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医療ミス産院を提訴へ
薬剤使用などずさん対応 長男障害 豊川の夫婦ら
長男が重い発達障害を負ったのは出産時の医療ミスが原因として、愛知県豊川市山道町、
医師菊池勤さん(三〇)美咲さん(二九)夫妻と長男(二つ)が三日にも、同県豊橋市の産婦
人科医などを相手取り損害賠償訴訟を起こすことが分かった。請求額は約一億七千五百万円。
被告となるのは、豊橋市新本町の竹内産婦人科を経営する医療法人蘭風会と理事長の竹内
稔弘院長(六六)、院長の長男で同医院非常勤の欽哉医師。
夫妻によると、二〇〇三年十一月二十二日に長男を出産。美咲さんは出産二十二時間前、竹内
院長から陣痛促進剤をとよされ激しい陣痛に見舞われた。竹内院長が到着するまでの間、看護士ら
が出掛かった胎児の頭部を押さえつけたという。長男は誕生後、嘔吐を繰り返し、翌朝、低酸素脳症
から多臓器不全を起こしたと診断された。この結果、長男は満二歳直前で歩き始めるなど発達が遅れ
機能障害があるという。
竹内院長が使用した陣痛促進剤は胃潰瘍などの治療薬「サイトテック」で、子宮の収縮を促す効果
があるが、妊婦への仕様は製薬会社が「禁忌」としている。菊池さん夫妻は「禁じられた薬剤を常用し、
助産師を置かない、新生児のカルテもないずさんな対応だった。」と話している。竹内院長は本誌の
取材「出産後の措置に落ち度があった」と認めているが「薬の使用に誤りはなかった」と主張している。