05/05/17 05:54:32
傾斜地を利用してつくられる棚田は、
その生産活動を通じた日々の手入れによって斜面の崩壊を未然に防いできました。
また、水田は雨水による急激な地下水位の上昇をコントロールする働きがあり、地すべりも防止しています。
利根川水系の棚田(約6,400ha)がすべて耕作放棄されたとしたら、
試算ではおよそ38,000m3の土砂流出が考えられ、
土砂崩壊等の深刻な災害が増加することが予想されます。
URLリンク(www.kanto.maff.go.jp)
畦畔(あぜ)に囲まれている水田があると、
降った雨を一時的に貯留し徐々に河川に流すため、
ない場合と比較して水量のピークに達する時間が遅くなるとともに、
ピーク時の水量も抑える効果があることがわかります。
過去20年間の越谷地区における浸水被害と洪水時の雨量、
水田面積と宅地面積の関係をみると、
1982年以降の水田面積の急激な減少に伴って、多雨時の洪水被害が著しく増加しています。
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