自衛隊のヤン・ウェンリーat JSDF
自衛隊のヤン・ウェンリー - 暇つぶし2ch618:専守防衛さん
06/09/01 14:59:46
「宇治式機関拳銃」

自衛隊の最新装備である9ミリ機関拳銃は、東京台東区で江戸時代から代々鉄砲鍛冶を営んでいる「宇治 我流」さん(89歳)が1丁づつ手作りで製作している。

宇治さんは日本全国の製鉄所をたずね、「コレだ」と思った鉄板や鉄塊のみを仕入れてくる。 時には厳冬の東北地方、平家の落人村で農機具用の鉄を細々と作っている製鉄所へも行くという。

宇治さんの1日は、神棚に1日の安全を祈願するところから始まる。
彼の自宅兼仕事場に工作機械類は一切ない。
代々受け継がれてきた鍛冶道具類のみで材料を加工し、組立ててゆく。
だから、どんなにがんばっても1ヶ月に2丁ばかりしか作れない。

「コンピュータ制御の機械類で作ったんじゃ、魂がこもらない。1から手作業で作る事で魂のこもった機関拳銃が出来るのです」

宇治さんは笑いながら語る。

宇治さんによれば、機関拳銃のひとつ一つに「顔」があるのだそうだ。
とくに宇治さんがこだわっているのが、木製のフォアグリップだ。
「手触りのよさ」と「木目の美しさ」を兼ね備えた木は10本に1本あるか無いか、しかも1本の木からひとつのグリップしか作れないと言う。

「私の作った機関拳銃が自衛隊で活躍できるとは光栄です」
仕上げに白墨で「安・単・連」と書き終えた宇治さんは語る。
セレクター書きは人形で言うと目入れに当り、魂が込められる瞬間だ。

しかし、宇治さんには後継者がいない。
子供はみんなサラリーマンになってしまったのだそうだ。
「代々受け継がれてきた鍛冶技術も、俺の代で終わりだな」
寂しそうに言った。



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