05/09/07 13:05:21 6zhRsk/N
>>167
ご説明ありがとうございます。
中国の詩吟のお話でしたか。
むろん日本では古代すでに漢詩集「懐風藻」が編纂され
漢詩を作る伝統は、ずっと続いていますよね。
江戸時代には江村北海の「日本詩史」が書かれ
幕末の志士も多数が漢詩を残していますし。
近代にいたって、漢詩が
日本文学として、あまり評価されなくなっただけで。
この場合の「文学」とは、西洋近代の概念ですが
ヨーロッパ各国の国語の成熟と国民文学は
結びついた形で近代文学の概念が出来上がりますので
本来、日本語ではない漢詩は、脇へ追いやられたわけですけれども
先に述べましたように、近代文章日本語に大きく影響した
頼山陽などの漢詩、漢文は、もっと評価されても
いいんじゃないかと思ったりします。