03/09/27 02:19
プール金については、マスコミの論点が何かずれてると思う。
予算内容や県の会計内規と実際の業務実態がずれていることのつじつまを合わせながら何とか仕事をするためにやむなくヤミ節間流用(例:需用費でパソコン(本来は備品購入費を充てるべき)を買ったりとか)をしていたのがプール金とか預け金。
プール金等は、制度と実態のずれを承知しながら実態に合うような予算組み替えや節間流用を認めず、硬直的な会計ルールを維持しつつけた県の予算システムそのものの欠陥に起因するものである。
プール金問題の最大の責任者は欠陥のある予算制度を維持し続けた財政当局だと思う。
しかし、その部分について、マスコミも追求しないし、県側も言及しないので責任がうやむやになり、プール金で私腹を肥やしていた一部職員ばかりがクローズアップされている。
その結果、制度の欠陥というべき問題が、個人的問題にすり替えられているような気がしてならない。どうしてそこまでして財政の連中をかばうのか?
漏れは特別調査を受けた職員の1人だが、一緒に調査を受けた上司・同僚の共通した感想は、
「プール金は仕事上必要だったから嫌々ながら作っただけ。横領するなんて理解できない。」というあたり。
6~7年前くらいには、会計制度の改善でプール金は必要なくなったのだが、現存するプール金のほとんどが、この時点であったお金の残高がそのまま持ち越されたもの。
必要なくなった以上は新しく作る必要もなくなった代わりに使い道もなくなって宙に浮いてしまったお金が出たと言うこと。
その時点で県当局が回収すれば良かったのだが、知らんぷりをしてしまったものだから、ババをつかまされた当時の総務課長~総務係長クラスが困ってしまって四苦八苦というのが実態。
自分の懐に入れるような心臓に毛が生えたような人は極一部です。
大半の場合、職場の金庫の片隅で眠ったり、事務引継で後任者が受け取ってくれなくて(ババ抜きのババですから)仕方なく自分が家で保管したり、職場の物を何か買ったりとか色々ご苦労をされたと推察します。
むろん、一部管理職クラスにどさくさに紛れて私腹を肥やしていた人間もいたことも確か。
そういう意味では、使途不明金について現・元管理職に賠償させるのは妥当かと思う。(清廉派の管理職には気の毒だが・・・)