05/01/30 15:22:37
341 :295 :04/03/15 21:50
あと、一応指摘しておきますが、
ほぼ100%の小規模稲作(兼業)は生産コスト自体は既に大きく採算を割れこんでいます。
おそらく労賃が出るかどうかも怪しいところもかなりありますね。
それでも農業を続けるのは漠然とした(但し農家にとっては切実な)危機感があるからです。
戦後の食糧難の時代を知る人間は飯米の生産に拘りますし、
農作業自体が「趣味」となってしまっている部分もありますから、採算性という観点が殆どありません。
実際に彼らが受け取る補助金等の類はほぼ皆無なので、農業保護と言われるような制度をなくすと、
彼らはより一層危機感を感じてしまって、採算を度外視して更に飯米生産に固執するようになるでしょうね。
現実にはこうした存在が農「村」の支え手となり、農地の担い手としても無視できないのですが、
農水省を始めとして前川レポート以降はこうした社会的には完全に低コスト
となっている兼業農家を悪者扱いにするのは見ていて愚かですね。
兼業農家の存在こそが、現在のコメの価格破壊の功労者の1人であり、担い手のない地域でも農業が
それなりに維持できている原因の一つなんですが。。。