06/11/03 09:20:52 ClsqZc4c0
大学の教官は「医局崩壊,大学倒壊と言ったって,やっかいな症例や採算の合わない症例は大学に頼らざるをえないから,
そんなこと,なかんべ.」とうそぶいているが,
厚労省は現在各病院の治療成績提出の義務づけを計画している.
今までは確かに基礎疾患の多い患者とか訴訟のハイリスクの
患者を大学病院が受けていたが,今後は全国レベルよりも良い
治療成績を出さないと,下手すれば保険点数の切り下げにあう.
現状では大学教授の人事権掌握の結果、臨床力のない
世渡り上手なだけの医師が大学で医療を担当しているため、
医療水準を今以上に上げるのは絶望的である。よって今後,大学は
そういう患者の受け入れをやめることで「見かけ上の」治療成績を
上げる方向に行くと思われる.
また大学病院の赤字の原因は殆どが無駄な人件費であることは
わかっているのだが,看護部・事務部が減俸に強硬に反対してい
る.経営改善のために薬をジェネリックに変えたりといった
対応をしたが,焼け石に水で,今度は医師の給料を削る.
こういう状況では,今後,採算の取れない症例の受け入れを
拒否していく流れにあると思われる.つまりやっかいな症例や
採算の合わない症例の受け入れ先だった大学病院の存在意義が
消滅していく.