06/10/31 12:48:14 gNsSecy80
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◆重圧におしつぶされる産科医◆
◆過酷な勤務・訴訟の増加◆
都道府県の8割が直面する産科医不足。背景には24時間体制の過酷な勤務実態と、
お産をめぐる訴訟や刑事責任に問われるケースの増加がある。勤務医たちは
プレッシャーに押しつぶされるようにして、生命誕生の現場から離れている。
◆意識のずれ
大阪府の男性産婦人科医 (38) は昨年12月、出産した母親の死亡事故をきっかけに、
産科の診療所を辞め、お産を扱わない診療所を開いた。
亡くなった母親は後で死亡率の高い羊水塞栓症だったことが分かったが、
直後には医療ミスを疑われた。遺族から殴られ、警察では6時間も取り調べを受けた。
「ただでさえ大切な患者さんを失って苦しい思いをしている時に、これでもかというほど
打ちのめされた」。結局、限られた人数では、出産は扱えないと結論を出した。
医師は「社会ではお産を軽く考える風潮があるが、実際は命にかかわることもある。
医療の現実と患者の意識のずれが、一方的に医師にぶつけられている」と訴える。