06/07/12 09:03:20 OZ+OdudI0
>NEJMに発表された論文で、日系人・白人・黒人などの人種間で喫煙に対する肺癌罹患の感受性が
>異なるということが報告されています。喫煙と肺癌に関して、日本人と欧米人で結果が異なるからと
>いって、欧米の結果は嘘だというのは、早計だと思います。欧米の結果は別に解析する必要が
>あると思います。
白人も黒人も黄色人種も皆、同じヒト(ホモ・サピエンス)であり、
しかも日本人のミトコンドリアは、白人系、マレーシア人系、そして北アメリカ先住民系と
非常に幅広い遺伝的多様性をもち、ミトコンドリアDNAだけ見ていると
日本国は人種の坩堝に近い状況にある事実を考えると、ここで述べた肺癌論議は
他人種にも一般性を持つと考えた方が自然と考えます。
そもそも癌研究においてマウスやラットを実験動物として使いますが、
それはマウスやラットでいえる基本原理が、ヒトに適用可能であるケースが多いからに
他ならず、ましてや今回は日本人と欧米人の差ならば、ここでの論議内容が適用できないとは
むしろ考えにくいと推察します。
繰り返しますが、以下のデータは想像でも何でもない。冷厳な事実であり、誰が解析しても同じ結果が得られるはずです。
【青森県も加えた上での決定係数(R2)】
肺癌死亡率(年齢調整;男性)と喫煙率 西日本0.01、全国0.11