06/12/08 00:58:32 vKuiFlUg0
近畿に通う市電のなかで、
よく見かける少女がいた。
それはそれは美しい少女だった。
背がスラリと高く、
長い黒髪はなんともいえない気品を漂わせていた。
彼女は橘女子高の生徒だった。
ある朝のこと、
僕はその少女と同じ市電に乗り合わせた。
橘の女生徒は近畿よりひとつ手前の電停で降りる。
その電停で彼女が降りようとして、
僕と彼女は正対した格好になった。
僕のすぐ手の届くところに、
彼女の胸のふくらみがあった。
「いましかないよ!いましかないよ!」
悪魔がささやいたのはその時だ。
次の瞬間、ぼくは彼女の美しいバストに手を伸ばしていた。
そのかたい感触とともに、
彼女の瞳が凍りついたことを覚えている。