03/12/22 23:11
【プロローグ】杉並がDQNなその訳
はっきりいって、杉並区はDQNである。区役所も区議会も住民も、である。
ハデなパフォーマンスで知られる現区長のおかげで、まわりのDQNはめだたなくなったが、
(ハデといっても意志腹にはかなわないがw)
それでも杉並のドギュソ度が少しあがっただけであり、
むしらそんな首長を選んでしまう住民が住んでいるのが、杉並ともいえる。
ここで杉並について少しだけおさらいしよう。
もともとはほかの区部外周区と同様、戦前まで農地と大規模地主が多かったが、
大震災、東京大空襲などによる避難民が移り住み、今日見るような市街地ができあがった。
練馬、世田谷と同様、戦前より農道を基本とした「ゆるやかな傾斜を持つ細い道」と
都市計画による放射道路に囲まれ、地元住民でないと、道に迷うw。
杉並の特徴を特異なものにしているのは、内部のコミニティである。震災後から戦後直後にかけて、
世田谷は戦前からの大農家や功成った金持ちが住み着いた。また練馬や江戸川では
災害により都心で家を失ったものが、農家として土着した。
しかし杉並では、災害により都心で家を失ったものが、都市生活者としてコミニティを形成している。
すなわち「杉並」と一括りにすることは、実は実態を得たものではなく、
高円寺、阿佐ヶ谷、荻窪、浜田山、永福、久我山といった、狭い地域のコミニティの集合体なのである。
それぞれの地元には商店会や自治会といった、強力な組織群が存在する。
その力は我々が知る自治会のそれではなく、選挙での当落を左右したり、行政の計画を覆すほどである。
彼らの存在意義はもともと、災害の被災者の相互救済であり、地元の弱い者たちがよりあって立っていたわけだが、
時代の変化や組織の強大化につれ、変質していったようにも思われる(このへん主観)。
主観ではあるが、都庁スレを読んでいる諸兄らに思い出していただきたい。
「地元の弱い者たちがよりあって立っていた」はずの組織が、既得権により肥大しゴネ組織と変質していくこと、
なんと例の多いことか。杉並全体を覆う深い霧とは、まさにそれなのである。
(プロローグ終わり)