02/12/29 20:16
21>>
それなりにはアドバイスになってると思うがな。
いずれにせよ「判断」に時間をかけるなってのが主旨には思えないな。
最初の2行は「あんまり悩むな」と包括的に言っているだけで、
この例として以下の2つが書かれている。
まず、記載内容の話は、本願解釈の問題で、
これに時間あんまりかけるなってことだから、
判断の時間のことではないし、
次の、進歩性の話は、
「どんどん拒絶理由を出して、出願人や代理人に弁明させろ」と言っているが、
これは速やかにやれというくらいの大雑把な意味にしか解釈できず、
この際に「判断」「検索」「起案」のどれを手を抜くのかまでは具体的に定義していない。
こういった場合は常識を加味して解釈するのが普通であり、
審査官にとって「検索」が一番手間がかかるのはいわば常識であるから、
ここを主として手を抜くと解釈することはそれ程不自然かつ困難なことではない。
それに「検索」と「判断」は本来一体不可分であるから、
両者を完全に切り離す解釈には無理がある。
まあ、他人の文書に「けち(36条)」つけるのは審査官のクセではあるが、
あれはあくまで仕事上の場合にだけ許される話であって
(明細書はある程度厳格性が必要だから)、
日常会話や、ましてやこんな掲示板の短文において、
その言葉足らずに対して「けち」をつけてもしょうがないだろ?
そういうのを世間では「屁理屈」というんだ。
こういう簡潔な文書のやりとりでは、良心的解釈なしに議論は成立しない。