06/07/12 00:12:48 lH9jx6/X0
【食肉からのヒトp53遺伝子増幅と読経】
今回の一連の解析を行なう過程で、秋田では出来る限り外食は控える主義にした
はずだったが、先日、外出中に空腹に耐えられなくなり、秋田駅周辺(徒歩5分以内)の
飲食店にて、ついついサーロインステーキ定食を食べた。特にうまくはなかったが、
どうみても牛肉には思えない味をしていた。かといって豚肉でも鶏肉でもない。味が明らかに違う。
しかし、外見は明らかにステーキであり、店が掲げているステーキ定食という名前は
確かに間違っていなかった。確かにステーキだ。
しかし味がどうしても牛肉には思えない。やむをえずもう一品、今度は鳥唐揚げを単品で
注文したところ、確かにそれは鳥唐揚げの味がしたので、残りの空腹感はそれで満たした。
不可解な味がした食べ残しのステーキは、隣席のアベックが不可解な目で見ているのを気にせず、
ビニール袋に入れて、そのまま持ち帰り、研究室の-80度のフリーザーで保存した。
この件があったためもあり、秋田県にて流通している食肉一般に疑問を感じ、
(一流の文化人類学者が食人風習を強く示唆していた)秋田県北部の複数の街に出向き、
「外見が牛肉にも豚肉にも見えなかった何やら不可解な食肉」を各々の街の小売店で購入し、
研究室に持ち帰って、同様に-80度で保存した。
それらを、各々、液体窒素で凍らせ乳鉢で破砕し、セパジーンDNA抽出キットで
DNAを迅速抽出後、ヒト遺伝子しか増幅できないよう設計されたはずの
ヒトp53エクソン8,9プライマー(和光純薬工業、ニッポンジーン、313-03541)
を用いてPCR増幅を試みた。陰性対照区として今回は食肉DNAの代わりに
水を用いた(本来は鶏肉をDNA抽出過程から使うべきだったが、予備的にはこれでも可だろう)。