06/02/27 22:36:54 ekiiYP0H0
しかし、因果関係の定義って難しいですよね。
「通常人が疑問ははさまない程度」が因果関係の前提になっているようですが、
正しい診断をした場合、90%が助かったというデータは何を元に算出するのですか。
無作為大規模臨床試験のデータですか、教科書に記載されているレベルですか?
また、誤診がなかったとして、その後に治療方法の選択が正確にされたかどうか
は不明なわけですね。すなわち、誤診と死亡または障害には因果関係が存在しない
可能性は常に潜んでいます。言い換えれば、正しい診断、正しい治療、患者の
潜在的な治癒能力、社会的な整備具合(輸血を速やかに手配できるなど)。
これらがすべて満たされる可能性と、正しい診断がされて救命率90%という意味は
ことなりますね。さらに、90%が高いか低いか。90%の生存率は10%の死亡率を
意味します。10人中1人は無くなるわけですね。これは、仕事上の過失の結果
もたらされる重篤な結果を反映しているのであり、他の職業においては、
当然10%のミスは起こりえているわけです。他の職業では、結果が重篤でないだけであり、
これをもってして、医療において90%の救命率があったから、死亡した場合は
過失との因果関係を認められたとすれば、確実に10%はなんらかの形で
責任を負うわけです。医療ミス確率が10%とういわけではないですよね。その
10%には、医療が及ぶことのできない未知の理由が存在したかもしれないわkでしょう。
このあたりはいかがですか?