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佐藤ゆかり氏 野田氏支援県議を牽制 2006年09月12日 （朝日新聞岐阜） URLﾘﾝｸ(mytown.asahi.com)
佐藤ゆかり衆院議員（比例東海ブロック）が支部長を務める自民党県第一選挙区支部の特別総会が１０日、岐阜市内で開かれた。佐藤氏は、党総裁選で安倍晋三氏への投票を呼びかけるとともに、
「選挙区支部を中心に活動する方の公認を申請する」と、昨年の衆院選の際、佐藤氏が岐阜１区でしのぎを削った無所属の野田聖子衆院議員を支援する県議らを暗に牽制（けん・せい）した。
佐藤氏は、安倍氏の選挙対策本部の常任幹事を務めていることをアピール。「安倍氏の再チャレンジの理念や党改革の方向性は、私と同じ。安倍氏に清き一票を投じていただきたい」と支援を呼びかけた。
会場では、「佐藤氏は岐阜を変える大きな力になっていると思う。佐藤氏の力を生かし、支えて欲しい」と話す安倍氏のビデオメッセージが放映された。
岐阜市内の自民党勢力は、昨年の衆院選以来、佐藤氏を支持するグループと野田氏グループに分裂したままとなっている。衆院選挙区支部長は佐藤氏だが、党岐阜市支部（市連）の会長には
野田氏を支援する安田謙三県議が就いている。
１０日の選挙区支部総会に出席した県議は、玉田和浩氏のみ。佐藤氏は「県議選の公認証は、選挙区支部長と県連会長の連名で申請する。今日出席の方は選挙区支部の推薦は間違いない」と説明した。
佐藤氏は総会後、報道陣に対し、出席の有無だけで推薦などを判断することはないとしながらも、「党の正式な組織は選挙区支部で、市連は任意団体。選挙区支部を中心に党勢拡大に努力されているかどうか、
これまでの実績とこれからの活動をみて考える」と述べた。
今年６月に改定された自民党の選挙対策要綱によると、県議選の公認は、衆院選挙区支部と地域支部が調整した上で、県連に申請する。公認決定や所属党派証明書の発行は、従来通り県連会長が担当する。