05/09/27 10:10:23 jAppsn6r
>>207
> ……何というか、散文形式のポエムだったようだ。
生姜の文章は、すべてそんな感じですよ。
自伝「在日」も、何が言いたいのかさっぱりわからなかったdeath。
話し変わって、別の在日二世の書いた本の紹介。
「日韓音楽ノート」 -<越境>する旅人の歌を追って-
姜信子、岩波新書 542
韓国の大衆音楽の変遷を、近代の黎明から今日に至るまでの、日韓の歴史的
関わりを通じて描き出そうという本「らしい」のですが、生姜の文章にも
共通する叙情性というか、論理も構造もなく、ただ情緒で書き綴ってある
だけの文章は、どこにも捉え所がなく、虚しい読後感が残るのみ。
唯一「へー、そうなんだ」と思ったのは、日本では演歌歌手として知られる
チョー・ヨンピルが、韓国ではギターかき鳴らしてロックバンドをやっていた
というくだり。
構造的な文章が書けない、骨子が見えない、とは、日本人の論文の弱点として
よく指摘されたところですが、そうした弱点を拡大強調して見せてくれます。
姜信子氏はフリーライターだから、まあこんなもんでしょ、で無視できますが、
生姜は、なまじプレゼンスがあるだけに、始末が悪いですね。