03/05/25 23:29 5QRRr/o0
>>748 続き
尾崎行信委員 元最高裁判事・弁護士
原寿雄委員 元共同通信編集主幹 ジャーナリスト
浜田純一委員 東大大学院教授(情報法・憲法)
チェック体制は慣れ・思い込み排せ浜田氏
プライバシーは書かれる立場 心に尾崎氏
取材のあり方は報道の目的 論議を 原氏
----今回の最大の問題は詳細な住所が載るのをチェックできなかったことだ。
尾崎行信委員 編集局によると、掲載されるまでにニュース価値などを判断する
部署はいくつもあるという。それぞれのチェックが緩すぎた。「前のデスクも見
ているし・・・・・・」と読み流したのではないか。弁解できない事態だ。
浜田純一委員 社内の取り決めでは、住所表記は枝番や部屋番号まで細かく記さ
ないという原則になっている。なのに今回、見逃した理由の一つとして、「外国
の住所だから」が挙げられている。
しかし、情報が瞬時に地球を回る時代だ。国外と国内とでダブルスタンダード
(二重基準)を設ける意識は変えなければならない。
特に社会面の記事は、個人情報の塊だといえる。神経をとぎすますべきなのに、
日ごろの慣れから、大切な個人情報を扱っているという緊張感が足りなくなって
はいないか。