05/08/20 15:45:37 gKxH6faR
『憲法を変えて戦争へ行こう という世の中にしないための18人の発言』
(岩波ブックレット657、2005/08/3)
憲法に対しては色々な考え方や立場があってしかるべきですが、中には、
大してものを考えてない人間の発言も混じっていたりします。
特に井筒和幸。
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でも北朝鮮問題があるじゃないか、と言うけど、北朝鮮が日本に弾なんて打ってこない
ですよ。実際思ってるわけじゃなくて、かなりアメリカに言わされてるねんけど、そんなの
は悪のファンタジーですよ。よほどのおかしな政治家でないかぎり、そんなもの想定して
みんな生きてるわけやないしね。文民のレベルで防げるはずや。 (pp. 36-37)
僕が若い頃はこんな、憲法改正がどうのなんてことはなかったのに、今は変えてきゃい
いんだという。でもいっぺん変わってしまうと、どんどん右回りの蚊取り線香みたいな国に
なって、火がついたまま最後までいってしまうからね。
日本人の手で憲法をとか言うとるけど、それは本当の先進国ならもう考えなくていいは
ずのことや。もうちょっとこう自立した大人主義というか、日本独自の個人主義を徹底させ
ることが大事やと思うね。そういう文化国家にならないとね。 (p. 38)
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拉致事件等は北朝鮮から仕掛けられた不正規戦とも言えるものですが、
彼のファンタジー脳内では無かったことにでもなっているのでしょう。
仮に、「拉致された自国民は見捨てましょう」というのが“文化国家”である
ならば、日本はそのようなモノになるべきではないと思われます。
(まぁ、日本のお隣の「文化国家」を僭称する某国は、北に拉致された自
国民に無関心なようですが……)