんの解説には、テレビや
新聞では語られない目からウロコの真実が盛りだくさん。

これから最も重要になってくる日本の外交に対する問題が浮き彫りになってくる。

目からウロコ! これが日本の実力だ!!
●自衛隊にはそもそも海外で戦う能力がない!
●アメリカは軍事戦略上、日本に頭があがらない!
●日本には北朝鮮の暴走を抑止する「2つのシステム」を手にしている!
●憲法を改正しない日本は、世界的にも非常識だ!

第1章…自衛隊の「戦争力」-いびつな自衛隊で本当に日本を守れるのか?
第2章…アメリカへの「戦争力」-アメリカにとって、日本の重要度はいかほどか?
第3章…テロへの「戦争力」-日本はアメリカとどう付き合っていくのか?
第4章…イラクにおける日本の「戦争力」-自衛隊のイラク派遣は間違っていたのか?
第5章…北朝鮮への「戦争力」-本当に北朝鮮は日本を攻めてくるのか?
第6章…日本国憲法の「戦争力」-平和国家をつくるためには、憲法9条をどうすべきか?

657:マンセー名無しさん
05/12/23 12:17:24 AaeQFQKu
【韓国の福祉国家・日本の福祉国家】
武川正吾、キム・ヨンミョン(編) 東信堂 2005/12

金大中政権以後、急速に福祉国家化しつつある韓国。
いまだ知られざるその実態を詳細に報告・考察するとともに、日本また欧米との
類似点・相違点を分析し、日本をはじめ東アジア福祉国家化の未来への展望を拓く。

658:マンセー名無しさん
05/12/23 12:27:26 AaeQFQKu
【韓国企業のグローバル戦略】
ジェラード・R・ウングソン(他/著) 奥本勝彦(監訳) 中央大学出版部 2005/12

韓国は、距離的にも、文化的にも、経済的にも、きわめて近い関係にありながら、
感覚的にしか理解していない節がみられる。
韓国企業は10年という短期間に、DRAMメモリ・チップや液晶ディスプレイ
(LCD)パネルというような製品で、二流品の生産者からこの産業のリーダーに
までなった。
本書は、金泳三大統領時代の前後を中心にして、韓国企業、特にジェボル(財閥)の
グローバル戦略を中心に世界先進国の仲間入りをどのように果たしたかを詳述している。
韓国企業の発展ぶりを知ることによって、わが国企業の発展の方向性を知る上で
大いに参考となるものと思われる。

第1章 新しい競争風景
第2章 企業家組織の構築 ― その概観
第3章 産業政策と新しい経済契約
第4章 財閥の再編
第5章 企業家の育成
第6章 グローバル化のための再編成
第7章 新しい技術的フロンテイアの競争
第8章 経営と新儒教思想
第9章 戦略的資産としての人的資源
第10章 21世紀に向かう韓国企業

659:マンセー名無しさん
05/12/23 12:36:57 AaeQFQKu
【1905年韓国保護条約と植民地支配責任 ― 歴史学と国際法学との対話】
康成銀(著) 創史社 2005/11

戦後60年を迎えたが、日本は依然として加害の歴史に対する内的な反省がない。
なぜなのであろうか。
…日本は過去の歴史を清算し、朝鮮やアジアの人々と仲良く暮していかなければ
ならない。
朝鮮半島を祖国としつつ日本に居住する私たち在日朝鮮人にとって、これは祈り
にも近い願いであり夢である。

■目次
第1章 「乙巳五条約」研究の動向と課題
  一九九〇年代以前の研究
  「不当・不法(不成立)論」と「不当・合法論」 ほか
第2章 「乙巳五条約」の強制調印と韓国政府の対抗策
  日本の朝鮮「保護国」化政策と韓国政府の外交戦略
  韓国保護権確立実行計画 ほか
第3章 朝鮮人の「乙巳五条約」無効化闘争とその論理
  朝鮮人の無効化闘争
  万国公法の受容と実践 ほか
第4章 帝国主義時代の国際法から見た「乙巳五条約」
  伝統国際法についての理解と歴史認識
  国際法から見た「乙巳五条約」
第5章 戦後処理における植民地支配責任
  戦後処理における国際公約の両面性
  講和条約と「韓日条約」 ― 植民地支配責任の回避 ほか

■著者紹介
康 成銀
1950年大阪生まれ。1973年朝鮮大学校歴史地理学部卒業。現在、朝鮮大学校歴史
講座教授。専攻、朝鮮近代史。

660:マンセー名無しさん
05/12/23 12:50:05 AaeQFQKu
【マイノリティ・レポート ― 「在日」だから見える?】
玄善允(著) 同時代社 2005/7

普通の庶民、しかし、よそ者である庶民にとってのこの社会、その取るに足りない
細部を執拗に書くことで、この社会を理解し、かつよく生きたい ―。
在日外国人である著者が、地域の生活での繁忙と屈託、マスメディア等を論じる。

■著者紹介
〈玄善允〉 1950年大阪府生まれ。在日朝鮮人二世。大阪大学および大阪市立
大学にて仏語・仏文学を学ぶ。現在、大阪経済法科大学アジア研究所嘱託職員。
また京阪神の諸大学で仏語・仏文学を講じる。

661:マンセー名無しさん
05/12/23 12:56:06 AaeQFQKu
【植民地朝鮮の日本語教育 ― 日本語による「同化」教育の成立過程】
久保田優子(著) 九州大学出版会 2005/12

戦前に日本が植民地朝鮮で行った教育は,朝鮮人の日本への同化を特色とし,
日本語がその主要な手段とされた。
本書は,その原点に立ち返り,日本語教育における同化の概念を闡明し,日本語が
同化の主な手段に位置づけられた論理と,日本語による同化教育の成立過程を
解明しようとするものである。

■著者紹介
〈久保田優子〉 1953年福岡県生まれ。九州大学大学院教育学研究科博士課程
単位取得退学。九州大学助手、九州産業大学助教授を経て、九州産業大学教授。
---

朝鮮は「植民地」ではないと何度(ry

662:マンセー名無しさん
05/12/23 13:00:33 AAvbPHei
風俗ライターが行く わくわく北朝鮮ツアー】
やまだおうむ(著) 英知出版 2005/11


これ、ほしいな
お金が貯まったら買ってみよう

663:マンセー名無しさん
05/12/23 13:04:21 AaeQFQKu
>>661 の『植民地朝鮮の日本語教育』は近刊です。
---

【北朝鮮人民軍・生き地獄の兵営】 Yosensha paperbacks (006)
チュ・ソンイル(著) 金竜森(訳) 洋泉社 2005/12

夜盗集団と化した舞台との銃撃戦、公開処刑、特権層の不正と不平等、売春、金正日の
気まぐれが生む不条理の数々…。
脱北したエリート兵士がつぶさに証言する北朝鮮人民軍の秘密と恥部。

664:マンセー名無しさん
05/12/23 13:08:10 AaeQFQKu
【北朝鮮軍の全貌 ― 独裁体制の守護者・朝鮮人民軍の実態】
清水惇(著) 光人社 2005/12

世界屈指の軍事力も燃料不足、兵器の老朽化、食糧不足による士気の低下により、
その実体は「張り子の虎」だと言われている一方、12万人の兵員を擁する特殊部隊や
核兵器の脅威もささやかれている。
内外で収集した各種のデータと、密かに北朝鮮から持ち出された軍の秘密文書を
精査し、巨大な軍事組織の現状と真の実力を明らかにする。

665:マンセー名無しさん
05/12/23 13:26:49 AaeQFQKu
【食わず嫌いの韓国 ― ドラマに探る「現代韓国と韓国人」】
曺喜澈(著) グラフ社 2005/12

日本とは隣にありながら、似て非なるところも多い韓国。
映画・ドラマの背景にある韓国のお国柄、文化、社会、日常生活など、今日の
韓国をわかりやすく紹介する。

■著者紹介
〈曺喜澈、チョ・ヒチョル〉 1953年韓国生まれ。中央大学大学院(東京)
博士後期課程修了。韓国・蔚山大学助教授を経て、東京大学、東京外国語大学
大学院韓国語講師。著書に「Q&A知ってナットク! 韓国日常感覚」など。

666:マンセー名無しさん
05/12/23 14:43:18 1uy/mFnQ
>>622-655

サンクスです。削除しておきました。

667:マンセー名無しさん
05/12/23 17:25:13 AaeQFQKu
URLリンク(www.sankei.co.jp)

日韓歴史共同研究、1月にも第2期開始 教科書問題も

政府は、日本と韓国の専門家による第2期歴史共同研究を来年1月にもスタート
させる方向で最終調整に入った。第2期研究では第1期の「古代」「中近世」「近現代」
の3分科会に加え、両国の歴史教科書について研究する「教科書小グループ」(仮称)
を設置する。

政府は、共同研究を日韓関係改善の糸口にしたい考えだ。

第2期共同研究については、10月の日韓外相会談で小此木政夫慶応大教授を
日本側委員長として、年内にも初会合を開く方向で作業を進めることで一致して
いた。

第1期共同研究は2002年5月から3年間、3分科会で議論を進め、双方の
研究者の論文や討論記録、相手方への批評などを報告書にまとめた。第2期では
3テーマの研究を継続するほか、新たに日韓の歴史教科書の(1)共通点(2)
相違点(3)歴史事実への言及の有無や分量 ― などを分析する。

6月の日韓首脳会談では、教科書研究で日韓が共通の認識に立った部分について
教科書編集過程で参考にすることで合意。ただ今後は、研究成果を教科書に反映
するよう求める韓国と、教科書検定の下で出版社が教科書を発行する制度の日本
側との間で激論も予想される。

668:マンセー名無しさん
05/12/23 17:48:32 0/vpoYX1
>>656
この本はかなり良かったよ。
軍事・外交の基本を総ざらいできる。

669:マンセー名無しさん
05/12/23 19:02:09 rde3aoqJ
>>651

「スルサの戦士」とは?

670:マンセー名無しさん
05/12/24 05:50:06 P+nAfqOt
【文学の植民地主義 ― 近代朝鮮の風景と記憶】
南富鎮(著) 世界思想社 2005/12

植民地体験の原風景が、継続・内面化・自己形成、そしてまた記憶として甦るかに
ついて多角度から考察する。それらの総体を新植民地主義(ネオ・コロニアリズム)と
して捉え、それによっていかに自己が呪縛されていくのかなどの問題提起的研究。

■目次
はじめに ― 風景と記憶
第一章 恋愛と結婚の植民地主義
 第一節 恋愛と結婚の文化主義
 第二節 日本女性に向かう欲望
 第三節 内鮮結婚の内面心理
第二章 植民地の言語空間
 第一節 朝鮮の作家と日本語
 第二節 なぜ日本語で書くのか
 第三節 『キング』と朝鮮の作家
第三章 植民地体験の表象
 第一節 〈娼婦〉と〈虎〉の朝鮮表象 ― 中島敦
 第二節 衛生兵の朝鮮体験 ― 松本清張
 第三節 「族譜」の精神性 ― 梶山季之
第四章 植民地主義の政治性
 第一節 翻案『雪中梅』の政治的現実
 第二節 慶州と奈良のあいだ
 第三節 「呉鳳伝説」の朝鮮的受容
 第四節 文学研究の政治性と経略性
あとがき 初出一覧 索引

■著者紹介
〈南富鎮〉 1961年韓国生まれ。筑波大学大学院文芸・言語研究科博士課程修了。
静岡大学人文学部助教授。著書に「近代日本と朝鮮人像の形成」など。

671:マンセー名無しさん
05/12/24 06:01:09 P+nAfqOt
【争いのなき国と国なれ ― 日韓を詠んだ歌人・孫戸妍(ソン・ホヨン)の生涯】
北出明(著) 英治出版 2005/11

激動する歴史と流転する運命。
韓国人女性が和歌で語った人生と時代。

東京に留学中、日本語の美しさに魅了され、和歌を読むようになった韓国人女性、
ソン・ホヨン。その歌は日韓両国で評価されてきました。

しかし、彼女の生涯は、歓びと苦難にも満ちたものだった。日本による朝鮮支配、
独立後の国家再建、半島を二分し、父を奪った朝鮮動乱。流浪の日々を乗り越えた
後に訪れた、最愛の夫の死。激動する歴史の波と、過酷な運命。ホヨンはそれを、
歌を詠むことで乗り越えていきます。

人生の悲哀と幸福、時代への切実な祈り ― 珠玉の和歌の数々とその生涯の軌跡が、
人生の本質に触れるノンフィクション感動作がここに。

■著者紹介
北出明(きたで・あきら)
1944年三重県上野市(現・伊賀市)生まれ。1966慶應義塾大学文学部仏文学科卒、
国際観光振興会(JNTO)に就職。同会のジュネーブ事務所(73~77年)、ダラス
事務所(80~85年)、京都案内所(90~93年)、ソウル事務所(93年~98年)に勤務。
2004年JNTO退職。ソウル事務所駐在中、孫戸妍女史の知遇を得る。訳書に『ロールス・
ロイス』(産業能率短大出版部)、著書に本書の下敷きとなった『風雪の歌人』(講談社
出版サービスセンター)がある。

672:マンセー名無しさん
05/12/24 06:12:37 P+nAfqOt
【検証 日朝関係60年史】
和田春樹、高崎宗司(著) 明石書店 2005/12

評価・肯定の言説から、批判・否定の言説へ。戦後日本の社会状況のなかで北
朝鮮ほど大きな振幅をともなう対象は存在しないといっていいだろう。政党、
マスコミ、ジャーナリスト、研究者それぞれの論考を分析し、60年にわたる
日朝関係の変遷を冷静に跡づける。

はじめに

第1章 日本共産党と北朝鮮
 友党関係から不信へ/批判のはじまり/ラングーン事件を糾弾/「キム・イルソン
 主義」批判/大韓航空機爆破事件を北朝鮮の行為と断定/国会での拉致問題の追及/
 金正日体制を批判/日朝首脳会談を支持

第2章 日本社会党と北朝鮮
 五〇年代 ― 南北等距離外交をうたう/六〇~七〇年代前半 ― 初の党訪朝団/
七〇年代後半 ― 野党外交が成果/八〇年代 ― テロ事件報道で北朝鮮に同調/
転換への模索/九〇年代 ― 村山首相談話

第3章 日本朝鮮研究所を考える
 日本朝鮮研究所の設立/日韓会談に反対して/時代の総括と分裂/一九六八年の
 北朝鮮を見て/差別発言事件から金大中事件まで/佐藤・梶村論争/ふたたび
 金大中死刑裁判をみる/現代コリア研究所へ

第4章 『世界』は北朝鮮をどう論じたか
 関心が浅かった創刊直後/帰国運動支持から日韓会談反対へ/最初の金日成
 会見記/北朝鮮・金日成への関心/日朝交渉の促進で論陣/北朝鮮の体制を
 はじめて分析/コメ問題、ミサイル問題、拉致問題/日朝首脳会談を歓迎

673:マンセー名無しさん
05/12/24 06:13:42 P+nAfqOt
>>672 の続き)

第5章 帰国運動とは何だったのか(上)
 朝鮮総連が国会に陳情/生活苦から帰国を希望/居住地選択の自由/「地上の
 楽園」という言葉/帰国船第一船、新潟を出港/九万三〇〇〇人余が帰国

第6章 帰国運動とは何だったのか(下)
 「帰国」とはいかなる現象か/北朝鮮政府の思惑/帰国の現実/帰国者についての
 情報と証言/北朝鮮国内の異質な存在として/日本人妻について

第7章 『朝日新聞』社説は北朝鮮をどう論じたか
 関心の不在から共産主義陣営批判へ/帰国運動への態度/日韓から日朝へ/
 南北等距離外交の主張から北朝鮮批判へ/日朝交渉と米朝関係/北朝鮮に対する
 目に厳しさ

第8章 平壌訪問者たち
 訪朝記を読む/寺尾五郎『38度線の北』/関貴星『楽園の夢破れて』/松本昌次
 『朝鮮への旅』/小田実『私と朝鮮』とその後/否定的な訪朝記ばかり

第9章 金丸・田辺訪朝はいかにして行われたか
 田辺誠と朝鮮との出会い/日朝関係の改善に取り組む金丸・田辺訪朝への道/
 北朝鮮訪問/三党共同宣言調印の後で

第10章 自由民主党と北朝鮮
 戦後保守と朝鮮人/金丸・田辺訪朝団/村山政権下での与党訪朝団/三〇万トンの
 コメ支援/加藤紘一氏に集中砲火/拉致疑惑をめぐる応酬/小泉首相の訪朝と
 その後の後退/小泉再訪朝

索引を兼ねた日朝関係史略年表 あとがき

674:マンセー名無しさん
05/12/24 06:45:55 P+nAfqOt
【回想の浅川兄弟】
高崎宗司、深沢美恵子、李尚珍(編) 草風館 2005/09

李朝陶磁の神様、膨大な発掘陶片は最高の研究資料 ― 浅川伯教。
朝鮮を愛し、愛された希有な日本人。
朝鮮民族の発見者 ― 浅川巧。
『民芸』『工芸』『草野集』などに掲載した浅川兄弟に関する記事をまとめる。

675:マンセー名無しさん
05/12/24 06:55:36 P+nAfqOt
近刊
【クレヨンしんちゃんアニメ版 オラも韓流スターだぞ編】 アクションコミックス
臼井儀人(著) 双葉社 2006/01

676:マンセー名無しさん
05/12/24 07:03:53 P+nAfqOt
【インパクション〈149〉 特集・もうひとつの“韓流”】
インパクト出版会(編・出版) 2005/10

宋連玉インタビュー・流れる「韓流」、流れない「韓流」
強制動員真相究明をめぐる日韓の動き
韓国政府による日韓会談文書全面公開と日本の課題
韓国で実現した「外国人地方参政権」
死刑廃止法案の行方と受刑者の人権
韓国のオルタナティブ・メディアと「デジタル民主主義」
韓国の住民登録制度と情報人権運動
日韓共同の反グローバリゼーション運動
流されるな、潜れ! ― 開発の空洞を占拠する野宿者たち
韓国生命工学の「暴走」をどう読むべきなのか ほか

677:マンセー名無しさん
05/12/24 07:11:33 P+nAfqOt
【マンガ 韓流 大金持ち 儲けの法則】
ホ・ヨンマン(著) キョヌ・キム(訳) ソフトバンククリエイティブ 2005/9

韓国の人気漫画家、ホ・ヨンマンが贈る、韓国ビジネス書ランキングで第1位に
輝いたベストセラーコミック。
ビジネス書でベストセラーとなったハン・サンボク氏の書籍をベースに、韓国の
大金持ち100人を取材し、お金儲けの知恵、節約の知恵など、お金に関するさま
ざまな事柄を、おもしろおかしく、そして人間味あふれる絵でコミック化。
幸せな人生を送るために、韓国人の強さのヒミツに触れてみよう。

678:マンセー名無しさん
05/12/24 17:03:21 P+nAfqOt
【食の政治学】
産経新聞外信部(著) 産経新聞出版 2005/12

産経新聞国際面に連載中の「食の政治学」が単行本になり、平成17年12月22日に発売。
平成15年夏からアジア、欧州、中東の特派員たちが食・料理と政治にまつわる話を
連載、この本では17年夏までの2年分を収録。
中国・文革指導者の転落をまねいた魅惑の食材、中露関係の濃淡で変わってくる
モスクワの中華料理店の味、要職を退いてもあの味が忘れられずおしのびで通う首相、
大統領経験者など、「食」を通じて見えてくる政治・外交・人柄などをつづっている。
---

この本には、アジア、欧州、中東の料理が出てくるのですが、韓国・北朝鮮の
部分だけを紹介しときますね。

ホンオフェ  金大中氏故郷の名物根強い人気
ソバ  韓国に流布する「謀略説」の真偽
キュウリ冷菜  北朝鮮名物の“将軍様”の味
韓国の鰍魚(ドジョウ)鍋  南北分断前のソウルの思い出
カルククス  金泳三大統領が宮廷で好んだうどん
馬肉料理  モンゴル名残の済州島馬づくし
日式料理  「反日」をよそに食は大人気
ソルロンタン  モンゴル語源の大衆的な牛肉スープ
イワシの刺し身  大統領官邸からのお歳暮は煮干し
麦飯ビビンパプ  あの世で朴正熙大統領も苦笑い?
キムパプ  韓国文化に進化したノリ巻き
フグ鍋  大統領選の情勢変えた釜山フグ屋事件
キムチ  「民族的自尊心」のシンボルに
ブデチゲ  米軍がもたらした切ない料理
タックカルビ  反日ストレスは激辛で静める?
ソガリの刺し身  金日成が好んだ宮廷料理

679:マンセー名無しさん
05/12/24 18:22:12 QK4gqvFa
>>672

>和田春樹/高崎宗司/明石書店

あと1翻で満貫だな。

680:マンセー名無しさん
05/12/25 11:40:00 xwtU0L1U
和田春樹って2翻じゃね?

681:娜々志娑无 ◆1ONcNEDmUA
05/12/25 12:13:25 Vigao60/
>>680
 もう北朝鮮を食ってしまったから、食い下がって今は1飜でつ(藁

682:マンセー名無しさん
05/12/25 19:03:40 wT2/MnxA
『いま韓国人は何を考えているか』豊田有恒

親韓モード全開でアレだった。
韓国を知って誤解をなくすことが大事だと著者は言っているが
こういう本のせいで誤解が広まるんじゃ・・・

683:マンセー名無しさん
05/12/25 21:36:53 dcF/ug2h
>>682

>豊田有恒
URLリンク(www.amazon.co.jp)
>青春出版社 ; ISBN: 441304021X ; (2002/06)


ちょっと昔の本ですね。 

この人、最近内容が雑になってない?こちらの知識が付いたからそう思うのかな。

684:マンセー名無しさん
05/12/25 22:15:51 9c6TpXep
豊田有恒氏の最近の本は>>433 >>489 >>625で紹介されてる本ですね。

URLリンク(www.php.co.jp)

『韓国が危ない』

内容 北朝鮮を美化し反米・反日色が濃くなっている韓国は、東アジアの平和に何をもたらすのか。
       錯綜する朝鮮半島情勢の見取り図を描く。

解説 いま韓国は瀬戸際に立たされている。北朝鮮に対する警戒感を喪失してしまったからだ。
       北朝鮮の南進武力統一政策はまったく変わっていないのに、韓国は同じ民族という幻想に引きずられている。
       いたずらに反日、反米に走り、敵と味方とを取り違えている。
       政界、財界、マスコミの中枢に北朝鮮の手先が忍び込み、世論を意図的に北寄りに操作している。
       誇りを忘れた韓国人は、独裁的な途上国でしかない北朝鮮に完全に屈服してしまった―。
       盧武鉉政権誕生以来、東アジアの平和をなし崩し的に脅かす韓国の変節を糾明する。
       北朝鮮の核開発はどこまで進んでいるのか? 韓国にとって主敵はいったいどこなのか? 
       このままだと韓国が内部から自壊するという恐怖のシナリオとは? 
       ◎反共国家韓国 
       ◎左傾化、北朝鮮化する韓国 
       ◎盧政権はなぜ反米になったのか 
       ◎反日を続ける韓国 
       ◎北朝鮮は何を狙っているのか 
       ◎韓国と北朝鮮―軍事バランス 
       ◎日本はどう対処すべきか。

685:マンセー名無しさん
05/12/25 23:25:10 EfqQyXAS
立ち読みしてみる。

URLリンク(books.yahoo.co.jp)
悪魔が舞い降りる夜 北朝鮮特殊部隊日本潜入 / 福原廉太郎/著

書籍内容:

原発に襲いかかる潜入特殊部隊。停止する通信機能。寸断される交通網。
ライフライン壊滅に瀕し、炎上する東京―。
警察力では対処不能の危機に、遂に自衛隊に出動命令が発せられた!衝撃の同時多発シミュレーション。

686:マンセー名無しさん
05/12/26 09:22:55 3BfqH+jC
「歴史読本」2006年2月号の特集は、「古代日朝関係史 論点検証最前線」です。

表紙
URLリンク(jinbutsu.jp)

目次
URLリンク(jinbutsu.jp)

見本ページ
URLリンク(jinbutsu.jp)

687:北原白丁 ◆8TdpzK7GLw
05/12/26 09:28:56 P7li8xyQ
香里園の守護神さんへ、
『金日成 権力の謎と死 ―元・秘書室長』高鳳基の遺書―』を読みました。
私には手に負えない一冊であったため、いつもの書評ごっこの形態を取らず感想を述べます。

香里園の守護神さんのリクエストの主旨であった、評価の定まらない本書をどう読み解くか
ですが、やはり私は判断基準を持ちません。解説者・金燦 (Kim Chang) も、本書を「粛正された
側の理論」であるとして客観性に疑問を呈しています。誇張・歪曲はあるものとして読む他ない
ようです。

私の印象としては、著者が、金日成への憎悪を隠さないことは、むしろ率直と感じます。
その憎悪を共有して読むなら、権力を独占するために手段を問わない金日成の姿を、側近の
視点から克明に描写しており、金の醜悪な姿は、彼が作り出したあの国の現状に相応しい真実の
「物語」だろうと感じました。抗日パルチザンの英雄・金日成将軍への成りすまし暴露は本書が
初出ではありませんし、金王朝が、ソ連軍政部の傀儡政権として発足し、フルシチョフによる
個人崇拝批判を境にソ連と距離を置き、民族主義へ傾斜する経緯も既知のものです。奇書では
ない、と見てよいと思います。


688:北原白丁 ◆8TdpzK7GLw
05/12/26 09:29:34 P7li8xyQ
〔続き〕
私はむしろ、本書を「悪の帝王学」指南書として読みました。初期の朝鮮労働党には、
論理的な議論が可能な空気があったにもかかわらず、金が周到かつ巧妙な手練手管で人心を
掌握し、反対派を蹴落として権力を独占していく辣腕には「学ぶべき」ところがあります。
1956年の「党中央全員会議」では、反金日成包囲網による反乱の危機を察知し、内通者を用意し、
意図的な会議の撹乱と強引な進行で危機を乗り切り、反対派を一斉粛正に負い込む手腕は、
独裁者の資質とは何かを教えてくれます。権力保持のためには、不穏分子のどんな仔細な気配も
見逃さず、分離して相互監視の檻に閉じ込める、その手法は、社会全体にも波及し、呉善花が
「社会の活動的な分子をこなごなに原子化し、権力の中心へと吸い上げていく」と評した
北朝鮮の支配体制に見事に結実していると直感できます。

この本からは、かつて北朝鮮に何が起こったのかを窺い知ることはできますが、この「物語」を
通して今後の北朝鮮の動向を予感する材料は読み取れないようです。

以上のような感想につき、もう一冊リクエストされた『金日成は中国人だった』も、
私の読み方ではご期待に添えないと判断し、図書館への取り寄せ依頼をキャンセルしました。
申し訳ありませんが、ご了承下さい。
内的動機と外的要望が一致しないときは、無理をしない方がよいようです。

以上。

689:北原白丁 ◆8TdpzK7GLw
05/12/26 09:31:52 P7li8xyQ
白丁です。
宿題は半分でお茶を濁しながら、読みたい本だけ読んでおりました。
またまた、大量に連続投稿します。しばらくご辛抱ください。


690:北原白丁 ◆8TdpzK7GLw
05/12/26 09:34:06 P7li8xyQ
歴史認識を乗り越える 日中韓の対話を阻むものは何か
小倉紀蔵  講談社現代親書

韓国哲学専攻の日本人学者による東アジア解説本だが、従来の右派・左派いずれにも
見られなかった切り口で東アジアを読み解こうとしており、前半では新鮮な驚きを味わった。

先に結論を書いておくが、著者は中立を装う偽装左翼であり、本書はポストモダン的記号論で
朱子学を読み解くという斬新なアプローチで読者を煙に巻き、疲れた所を見計らって予め
用意した結論を押しつけようとして馬脚を表すという、手が込んでいる割には結論がお粗末な、
特定アジア擁護本である。

まず著者は、右でも左でもない中立的立場を示すため趣向を凝らす。広島原爆ドーム、長崎
原爆資料館、韓国独立記念館、知覧「特攻平和会館」、ビルケナウ、これら戦争の遺物から、
日本の<主体>の曖昧さを描く。日本人を「倭奴」と蔑視する韓国人を、諦めて「ゆるす」
ことで優位に立つ日本人のいびつな心理を描く。韓国人が「審判者」として日本人を裁くことの
不当さを描く。このようにして、「優位性」だ「上位性」だ、「ゆるし」だ「ルサンチマン」
だと、視点の撹乱と言葉遊びとを通じて、これまでの類型的な日中韓の関係性を解体して、
ポストモダンとグローバリズムの潮流の中で<主体>を流動化し、従来的左翼の論拠は1932年
コミンテルンのテーゼであると喝破して著者の中立的客観性を誇示し、いかにして右でも左でも
ない第三の方向に<主体>としての<日本>を「立ち上げる」かという、もっともらしい問題を
提起しつつ、実は「日本=加害者」「中韓=被害者」という枠組みだけは、恐らくは意図的に
考察を加えずに、温存する。


691:北原白丁 ◆8TdpzK7GLw
05/12/26 09:35:51 P7li8xyQ
〔続き〕
その上で、<主体>なるものの定義を確認するため、儒教を棚卸する。まずは、記号論的に
朱子学の構造を「<理>の三重構造」として説明し、<主体的客体>だの<客体的客体>だのと
言辞を弄して、<アジア的主体>のあり方を、日本、韓国、中国、そして北朝鮮の「主体思想」
を比較して説明する。著者の新機軸は、「朱子学は復古・停滞の哲学ではなく、歴史改革の
不断の意思を持つものだ」という珍説と、「日本の近代化は、半儒教的だった江戸時代の
再儒教化だ」とする説だ。難解かつ斬新な論理の展開は魅力だが、致命的欠陥(あるいは
意図的な隠蔽)がある。著者は、日中韓を「東アジア」と一括りにすることを暗黙の前提として
いる。いわゆる「一視同仁」の陥穽に読者を陥れているのだ。日本と特定アジアとの間では、
中華秩序を巡って相容れない対立があることを見逃している。日本だけが独力で近代化できた
事実を見逃している。これらを漏らしては、著者の新説は珍説と言わざるを得ない。ただし、
日本の近代化を再儒教化と観る点は一考に価する。

ところが、本題であるべき歴史認識の違いに突入すると、突如、日本と中韓の歴史観の違いが、
儒教的歴史認識の有無として類型的に比較される。一体、前章までの「一視同仁」は何だった
のか。ポストモダンな朱子学解体は何だったのか。近代日本の再儒教化は何だったのか。
陳腐な日本対韓国の論戦を、中立を装って「どちらにも問題がある」という程度に解説して
終わってしまう、質的にも量的にも、余りにもお粗末な章立てだ。


692:北原白丁 ◆8TdpzK7GLw
05/12/26 09:42:10 P7li8xyQ

〔続き〕
そして著者は、残り少ない紙数で、大慌てで店じまいを始める。駆け足で「感情」の問題だの
「責任」の問題だのの上っ面を撫でて<アイデンティティー>だの<コンセプト>だのをポスト
モダン風味に味付けてお茶を濁し、歴史教科書問題だの靖国神社問題だのを「中韓の右翼への
不信感」などという、どうしようもない論拠で批判し、国際貢献だの連携だの、関連不明の概念を
突如持ち出し、北朝鮮を今さら「小中華パラダイム」で説明する恥をさらし、「在日」と共生せよ
といい、問題解決のためには朱子学ではなく<ポストモダン>による新しい東アジアの<主体>を
立ち上げなくてはならない、などど性急な「べきだ」論で筆を置く。いずれもが史実・現実と
接点を持たない空理・空論だ。2005年末現在ではとうに論破済みの争点を、いけしゃあしゃあと
持ち出して憚らない著者の態度は、学者としての資格を疑うに十分な自爆劇だ。
また、ポストモダンは、本書をお洒落に修飾してはいるが、モダンにすら達していない中朝の現実を
全く説明できていない。ポストモダンは、東アジアにおいては、日本だけがバブル経済期に経験し、
しかもそれが幻影であった事実を意図的に無視した著者の戦術は虚しい。

本書後半、自ら論旨を破綻させ、整合性も糞もない、ヨレヨレの低空飛行の末に墜落する
みっともなさには唖然とする。因みに、本書には一言も「台湾」が出てこない。台湾は日本
左翼および中韓の鬼門である。日中韓に北朝鮮と台湾を加えて整合を保ったまま語れなければ、
いかなるアジア論も現実対応できない空理空論に過ぎない。
迷ったら三度唱えよ。「台湾! 台湾!! 台湾!!!」

以上。

693:北原白丁 ◆8TdpzK7GLw
05/12/26 09:43:50 P7li8xyQ
中国人の愛国心 日本とは違う5つの思考回路
王敏 (Wang Min)  PHP新書

日本人と中国人 永遠のミゾ ケンカしないですむ方法
李景芳 (Ri Keiho)  講談社+α新書

「日中友好」は日本を滅ぼす!  歴史が教える「脱・中国の法則」
石平 (Seki Hei)  講談社+α新書


中国人の書いた、日中関係の解説書を三冊まとめて読んだ。挙げた順に中国寄りだ。
三者ともに、本年(2005年)春に起こった中国内の反日暴動に強い危機感を抱き、
日中関係の再考を促す目的でそれぞれの著作を執筆したのだが、
その主張は三者三様となっており、それが日中関係の複雑さを表してもいる。


694:北原白丁 ◆8TdpzK7GLw
05/12/26 09:45:37 P7li8xyQ
〔続く〕
『中国人の愛国心』は、日中関係の改善のため、日本人が理解すべき中国人の特性を、
四つのキーワードで紐解く、という構成をとる。一見ニュートラルな論調だが、事実の一部
だけを語ることで全体を見誤らせるミスリードが随所に仕掛けられている。
サヨクの常套手段はここでも健在だ。

著者・王敏は、1954年、河北省生まれの女性、現在、法政大学教授として多年日本に暮らし、
宮沢賢治研究など多数の著作をものしている研究者だ。相当の知日キャリアだが、この本で
訴えていることは、まるで中共工作員のようだ。ただし著者は、左翼思想家というより、
愛国者だと推察する。

著者が主眼とする「愛国」「歴史」「徳」「中華」「受容と抵抗」という四つのキーワード
解説は、実は重要ではない。主張に新味はないし、問題解決への展望もない。せいぜい
「鷹揚に構えて中国内の知日派を支援するべきだ」という程度に留まる。ひたすら「中華思想を
よく理解せよ」という「俺様主義」の別バージョンに過ぎない。その一方で、中国人が歴史を
歪曲して憚らない理由、国内の異民族を弾圧して憚らない理由、絶望的なまでの貧富格差、
蔓延する貪官汚吏には一切触れない。台湾問題にも一切触れない。これらの暗側面に目を被って
は、真に中国人を理解することはできないのにも関らず。



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