05/10/25 00:16:27 n6z25Zgc
【世界史は日本史をどう記してきたか】
河合敦[監修]
青春新書インテリジェンスシリーズ
780円+税
帯の煽り
『こんなにも違う歴史の実像!
日本史だけではわからない「世界史の中の日本史」の真相に迫る。』
世界史とは言っても、主に絡んでくるのはシナと朝鮮ということになる。
倭寇の正体への言及がなかったりという不満はあるが
元寇で朝鮮が三度目を唆したことの紹介はあったり、
と、読み物としては面白い。
が、巻末におもな参考文献を挙げてあるものの、
個々の記述に根拠が示さずに叙述しているため、
・その記述(あるいは研究)はどんな史料を基にしているのか?
・前提としている歴史はどのようなものか?
・大雑把に書かれているが、細部はどうなの?
という欲求に答えてくれないというのが最大の難点だ。
301:マンセー名無しさん
05/10/25 08:26:16 j0upq/nG
『韓国を食べる』
黒田勝弘 文春文庫 文芸春秋 ; ISBN: 4167679280 ; (2005/01)
同じみ産経新聞ソウル支局長兼論説委員の黒田勝弘氏が語る韓国の食文化。
酸いも甘いも、表も裏も、韓国面の全てを知りつくした著者が、自分の
胃袋に正直に食の楽しみを語るわけですが、食というテーマに集中するためか
あえて触れない、知っていて踏み込まない部分がいろいろあり、
食文化からその国を知ろうという期待には、やや物足りないと感じました。
302:マンセー名無しさん
05/10/25 15:48:36 UzWO/njZ
【韓流ドラマ、ツッコミまくり】
高月靖(編) 韓ドラ鑑賞会(協力) バジリコ 2005/10
ヨン様、ごめんなさい!
ここまで、言っちゃいました。
『冬のソナタ』、『天国の階段』、『宮廷女官チャングムの誓い』、『美しき日々』……
いまや日本で大ブームの韓流ドラマの数々。でも、ちょっと待って!
韓国ドラマにはツッコミ要素盛りだくさんなのです!
そんな韓国ドラマを徹底的にツッコミまくった“笑撃”の一冊!
■内容紹介
幼い頃からの憧れの人がアメリカ留学から帰国! ところが自分を出し抜いて先に
迎えにいったのは、憎むべきその初恋の相手―。「でも、だからって車で轢き殺すか
フツー」というシチュエーションでアクセル全開、チェ・ジウ演じるヒロインをはね飛ば
して血まみれにするのが『天国の階段』のユリ(キム・テヒ)です。
~本文『冬ソナ』チェ・ジウ血まみれ交通事故の女王より~
■著者紹介
高月靖
雑誌・書籍編集を経てフリーライターに。主な編・著書に『韓国の変』(バジリコ)、
『にほん語で遊ぶソウル』(アドニス書房)などがある。
303:マンセー名無しさん
05/10/25 22:31:54 fZ4wt9po
東アジア「反日」トライアングル 買ってきました。
「日本に学ぶものなど何も無い」と日頃言っているウリナラマンセー親父が、「日本から来たバイヤーに、
私の教えた日本語で阿諛追従を繰返す」のを見てしまったという話、何処かで読んだぞ..
と、思ったら、「諸君」に書いてたんだね。
304:マンセー名無しさん
05/10/25 23:42:07 dugNQUFj
古田博司……何となくサヨクっぽいイメージだったんだが、
何と混同していたのだろう?
305:マンセー名無しさん
05/10/26 00:42:50 CfE9xskG
[「韓国人につけるクスリ」の内容をもうちょっとビジュアル化した本
「韓国の変」 コリアン笑いのツボ82連発 高槻靖+ゴーシュ
2002年23月発行 バジリコ株式会社 1400円+税
何処ででも寝るおっサン
なかよしさんたちの熱すぎスキンシップ
電話つきジューシュ自動販売機
本棚に腰掛けて超快適立ち読み
何処でも楽しい我屋 気にしない人たち
DJグッズリストラ社員も登山でリフレッシュ
どこからか堂々の登場地下鉄ゲリラ商人
スポーツおばさんのサイクリング
街踊りまくりダンザーコンパニオン
日端のニッチ商品
アバウトな工事期間(休業日 3月25に日~5月) <6月2日撮影
あり得ないほごに路上駐車
にてない公園のキャラクター
バスに載りたいなら走り出せ。
いかががわしい日本語看板
いつまであるw「杯記念移籍
など写真が70%ぐらいの本です。他にもいろいろ有りますよ、目で笑いたいならこっちの方がいいかな?
これみてたから[「韓国人につけるクスリ」のインパクトが薄くなったなあ
306:マンセー名無しさん
05/10/26 02:23:04 I7IAhTB8
>>304 さんだけじゃないですが、
古田博司(筑波大)は慶應出・小此木の弟弟子。
岩波には中国古典の専門家の歴史があるのでいついていたのでしょうが・・・ きづいたんでは?
東大・早稲田出身者より(モロのっかっているのが生姜)、京都・慶應出身の人の著作には見るべきものが。
最近オススメは「中国の歴史」(講談社~刊行中)。
ブローデルの流れで、「海・交易の歴史」て朝鮮半島が捉えられています。
これまでの中国史が「陸」にこだわっているので「朝貢」における朝鮮、が不足しているのでオススメ。
傍論ですが、結構楽しいです。
307:マンセー名無しさん
05/10/26 13:40:28 lY3HufeD
「WiLL」12月号に
『マンガ嫌韓流』が嫌いな大マスコミ 西村幸祐
という記事がある模様。
308:マンセー名無しさん
05/10/26 14:17:15 ze3azKx/
Willは読んでみたいのだけど、近くの書店では全く取り扱っていないのが泣ける。
309:マンセー名無しさん
05/10/26 15:28:36 lY3HufeD
【ニッポン人なら読んでおきたい竹島・尖閣諸島の本】
宝島社 2005/10
なぜ竹島は韓国が実効支配し、なぜ尖閣諸島は日本の一般市民が立ち入れないのか?
話題の中国・韓国・台湾と対立する 「領土問題」まるわかり
◆竹島を日本から奪還したとする韓国の英雄の「主張」
◆マッカーサー元帥「竹島」日本分離指令
◆「尖閣問題を主張し、海底資源を獲得せよ」中国政府の戦略
◆琉球国・明治政府は竹島・尖閣諸島をどのように認識していたか
◆「尖閣諸島返還」を主張する中国メディアの「台湾攻撃」
特別寄稿
僕の見た「日本国領・竹島」◆西牟田 靖
立ち入り厳禁!尖閣諸島へ潜入!◆芦川 淳
日本の抱える最重要領土問題を考えるうえで、欠かせないデータベース
日本vs韓国 竹島領有権をめぐる歴史的経緯と現在
◎GHQが竹島を日本から切り離した理由
◎韓国・李承晩政権下で実効支配された際の、日本政府の対応
◎韓流ブームを蹴飛ばした島根県制定「竹島の日」
◎盧武鉉大統領の「外交戦争」の発言の真意とは
日本vs中国 尖閣諸島領有権をめぐる歴史的経緯と現在
◎江戸幕府と対馬藩、朝鮮王朝の混乱した領土紛争の真相
◎明治新政府は、竹島をどのように認識していたか
◎「靖国参拝」が尖閣諸島領有権問題に及ぼす影響
◎尖閣諸島をめぐる海底資源問題のはげしい攻防
310:○
05/10/27 00:45:20 YHZi/rWa
【マンガ嫌韓流】西村幸祐:「『マンガ嫌韓流』を嫌う大マスコミ」(月刊WiLL)[10/26]
スレリンク(news4plus板)
「十月中旬には、在韓日本人のブログを基にした『韓国人につけるクスリ』という書籍も
他社から発売され、その後はネット上の伝説的コンテンツ、『コリアン・ジェノサイダー』も
発売される予定だ。『マンガ嫌韓流』は、新しい言論空間からの逆襲が、いま始まったば
かりだということを象徴しているに過ぎない。」
>ネット上の伝説的コンテンツ、『コリアン・ジェノサイダー』も発売される予定
マジっすか?
311:マンセー名無しさん
05/10/27 00:48:37 yTML+Eld
コリアンジェノサイダーって鍵キャラ使って分かりやすく説明してたヤツか?
発売されるとするなら適当な萌え絵師を雇って描かせるのかな。
312:マンセー名無しさん
05/10/27 03:41:08 XO0sN7O/
【ヨンとよーこの韓流ラブ】
たがみ ようこ(著) メディアファクトリー 2005/8
韓国の人とつきあったら、こーんなことが。
韓国で人気のたがみようこ新刊!
韓流デートはこんなにドラマチック!! デートはおまかせ! 何をするのも
パパッと決めてくれる、重いものは持ってくれる、焼肉は全部切り分けてくれる、
手紙、花束、写真、オリジナルCDまで贈られる??? これが、これが……。
韓国の人に愛されるということ!? 日本で生まれて、北京で恋して、韓国で
暮らす、たがみようこの恋愛物語(実話)
●韓国で人気の日本人作家の新刊 ●韓国のあつい恋愛事情がわかる! ●韓国
男性はなぜもてるかがわかる ●韓流ファンにはたまらない内容 ●文字と絵の
笑えて泣けるコミックエッセイ
313:マンセー名無しさん
05/10/27 03:46:46 XO0sN7O/
【日本浪漫紀行 ― 風景、歴史、人情に魅せられて】
呉善花(著) PHP研究所 2005/10
伊勢、熊野、瀬戸内などを訪ね歩き、海、山、平地の複合景観が、融合と調和の
風土を生み出している日本文化の深層を探った紀行エッセイ。
■内容紹介
日韓の複眼的視点を持つ著者が、日本列島の各地を旅して綴った紀行エッセイで
ある。
レトロの魅力に包まれる小樽、下北半島・恐山で感じた「あの世」、匠の伝統が
生きる飛騨高山、ものづくり王国・三河、村上水軍が支配した瀬戸内海。
さらに日本人の心を訪ねて富士山、伊勢神宮、熊野古道、高野山へ。
都会を離れて見えてくる、豊饒で多彩な日本文化の諸相とは。
著者は日本独自の美しさをこう語る。
「海原と平地集落と山塊が一挙に寄り集まって形づくられる風景、神仏が混淆
した調和の文化、和風モダンを演出する空間……。
私は日本に来てからずっと、これらの風景の美しさに魅せられ続けてきた」
全国各地を旅しながら、歴史、風土、人情にふれ、この国の神秘性に思いを馳せる。
日本人には当たり前のものとして、とくに意識することはなかった風景が、著者の
眼を通すことによって新鮮に見えてくるのだ。
まさに美しい日本を再発見できる旅への招待である。
314:マンセー名無しさん
05/10/27 09:07:03 zzW+8t6J
多少スレ違いながら、マンガ「嫌韓流」の後追い企画(?)みたいな「マンガ 中国入門」が、あの
「諸君」の書評で叩かれてますなぁ。
「いい加減なことをやってたら、例の慰安婦騒動みたいに、嘘の部分を指摘されて逆効果だろう」
ということなのかな。
-------------------------------------------------------------------------------
・現代中国が抱えるさまざまな問題に、同書を製作した人達が誠実に対峙して作ったとは、到底
言いがたい出来なのだ。
・中国共産党の政策の問題点を腰を据えて追及するわけではなく、中国古典の引用から、文化
的に中華民族は駄目だと断定するなど、事実関係の論証の甘さを民族的偏見で糊塗しようと
する。
-以下、色々と「アイリス・チャン並の論証の甘さ」を指摘して-
・また、同書の解説として、福田和也が、「簡にして要を得た啓蒙書」と手放しに礼賛しているの
も気になる。
・それにしても、出版社に良心はないのか。出版者側も、著者側も、もっと地に足の付いた仕事
をするべきではないか。売れれば(金になれば)何でもやるという、このような無責任な反中
便乗本の手合が増えないことを、私は心底より願っている。
315:マンセー名無しさん
05/10/27 20:40:10 NCInxLPa
>売れれば(金になれば)何でもやるという、このような無責任な反中
> 便乗本の手合が増えないことを、私は心底より願っている。
どのツラさげて言ってんだか・・・。
ねぇ?
316:マンセー名無しさん
05/10/27 20:59:27 XO0sN7O/
『マンガ 中国入門』は、たまたま『嫌韓流』と同じ時期に発売されたんで、
『嫌韓流』と同じような本だと誤解されて、こんなに売れちゃったんだよな。
そうでなければ、これほどまでに売れる本ではないよな。
317:マンセー名無しさん
05/10/28 01:39:03 0yBMf+Nr
東アジア「反日」トライアングル
古田博司は慶應で、慶應の東洋政治思想史のポジション開いていますし・・・
小此木が学部長ですが、なんとなく。ついにあきれたか?
318:マンセー名無しさん
05/10/28 09:49:27 fWORVrBF
国家戦略からみた靖国問題 ―日本外交の正念場
PHP新書 岡崎 久彦 (著)
URLリンク(www.amazon.co.jp)
日米同盟こそ日本の外交の基本である。
中韓の恫喝に屈してはならない。放置すればいずれ消える。
-------------------------------------------------------
私の評価は、Amazonのレビューと大差ないので省略します。
本旨とは別に、印象に残ったことばがありました。下に引用します。
-------------------------------------------------------
話は変わるが、今問題になっている扶桑社の歴史教科書の前の版には
反米的な箇所があった。米国のある会議でこの話をしたら、出席して
いたアメリカ人が、本当に異口同音に言った。
「アメリカの悪口など世界中で言われているから気にしないよ」
この時は、「さすが大国民、参った」と思った。
その寓意は、日本人にも、中国の友人たちにも分かって欲しいと思う。
319:マンセー名無しさん
05/10/28 16:09:50 TuCEfZmQ
>>318
最近のアメリカは韓国に対してだけキレかかってるような気がするw
320:マンセー名無しさん
05/10/28 18:49:29 ClkWx4lF
>>318
インドネシアの反日暴動のとき、現地特派員が、一緒にいたアメリカの新聞記者に「これで日本も
お仲間」みたいなことを言われたという話を思い出した。
321:マンセー名無しさん
05/10/28 19:11:54 j5olQA3M
>>318
アメリカ人には、多少は気にしてほしいものだが…。
322:マンセー名無しさん
05/10/29 11:05:33 fPGP4Xgb
【環】Vol.23 <特集>「日韓関係」再考 ― 過去・現在・未来
藤原書店 2005/10
〈巻頭詩〉夏のあと 金時鐘
韓国(からくに)念仏 姜信子
〈特別寄稿〉文学はひとつだ! ― 南北民族文学者大会に参加して 黄晳暎(黄善英訳)
「アジア」の渚で ― 日韓詩人の対話 高銀+吉増剛造+今福龍太
豊臣の朝鮮侵略と日本朱子学の源流 金哲央
朝鮮通信使と壬辰倭乱 仲尾宏
新井白石の朝鮮観 井上厚史
「日本」の成立と「韓」の痕跡 子安宣邦
国学と対朝鮮観 姜錫元
幕末・維新期の朝鮮進出論 木村直也
政治史の中の征韓論 ― 対外強硬論と士族 西川誠
明治知識人の朝鮮観 ― 志賀重昂を例として 中野目徹
朝鮮半島絵葉書の中の近代日本人の「眼差し」 浦川和也
1923年9月1日、関東大震災と朝鮮文学 金應教
閔妃暗殺とは何か ― 日露戦争の序曲 崔文衡
日露戦争と日本の独島(竹島)占領 崔文衡(金成浩訳)
〈コラム〉伊藤博文暗殺事件 上垣外憲一
米国から見た1945年までの日韓(朝)関係 長田彰文
韓国から見た「戦後補償」問題 金昌禄
日韓交渉と植民地主義の清算 太田修
在日の戦後補償問題 ― 日韓両国政府のはざまで 裵重度
323:マンセー名無しさん
05/10/29 11:06:39 fPGP4Xgb
(>>322 の続き)
〈コラム〉李承晩ライン宣言について 藤井賢二
今日における日朝関係正常化の意味 石坂浩一
「北朝鮮問題」とは何か ― 核・拉致問題を超えた周辺地域との生活格差 伊藤亜人
日英・日米関係から「日韓関係」150年を考える 鄭敬謨
〈コラム〉金大中拉致事件 波佐場清
〈コラム〉文世光事件とは何だったのか 朴一
〈座談会〉日韓関係の過去・現在・未来 姜尚中+小倉和夫+高崎宗司+小倉紀蔵
ワンコリア・フェスティヴァルとは何か ― 「在日」を統一のシンボルに 鄭甲寿
〈コラム〉日韓・日朝の狭間で生きた力道山 朴一
〈コラム〉日本文化開放政策と日韓文化交流 姜誠
324:☆☆☆マンガ嫌韓流☆☆☆
05/10/29 11:07:00 x9Dv0+ug
韓国のことを知るには
↓
★超超超メチャクチャ有名なベストセラー
☆☆☆マンガ嫌韓流☆☆☆
をみんなも買おうよ★
↓
URLリンク(www.google.co.jp)
URLリンク(7andy.yahoo.co.jp)
325:マンセー名無しさん
05/10/29 16:11:12 UtBHMf1Y
「電車男」ができたんだから
nayukiも映画化・ドラマ化できるよねえ
326:マンセー名無しさん
05/10/30 17:54:24 KnWMy4OK
【金正日への最後通告 ― 北朝鮮を知りすぎた医者<4>】
ノルベルト・フォラツェン(著) 平野卿子(訳) 草思社 2005/10
大邱のユニバーシアードでの抗議行動、横田夫妻らとの座り込み。
北朝鮮の人権侵害を世界に訴えるドイツ人医師が活動と心境を綴った報告書No.4。
327:マンセー名無しさん
05/10/30 17:59:46 KnWMy4OK
【私は男より預金通帳が好き】
カン・ソジェ(著) 吉原育子(訳) 草思社 2005/10
27歳。趣味は買い物。ブランド品も買えるくらい、そこそこ収入もあるけれど、
ある日気づいた……貯金ゼロ!?
忍耐力ゼロの私が3年で1000万円貯めた、ノンストップ貯金&節約ライフ。
韓国中に笑いと共感の渦を呼んだ話題のベストセラー、日本上陸!
■著者紹介
カン・ソジェ
1973年、韓国生まれ。放送作家。MBC(韓国文化放送)、SBS(ソウル放送)、 KBS
(韓国放送公社)を経て、現在はKBS第2テレビ『VJ特攻隊』のメイン放送作家として
活躍中。
本作がベストセラーとなり、講演、インタビューなど、多忙な毎日を送っている。
328:マンセー名無しさん
05/10/31 01:10:40 Yiknl/Lh
【きちんと知りたい 日本の近現代史
―日・中・韓・朝、歴史問題克服のために―】
上山陸三著
四六判並製 200ページ
定価1575円(本体1500円+税)
URLリンク(www.nanpou.com)
店頭でぱらぱら立ち読み。
要するに自虐本(参考文献にも正直に表れている)。
唯一の長所は韓国に行かなくても、
例の蝋人形の館の展示が写真が見られるところ。
鹿児島も堕ちたんだな。
329:11月刊行
05/11/01 11:48:03 IpXvMGQh
新装版 ソウルの練習問題
関川夏央著 集英社文庫
URLリンク(bunko.shueisha.co.jp)
330:マンセー名無しさん
05/11/01 11:53:49 veVEPNBQ
日本焼肉物語 知恵の森文庫
宮塚 利雄 (著)
URLリンク(www.amazon.co.jp)
表紙とタイトルと部位の説明に惹かれ購入。
著者の思想的なものは兎も角、焼肉・焼肉店の発祥については
興味深く読めた。
331:ウリは生粋の名無しニダ ◆yeF2A.f37k
05/11/01 11:56:51 cgAXVBF5
URLリンク(www.amazon.co.jp)
Amazonへのリンクは、これでいいと何度言ったら(tbs
332:マンセー名無しさん
05/11/01 11:57:46 veVEPNBQ
>>331
申し訳ない。
たまにしか見ないもので…
以後気をつけます。
333:マンセー名無しさん
05/11/01 12:10:39 bxZect6J
別冊ブブカ7月号
マスコミに登場しない”創価学会”の文字 その裏にあるものは・・・
・大手雑誌に広告出稿し、批判記事、学会犯罪の記事を封じ込め
・広告出稿受け付けず学会記事を書く週刊誌には執拗な嫌がらせ
・裁判に持ち込み言論弾圧
・創価学会の抗議・裁判・出版妨害事件リスト
・雑誌潰し法「個人情報保護法」・・・・法務委員長は公明党が独占
在日の犯した性犯罪事件
・女児レイプを繰り返したパウロ永田も在日
・世間を騒がせたルーシー・ブラックマンさん事件
・目白通りの19件強姦魔
・世にも恐ろしい、韓国人性犯罪データ
・韓国人男性の55,2%は女性の「イヤ」を額面どおりに受け止める必要なし
・韓国の2000年度の強姦事件は日本の8~9倍と突出
URLリンク(image.blog.livedoor.jp)
URLリンク(image.blog.livedoor.jp)
URLリンク(image.blog.livedoor.jp)
URLリンク(image.blog.livedoor.jp)
334:マンセー名無しさん
05/11/01 20:33:09 5PppD4lI
教科書「近代・現代史」、韓日女性学者67人が共著
URLリンク(japanese.joins.com)
韓国と日本の女性学者67人が、4年間にわたって共著した「韓日近代・現代史」が
出版された。韓国では『女性の目で見た韓日近代・現代史』(著述:韓日女性共同歴史
教材編さん委員会、出版:ハンウル)というタイトルで出版される。
同書は、01年にあった年日本の歴史教科書わい曲事件が契機になった。日本の
教科書が加害の歴史を削除し、女性を差別する軍国主義的な認識に基づいている、との
ことに共感した韓日両国の女性学者らが著述に加わった。
同書は、日本軍のための従軍慰安婦として8万~20万人が強制動員され、多くの
韓国女性が「性的奴隷」にされないため幼い年齢に結婚した、と記述している。
以前の歴史教科書には登場しなかった20~30年代の抗日女性独立運動、60~
70年代のキーセン売春観光なども詳しく説明している。
---
読まなくても内容がわかるニダ。
335:マンセー名無しさん
05/11/01 21:16:08 AzLgP/n7
>>334
フェミーたちの錬金術が見れますか?
336:マンセー名無しさん
05/11/01 22:52:22 5PppD4lI
近刊
【北朝鮮の子供たち ― 脱北少年が見た“楽園”の真実】
カン・ヒョク(著) 檜垣嗣子(訳) 文芸春秋 2005/11/10
祖父母は日本からの帰国者。
送金が止まり、飢えに襲われて家族は脱北。
たどり着いた韓国で待っていたのは … 少年の赤裸々な証言。
■内容紹介
著者は1986年生まれ。
「元在日」の家族は北朝鮮では比較的余裕のある生活をしていたものの、日本からの
送金が途絶えるとともに次第に追い詰められていく。
ついに中国、カンボジアを経て韓国に脱出するのですが、少年ならではの視点から
描かれる北朝鮮社会の荒廃ぶりに改めて驚かされます。
そして、いわば生まれたときから洗脳され、「社会主義と金正日同志」を信じてきた
少年が外の世界に触れたときの戸惑いと苦しみが胸を打ちます。
337:蚯蚓 ◆gu7/rPtdAY
05/11/01 23:53:58 td5xliPS
先月28日発売開始された「ハリーポッターシリーズ」第6弾『ハリーポッターと混血の王
子』ハングル版が出版と同時にベストセラーに急浮上している。
10月25日から11月1日までのベストセラー集計で『ハリーポッターと混血の王子』が総合
順位1位と小説部門1位をそれぞれ占めたと1日明らかにした。
永豊文庫(ヨンプンムンゴ)が集計した10月統合ベストセラー順位でも総合順位1位、
小説総合部門1位、外国小説部門1位にそれぞれ上がった。
『ハリーポッターと混血の王子』ハングル版は図書出版の「文学手帳」を通じて正式出版
される前から予約注文が殺到するなど国内発売を待っていた読者たちの大きい関心を集めた。
合計4冊で完結する今回のハングル版の第3~4冊は今月中旬頃お目見えする予定だ。
(ソウル=連合ニュース)
ソース:東亜日報を翻訳<'ハリーポッターと混血王子' ハングル版販売熱気 >
URLリンク(www.donga.com)
338:マンセー名無しさん
05/11/02 15:51:22 OEoCp5qX
週刊新潮11月10日号に
「ヨン様」の光と影
「過保護な母親」への反抗心で優等生がグレた
補充授業をサボり、酒を飲み、家出もした
高校時代のあだ名は「アウトサイダー拳」
「ワル仲間」とつるみ。ケンカにあけくれる日々
「微笑の貴公子」の素顔が初めて明かされる!
という記事がありますね。
339:マンセー名無しさん
05/11/03 04:20:41 DqM+YN5Y
新聞に広告を出すみたいだね。
URLリンク(image.blog.livedoor.jp)
340:マンセー名無しさん
05/11/03 11:06:00 12jMp3Kq
>>267
【東アジア「反日」トライアングル】読了。
中朝韓の「反日」についての、納得のいく分析と分かりやすい説明を踏まえ、
現実的な対抗策の提言を行っている。
現実を知っていると、斜め上の現象も意外と簡単な話なのだ
と、学問していることの強みを見たように思うと同時に
斜め上を求め続ける中毒症状は、やはり不健全だな
と、反省させられた。
341:マンセー名無しさん
05/11/03 11:10:47 12jMp3Kq
>>340
欲を言えば、
もう少し「卑劣な手段」についての具体的事例を挙げた言及がほしかった。
その一部は、カン・サンジュンの『在日』についての分析で
「思想強化法」として、付論Ⅰで述べられているが、
個人的には、中朝韓の「証拠を創作する癖」についても
追及してほしいと思う。
342:マンセー名無しさん
05/11/04 00:32:05 axMIRXAU
>>341
記憶だけで書いてるですが、
「韓国に行って驚いたのは御飯を匙で食べていたことである。中国も、南方の粘りのある米が入って
来るまでそうだったのだが、かように韓国には古代の中国が残っているのだ」
が面白かった。「日本は食文化が遅れているから匙が無い」などと言われたらこれを引用しよう。
343:マンセー名無しさん
05/11/04 02:02:14 BiEBiOjO
スレ違いでしょうが、
「反日」解剖
という中国の反日について現地取材した本が非常に面白かったです。
韓国に対してもこういった現地取材の本って無いんでしょうか(韓国につけるクスリ除く)。
344:マンセー名無しさん
05/11/04 10:05:35 fHAwejA7
既出かもしれませんが、
『靖国問題』 ちくま新書
高橋哲哉 (著) ISBN: 4480062327
進歩的文化人の雄、高橋哲也教授の入魂の一作。サヨクにありがちな、資料の恣意的解釈を
避け、丹念な取材に基づいて持論を展開しており、感情的な軍国主義批判や安易なA級戦犯
合祀批判に堕していない。国立追悼施設の設置に反対の立場を取るなど、目先の問題回避に
は批判的な態度を示している。
筆者はまず、輻輳する靖国問題に対し、次のように視点を整理する。感情の問題、歴史的認
識の問題、宗教の問題、伝統の問題、国立追悼施設の問題。それぞれについて靖国支持・不
支持の立場を考慮しつつ、問題点を精緻に分析していく。
いわゆる右翼陣営から見れば、手強い著作である。
浅学無識な評者の意見を述べる前に、雑誌「正論」9月号に掲載された二つの反論記事を
紹介する。
―続く―
345:マンセー名無しさん
05/11/04 10:06:06 fHAwejA7
【とても同意できない高橋哲哉著『靖国問題』の罠】
外務省元主任分析官 佐藤優
佐藤は、高橋の精緻な取材と分析を、学術的に真摯な姿勢と評価し、内容全般にひとまず
支持を表明する。そして、靖国神社に与えられた重要な機能、すなわち、遺族の悲しみを、
国家的儀式を経ることによって、一喜びに転化させる「感情の錬金術のシステム」、という
定義に着目する。
高橋曰く『靖国信仰から逃れるためには必ずしも複雑な論理を必要としない、「悲しいのに
嬉しいと言わないこと。それだけで十分なのだ。』
佐藤は、これをキリスト教徒である自身の信条に基づいて批判する。
「『悲しいのに嬉しいと言わない』『十分に悲しむこと』、この倫理基準を守ることができ
るのは真に意志強固な人間だけだ。悲しみを無視をしてでも喜びに変えるところから信仰は
生まれるのであるし、文学も生まれるのだと思う。結局のところ・・耐えることができる
人物は、一握りの強者だけになると思う。」とし、高橋の主張を退ける。
―続く―
346:マンセー名無しさん
05/11/04 10:06:50 fHAwejA7
【「哲学で斬る」ですって? テツヤ君の『靖国問題』は問題ではナカッタ!】
埼玉大学教授 長谷川三千子
長谷川の主張は、雑駁で容赦ない。
「高橋は自ら次のことを認めているではないか。およそ近代国家で、国家防衛のための軍事
力を備えていない国はない。国家のために犠牲を求められた戦士を顕彰する施設は、いずれの
国家にも見られる普遍的な制度である。ならば、『靖国問題』は問題ではない。
そして、『靖国問題』は、高橋の思い込みにすぎない次の5個の前提の上に構築された妄想で
ある、と断ずる。
(1) 非戦の国家を日本の現行憲法秩序は想定している
(2) 非戦の国家を実定国際法は想定している
(3) 靖国神社の現在のあり方は近代憲法のルール(=政教分離)に反する
(4) 現行の憲法秩序から見た場合日本は戦争/戦後責任をいまだ果たしていない
(5) 実定国際法上、日本は戦争/戦後責任をいまだ果たしていない
―続く―
347:マンセー名無しさん
05/11/04 10:26:21 fHAwejA7
結局のところ、高橋の『靖国問題』は、精緻な取材で靖国神社問題を俯瞰するには好著で
あるが、イデオロギー対立に関しては何も解決できていない。しかし少なくとも、誤認に
基づいて安易な靖国批判を繰り返す軟弱サヨクを沈黙させる役割は充分に果たせるだろう。
348:マンセー名無しさん
05/11/05 11:16:12 oxksNBRm
またもや法則が発動。
---
<オールイン> NHK無断出版 原作者が販売差し止め求める
URLリンク(headlines.yahoo.co.jp)
韓国の人気俳優イ・ビョンホンさんの主演でNHKが放送したドラマ「オールイン
運命の愛」を巡り、原作者の盧承日(ノスンイル)さんが4日、日本で小説と漫画を
無断で出版され著作権を侵害されたとして、日本放送出版協会(NHK出版)と
講談社に販売差し止めを求め東京地裁に仮処分を申し立てた。
申し立てなどによると、盧さん原作の小説「オールイン」は00年に韓国の出版社
から発行され、韓国の民放SBSがドラマ化した。NHKはSBS側から放映権を
得て、今年10月まで放送。NHK出版は台本をもとに昨春に小説を、講談社は
今春に漫画を出版した。
盧さん側は「SBSとの間で映像化についての契約は交わしたが、小説や漫画の
出版は許諾していない」と主張している。【武本光政】
▽NHK出版の話 「原作者の承諾なしに本を発行」との事実はないと考えている。
▽講談社の話 契約上、問題はないと考えている。
349:マンセー名無しさん
05/11/06 09:57:19 IRSiTil6
【心で知る、韓国】
小倉紀蔵(著) 岩波書店 2005/10
今、注目せずにはいられない隣国、韓国。
そこに生きる人びとは、どのように感じ、考え、生活しているのだろうか。
ドラマや習慣などの具体例をもとに、気鋭の学者が、愛・人間関係・言葉・宗教など
12のキーワードから、日本と「似て非なる国」韓国を読み解く。
韓国の人びとの〈心〉を、私たちの〈心〉で感じ、学びたい。
350:マンセー名無しさん
05/11/06 12:38:53 MeLns9i9
今日の朝日新聞の朝刊に「韓国人につけるクスリ」の広告が出てた
あのイラスト付きで結構目立つ広告だった
嫌韓じゃないってのを強調してた
351:マンセー名無しさん
05/11/06 12:44:53 qprC81fp
朝日新聞っていつから在日の集まりになったんですか?
(TBSもまた然り)
352:マンセー名無しさん
05/11/06 12:47:34 z8HjCZFz
今更そんな事をしても
売国新聞としての評価は変わらんだろ・・・
353:マンセー名無しさん
05/11/06 14:48:49 IRSiTil6
>>350
>>339 にあるやつだよね?
『嫌韓流』の広告は、産経からも断わられちゃったんだよね。
やっぱり、タイトルがマズかったのかなぁ。
354:マンセー名無しさん
05/11/06 17:31:25 MeLns9i9
>>353
そう、>>339 と同じ広告です
これって、実際の紙面で見ると結構目立ちます
355:蚯蚓 ◆gu7/rPtdAY
05/11/08 00:58:36 g4LUcTqO
野間文芸賞、村上龍氏の「半島を出よ」に決まる
URLリンク(www.asahi.com)
2005年11月07日18時51分
第58回野間文芸賞(野間文化財団主催)は7日、村上龍氏の「半島を出よ」(幻冬舎)に
決まった。副賞300万円。また、第27回野間文芸新人賞は青木淳悟氏の「四十日と
四十夜のメルヘン」(新潮社)と平田俊子氏の「二人乗り」(講談社)が選ばれた。
副賞各100万円。第43回野間児童文芸賞は吉橋通夫氏の「なまくら」(講談社)で、
副賞200万円。
贈呈式は12月16日午後6時から、東京・内幸町の帝国ホテルで。
356:マンセー名無しさん
05/11/08 01:53:41 m6u+Yd6W
「中国の歴史」(講談社)シリーズの評あった?
日本人が中国論じて朝鮮に論じるとこうなる、という勉強としては最高にワロス
6~10巻が「中国から見た朝鮮」。9巻「海と帝国」はオススメ。
10巻は太平天国~1945年なんで、反発もある。
357:マンセー名無しさん
05/11/08 08:21:20 WNOpxQ5W
戦前の朝鮮総督府鉄道局 発行の朝鮮旅行杏奈記 英語ですがAn Official Guide
to Esatern Asia Manchuria and Chosen 1914、1920がありますが興味のある方
いますか?
358:マンセー名無しさん
05/11/08 08:25:54 WNOpxQ5W
案内記でした
359:マンセー名無しさん
05/11/08 09:31:35 gyylJHuP
>>265 で紹介されている竹内睦泰(著)『これだけは知っておきたい日本・中国・
韓国の歴史と問題点80』の広告が、今朝の読売新聞1面下に載ってるんだけど、
けっこう良さげな感じだね。
「大増刷出来」とも書いてありますね。
●小泉タカ派内閣誕生! 今後日本はどうなる
●靖国神社の基礎知識
●神道を知らない本末転倒の妄説・分祀論を笑う
●A級・B級・C級戦犯の意味
●中国、韓国は自分たちの教科書を何とかしろ!
●竹島、尖閣諸島はあきらかに日本領だ!
●日韓の戦後補償は解決済み
…など過去の正しい歴史認識から最新情報までの知識が短時間でわかる。
360:マンセー名無しさん
05/11/08 18:14:11 EjdcA8ue
竹内は俺が受験時に非常に世話になった。
代ゼミの左翼講師によって、週間金曜日に変なのを寄稿されてクビになってしまったが。
あの人の本を使えたから、自虐史観にとらわれていない歴史を学ぶことができた。
特に超速!外交史は名著だと思う。
ただ問題は、受験板に行くとあまり人気がないことか・・。
受験生にこそ知っておいて貰いたいことがいっぱい書いてあるのに。
361:マンセー名無しさん
05/11/08 20:52:07 gyylJHuP
>>360
『超速!外交史』も良いんですか。
受験板で人気がないのは、やむを得ないですよ。
なんせ、センター試験で「従軍慰安婦」だとか「強制連行」だとかが実在しただなんて
答えさせる問題を出すんですから…。
弱い立場にある人間や子供たちに対して、自分たちの考えを押しつけるっていう
やりかたには、ほんとうに腹が立ちます。
こんな事をやってるから、サヨクは若者たちから支持を失ってるわけですが、
気づいてないんですかね?
362:マンセー名無しさん
05/11/08 23:21:28 rTCa7h0e
>>361
>気づいてないんですかね?
アーアー見えない聞こえないってヤツでしょう。
カルト宗(臭)教と同じ。
363:マンセー名無しさん
05/11/08 23:47:29 JGWIlust
竹内が日の目を見るのはもう少し先か。
364:マンセー名無しさん
05/11/09 01:06:04 GANnx6eR
>>361
URLリンク(www.gogakushunjusha.co.jp)
かたや、上記リンク先に出てくる
下の二人は反日本・侮日本を書いている。
河合塾専任講師 青木裕司
URLリンク(www.amazon.co.jp)
知識ゼロからの日本・中国・朝鮮近現代史 幻冬舎芽がでるシリーズ
河合塾専任講師 石川晶康
URLリンク(www.amazon.co.jp)
日本史の考え方 河合塾イシカワの東大合格講座! 講談社現代新書
365:マンセー名無しさん
05/11/09 11:26:07 L/K6i1Pa
といっても日本史においては石川は絶大な人気があるしな。
アオキに関しては、みな左翼だから気をつけろというが、
日本史スレはどうも根っからの左が多いようだ。
366:マンセー名無しさん
05/11/10 06:25:11 9aAxwynL
受験生は思想云々なんか無視して
教科書・参考書に載ってるとおりに覚えればいいの!
367:マンセー名無しさん
05/11/10 09:52:36 4wTZBi2D
【韓流、純愛、初恋病。】
小林竜雄(著) 中央公論新社 2005/11
「冬ソナ」「セカチュー」「今会い」「電車男」そして「四月の雪」。
ブームとなった韓流映画と純愛ものの系譜を気鋭の脚本家が読み解く。
キーワードは〈初恋シンドローム〉。
368:マンセー名無しさん
05/11/10 19:53:56 IFjf++03
>>366
ま、それもそうなんだがな。
369:マンセー名無しさん
05/11/11 20:36:10 y9u1GMw9
今さらながらだけど「韓国人につけるクスリ」読了。
つまらん。
著者の頭の悪さと胡散臭さしか感じられない。
370:マンセー名無しさん
05/11/11 22:24:43 zkFEyiZv
>155
反日ナショナリズムを超えて
朴 裕河
慶応大学文学部> 早稲田大学大学院で日本近代文学専攻> 世宗大学日本文学教授
URLリンク(www.amazon.co.jp)
良かったよ。著者はよく日本の文献も読んでいるようだし、韓国人にしては冷静。
韓国側から見た視点に加え日本側から見たらどの様に見えているのか比較したり。
韓国側からの裏話的な内容もあって、既知の情報の裏付になった。
ただ、韓国で先に出版された本だそうな。だからか(韓国人向けパフォーマンス?)
歴史教科書問題、竹島など認識の受け入れられない部分はあるが、著者が日本を理解しようとしている姿勢は見える。
ある意味驚き
371:マンセー名無しさん
05/11/11 22:37:11 b1tlo0BN
>>369
もっと具体的に上げてみろ。
内容でなく人格攻撃しかできないのか。
372:マンセー名無しさん
05/11/11 22:42:17 v7kXSEcm
『韓国人につけるクスリ』
著者・中岡龍馬降臨ブログ
URLリンク(blog.livedoor.jp)
コメント欄で直接答えてくれるよ
373:マンセー名無しさん
05/11/12 02:23:38 utjABUEQ
>369
372に行って感想文書いてこいよ。
内容に対してな。
今のままじゃ、出版社にクレーム入れてるアホと同類だぞ
374:369
05/11/12 22:08:55 PLEO48fZ
目新しい記述は一切なく、嫌韓?、親韓?、知韓・・???
内容をいちいち挙げてたらきりがないので、
簡単に顕著な2箇所だけでご勘弁を。
まずはエピローグ。「恨」の概念を全く理解してない。
「韓国ドラマを眺めて思う」~支離滅裂。
個人的に「嫌韓流」の発刊は評価に値すると思ってる。
‘二匹目のどじょう’狙い以外の何物でもない出版社の軽薄さと
姿が見えない(見せない)著者の胡散臭さが際立つのみ。
まあ日本語講師は実際にしてたんだろうけど、
渡韓数ヶ月後には韓国語を理解し、1年足らずでこれを書籍化。
何故可能?
ここに出入りしてる者なら当然そう感じないかな?
黒田氏、四方田氏、水野氏あたりを本物だと思ってる者の愚痴でした。
375:マンセー名無しさん
05/11/12 22:36:50 H4QSjtEF
>>374
何か誤解しているようだが、著者は韓国語をしゃべれないよ。
せいぜい分かるのは悪口と挨拶程度らしい。
韓国在住の日本語教師で、基本的に日本語をしゃべるという仕事らしいし。
ちなみに内容は著者のブログの焼き直し。
毎日更新していたので大量の文章量になっているだけ。
嫌韓流発刊以前からこのブログはあったんじゃないか?
今だからこそ・・・ 韓国斬り !!という名のブログ。
キャッシュ漁ればいくらでも記事が出て来ると思うよ。
376:マンセー名無しさん
05/11/12 23:01:06 b9XRDRS6
>>374
なんか叩きたい一心でピントがズレてるような?
377:マンセー名無しさん
05/11/13 00:14:39 nSewOU6u
>>364
それくらいで反日、侮日と言うのはちょっと・・・
竹内だって東条英機のことを日本のヒトラーと言う変な仇名つけて馬鹿にしてるじゃん
378:マンセー名無しさん
05/11/13 00:56:03 ZHtdvJ2p
別に莫迦にしているから反日、侮蔑に繋がるわけではないと思うが。
そうなると、戦前の日本の政治家はみな優秀で失敗などないということになる。
日本国民への敗戦責任はあるわけだからな。
おかしいと思われるものは批難できなくなる。そんなのはただの極右で石川、青木と同類。
石川や青木は意図的に日本のことを蹴落とすことしかできない。
良い面などは無くて、悪い面しかないという思想だから反日といわれる。
更に捏造の歴史を当たり前のように載せるしね。従軍慰安婦、強制連行、創氏改名・・・
こんなの載せていれば、そりゃあ、反日とみなされるだろう。少なくとも左翼とは思われる。
まあ、2chネラーからは売国奴、日教組の仲間!といわれるだろうな。
竹内は日本の良い面、悪い面にきっちり立ち向かう。
当然だが、愛国者であれば悪い面を見逃していいというわけではない。
竹内にとって、東条の政策は良い様にはみえなかったんだろう。
明確に青木、石川と竹内の差異をいうなら、歴史を捏造しない点。
379:マンセー名無しさん
05/11/13 00:56:58 ZHtdvJ2p
ってか、誰か受験板に貼ったな・・。
だからか。
380:マンセー名無しさん
05/11/13 08:46:34 M5RS7jBR
>>377
>364の石川の著書が侮日であるといえる理由の一つを
著者の記述の仕方で『半島史の考え方』を書くと
朝鮮史は、「1875年 江華島事件」で分けて考えよ。
それ以前は、中国事大時代。それ以降は日米事大時代とやると、
……だめだ、韓国人は屈辱に感じるかもしれないが、
私たちから見ると朝鮮史が美化されてしまう。
381:マンセー名無しさん
05/11/13 11:29:49 EOY1yfMh
URLリンク(www.sankei.co.jp)
【文庫プロムナード】 『天下統一と朝鮮侵略』
◇藤木久志著『天下統一と朝鮮侵略』(講談社学術文庫・一四一八円)
『戦国の作法』『雑兵たちの戦場』『刀狩り』などの著作で、中世像の修正を迫る新説を
出し続ける中世史家が三十年前、小学館『日本の歴史』の一冊として書き下ろした
ものの文庫化。
ここにもユニークな諸視点が弾けている。
たとえば信長による有名な楽市・楽座構想も、単なる商・産業の育成を目指した
ものではなく、独自の経済力を蓄え一大勢力となった一向宗寺院の寺内町つぶしで
あった由。
---
今年の10月に出た本ですが、「秀吉は極悪人ニダ!」の悪寒。
まぁ、こればっかりは批判されても仕方がないんでしょうが、しかし、現在の
韓国・朝鮮人のしつこさには呆れてしまいますし、また中国には文句を言わない
ことも気になります。
382:マンセー名無しさん
05/11/13 13:29:32 EOY1yfMh
第27回サントリー学芸賞が今月10日に決まりましたが、そのなかに韓国・
朝鮮関係の本が1冊入っていました。
---
『属国と自主のあいだ ― 近代清韓関係と東アジアの命運』
岡本隆司(著) 名古屋大学出版会 04/10
西洋の出現以来せめぎあいを続ける東西の世界秩序、その中から東アジアの焦点と
して浮かび上がった朝鮮の「属国自主」 ― 従来注目されることの少なかった清韓
関係を、日本・アメリカ・イギリス・ロシアなどとの交渉の中で捉え、19世紀半ばから
日清戦争にいたる東アジアの構造変動を、多言語にわたる徹底的な史料分析に
よって描き出した画期的労作。
■目次
緒 論
第Ⅰ部 馬建忠の朝鮮紀行
第1章 丙寅洋擾から江華条約へ ― 近代清韓関係の発端
第2章 シューフェルト条約の成立と馬建忠
第3章 馬建忠と壬午変乱
第4章 馬建忠の朝鮮政策
第Ⅱ部 朝鮮と近代清韓関係
第5章 条約と政変と密約
第6章 朴定陽のアメリカ奉使
第7章 デニーと清韓論
383:マンセー名無しさん
05/11/13 13:30:30 EOY1yfMh
(>>382 の続き)
第Ⅲ部 近代清韓関係と西洋
第8章 アメリカの清韓関係観
第9章 英露と清韓関係
結 論
■著者紹介
岡本 隆司
1965年京都市に生まれる。1993年宮崎大学教育学部講師。宮崎大学教育文化学部
助教授をへて、現在、京都府立大学文学部助教授。著書に『近代中国と海関』
(名古屋大学出版会、1999年、第16会大平正芳記念賞受賞)など。
384:蚯蚓 ◆gu7/rPtdAY
05/11/13 19:03:28 mF7spKY6
不滅の漢字に刻まれた歴史の綾
URLリンク(japan.donga.com)
『漢字の歴史にそって歩く』キム・ギョンイル著、284頁、1万2000ウォン、バダ出版社。
デジタル時代に生き残った最後の象形文字、漢字。
漢字は、時代ごとに色と香の異なる文化の花を咲かせ、数千年の熟成を経て今日に至ってい
る。亀の骨に刀で刻んで書いた原始文字は「電子ペン」の時代にも依然として息づいている。
かつて白人文化の優越に立ち、「文字発展の最下位段階に属する感覚文字」と漢字を
こきおろしたのはヘーゲルだ。しかし、イメージと感性、イメージとテキストの調和が強調
される21世紀に漢字の魅力はさらにきわだっているわけで、これはまさに、文明史的逆転
ではないか。
漢字一つ一つの内面には、長い歳月の間に、中原と韓半島、日本列島を出入りした多く
の人々の息づかいが込められている。東洋人たちの生、その生を縦糸や横糸として編ま
れた歴史の綾が刻まれている。甲骨文字と青銅器文字を解読し、その中に隠された
東アジア文化の起源を探索してきた著者。著者は漢字を深く受けとめるべき理由をこう
説明する。
「よかれあしかれ、私たちは漢字を通じてもたらされた文化的存在だ。漢字は東アジア
文化の深い屈折の節目を記憶する歴史のアイコンだ。そこに耳を傾ければ、文化的洞察
と新しい知恵を得ることができる。」
385:マンセー名無しさん
05/11/13 19:22:53 eqGr8f8Z
「世界の食文化」
第1巻 韓国
朝倉 敏夫 著
定価:3,200円
出版:農文協
URLリンク(www.ruralnet.or.jp)
色んな階層、軍隊、都市、農村、学校給食等の実際の食事メニュー
などは非常に興味深かった。
さらに、ココ5,6年の韓国の急激な食の変化にもキャッチアップ
してる。特にトンカス(豚カツ)の分析はなかなか。
ただ共著みたいで、書いた人にによっては若干の電波が含まれてる。
史実に沿ってないTVドラマ「チャングム」からの引用や有名な電波
在日学者からの引用をしている執筆者が居る所は残念。
386:北原白丁 ◆8TdpzK7GLw
05/11/14 09:02:44 4qTy0dZX
始めまして。北原白丁と申します。
ここには何度か名無しで書き込みさせていただきましたが、
ちょっとだけ書評の真似事をしてみたくなり、個性維持のため、コテハンを名乗ってみます。
浅学無識の輩が評論家を気取っても、書ける程度はタカが知れているわけですが、
何卒お目こぼしをお願いします。
早速、数週のあいだ書き溜めたものを連続投稿します。ご容赦ください。
387:北原白丁 ◆8TdpzK7GLw
05/11/14 09:05:59 4qTy0dZX
韓国の「昭和」を歩く
鄭銀淑(チョン・ウンスク) 祥伝社新書
今も韓国に残る日帝時代の日本家屋を訪ね歩くという、ありそうでなかった企画である。
序文にはこうあった。
日本人は、植民地支配について「あまりにも無自覚な人」と「やたらと反省する人」の二極化が
激しいのではないか。いずれのタイプと話しても、ぎくしゃくとしたものを感じてしまう。
韓国人と日本人は、本当はもっと肩の力を抜いて話し合えるはずである。
なるほど。これは、今までにない視点で日韓関係を捉える好機になるかもしれない、と
期待して読み始めた。
期待は、冒頭からもろくも崩れ去った。いきなり「くだらない」の語源は百済です攻撃だ。
先が思いやられることよ。案の定、本書全編がこのクォリティーであった。著者は1967年
生まれの韓国人女性。386世代である。徹底した反日教育の犠牲者と言えるこの世代に、
透徹した客観性を期待するのは酷かもしれないが、いやしくもノンフィクション作家と
なったからには、原稿起こしの段階で「くだらない」の語源くらいは確認するべきだろう。
また、こうしたいい加減な記述を校正の段階でチェックしない編集側の無責任さにも呆れる。
ところで、本書の取材の旅は、韓国人である著者と日本人の「助手」の二人旅らしい。
この助手君は、終始「助手」と呼ばれ続け、ついに名前はおろか年齢も性別も明らかにされ
なかったのが気の毒だ。「中年太り」という形容が一ヶ所あるので、著者よりやや年上の男性で
あろうと推測する。この無名日本人助手を狂言回しに仕立てて旅は綴られる。著者はこの助手が
余程気に入らなかったらしく、至るところで謂われない敵意をぶつけている。韓国人対日本人、
女性対男性、年下対年上、こうした対立関係において自分が上位に位置することは著者の自尊心を
満足させるはずだが、微妙な対抗意識は終始消えなかったようだ。
388:北原白丁 ◆8TdpzK7GLw
05/11/14 09:07:20 4qTy0dZX
〔続く〕
いくつか、助手との確執を拾い出してみる。
----
「このあたりが日本人街だったとしたら、朝鮮人はどこに住んでいたんですか?」
(略)すっかり慣れっこになって、さほど違和感のないはずの単語が、そのときは妙に鋭く耳に
突き刺さった。「チョウセンジン...」(略)日本人が韓国・朝鮮人を見下して呼ぶ代表的な
呼称として(略)おなじみなのだ。もちろん侮蔑する意図などないのはわかっている。
(略)一方、朝鮮人は日本人を見下して「チョッパリ」と呼んだ。
----
・日本領時代の朝鮮民族を朝鮮人といわずして何と呼ぶのか。
・一般名称が蔑称なら、イルボンサラム(日本人)は蔑称になるのか。
・一方的に気分を害し、チョッパリ記述で報復する大人気なさよ。
----
「満開の桜と軍艦を観ると、私のような戦後世代でもなんだか血沸き肉踊りますね」
助手の頭の中にはおそらく(略)軍艦マーチが鳴り響いているにちがいない。
私というれっきとした韓国人を前にしながら、デリカシーのない発言をする日本人を無視して、
もうしばらくこの優雅な景色を楽しむことにしよう。
----
・憶測で勝手に人の頭の中に軍艦マーチを鳴らしてはいけない。
・憶測を根拠に人を非難してはいけない。
----
このように、悪意がないとわかっている発言にまで一々神経を尖らせる人間に対し、どのような
態度を取ればよいのか。腫れ物に触るようにして恐々と接する他ないではないか。到底、序文の
ように「肩の力を抜いて」話し合えるはずがない。これを386世代の限界と言わずして何と言うのか。
何を見ても万事この調子で、言葉を奪った、名前を奪ったの連続。日帝36年の内、朝鮮半島で
ハングル教育が選択性になったのは、戦時下体制にあった1938年から光復までの7年間に過ぎない。
創氏改名の場合、強制だった創氏のみ書きたて、有料許可制だった改名には一切触れていない。
創氏も、戸籍に対応するための強制であって、元の姓をそのまま氏として登録できたのだが、
そのような認識は見えない。鉄道を語れば大陸侵攻のためといい、港を語れば強制された異文化
流入という。極めて一面的な被虐史観に毒されている。
389:北原白丁 ◆8TdpzK7GLw
05/11/14 09:19:33 4qTy0dZX
〔続く〕
こうした偏見のため、せっかく日帝時代を知るおじいさん、おばあさんと出会っても、彼らの
本心を十分に引き出すことができずにいる。彼らの穏やかな語り口の内側にこそ、懐かしい
昭和の核心があり、そして、懐かしさ以外の大切な何かがあるのだ。実際の日帝支配を経験して
いない著者が、予断でフィルターをかけることには何の益もない。
そもそも、著者のキャリアからして、一定期間日本に留学したに過ぎず、日本家屋の要諦を、
民俗学的にも建築学的にも掴んでいない。だから、取材した家屋において、光復以後、何が保たれ
何が変わったのか、曖昧にしか説明できていない。貧弱な文化理解しか持たないから、取材は
極めて表面的に「敵産家屋」という「日程残滓」を巡る旅にならざるを得ない。読後に、肝心の
主題であった「昭和」との再会はほとんど印象に残らなかったことが残念で、もう一度ページを
めくりなおしてみた。何度読み返しても、家屋の描写が貧弱で視野狭窄であり、文章の助けと
なるべき写真が少数であるため、何に対しても「懐かしい」という感慨を抱くにいたらなかった。
まして著者の願いであった『「懐かしさ」の後にプラスαの何かを感じ』るなど望むべくもない。
好企画意図にも関らず、はからずも386世代の知性と感性の限界をさらけ出す結果となって
しまった。この企画は是非とも、日帝時代を知る韓国人と日本の建築研究者あるいは歴史・
民族研究者を監修に迎え、写真中心で再度取材・製作に挑戦していただきたい。
390:北原白丁 ◆8TdpzK7GLw
05/11/14 09:26:39 4qTy0dZX
それでも日本だけが繁栄する
黄文雄 光文社
「○○は日本が作った」シリーズでおなじみの黄文雄が、1992年初頭に放った快作。
1992年といえば宴の後、日本経済が奈落の底まで落ちた直後である。
そんな時期に、これほど手放しの日本礼賛を書いた著者の真意は何か。
もし私が、当時この本を読んだなら、尾羽打ち枯らした日本人を慰めるために書いた、親切な
台湾人の誇大妄想、と受け取ったかもしれない。しかし、執筆から13年経過した今、
筆者の描いた世界が、まさに現実のものになろうとしていることに驚く。
そして「手放しの日本礼賛」の根拠もまた、近年の著者の著作に見られる歴史観と同じ視点に
立脚している。「失われた十年」の日本没落の試練の間を耐え抜いた揺るぎ無い洞察力といえる。
骨子はこうだ。
冷戦崩壊後、米露が牽引した欧米主導モデルは疲弊した。それに代わって、東西問題、
南北問題を解決するモデルは日本文明をおいて他にない。台湾経済は既に日本経済圏に
取りこまれており、韓国経済は日本を模倣したサブセットに過ぎない。
中国は国家を適正に維持できる規模を超えた過剰に巨大な国家であり、国内に矛盾を抱え
崩壊に向かっている。中国への期待は虚しい。
西洋文明も中華文明も、環境を収奪破壊するのみだ。日本文明だけが自然と共存可能だ。
根幹は、開かれた宗教「神道」と、道(茶道、華道など)を求める日本人の心にある。
日本文明は、西洋文明への編入ではなく、西洋文明の完成者として成長してきた。
世界の日本化現象は止まらない。日本の繁栄はこれからだ。
391:北原白丁 ◆8TdpzK7GLw
05/11/14 09:27:06 4qTy0dZX
〔続く〕
確かに今、新たなジャポニズムともいうべき動きが世界中で起こっている。
「模倣される日本」という、新たな日本観が一定の説得力を持つ時代になった。
毀誉褒貶の激しい日本モデルではあったが、今や世界において一定の理解と支持を得たことは
間違いない。
読後、著者の慧眼に心服し、日本の明るい行く末を思う一方で、内部から日本の来し方を
体験した者としては、自尊あたわざる日本人の特性を省みずにはいられない。前例踏襲主義、
形式主義、出る杭は打たれる横並び意識、閉鎖的村社会、不明瞭な意思決定システム、
問題隠匿体質、恣意的に曖昧にされる責任の所在、外圧頼みの制度改革、などなど。
これらは、日本人の美点と表裏一体になった特質でもあるから、短絡的に断罪するべきでないし、
撲滅は不可能であろう。だが、日本が世界のリーダーの座を望むなら、最低限、日本人の
美徳を世界に通用する形式に変換して表現するスキルは必要であろう。
392:北原白丁 ◆8TdpzK7GLw
05/11/14 09:35:49 4qTy0dZX
模倣される日本 ― 映画、アニメから料理、ファッションまで
浜野保樹 祥伝社新書
タイトルだけでおよそ内容が推測可能だが、さらに帯には念押しがある。
「日本の文化は最高にcool」世界は堂々と真似し始めた。
機は熟した!〈経済大国〉から〈文化大国〉へ転換せよ。
目次を一瞥すれば、さらに内容の予測精度は上がる。
第一章 模倣される映像、
第二章 模倣される生活様式、
第三章 模倣される理由、
第四章 模倣する日本、
第五章 共感される日本。
先ずは日本文化が世界に与えた影響をつぶさに紹介し、その理由を探り、日本が模倣する立場で
あった歴史を振り返って、今後の展望と課題を提示して終わる。
薄々知っていることとはいえ、日本が文化輸出大国であることを示す豊富な事例を読むことは
快感である。最後に提示された苦言も十分に納得できる。読書の愉悦を存分に味わえる良書だ。
私は、先に紹介した黄文雄「それでも日本だけが繁栄する」のアンサーソングとして読んでみた。
本来は、素直に日本文化論として楽しむべき一冊である。
393:北原白丁 ◆8TdpzK7GLw
05/11/14 09:39:42 4qTy0dZX
人はなぜ歴史を偽造するのか
長山靖生 新潮社
ガードナーの「奇妙な論理 騙されやすさの研究」という往年のベストセラーがある。
自然科学を擬態する奇説珍説を観察し、その発生のメカニズムと、人類を害する危険性を説いた
名著だ。本書には、その視点と共通の厳しい批判精神がある。因みに、同様の視点から
擬似科学論説を暴露嘲笑するものとして「と学会」の一連の著作があるが、本書には、
そういった「トンデモ」の滑稽さを味わう趣味は含まれていない。
私の解釈はさておき、筆者は、後書きで本書の執筆意図を明確にしている。
『本書では、自分に都合のいい「歴史」を捏造し、信じてしまう精神病理を、日本社会の構造上の
問題として、史実に即して描こうと思った』
つまり著者の視線は日本にのみあてられているのだが、同様の問題をより深刻に抱えた社会が、
アジアの特定地域に存在するではないか。恐らく歴史捏造は万国共通の誘惑なのだ。
この問題を解くため、まずは自国の事例を克明に知っておくことは有効だろう。
まず著者は、歴史捏造のメカニズムを、以下のように分析する。
----
いまの自分は本当の自分ではない。本来自分はもっと立派で偉大であるはずなのに、世間は
その「事実」を認めようとせず、自分を正当に処遇しようとしない。間違っているのは世の中の
方なのだ。自分は本来の、あるべき自分の姿を取り戻したい。このような不満は、人間なら
だれしも多少は持っているものだろうが、その願望というか不満が人並みはずれて大きい人間と
いうのが、稀に存在する。(略)現在、あるいは未来に向かって自己の願望が満たされる可能性が
低いとき、差し当たって夢をつなぐ場所は過去しかない。こうして人は、しばしば今現在の自分の
不遇をかこつのに過去の歴史へ、自らの出自の物語へと遡っていく。
----
394:北原白丁 ◆8TdpzK7GLw
05/11/14 09:41:31 4qTy0dZX
〔続く〕
言うまでもなく、こうした夢想を国家レベルでつむいでいるのが、かの国である。
ここで注目したいのは「過去を夢見るのは、将来に展望がないからだ」という指摘だ。
確かに、未来を信じる者は、過去に拘泥する必要はない。過去がどれほど恥辱に満ちたもので
あろうと、現在と未来が輝かしいものであるなら、過去もまた栄光に至る花道である。
図らずもかの国の歴史捏造体質は、将来不安の反映であるという示唆を与えていることになる。
また、かの半島国と比較すると、中国は、遥かに戦略的・計画的に歴史を捏造していることが
理解できる。中国四千年の栄枯盛衰に汚辱はない。作り変える必要がある部分は限定的で、
それは明らかに政治的意図をもって捏造されて正史とされる。それは正に戦略であって、
そこに夢想が入り込む余地はない。
さて、本書で考察対象となった事例は、戦国武将の家系図捏造や明治から昭和に跋扈した
贋天皇など、個人の偽造に留まらず、明治期の政治家、議会、果ては天皇まで巻き込んだ南北朝
正閏(せいじゅん)論争、日本国憲法護憲・改憲の是非、官僚機構の違憲性批判にまで及ぶ。
現行憲法を巡る考察は、歴史捏造批判の範疇を超えるかもしれないと著者自身も語るが、
執筆動機はいずれも、著者の特定史観と距離を置いた視座からのものだ。
395:北原白丁 ◆8TdpzK7GLw
05/11/14 09:50:22 4qTy0dZX
〔続く〕
以下に、示唆的と思われた言葉をいくつか引用する。
----
真実はひとつだが、歴史はなぜか多様な顔をわれわれに見せる。なにより厄介なのは、歴史を
正そうという努力があまり役に立たないということだ。「正しい歴史」を真摯に求める態度が、
かえって様々な解釈を生み、歴史を真実とますます隔ててしまう危険性だって大いにあり得る。
ましてや「子供たちに正しい歴史を教えよう」といったスローガンには、すでに歴史のなかに
ある何か別のものを見出そうという意図が(善意によるものであったにしても)見え隠れしている。
-
物語は歴史ではない。われわれが歴史を物語的にしか理解できないとしても。(略)語られた
物語が美しければ美しいほど、我々はその物語に寄り添ってしまい、批判はおろか自分自身で
考えることをせずに受容してしまうことになりがちだ。
-
なぜ、問題を棚上げにしないのか、というのが私の素朴な疑問である。それが日本のお家芸だと
いうのに。別に私は皮肉を言っているのではない。ここでいう「棚上げ」とは、決して責任の
回避、思考の停止を意味するものではないのである。むしろ安直な「まとめ」を提示せずに、
考え続ける努力を、親も教師もし続けねばならないと言っているのだ。
----
最後に蛇足を。本書は、ホロン部的には、日本も歴史捏造体質を持つ社会であったことを示す
格好の口実を与えるかに見えるが、そうではない。日本においては、歴史捏造は批判すべき
研究の対象でありつづけた。あるいは、戦国武将の家系図の場合のように、捏造と知りつつ
政治力学的見地から目をつぶった。国家が先導して国家ぐるみで歴史を創造する隣国とは、
決定的に事情が異なる。
396:北原白丁 ◆8TdpzK7GLw
05/11/14 09:55:41 4qTy0dZX
朝鮮と日本の関係史 善隣と友好の歴史
著:権仁燮 監修:朴鐘鳴 明石書店
著者は団塊の世代の、監修者は昭和一桁世代の、在日朝鮮人コンビによる、石器時代から
江戸初期の朝鮮通信使に至るまで、朝鮮史の内、日本と関った部分を取り上げた歴史書である。
初版は2000年5月。
図書館の歴史コーナーで本書を見かけ、ぱらぱらとページをめくってみた。
何とはなしにいかがわしい気配を感じ、著者を確認すると在日朝鮮人である。
もしや天然電波本かと期待し、借りて読んでみた。
案の定、アカデミックな装いとは裏腹に、息をするように嘘を吐く朝鮮人一流の電波歴史書であった。
日本における朝鮮史評価を何とかして覆すべく言辞を弄するのだが、
例によって、弄すれば弄する程、それが却って記述に自家撞着を生む結果に陥っている。
朝鮮人の書く自爆歴史書の典型事例として本書を紹介したい。
当初は、本書中に見られる疑問点や問題点を逐一挙げようとメモを取っていたが、
余りに問題箇所が多いため、笑える部分だけ引用する。
古代:
弥生時代は、水田耕作と金属器文化をもった朝鮮からの大量の移住民wwwwによってもたらされた。
任那日本政府説については検討の余地もないwwwwものと言える。
後期新羅との交流 ― 遣唐使だけではなかった
頻繁な遣新羅使の派遣を通じて(略)中国の制度や事情を学んだのではなく新羅そのものから
様々なことを学んだのである。wwwww
397:北原白丁 ◆8TdpzK7GLw
05/11/14 09:58:22 4qTy0dZX
〔続く〕
忘れられた大国・渤海(パルヘwwww)
渤海史は朝鮮史の一時代を占めるべきものである。
日本は遣渤海使を通じて多くのことを学んだ。交易も盛んに行われた。
渤海産品: 毛皮、人参、蜂蜜、兎、昆布、鹿、馬、布、鉄、綿(狩猟採集農産物ばかり)
日本産品: 綾、羅目、絹、水銀、金、銀、漆(鉱業、手工業品ばかり)
元寇:
高麗内部の反元抗争が元寇を遅らせた。動員された兵士・水夫の低い士気が日本を助けた。
わずかの風雨wwwww を口実に退却したことなどからも知ることができる。
神風は自然の暴風雨にではなく、アジア諸国wwwwの「無意識の連帯」による各国民衆の闘争に
こそあったことを忘れてはならない。wwwwwwww (あなたのおっしゃるアジア諸国って wwwww)
倭寇:
倭人は悪逆非道の限りを尽くし後には何も残らない。⇔高麗権力者の横行は極限に達し
「倭寇に遭っても捕倭将に遭わないことの方が幸運」と言われる。wwww
豊臣秀吉の朝鮮侵略
国難に際しても明国に救援を求め、逆に多大な被害を被るという結果をもたらしながらもなお
、自国民の力量に信頼を置かなかった支配層wwwwwと、全てのものを投げ出して戦った人民に対する
視点は自ずと異なるべきである。朝鮮の歴史を、中国に対する事大主義と屈服の歴史であったと
する朝鮮に対する誤った認識を見直す必要があるのではないだろうか。wwwwwww
最後の自爆は強烈。
支配層の政策を正史としない歴史観。まことに都合の良いプロレタリアート史観である。
とにかく、自爆ネタには事欠かない。
398:北原白丁 ◆8TdpzK7GLw
05/11/14 10:05:53 4qTy0dZX
焼肉・キムチと日本人
鄭大声(チョン・デソン) PHP新書
日本人に最もなじみのある韓国の食べ物といえばキムチと焼肉である。
この二つの料理にスポットを当てて、日本における韓国の食文化普及の来し方と行く末を考察する好著だ。
著者は在日韓国人であり、かの民族に共通する特徴として起源に対するこだわりは強いのだが、
執筆姿勢が誠実で行間に胡散臭さを感じない。特定のイデオロギーへと誘導されるような妙な
指向性がないので安心して読める。
先ず取り上げられる主題は焼肉である。焼肉の起源には諸説あるが、著者はモンゴルの食肉文化が
元支配下の高麗に定着、李氏朝鮮時代になって公に食肉が解禁され、独自の食文化として発展したという文脈で今日の姿につながると考える。李氏朝鮮初期に、貴重な生産財である農耕牛の屠殺
禁令が再三あったことから、逆に牛肉食の広まりが阻止できなかったと推測、宮廷料理記録などに
牛肉の焼き物の記録が多数あることなどを根拠に、李氏朝鮮時代には牛肉食が広く普及していたと
述べる。朝鮮半島で本格的に牛肉を食べ始めた時期に関しては、2chに流布する説と異なるが、
私は評価する見識を持たないので判断を避ける。一つだけ興味深い記述を引用しておく。
1711(正徳元)年に来日した朝鮮通信使のための好物料理文書『信使通筋覚書朝鮮人好物附之写』
(山口県上関町教育委員会、平成八年)は、(略)対馬藩が、朝鮮にて直接調査したものを整理し
(略)各藩に通達したものである。(略)
≪肋 アバラ也 彼国にてカルビといふて、賞味する物なり、長さ三寸程宛に切、肋に付けたる
肉少宛有此肉を五歩程宛に切目入、油、せいゆ(醤油)ニて能炙りすすむ(後略)≫
私は文書の真贋を確かめるすべを持たないが、仮に本物だとすれば、江戸時代に既に、
カルビという言葉と共にカルビ焼きが紹介されていたことになる。
399:北原白丁 ◆8TdpzK7GLw
05/11/14 10:08:25 4qTy0dZX
〔続く〕
日本における焼肉の普及は、終戦直後の食糧難の時期に、在日が始めた内臓中心の焼肉料理店から
という認識が示されており、以後の記述は、韓国を離れ、もっぱら日本における焼肉発展史である。
焼肉料理店の高級化に大いに貢献した無煙ロースターは名古屋の「シンポ」が開発した機種から
である、など興味深い事例をつぶさに取り上げている。
400:北原白丁 ◆8TdpzK7GLw
05/11/14 10:08:44 4qTy0dZX
〔続く〕
もう一つ面白いのは、著者が「ホルモン焼き=放るもん説」を否定している点である。著者は、
自身の記憶・体験から「放るもん説」に疑念を拭えず、多年の調査の末「放るもん」都市伝説の
発信源を突きとめる。発信者は、大阪在住の在日詩人:金時鐘(キム・シジョン)氏、出所は
朝日新聞の1977年の対談集記事『差別―その根源を問う』の中での発言。
金時鐘曰く≪いわゆるホルモン料理。これは決して英語じゃなくて、大阪弁の「ほってしまう
もの」つまり捨ててしまうものの大阪弁である「ほるもん」が定着した"朝鮮人語"なんですよ。≫
その後、この対談は『差別―その根源を問う 下』(野間宏・安岡章太郎編、朝日選書、1984年)
に収録された。これが日本の知識人層にも浸透し、実しやかに語られたとする。
反証資料は二つ。一つ目は、佐々木道雄が『むくげ通信』に発表した記事「初めて明らかになる
焼肉の歴史・覚書(1)、ホルモン料理商標登録」(2003年)で指摘された事実。北極星産業(株)が
「ホルモン」を含む食品を商標登録した事実である。出願は昭和十二年、登録は昭和十五年、
更新登録は平成二年、登録された商標は「北∞ホルモン」というマーク、指定商品は「牛ノ臓器
ヨリ抽出シタルメホルモンモヲ含有セシメタル味噌、嘗物(略)」であり、ホルモン添加食品で
ある。内臓料理を指したものではないが、戦前から食材にホルモンの呼称が用いられている傍証に
なる。反証の二つ目は、昭和十六年に発信された軍事郵便。中国大陸に出征した兵士から東京
大森の女性に当てた私信の絵葉書の中に「最も有効なるホルモン料理の献立をお知らせください」
とある。食材は不明だが、戦中の日本人がホルモン料理というカテゴリーを認識していた証拠に
なる。これらの資料では完全証明とは言い難いが、私は十分な説得力を感じ「放るもん」説を
否定する側につきたい。
401:北原白丁 ◆8TdpzK7GLw
05/11/14 10:12:59 4qTy0dZX
〔続く〕
さて、もう一つの主題であるキムチだが、こちらについて著者は、起源に疑念の余地はないと
見てか、来歴については一般的なキムチ発展史に軽く触れる程度とし、むしろ日本国内での普及
発展の様相や、健康上の効能に多くのページを費やしている。日本においてはキムチが浅漬けの
方向に変質していることについても、原理主義的な批判はなく、むしろ現地の嗜好に合わせた
変化は当然のこととして前向きに評価している。キムチの日韓関係について唯一私の認識と
異なっているのは、国際食品規格委員会(CODEX)を舞台にした日韓キムチ規格戦争の経緯である。
私は、日本が1994年にキムチ規格をCODEXに提出して先制攻撃を仕掛けたと認識していたが、
著者によれば、韓国が1995年に提出した規格が対立の発端だという。端緒がどちらであるにせよ、
韓国規格では国産キムチがほとんど規格外となるため、日本の農林水産省が強く反発し、
基準緩和に向けて交渉が続き、2001年に妥協案成立、韓国の対日キムチ輸出戦略は一定の成果を
得た、という経緯には異論がない。
著者の執筆姿勢はイデオロギーから自由である。そのため、著者が焼肉やキムチに向ける深い
愛情や楽観的な将来展望に対しても全く違和感がなく、素直に主張を理解できる。朝鮮民族の
一人が書いたあからさまなキムチマンセーの本でありながら、読後に不快感の残らない希な一冊だ。
402:北原白丁 ◆8TdpzK7GLw
05/11/14 10:26:27 4qTy0dZX
まだまだ在庫がありますが、本日はこれまでに致します。
お邪魔しました。
403:マンセー名無しさん
05/11/14 10:29:57 Rfs6PeyM
>>402
ご苦労様でした、丁寧な解説有難うございます。
404:マンセー名無しさん
05/11/14 10:32:44 QId5Hsoi
>>392
>模倣される日本 ― 映画、アニメから料理、ファッションまで
これ、著者の立場自慢(に見えるもの)が鼻についたなぁ。
405:マンセー名無しさん
05/11/14 18:42:28 pUhnbd7t
>>402
もしかしてプロですか?
久々にイラつかずに長文(2ちゃんの中ではと言う意味)
を読めた。
かなり推敲を重ねたんでしょうなぁ・・・。
406:マンセー名無しさん
05/11/14 21:29:43 6RczvNOU
>>402
お疲れ様です。
また楽しみにしています
407:いいジョンイルな今井君 ◆NSQBzYTb6I
05/11/14 21:32:08 EhH9ATkk
驕れる白人と闘うための日本近代史
URLリンク(www.amazon.co.jp)
歴史観を洗浄し直すのにはよい一冊。日本という国のあり方をもう一度見直すことができます。
しかし、残念なことに近現代史の部分は詰めが甘い。補強が必要ですかな。
でも、日本が合理的な国家であるということは理解できると思うので、御一読を。
408:北原白丁 ◆8TdpzK7GLw
05/11/15 08:13:27 cu9xwQaO
>>403,405,406
ありがとうございます。
大量投稿につき、ご迷惑をおかけしましたが、
好意的ご評価をいただき、少々安堵しております。
私は、読書と庭いじりを趣味とする一介のサラリーマンでございます。
書評ごっこも在庫が尽きるまで。
もうしばらくお付き合いください、
409:マンセー名無しさん
05/11/15 09:05:05 Xm7NnO0R
>>407
「近代史」って題名なのに近代史の詰めが甘かったらダメじゃない?
410:いいジョンイルな今井君 ◆NSQBzYTb6I
05/11/15 09:13:27 mUY5lYh7
>>409
確かにw 近代史に至る過程はいいのですが、韓国併合とか南京大虐殺あたりがイマイチなんですよ。
欧米側の近代史については大変よく分析されていると思います。何か苦しいな。w
411:北原白丁 ◆8TdpzK7GLw
05/11/15 10:11:27 cu9xwQaO
在日・強制連行の神話
在日韓国人の終焉
鄭大均(てい・たいきん) 文春新書
同一著者による在日問題を扱った二冊をまとめて読んだ。内容は既に2chで問題提起・議論
し尽くされた事柄が多いが、この二冊に、在日にまつわる諸問題の全てが包括的にまとめ
られているので利用価値が高い。
著者は、韓国人を父に、日本人を母に持つ在日二世世代の韓国系日本人であり、UCLA留学
経験を持ち、韓国で大学教員として十四年暮らし、現在は東京都立大学の教授、という
経歴を持つ。このキャリアは、著者に豊かな複眼的視野をもたらしている。
まずは『在日・強制連行の神話』から。
筆者は、この神話が今や日本社会の常識となるまでに蔓延していることを前提に、
周到に構成を立てて、徐々に虚構を突き崩していく。
412:北原白丁 ◆8TdpzK7GLw
05/11/15 10:12:13 cu9xwQaO
〔続き〕
第一章 「在日は強制連行の被害者である」では、リベラル派アメリカ人、日本の教科書、
辞典、在日による論説など、さまざまな事例を挙げて、強制連行神話の強固さを確認する。
第二章 反論、では前章に対する批判や資料を集め、在日は自らの意思で日本にやってきて、
自ら日本に残ることを選択したのだという事実を確認する。
第三章 一世たちの証言、では、在日本大韓民国青年会刊行の「アボジ 聞かせてあの日の
ことを」という聞き取り調査集を取り上げ、多数の回答事例を紹介する。そこには等身大の
言葉で、在日が自身の意思で渡航してきたこと、過酷な労働といわれたものの実態、
日本人の差別や親切などが、率直に語られている。
第四章 『朝鮮人強制連行の記録』再考、では、神話のバイブル的存在である朴慶植の
『朝鮮人強制連行の記録』を取り上げ、内容と方法論のいかがわしさを徹底的に批判する。
端的に言えばこの本は、北朝鮮のプロパガンダに沿って書かれた、歪曲・誇張、捏造に満ちた
贋ドキュメンタリーである。しかし出版当事は、北朝鮮に一定のプレゼンスがあった時代であり、
左翼、マスコミがこぞってこの本を取り上げ、その後の日本の世論に決定的な影響を与えることと
なった。北朝鮮の工作は、絶大なる勝利を収めたといえる。
第五章 見せかけの怒り、では、金嬉老事件に対する在日知識人のコメントを取り上げ、
その欺瞞を暴いていく。梁石日、姜尚中、辛淑玉、など。いずれ劣らぬレトリックの持ち主だが、
本書を読み進んできた読者には既にその胡散臭さが透けて見える仕組みだ。
私のこれまでの認識は、強制連行神話は反日日本人の作文であり、それを左翼系マスコミが
喧伝し、南北朝鮮がそれに乗った、という流れであったが、本書で、神話の形成に北朝鮮が
大きく関っていたことを知り、非常に驚いた。情報工作の威力を思い知った次第だ。
413:北原白丁 ◆8TdpzK7GLw
05/11/15 10:15:13 cu9xwQaO
〔続き〕
次ぎに『在日韓国人の終焉』。なかなかショッキングなタイトルだが、内容はきわめて穏当な
「帰化のススメ」である。
著者は、在日の内部視点から、在日という存在の問題を「アイデンティティーと帰属(belonging)
のずれ」と規定する。すなわち
(1)在日韓国人は、韓国籍を有するが、韓国への帰属意識が希薄である。
(2)在日韓国人は、韓国籍を有する外国人だが、外国人意識が希薄である。
このような状況は、各国の事例に照らしても類の無い、在日に特異な現象であるという。
この異常な事態を生んだ背景としては、一方に帰化タブー、即ち家族・同胞の反対、妨害、
報復などの障害が、一方には、実生活に支障がないことによるモラトリアムがある。さらには、
外国人意識が希薄であることによって、本来外国人ならばさほど困難ではないはずの手続きが
大きな心理的抵抗になっていると指摘する。いずれも、外側からは見えにくかった障壁問題で
あった。特に、在日には外国人という自覚が無いので帰化手続きに抵抗を感じるという指摘は、
新鮮な驚きだった。
さらに、在日であることの説明責任について「日本で生まれたのにどうして朝鮮人なの」という
問いにどう答えるかを考察する。この問いは、日本よりも海外で、日本人との関係よりもニュー
カマーとの関係において鮮明になる。なぜなら、在日は日本人ともども「国籍ボケ」しており、
国家に自己を同一化するという習慣を持っていないかだら、韓国に対する愛国心と忠誠心を
持つがゆえに帰化しないと考えるのは誤解である、という。これまた斬新な指摘だった。
414:北原白丁 ◆8TdpzK7GLw
05/11/15 10:22:12 cu9xwQaO
〔続き〕
また筆者は、帰化論にからめて、外国人参政権問題や外国人指紋捺印問題も考察する。日本は
生地主義ではなく血統主義だが、それは日本に固有ではなく、この国籍概念を前提にするなら
帰化が最も妥当な問題解決であると著者は考える。さらに特別永住資格保持者には、帰化に
関する無審査の恩恵を与えてはどうか、と提案する。これには予測される反対意見も併記して
ある。また、在日という存在が、反日のために利用されるがゆえの価値であることも指摘し、
その不利益に憂慮している。さらに、実態と乖離したファンタジーを語る姜尚中らの有害性を
厳しく非難する。「今私たちに問われているのは、この日本をどのように変革するのかなどと
いうよりは、私立ち自身の本国や日本との関係を整理するという態度ではないのだろうか。」
読後に一つだけ疑問が残った。著者は、在日の既得権疑惑には全く触れていない。2ch住人の
多くは、在日が帰化しない理由として、被害者でいることの心理的優位さと、何らかの経済的
既得権益を喪失する恐れをあげている。これに触れていないのは、実際問題として、それが取る
に足らないものだからか、あえて隠したのか、単純に見落としたのか、いずれかはわからない。
他の問題では著者の批判は容赦がないことから、意図的にかばったとは思い難い。恐らく著者の
観点では小さい問題なのだろう。
415:北原白丁 ◆8TdpzK7GLw
05/11/15 10:24:33 cu9xwQaO
日本浪漫紀行 風景、歴史、人情に魅せられて
著:呉善花 PHP新書
「親日派」最前線の呉善花による日本紀行である。著者の日本文化に対する深い造詣は、
もはや「韓国人としては」という前置きを必要としない。日本人と変わらぬ日本の風物への
愛情と、必要とあれば随時引き出せる日韓比較文化論の基盤と、国籍とは別個の著者自身の
個性とが見事な調和をなした、呉善花にしか書けない紀行文に昇華している。
「海原と平地集落と山塊が一挙に寄り集まって形づくられている風景の美しさは、日本列島
以外では、まず見ることができない。」これが著者にとっての日本の原風景である。
この風景の発見は処女作「スカートの風」にまで遡る。以来、この風景に著者のロマンティックな
想いを重ねて愛し続けてきた。本書で訪れる様々な土地の中にも、この原風景を見出し、
繰り返し繰り返し愛情をもって語られる。
本書で語られる地域は、小樽、飛騨高山、三河地方、瀬戸内、伊豆、富士山、恐山、伊勢志摩、
熊野、高野山。さすがの選択である。著者は、いずれの地に対しても、十分な事前学習と熱心な
現地取材を行っているが、司馬遼太郎が時々陥るような衒学趣味的な野暮さはなく、
出会いのものを楽しむ余裕すら見せる。その方が紀行文としては楽しい。
呉善花は確かに異例の韓国人である。近くて遠い民族の壁を乗り越え、天賦のたおやかな
感性に、精勤して培った冷徹な分析能力を調和させている。プロパー日本人には書けず、
バイアスに満ちた典型的な韓国人にも書けない、著者のしなやかな視点は日本の貴重な財産だ。
416:北原白丁 ◆8TdpzK7GLw
05/11/15 10:28:08 cu9xwQaO
世界最強企業 サムスン恐るべし
著:北岡俊明+「ディベート大学」 こう書房
長期の不況にあえぐ日本の企業を尻目に脅威的成長を遂げ、エイリアンのごとく撃退困難な
怪物となったサムスン。本書の狙いは、その強さの理由を分析し、防衛・反撃の戦略を
見出すことである。
2chにおいては、サムスンの実態は、日本からハイテク材料を輸入して組み立てて売るだけの
二流企業という見方が大勢である。恐らくは日本の産業界も似たような認識であろう。
しかしながら、現実にサムスンは、2004年度の純利益が一兆円を超え、企業価値がソニーを
上回る優良企業である。経営課題は多いとしても、実際に高収こを叩き出す経営の仕組みは
看過できない。潤沢なキャッシュフローが大胆な技術投資を可能にし、近い将来に基幹部品の
自給率が飛躍的に向上するかもしれない。そうなってから泣き言をいわないために、冷静に
サムスンの実態を知っておくべきである。
そのような認識のもと、期待をもって本書を読んでみたが、残念ながら疑問が多く残った。
本書の執筆陣は、日本の経営者たちのサムスンに対する過小評価に危機感を持っており、
警鐘を鳴らすため、サムスンの経営者、組織、戦略をひたすら賞賛し、日本企業の無策・
硬直・停滞ぶりを嘆く。だが、これは逆効果だ。日経BP社の雑誌にありがちな煽情記事と
大差がない。
417:北原白丁 ◆8TdpzK7GLw
05/11/15 10:32:02 cu9xwQaO
〔続き〕
本書に不満は多々ありつつも、押さえておくべきサムスンの基礎知識は得られる。
要点を列挙しておく。
現会長・李健煕(イ・ゴンヒ)は、創業者・李秉喆(イ・ビョンチョル)の七男。
早稲田大学、ジョージワシントン大学卒業。エンジニアの素養も併せ持つ天才的な経営者。
有能な独裁者が指導する効率的な経営体制と迅速大胆な意思決定。シェア重視、徹底した
ベンチマーク、選択と集中、少品種大量生産指向、日帝参謀本部を真似たブレイン組織「
構造調整本部」、半導体・液晶・携帯電話の三大スター事業。七・四制による意識改革。
早い話が、中進国に多く見られる中央集権的開発独裁体制である。独裁ならば、日本企業が
陥りやすい、不明瞭な指揮系統、権限なき責任の連鎖、根回し文化による意思決定の遅れ、
などの大企業病が発生しにくい。日本企業に対して一定の勝利を収めるのは理解できる。
418:北原白丁 ◆8TdpzK7GLw
05/11/15 10:35:16 cu9xwQaO
〔続き〕
では、サムスンは無敵でありつづけるのか。私なりにサムスンの将来を占ってみたい。
同社の業績はもうしばらく伸びるだろうが、結局のところは二流に甘んじると思う。
なぜなら、シェアを重視し、ベンチマークを基本戦略とする限り、どれほどそれを巧妙に
成し遂げても、競合相手の設計思想を読み解くことに終始し、新たな市場を創造することが
できない。成熟市場でのシェア争いは苛烈であり、時には消耗戦も覚悟しなければならない。
だが、新規市場を創生し、そこでの先行者となった場合、その旨味は絶大である。巧妙に参入
障壁を仕掛け、後続を突き放すか、隷属させることができる。日本企業は、欧米企業との競合で、
このことの重要性にやっと気づいた。即ち、日本が勝者になるとルールを変えるというやり方だ。
あるいは、土俵を次々と変えるやり方だ。日本は、やようやく反撃に転じようとしている段階で
あり、まだ見るべき成果はないが、いずれはルール競争にも勝利していくだろう。それは、
モノ作りにおける成果が単なる欧米式のコピーではなかったように、欧米型戦略ではない、
日本型のルール戦略になるはずだ。ともあれ、サムスンがシェアとベンチマークにこだわる限り、
日本のルール戦略が成功しようと敗れようと、他人の土俵で相撲を取る戦い方に変化はない。
サムスンが真の勝者になるためには、ベンチマークに別れを告げねばならない。
419:北原白丁 ◆8TdpzK7GLw
05/11/15 10:40:31 cu9xwQaO
東アジア「反日」トライアングル
古田博司 文春新書
著者はもしかして2チャンネラーではないのか、と思えるほどに、本書の主張は私達の視点に
重なる。時系列的には2chが先行者だから、本書はそれを追認し、学術的に整理し、補完し、
正当性を与える役割を持つものと我田引水することも可能だ。
マンガ『嫌韓流』に対しても非常に好意的である。その部分を引用する。
----
『嫌韓流』に描かれていることは、われわれが韓国人と国際学術会議で闘うときのやり方と
ほとんど変わりがない。こんなふうにわれわれも闘いますよ。これでいいんです。
不当に相手を卑しめることなく、正々堂々としている。
相手を尊重しながら、闘うべきことは闘っている。
----
420:北原白丁 ◆8TdpzK7GLw
05/11/15 10:42:41 cu9xwQaO
〔続き〕
あえて、2ch主流意見との違いを挙げるなら、日本にも日本式の中華思想が存在し、東アジア
蔑視を生み、アジア諸国に近代化を授けて解放するという名目で侵略行為を正当化する
根拠となった、と見る点である。念のため書き添えるが、著者はそれゆえに贖罪が必要とは
考えていない。
私は、日本の戦争行為が、アジア近代化の聖戦だったのか、侵略を伴ったのかに議論を
費やすべきではないと思う。著者も述べるとおり、それはナポレオンのドイツ侵攻と同じく、
侵略と解放の二面性をもつものであって、不名誉とすべきことではない。
著者は、特定アジア(本書では東アジアと表現)の反日は未来永劫止まないと予測し、
ゆえに日本は、特定アジアと敢然と闘いつづける覚悟を持てという。そのための戦略戦術も
示している。
本書の価値は、
第一に、私達が2chで多年議論し蓄積してきた成果と同等のものを、体系的に示していること。
第二に、整理された論拠を元に、反日勢力に対対抗する戦略の構築を助けること。
この二つだ。
本年(2005年)は、春に相次いで起こった韓国、中国の反日暴動を契機に、
あまたの反日解説本が出版されたが、本書は、それらの決定版と断言できる好著だ。
421:北原白丁 ◆8TdpzK7GLw
05/11/15 10:44:17 cu9xwQaO
大量投下、失礼いたしました。本日はこれまでにします。
422:マンセー名無しさん
05/11/15 14:15:37 GZWcjw0R
乙。
非常に読みやすくて良い感じなので、アマゾンとかにも投下したらいいかも。
423:マンセー名無しさん
05/11/15 14:39:51 CFXE1kyF
>>421
乙でした。お暇がありましたらblogを作られたら如何でしょうか?
amazonのアソシエイト・プログラムとか取り入れると本の紹介も簡易になりますし。
で、完成の暁にはここからもリンクさせてもらうと。
424:北原白丁 ◆8TdpzK7GLw
05/11/15 15:04:19 cu9xwQaO
>>422
ご評価ありがとうございます。
本は、買うと切りがないため、図書館愛用者なんですよ。
Amazonさんではあまり本を買いませんが、折を見て投稿してみますね。
その際は、2chとか、ホロン部とか、ジャーゴンは消さねば。
425:北原白丁 ◆8TdpzK7GLw
05/11/15 15:08:10 cu9xwQaO
>>423
ありがとうございます。blog開設は考慮中です。
目下は、物理的制約事情があって手が出ないのですが、
年を越したら、できるかもしれません。
ぼちぼちやります。
426:マンセー名無しさん
05/11/15 17:47:48 wQKn90Hb
>>421
すでにお読みでしたら
>>202『反ナショナリズム』
>>211『在日』
リクエストしていいですか?
427:マンセー名無しさん
05/11/15 23:16:26 6tB2Ti2v
北原白丁さんって、読書家ですねぇ。
428:北原白丁 ◆8TdpzK7GLw
05/11/16 08:53:38 aazq2sq1
おはようございま~す。白丁です。
本日で最後と思って、書きためた分を整理しておりましたが、
どうも、的を外したスカなものが多いので、ボツにしました。
在庫ゼロになったので、今後はポツリポツリと出します。
>>426
> >>211『在日』
> リクエストしていいですか?
リクエストありがとうございます。211は、私の書き込みでした。w
中身をすっかり忘れているので、もう一度読み直して何か書いてみます。
> >>202『反ナショナリズム』
こちらはご容赦ください。生姜の文章にはある種の毒がありまして、
読み続けると脳細胞が麻痺します。2冊連続だと解毒に時間がかかるので、
お許しください。すみません。
429:マンセー名無しさん
05/11/16 09:22:42 lxuvh9Hs
本気で素晴らしいです。俺もブログで本の感想書いたりしてるけど足元にも及ばない。
読みやすいし分かり易いですね。読んでいる本の選定もバランス感覚を感じます。
とりあえず『東アジア「反日」トライアングル』と『在日・強制連行の神話』を読もうと思いました。
430:マンセー名無しさん
05/11/16 23:03:12 43nRk6xD
【韓国近代哲学の成立と展開 ― 近代、理性、主体概念を中心に】
姜栄安(著) 鄭址郁(訳) 世界書院 2005/11
■内容説明
近代韓国の哲学者にとって哲学とは何であったか。
西洋哲学が韓国に輸入され、研究され始めて以降の韓国哲学を取りあげ、世界の
中での主体の意味と、自然と社会についての問題を中心に考察する。
■著者紹介
姜栄安
1952年慶尚北道大邱生まれ。現在、西江大学教授。韓国外国語大学でオランダ語と
哲学を専攻。1978年、ベルギー政府の奨学生としてルーヴェン大学に留学し、哲学
修士。1985年、オランダのアムステルダム自由大学でカント哲学に関する論文で
博士学位取得。オランダのライデン大学で哲学の専任講師を務めた後、帰国し、
大邱・啓明大学助教授を経て現職。この間、2003年にはアメリカのカルビンカレッジ
招聘教授として1年間講義。現在、韓国カント学界会長。
431:マンセー名無しさん
05/11/17 01:01:59 VQeifJus
>>428
エッカート氏の『日本帝国の申し子』をリクエストしていいですか?
432:マンセー名無しさん
05/11/17 10:08:47 pwNciSkb
「クーリエ・ジャポン(COURRiER Japon)」という隔週刊の雑誌が創刊されたのですが、
その創刊号(12月1日号)に、韓国の記事が載ってるようです。
新世代の若者に聞く「日本は好きか、北朝鮮は敵か」
433:マンセー名無しさん
05/11/17 11:25:10 8ML9yOS1
韓国が危ない 豊田有恒著 PHP新書11月新刊
URLリンク(www.php.co.jp)
434:マンセー名無しさん
05/11/17 11:43:23 6l+Z0cvI
古本屋でタイトルにひかれて
「日本人禁制の秘密(ノウハウ)を明かす
第三国人の商法」イムホーギョ著
って本買った。
435:いいジョンイルな今井君 ◆NSQBzYTb6I
05/11/17 11:48:33 Znvg0bM9
すみません。スレ違いな気がするのですが質問です。
今、暇なので歴史の概説書を読み直して改めて自分の歴史認識をを問い直そうとしてるんですが、
歴史書って、どれもこれもマルクス主義的な匂いが漂っていてなんか不快です。
そういうのに汚染されてないのでお勧めって誰か知ってません?
436:北原白丁 ◆8TdpzK7GLw
05/11/17 12:16:42 ew/3t9qS
>>431
は~い、読んでみます。納期は不明ですが、気長にお待ちください。
437:マンセー名無しさん
05/11/18 03:37:55 lRpKqUcV
>>435
どこの、いつごろの歴史を知りたいんだろう?
438:マンセー名無しさん
05/11/18 07:26:58 /qZJgNTa
>>435
日本史全般の概説書であれば、う~む...思いつくのは、
昭和天皇の教科書 日本歴史〈上〉〈下〉 白鳥庫吉 勉誠文庫
物語日本史〈上〉〈中〉〈下〉 平泉澄 講談社学術文庫
マルクス主義に汚染されてないのは確かだが、お勧めかというと、
人によって好き嫌いが分かれると思う。
439:北原白丁 ◆8TdpzK7GLw
05/11/18 11:42:33 6X3ul/9p
読みかけの本、三冊終わりました。連投します。ご容赦ください。
440:北原白丁 ◆8TdpzK7GLw
05/11/18 11:43:05 6X3ul/9p
韓国併合への道
著:呉善花 文春新書
たおやかな親日派(w、呉善花がハードな歴史解説に挑んだ意欲作である。
その執筆動機は以下の如し。
--
(先行書籍が多数あるにも関らず)歴史家でもない私が、その間の歴史について書いてみたいと
思ったのは、自分なりにどうしても究明したい問題があったからである。
それは、日本に併合されるに至った「韓国側の問題点」の徹底的な究明である。
--
この狙いは十分に達成されたといえる。膨大な史料をもとに史実を丹念にトレースし、懸案の
「韓国側の問題点」については、朝鮮民族の精神的支柱を成す小中華思想を問題の核心に据えて、
宗教、社会構造、権力構造などあらゆる側面から、分析・批判を展開している。また、金玉均を
中心とした改革派のクーデター:甲申政変については、日本の後方支援のブレに関して多くの謎を
指摘しており、歴史ミステリーの様相を見せる本書の白眉であった。
だが、内容に錯誤があるわけはないのに、読後感はあまり芳しくない。率直に言って「大変良く
出来た学生レポート」のような、こじんまりとした印象が拭えない。思うにその原因は、
一つには、本書が「韓国側の自虐史観」に陥りかけており、しかもそれが不徹底なこと、
もう一つには、限られた紙数に緻密な事実確認を山盛りしたため、個々の人物の心情や言動が、
生身の実感を伴って描けていないことだ。要するに消化不良だ。
しかし、本書は2000年の執筆であり、著者の東アジア歴史研究の端緒と位置付けられる。
ここでの研究成果は、以後の著作に発展的に継承されていく。
その好例が2003年執筆の『韓国人から見た北朝鮮』だ。次ぎに紹介する。
441:北原白丁 ◆8TdpzK7GLw
05/11/18 11:45:07 6X3ul/9p
韓国人から見た北朝鮮
著:呉善花 PHP新書
日本から見た北朝鮮は、何をしでかすかわからないカルト国家だが、現在の韓国における
認識は全く異なる。同一民族の兄弟国家として、共感あふれた眼差しを注いでいる。
この理由を、同一の歴史・文化を共有する民族の特性から解きほぐしていく。また、
日本との比較において、この両国家が抱える病理を浮き彫りにする。
本書の一次史料や朝鮮民族論には『韓国併合への道』の再利用が目立つ。
しかし、テーマを変えて、より精緻に朝鮮民族の特性を活写することに成功している。
著者は、北朝鮮の国家体制は、李氏朝鮮と酷似する東洋的専制主義国家であると断じる。
ソ連に事大し、社会主義思想を以って国家の正当性を確立した北朝鮮のあり方は、明に事大し、
儒教思想を以って国家の正当性を打ち立てた李氏朝鮮に酷似する。ソ連崩壊に伴い、
北朝鮮こそ共産主義の正当なる後継者であり共産主義国家群の盟主であるという発想は、
小中華思想に他ならない。主体思想は、マルクス・レーニン主義と決別し、
民族主義を中心に据えた、儒教の社会主義バージョンである。
このように北朝鮮を規定し、その社会構造とイデオロギーが、いかに深く儒教に根ざしたもので
あるかをつぶさに観察する。いくつもの「成分」に階層化された身分制度、エリート以外は
「貧困の平等」に置かれる経済政策、強固な民族優位主義、など、社会主義国とは程遠い
国家体制を暴露する。このような異様な国家が成立しえた原因は、李朝の後継王朝としての
儒教国家と見ることで判然とする。
442:北原白丁 ◆8TdpzK7GLw
05/11/18 11:46:42 6X3ul/9p
〔続く〕
また、そうした特性は韓国にも共通に見られることであるとして、両国が相当に同質な社会で
あることを観察する。例えば、政治指導者の発言を比較し、その類似性を明らかにし、日本から
見ると狂人の誇大妄想としか聞えない支離滅裂な発言内容が、儒教的に解釈すれば、理念的に
整合性のある発言であることを解説する。逆にいうなら、首領様、将軍様の「妄言」は、
韓国人にとっては理解が容易である。
終盤の内容は、頑迷な儒教原理主義と民族優位主義(エスノセントリズム)がもたらす様々な
悲喜劇を紹介する。その具体例は、夜郎自大な祖国礼賛、女性差別、人種差別、ハングル
万能論など、私達2ch住人にはおなじみのものであり、紹介は省く。
本書を端的にまとめた言葉が後書きにある。「専制主義国家李朝のハードモデルが北朝鮮、
ソフトモデルが韓国」 著者の本書における作業は、この命題を証明することであった。
本書の読者は、以後、金正日や盧武鉉の奇怪な発言が、実は理路整然・首尾一貫したもので
あることが理解できるようになる。やはり呉善花は凄い。冷徹な筆致で、かの国の狂気を
解きほぐしてくれた。
443:北原白丁 ◆8TdpzK7GLw
05/11/18 11:49:59 6X3ul/9p
ハイライトで読む美しい日本人
齋藤孝 文芸春秋
今、最も売れている文化人、齋藤孝の、例によって「いつものネタ」を駆使した「いつものアレ」
だ。またか、と思いつつ、著者が繰り返し提示する、愉快で陽気だった日本人像の魅力には
抗い難い。いつものように、甘いノスタルジーに浸りつつページをめくった。
個人的な白眉は『朝鮮紀行』でおなじみのイザベラ・バードが、1878年の日本の東北地方を旅した
記録『日本奥地紀行』だった。「奥地」なるタイトルからも想像できるが、東北地方の貧困や
病苦も率直に記していて、民度や風俗にも辛辣な評価が多々あるそうだが、一方で、
貧しくとも凛とした日本人の姿を描き、なかんずく大人達の子供達への深い愛情と、
子供達の節度ある態度には賛嘆の言葉を惜しまない。
貧すれば鈍するというが、貧してもなお、日本人は礼節を失わず心が豊かであった。李朝末期の
かの国の窮乏と比較して、いかに私達の先祖が豊かな心を持って生きていたかを再確認できる。
『日本奥地紀行』は、改めて原本を読んでみたい。
他にも、興味深い日本人論が多数収録されている。
その中で一つ、日本人の感性を端的にあらわした文章を引用する。
--
『日本語』金田一春彦:
日本の主婦が、書斎で仕事をしている亭主に呼びかける。お茶が入りました。
平凡な言葉であるが、何と美しい言葉であるか。お茶は自然に入るものではない。(略)
どこかの国ならば、あなたのために私がお茶を入れたよ、と言いそうなところである。
そう言っては自分の行為を恩に着せる言い方になって、相手に不快の思いをさせる。
そこで、お茶が入ったのが自然現象であるように ― 雨が降って来たとか、小鳥が庭に来た、
とかいうのと同じように述べるのである。
--
この感性を理解できるか否かが、日本人を理解する鍵だ。
かの民族には未来永劫理解しえないであろう。
444:北原白丁 ◆8TdpzK7GLw
05/11/18 11:52:03 6X3ul/9p
お邪魔しました。生姜の『在日』は、来週になると思います。
445:マンセー名無しさん
05/11/18 12:25:24 K6Qs0fST
お疲れ様です。
毎度毎度精微な書評には頭が下がるばかりです。
次回も楽しみにしています。
446:一購読者
05/11/19 06:06:15 4f8DNWaT
現代コリア12月号の目次から
南北レーダー
〔南〕韓国外交のアマチュアリズム
〔南〕放漫な財政運営は問題
〔北〕「朝鮮労働党創建60周年」の虚
焦点・論点
麻生太郎新外相就任に思う 佐藤勝巳
特集 独裁政権と国交正常化してはならない
小泉首相の北朝鮮外交を糺す 佐藤勝巳
「韓流」「嫌韓流」「抗韓流」のはざま 下川正晴
日韓企業のグローバル競争―自動車編① 林廣茂
〈連載〉
アメリカはどう動くか(12) 島田洋一
カフェテリア 30パーセント 成美子
冬扇房閑話(17) 過去の克服とは 田中明
韓国メディアウォッチング(48) 野平俊水
親日と愛国─『尹致昊日記』抄(14) 木下隆男
救出運動レポート(71) 救う会全国協議会事務局
チェク・本・Book
孫光柱著・裴淵弘訳『決定版・金正日レポート』
宋奉善著・崔宇根訳『金正日徹底研究』
評者 玉城素
情報ボックス
編集後記
447:マンセー名無しさん
05/11/19 07:28:03 dBU9n5Ew
>>446
「現代コリア」に、嫌韓流に関する記事が載りましたか。
読んでみたいなぁ。
448:一購読者
05/11/19 09:43:09 4f8DNWaT
>>447
えと、私の見たところ、内容は基本的に以下のものと同じです。
URLリンク(www.mainichi-msn.co.jp)
URLリンク(www.mainichi-msn.co.jp)
URLリンク(www.mainichi-msn.co.jp)
URLリンク(www.mainichi-msn.co.jp)
URLリンク(www.mainichi-msn.co.jp)
449:マンセー名無しさん
05/11/19 10:19:46 dBU9n5Ew
>>448
ありがとうございます。
450:マンセー名無しさん
05/11/19 22:55:22 dBU9n5Ew
昔からあるみたいだけど、こんな本があるんだな。
版元は、あの明石書店です。
『こどもがききました 日本は朝鮮になにをしたの シリーズいま伝えたい1 朝鮮侵略』
URLリンク(www.amazon.co.jp)
『こどもがききました 日本は中国になにをしたの シリーズいま伝えたい2 中国侵略』
URLリンク(www.amazon.co.jp)
451:マンセー名無しさん
05/11/20 08:33:05 16JbX0x3
今朝の読売新聞1面に、宝島社が『マンガ嫌韓流の真実!』の広告を出してるニダ。
「マスコミが沈黙した“嫌韓流現象”の正体!」「緊急大増刷中!!」なんて書いて
あるニダ。
しかし、どうして山野車輪氏の『嫌韓流』のほうは、広告掲載を拒否されたニカ?
452:蚯蚓 ◆gu7/rPtdAY
05/11/20 09:57:52 OCh37qdH
冠をかぶった王を見たことありますか?
URLリンク(japanese.donga.com)
最近「国宝第1号の変更論争」で、あらためて国宝に対する関心が高まった時期であるだけ
に、この本には、いっそうの関心が集まる。著者は国宝に関する情報という骨組みに、小気
味のいい文体とエピソードという肉と血を付与し、国宝に生命を吹き込んだ。
単純な国宝礼賛ではなく、第1号の南大門(ナムデムン)から第308号の大興寺(テフンサ)
北弥勒庵磨崖如來坐像に至るまで、それらが国宝に指定された事情と歴史から、盗難・
掠奪、毀損・復元、にせ物論争とそれをめぐる詐欺劇に至る事情を紹介した。
第3章の国宝ミステリーでは、新羅(シンラ)金冠の実体、八万大蔵経をつくった人は何人
だろうか等、興味津々の話が展開される。「代表的な国宝を一つ挙げよと言われれば、
金冠だ。全世界に10点余りの金冠のうち、8点が韓国にある。…その昔の王たちは、本当
にこの金冠を使ったのだろうか。…金冠は生きている人のものではなく、死者のための一種
のデッドマクスだった。」
453:マンセー名無しさん
05/11/20 13:35:31 UCWnt+3c
>>382
読みたいニダ。
でも図書館にも置いてないし約8000円は高いニダ。
黄文雄先生が中韓関係だけに絞って本出してくれないかな。
454:マンセー名無しさん
05/11/20 15:19:09 UCWnt+3c
「東アジア反日トライアングル」をパラパラ読んでるけど、かなりアレな部分が多いな。
そして韓流の流行は韓国にも美男がいたという新たな発見をもたらしたのだ。
それは新大陸先住民発見のような驚くべき事実であった(中略)
これは日本の中華思想による日本人の東アジア侮蔑感が今日まで
続いてきたことの証左なのであり、また経済的矜持の低下による、その一角の
ささやかな崩落であった。
------------------------------------------------------------------------
工工エエエエ(´Д`)エエエエ工工
455:マンセー名無しさん
05/11/20 15:22:29 UCWnt+3c
面白い部分も多いけどね
456:マンセー名無しさん
05/11/20 18:55:10 QnTBR5+J
>>454
一見するとえーって感じだけど、ヨンサマファンを見ればそういった指摘もありなんじゃない?
それまでは韓国に見向きもしてなかったんだからさ。
たとえそれが作られたブームとはいえ、実際に喜んでる人間がいるわけだし。
457:マンセー名無しさん
05/11/20 23:46:18 UCWnt+3c
分析としては0点だな
458:マンセー名無しさん
05/11/21 15:49:02 L4220C6g
韓国戦争後の日本人妻の苦しみ描いた小説『理髪師の女』
URLリンク(japanese.chosun.com)
36歳の若手作家チョン・ソンテの視線は、60年前の“敗戦”と光復(クァンボク、
日本の植民地支配から解放された日)前後に焦点を当てた。
しかしチョン・ソンテが掘り起こした過去史は、“被害者”韓国と“加害者”日本を
はっきり2つに分けることはできなかった。
植民地朝鮮を女性化、他者化する慣習的視線とも相反する内容だ。
長編小説『理髪師の女』(チャンヘ出版)でチョン・ソンテがひも解いたテーマは、
60年間韓国の地で生きてきた日本人女性たちの話だ。
「彼女たちは芙蓉会という会を結成しており、この小説を書くために数年前に取材
した時には、会員が400人を超えていました。
南大門(ナムデムン)市場と東大門(トンデムン)市場に身を隠して暮らす人がたくさん
いました」。
太平洋戦争が終わり、「植民地朝鮮」から日本人が引き揚げる際、夫が韓国人で
あったためにこの地に残らざるを得なかった日本人女性が少なくなかった。
惨めで、悲惨だったが、苦しみを訴える手段すらなかった日本人妻たちの60年間の
人生は、韓国近代史が生んだもうひとつの悲劇だ。
従軍慰安婦の女性に関する小説も書いたことがない状態で、在韓日本人妻の小説に
取りかかるのはどうかと負担が重くのしかかった。
1999年、2004年の2度にわたり、日本人妻たちを取材したチョン・ソンテは「愛国
主義と自民族中心主義、国家と個人、過去と現在がひとところに渦巻く、不可解な
体験をした」とし、「民族主義も他者と対話する方式の一つだ … 自意識が作用
しない民族主義は怪物だ」(「あとがき」で)と作家としての自意識を語っている。
459:マンセー名無しさん
05/11/21 15:49:31 L4220C6g
(>>458 の続き)
小説の主人公は山田英子という日本人女性。芸者になるため6年間の修行を積んで
いた。
修行を1年残したある日、18の舞妓(芸者見習い)の身でありながら、朝鮮人青年キム・
テシクに出会い、恋に落ちた。
その結果、テシクの子どもを身ごもったまま、1945年玄界灘を渡る。
しかし、英子はキム・テシクに捨てられ、身を寄せる場がなくなり、京城(現在の
ソウル)の高級料亭北靑樓で三味線を弾きながら息子を育てる。
理髪師になり、世運商店街の片隅で30年余り暮らしてきた英子は、故郷同然の全羅
(チョルラ)南道のある塩田へ行き、寂しく息を引き取る。
英子をとりまく朝鮮(韓国)の男たち、女たち、そして息子が編み出す話は植民地が
残したもうひとつの記録だ。
チョン・ソンテは「日本人妻たちの人生は、一様に不幸だった」とし「韓国の夫と
子ども、ひいては日本の実家からも捨てられる人が大半だった」と証言した。
今となっては80を過ぎ、「落ち葉のごとく、命が尽きたにもかかわらず」今もなお
住民登録、戸籍、国籍などが整理されていない者も多いということを取材するうちに
知った。
「二重国籍を取得するための縁故者もなく、月20万ウォンの生活扶助を受けることも
できません。このため、今でも暖のない部屋で過ごすお年寄りがいます」