03/02/25 11:31
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稲葉元警部が「おとり捜査」を語る
道警が「やらせ」でけん銃を摘発していたと法廷で暴露した稲葉圭昭元警部が、今度は、覚せい剤を使って
道警が組織的に行っていた「おとり捜査」の実態を法廷で明らかにしました。
前回の公判で、捜査協力者に頼んでけん銃を摘発する「やらせ」の捜査を行い、それを上司も黙認していたと
供述した稲葉被告。
再び被告人質問が行われたきょうは、覚せい剤およそ92グラムを密売する目的で持っていたことについて、
覚せい剤を手に入れるまでの経緯を明らかにしました。
「道警の銃器対策課が2000年の春に行ったけん銃摘発のための組織的なおとり捜査の過程で、100グラムを
捜査協力者から入手した」。
稲葉被告は入手した覚せい剤の具体的な存在について把握していたのは自分だけだったと述べました。
しかし、覚せい剤を持っている捜査協力者らを使って最終的に拳銃を摘発する「おとり捜査」のしくみは、
当時の道警銃器対策課の上司や指導官も当然知っていたと語りました。
道警では去年の暮れまでに、おとり捜査などの疑惑について、「捜査を尽くして立件できるものは立件した」
という立場をとっています。
稲葉被告のきょうの供述については、「再確認すべき点があればする」としています。
裁判は来月17日に検察が論告求刑を行う予定です。