10/12/05 17:45:34 qMaDs3Bn
「おい!コイツ、まだ息があるぞ?!」
発見された赤髪のモヒカンは、地面に突っ伏しながらも緩慢な手つきで自分の亀頭を捏ねていた。
白目を剥き、アヘ、アヘと、うわ言のように喘いでいる。
首領の大男が駆け寄ると、抱きかかえた肩を激しく揺さぶって詰問する。
「何だ!? 何があった? 誰がお前達を…!」
「み、見ろジード! コイツの股間……!」
そこには、ジードが目を見張るほどのイチモツがズボンを突き破り、隆々と屹立してる。
ガマン汁がとめどなく垂れ流れている先端は小刻みに痙攣し、射精が迫っていることを告げていた。
虚ろな瞳に、息絶え絶えに赤髪モヒカンは口を開いた。
だらしなく開いた口元からは涎が垂れ落ち、蟹のように泡を吹いている。
「あへぇぇ~、あへっ、お、おっぱいっ、おっぱい女……ぱいっパイズリッ、きも、きもふぃイイ…」
ビョッ、ビョッボボッ
そう呟くや否や、怒張したイチモツから大量の精液が噴出する。
全身を貫く凄まじい快感のためか、赤髪の全身は激しい痙攣を起こす。
同時にメキョキョッと、男の額が波打ち、額に彫られた「Z」の刺青が歪む。
「あへぇぇ~~きぼぢっ、ぎ、ぎ、ぎぼわっ!」
嬌声と共に男の頭部がぶくぶくと膨張し、一気に後頭部にかけて破裂した。
脳漿が飛び散り、血飛沫がジードの顔を赤く染めた。
801:破戒の拳2-10
10/12/05 18:16:39 qMaDs3Bn
一団に恐怖という衝撃が走る。
野盗達の動揺をよそに、骸となった赤髪のイチモツは凄まじい勢いで射精を続けている。
命の鼓動が停止してなお、精液を溜めに溜め込んだ睾丸は、その鼓動を止めようとせず、すべての精液を吐き出すまで止まることはなかった。
「頭が餅みてぇに膨らんで、吹っ飛びやがった……」
「なんだ、今のは…まさか小型の時限爆弾を頭に埋め込まれたのか…?」
「そんな精巧な武器がこの時代に残っているはずがねぇ!!」
間髪を入れずにジードが否定する。
(おっぱい女だと…? 一体、何者だ…)
「おい、見ろ! 足跡があるぜ!」
ジードが付け狙う村の方角に足跡が延々と延びている。
ジードは右手を高々と掲げ、仲間達に力強く宣言する。
「村を襲撃する」と、「そして仲間の血は血をもって償わせる」と。
村の皆殺しを宣言したのだ。
水場を持たぬジード軍団は歓喜に震えた。
ジードの宣言は恐怖に取り憑かれた仲間の士気を鼓舞するに余りあるものだった。
「ジード襲撃編 つづく」
802:破戒の拳 追加と訂正
10/12/05 18:19:39 qMaDs3Bn
遅筆なのでジード編が完成する頃は来年になると思い、書いたトコまで。
「続編を待つ」と、お言葉を頂き、がんばってみます。
ツッコミ所満載だと思いますが、多少のパクリは許してください。
では、また。
【追加】
破戒の拳2-02の最後に、
女の最後の呟きは、少年の耳には届かなかった。
の一文を入れ忘れました。
【訂正】
破戒の拳2-08がダブリました。
803:北斗のリン
10/12/06 01:55:54 4ZtKBk9p
素晴らしい続編をありがとうございます。
1話で3回、2話で1回ご馳走さまでした。
悪党と善人に対する態度の違いに萌えますね。
804:名無し調教中。
10/12/06 05:19:57 2FbXReBv
>>800
逝く間際に、爆乳で男根を挟まれ射精地獄の淫夢に苛まれる→残酷に破裂!
そんな雑魚のやられ方が、エロエロで素晴らしいですね。
圧倒的な巨乳で、強いヒロインというのはたまりません。善人には手を出せない優しさ&悪の雑魚には容赦のせず破裂させる冷徹さに萌え!
805:名無し調教中。
10/12/06 05:28:40 2FbXReBv
>>801
仲間たちの前で痴態をさらし射精&破裂という雑魚の情けないやられ方もツボでした。
破戒の拳さま、素晴らしいSSありがとうございます。
806:名無し調教中。
10/12/06 22:20:42 3Z5o5mM+
GJです!
破戒の拳の意味が少し分かってきました。
次回も楽しみにしています!
807:名無し調教中。
10/12/10 20:48:08 80uhhYhW
淫夢で夢精に追い込まれるシーンの女のエロさ。
興奮しました。
ワラワラと湧き出る雑魚を一騎当千の強さで屠るヒロインの活躍を期待します。
北斗の読み物として十分に楽しんでいます。
ちなみに、このスレの北斗は射精から破裂につなげるのが暗黙のルールなのでしょうか?
そこにこだわらなくても良い作品なのになぁ。
製作頑張ってください!
808:名無し調教中。
10/12/10 22:45:42 uqEOmuOs
>>807
>ちなみに、このスレの北斗は射精から破裂につなげるのが暗黙のルールなのでしょうか?
そんなことないよ! ミキちゃんみたいに素手でズタズタに殺しまくるのもありだし、最高だよ!
809:破戒の拳no
10/12/10 23:49:23 LE3qikfd
>>807
読んで頂き有難うございます。
射精から破裂死の流れは、暗黙のルールなんかじゃありませんよ。
人それぞれ、いろいろな表現があった方が良い作品ができると思っています。
ただ、私の場合は、SS製作の動機がソレだったもので……。
今後もなんらかの形で踏襲していきたいと思っています。
私はこのテのスレには無縁でした。
ただの北斗好きでした。
しかし、半年ほど前に偶然このスレに迷い込んで、北斗のリンさんの作品を読んでイってしまったのです。
その作品の中の「射精と破裂」「死の時間差」にガッツリ、自分の性癖を鷲?みにされたのが始まりです。
だから、ソレだけは踏襲せねば……と、思っているわけです。
実はSSを書いていて、ひとつガッカリしたことがありました。
「自分の書いたSSでは興奮しない」という事実を知ってしまったのです。
……なので、皆さんのSS作品が読みたいです。(切実に)
807さんを含め、感想を投下してくれる方々がいらっしゃるので、感謝、感謝で少しずつ書いています。
感想の御礼も兼ねて、どんな表現をしたら興奮してくれるかなーと思案しながら、年賀状と平行して書いていきますね。
続きはもうしばし、お待ちください。
810:808
10/12/11 15:17:41 ysnG4N3Z
>>809
なるほど、運命の出会いですね。
影響を受けて、すぐに作品を投下するなんて凄いですね。
私には妄想を文章化できる才能はないようですので、興味深い漫画の情報を…。
「聖女ハリマオ」という古い漫画です。
ヒロインは対象は強制的に勃起させ、射精を止まらなくすることで相手を悶絶死させる能力があるようです。
このスレの常連さんには周知かもしれませんが…。
URLリンク(www.comicpark.net)
811:807
10/12/11 15:43:03 ysnG4N3Z
す、すいません!
名前の番号を間違えました。
810は808さんではありません!
申し訳ありません!
812:名無し調教中。
10/12/12 05:23:20 J5USkvN2
聖女ハリマオ懐かしい
今見ても興奮します
813:名無し調教中。
10/12/12 12:01:24 Ezh9IIwX
聖女ハリマオおそろしい女だ…。
射精の表現がレトロでおもしろい。
古本屋を探してみるか。
814:名無し調教中。
10/12/14 16:46:29 t1GTKaGk
ソウルキャリバーのタキやアイヴィーやカサンドラ、鉄拳の風間飛鳥、
ストリートファイターEXのブレアデイム、バーチャファイターのサラやべネッサが
長い脚でビンビンに勃起したフルチン短足男をぐちゃぐちゃに蹴り殺すのを見てみたい
815:名無し調教中。
10/12/18 18:14:49 WbHYRk+B
昔、栄養ドリンクのCMで黒のレザースーツに身を包んだ美女が大勢のチンピラを薙ぎ倒しながらドリンクを宣伝するCMがあった。
チラッと見える胸の谷間と、キュッと張ったケツが子供ながらに興奮した記憶がある。
もう一度見てみたいなぁ。
知ってる人いる?
816:名無し調教中。
10/12/19 12:13:22 xRO1NNv1
>>1
.._ .......、._ _ /:/l! またまたご冗談を
:~""''.>゛' "~ ,、、''‐'、| _
゛、'、::::::ノ:::::::_,.-=. _~:、 /_.}'':,
``、/:::::::::__....,._ `゛'Y' _.ェ-、....._ /_゛''i゛ノ、ノ
,.--l‐''"~..-_'.x-='"゛ー 、`'-、 ,:' ノ゛ノブ
" .!-'",/ `'-‐'') /\ `/ て゛ノ-〈
.-''~ >'゛:: ‐'"゛./ ヽ.,' ~ /
//::::: ', / ,:'゛
817:名無し調教中。
10/12/19 22:38:03 lBL/PXmR
ナイスバディで秘孔を操る美女って設定は最高なんだけど、性格的にはもっと傲慢なのが好みだな。
超自己中心的に略奪のために一人で町に攻め入り、正義の自衛団をガンガン殺戮していくようなヤツとか。
818:名無し調教中。
10/12/22 04:23:50 UmK3NVg2
ラオウみたいな力技も凄まじい美女とか出たら最高だず
819:名無し調教中。
10/12/23 01:36:54 AxG5Zm7F
まさしくミキちゃんだな。
820:名無し調教中。
10/12/24 16:59:39 66leC4ew
ミキちゃんてパンストのパンティみたいな外見なんかな
821:名無し調教中。
10/12/26 07:47:16 FhMgdmXe
女が男を射精させて殺していくシチュは興奮するな
聖女ハリマオ買って読んだけど凄く良かった
822:名無し調教中。
10/12/28 17:00:38 /QRMTmn/
※一部スカ有り注意
URLリンク(adultbody.info)
823:破戒の拳2-11
11/01/01 19:34:08 h0xpwT76
「お前達、食事だ。 おいリン、早くしろ!」
その声に反応して粗末なベットに身を横たえていた女の肩が一瞬動いた。
呆れるほどの巨乳、仰向けに寝ていても横に形がだらしなく流れるわけでもなく、その張りのある丸みはツンと、天井を指し示している。
牢屋の前に若い自衛団の男が現れた。
女を取り調べた時、生乳を見て生唾を飲み込んだ男だった。
ベットから起き上がった女と目を合せようとせず、チラチラと女の胸の膨らみを盗み見るだけだ。
その男の影から、小さな顔を出した。
女と同じ栗色の髪にピンクの服とバンダナを巻いた可愛らしい少女だ。
しかし、その表情は幾分強張り、明らかに警戒しているようだった。
「お、まだいやがったのか? てっきりこの村を追い出されたかと思ってたのによ?」
少女が警戒していたのは、どうやらこの少年だったようだ。
「おいバット、うるさいぞ! 本当なら盗みと牢破りで、お前は縛り首になるとこだったんだぞ?! この姉さんが盗んだ薬を返しに現れたから長老も慈悲をお与えになったんだ!」
「だったら、早くこんな辛気臭い牢から出せってんだ!」
「長老の命令でなかったら、こんな奴にくれてやる水や食料など無いのに……」
「それとアンタもだ! ジードの一味でなかったら、名前くらい話せばいいじゃないか!? こんな盗人の肩を持つから一緒に牢に入れられるんだ! ったく、俺は行くぞ、リン、今度はしくじるなよ?」
若い男は怒鳴り散らし、大きな靴音を鳴らしながら、去っていった。
残された少女は、バットと呼ばれた少年の動きを警戒しながら牢の中に水とパンを入れていく。
「あなたリンちゃんで言うの? 食べ物をありがとう。 あなた、澄んだ綺麗な瞳をしているのね」
少女は一瞬驚き、照れたように顔を伏せた。
村では厄介者として下働きをさせられ、感謝の言葉も自分の容姿を褒められたことなどなかったのだ。
「けっ、一丁前に照れてやがる! 俺もお前も親を失った孤児は、食料を消費するだけの邪魔な存在なんだよ!」
「あなた、お父さんもお母さんも亡くなってしまったの?」
「聞いても無駄さ、そいつはしゃべれないのさ。 まっ、無理もねぇけどよ、なんせ野盗に親兄弟を目の前で殺されちまったんだからな」
「目の前で……」
そして、バットは一気に顛末をしゃべりはじめた。
824:破戒の拳2-12
11/01/01 19:36:38 h0xpwT76
この村は大戦前、天帝が治める帝都から最も離れた辺境の直轄領であった。
そして、リンの父親は帝都の兵士でこの村の守備隊として家族を連れて駐屯していたのだった。
世は世紀末。
列強諸国はお互いの利権を守る為に、核という使ってはならないカードで牽制し合い、疑心暗鬼に陥っていた。
そんな暗く不安な世情でも、リンは逞しい父親、厳しくも優しい母、妹思いの兄に囲まれ幸せに暮らしていたのだった。
しかし核戦争が勃発し、すべては壊された。
この村にも帝都陥落の報が入り、守備隊は村を捨て逃げ出した。
そんな中で、村に残ったのがリンの父親であった。
戦後の混乱の中、村を襲った野盗の集団から村を守る為に父と兄は闘い、そして死んで逝った。
そのような経緯があったゆえ、村の長老は身寄りの無くなったリンを村から追い出すことなく下働きとして、村に留め置いたというのだ。
「ま、ガキが一人生き残ったって、待っているのは不幸だけさ。 間違って生き残っちまうからいけねぇんだ!」
と、バットは顛末を締めくくった。
825:破戒の拳2-13
11/01/01 19:40:04 h0xpwT76
ギュッと、服の裾をつかみ、涙を流さまいと、じっとバットを見据えるリン。
「げっ、わ、悪かったよ、そんな睨むこたぁないだろ?」
バツが悪そうに、慌てて目を背けるバット。
「……つらかったのね……」
首を横に振り、否定したリンの瞳は真っ直ぐ女を見ていた。
(そう…この子の幼い瞳は、多くの地獄を見てきたのね……それでも瞳の輝きを失うことなく……)
女は牢越しにリンの後頭部に両手を伸ばす。
「大丈夫……動かないで……」
ピシィィィン…
女のしなやかな指が優しくリンの後頭部を突く。
―??― リンは不思議そうに後頭部をさする。
「姉御、いったい何をしたんだよ?」
「再び話せるようになる為に、心を開くおまじないをしたのよ。 あとはリンちゃんの閉ざされた心の扉を開く鍵が現れるのを待つだけ……だけど、それはわたしの役目ではなさそうだけどね……」
本来なら、たちどころに言葉を取り戻してもおかしくはなかった。
しかし、心の扉は開かれなかった。
それ程に、この幼い少女の心を縛り、背負った心の痛みは計り知れないのだ。
にもかかわらず、光を失わず、明るく澄んだ瞳を見ると、逆に女の心は痛むのだった。
「おいリン、何をしている? さっさと来い!!」
入口から自衛団の男の声がする。
「ごちそうさま、リンちゃん。 早く行きなさい、怒られちゃうわよ?」
リンはチョコンと、おじぎをすると入口に向かって走り出した。
826:破戒の拳2-14
11/01/01 19:42:21 h0xpwT76
入口から自衛団の男の声がする。
「ごちそうさま、リンちゃん。 早く行きなさい、怒られちゃうわよ?」
リンはチョコンと、おじぎをすると入口に向かって走り出した。
「まあ、いいさ。 こんな鉄格子なんて姉御の力があれば、飴細工みたいなモンだろ? その気になれば、いつだって逃げられるさ」
「……あなた、自分が牢から逃げたら牢番のあの子がどうなるか知っていて逃げたの?」
「えっ?!」
―バチコーン!
女の平手打ち飛び、バットを壁に叩きつける。
「うぎゃっ、いでっ!」
鼻血を垂らし、もんどりうつバッド。
「今回はこれで勘弁してあげる。 ……それからヨロシクね、バット」
「す、すびばせんでした……よ、よろじくです、あ、姉御……」
827:破戒の拳2-15
11/01/01 19:47:42 h0xpwT76
女が牢に監禁されて数日が過ぎた。
リンは自分に与えられた食料を牢屋の鉄格子の前で食べるようになっていた。
女とそしてバットと少しずつ、打ち解けあうことができるようになっていた。
バットは、自分がこれまで訪れた町や村での出来事を面白可笑しく話すのだ。
村から出たことのないリンは目を輝かせ、声なく笑った。
そして、いつものようにチョコンと、おじぎをすると労働の仕事に戻るのだった。
バットの話は世界が崩壊するまで、生まれ育った山里から一歩も出たことの無い女にとっても興味深いものだった。
「バット、あなたには伝聞屋の才能もあるようね」
二人の子供達の心に触れ、光を失わない目の輝きを見た時、女は自分の拳をどのように使ったらよいか理解した。
悟ったと言っていい。
里を離れて一年、女は絶望していた。
この崩壊した世界に……いや、崩壊した人の心にだ。
力の時代、力がすべての原始の時代。
まさに弱肉強食の時代となった。
特に力無く身を守る術のない女性は、強者に性奴隷として犯され、すべてを奪われ、時には物として売られていった。
女も例外ではなかった。
放浪の旅の間に幾度となく野獣のような男達に、昼夜所構わず襲われることになった。
ただ、ほかの女性と違ったのは、女に襲い掛かった男達は例外なく無残な死が訪れたことだ。
女の操る謎の力によってイチモツを限界以上に勃起させられ、強制射精に追い込まれる。
女の謎の力、その拳法の秘技をその身に受けた男達は凄まじい快感によがり狂い、精液を撒き散らしながら身体の内部から破裂させられて肉塊と化して逝った。
そんなに女を犯したいのならば、―いいわ、命と引き換えにそれ以上の快楽と恐怖と苦痛を与えて葬ってあげる―これが世に失望した女が導き出した答えだった。
828:破戒の拳2-16
11/01/01 20:25:58 h0xpwT76
自分に群がってくる野獣達を葬り去っていく内に、女にも分かったことがあった。
里にいた時は、思いもしなかったことだ。
それは、自分の肉体がいやらしい程に男を惹きつけるということだった。
『魅力的』という言葉では片付けられない。
『妖艶』『淫靡』という言葉が適しているかもしれない。
女の圧倒的な肉体は男の性欲を煽り、否応なく劣情を掻き立てるのだ。
事実、女に襲い掛かって来た男達のほとんどが、皆一様に性的興奮から、すでにイチモツを勃起させて襲って来るのだった。
今はそれで良いと女は思っている。
あの二人の子供達が自分を変えてくれたのだ。
これから新しく再生しなければならない世界の為には、獣は一匹でも少ない方がいいに決まっている。
これから世界の再生を担う子供達の未来を奪おうとする、人の皮を被った獣を駆逐すること。
自分がその獣の撒き餌になればよいのだ。
裁きの鉄槌がこの身に振り落とされるまで、禁忌を破り情け容赦なくこの拳を振るおうと誓ったのだった。
この拳は、この世界に絶望した自分を引き止めてくれた光を守ることなのだ―と。
そう、誓った女の脳裏をあの男の横顔が過ぎった。
夢うつつの中で出逢った男だった。
今夜も高窓から乱世を呼ぶ連なる七つ星が、ひときわ輝いていた。
829:破戒の拳2-17
11/01/01 20:38:00 h0xpwT76
「経絡秘孔……?」
「そう、簡単に言うと人体のツボね」
「そのツボを押せば、姉御みたにチンチンをおっ勃たたせたり、体を爆発させたりできるわけかよ?」
「押すだけでは駄目ね。 秘孔に氣を送り込まなくては、効果は無いわ。 その氣を自分の意思で体内で創り出し、錬り鍛えることができるかが、私の拳の最大の極意なのよ」
「なんだよ、それじゃ、オイラには無理じゃねぇかよ!」
「……ふふ、だから教えたのよ」
「ん!? 待てよ、だったら姉御にツボを突かれたリンはどうなっちまうんだよ!?」
「あら、リンちゃんのことが心配? それにバット、あなたリンちゃんのこと、かなり詳しかったわね?」
意味有りげに微笑む女。
「―!! な、なんにもねぇよ! ……ただ、ちょっと気になっただけなんだからな!」
「大丈夫よ、氣にもいろいろ種類があるのよ。 それこそ肉体を内部から破裂させる破壊の氣や、脳に直接働き掛けて精神を支配する氣もあるわ」
「リンちゃんに流した氣は、正常な肉体に流れる氣と同質のモノよ。 病気や心の病は体内の氣の流れの乱れが大きく影響している場合があるの。 だからそれを正常な氣で戻してあげたのだけど……」
女は一度、言葉を詰まらせた。
それはリンが背負った心の傷が如何に大きいものかを示していた。
「リンちゃんの場合は、もっと……そう、彼女の運命、宿命といったモノが必要なのかもしれないわね」
女はリンの澄んだ瞳の深さに言葉では説明できない宿命的なものを感じるのだった。
あの子はただの子供ではないと。
しかし、バットにはあまり宿命といった類の話は関心がなさそうだ。
「ふーん、体を破壊もするし、癒しもするのか……そんなスゲェ拳法だったら、最強無敵じゃねぇかよ?!」
「……だから伝承できるのは、たった一人……。 数千年前から伝えられて来た一子相伝の暗殺拳……」
バットは興奮し、気付きもしなかったが一瞬、女の表情が曇る。
「そして、その伝承者ってのが姉御ってわけだ! こりゃ、スゲェぜ! なぁ?!」
しかし、その問に女は答えなかった。
830:破戒の拳2-18
11/01/01 20:44:55 h0xpwT76
「……なぁ、姉御……」
バットが急に落ち着き無く、いつもの歯切れの良い口調が鳴りを潜めている。
「……リンは……オイラのこと許してくれるかな……?」
「あの子は強い子よ。 人を許す勇気を持っているわ。 だからちゃんと謝らないとね」
バットを勇気付けるように優しく肩に手を置く女。
「……オイラはあいつを死なせたくなかったんだ……」
「―? バット何を……?」
「この村に盗みに入る為に、はじめはリンを利用しようと思って情報を集めたんだ……」
「だけど、その内にリンがオイラと同じ境遇だったことを知ったんだ。 この村はジード一味に狙われている。 この村も自衛団を組織してるけど、にわか作りの自衛団なんてジードの襲撃にあえば、ひとたまりもねぇ……」
バットが言葉を詰まらせる。
「あいつの前だから言わなかったけど、母親はあいつの目の前で野盗に犯されたんだ……。 だからあいつは……」
「……」
「……オイラの力じゃ、あいつを、リンをこの村から連れ出すこともできねぇ……だから……」
バットはワザと自衛団に捕まり、牢番のリンの不手際になるように牢抜けを行ったのだ。
すべては彼女を村から追放させる為、この村から引き離すことで命を守ろうとしたのだった。
コソ泥の話など誰も聞いてはくれない。
彼の力では村を守ることなどできない。
彼は無力な少年だった。
バットの悔しさが、優しさが女に伝わった。
肩に置いた手に力を込めて女は言った。
「バット、その想いが私とあなたを引き合わせたのかもしれない。 この村を壊滅なんてさせない。 もちろん、リンちゃんを死なせやしないわ!」
「本当か!? 信じていいんだよな、姉御!?」
女は力強くうなづく。
「オイラの読みだと、ジードの奴らはこの村の食料の収穫を待って襲撃すると思うんだ。 収穫が終わるまであと1ヶ月の猶予はあると……」
―ドゴーンッ!! ドガーンッ!!
バットの言葉を遮るように、いやあざ笑うかのように、床が振動するほどの爆発音が立て続けに2度、村全体に響いた。
ジード軍団の襲来が始まったのだった。
831:破戒の拳2-19
11/01/01 21:45:22 h0xpwT76
村全体が恐慌に包まれた。
遠くから怒号と悲鳴が聞こえて来る。
女は目を閉じ、五感を研ぎ澄ますと村の混乱が手に取るように伝わってくる。
野盗の狙いは2ヶ所の同時攻撃、北ゲートと東ゲートの同時突破による混乱を利用した殲滅作戦。
どうやら作戦は成功し、自衛団は簡単に野盗達のゲートの突破を許してしまったようだ。
そして、牢屋に聞き慣れた足音が石畳を蹴って駆けて来る。
リンは女とバットの無事を確認すると、腰に吊るした牢の鍵を投げ入れた。
「おいリン、そこで何をしているんだ!? 北門が破られたんだぞ! 囚人にかまっている暇など無い。 お前も武器を持って戦うんだ!」
入り口から若い自衛団の怒鳴り声が聞こえる。
リンはもう一度、二人を見て微笑むと、踵を返し駆け出していった。
「あの馬鹿、死ぬ気だ! 姉御、早くこの鉄格子を……」
「……こっちの方が、早く外に出られるわね……それにこっちでは、もう殺戮が始まってる……」
コン、コン、コン。
手の甲で石壁を叩く女。
そして、軽く手首のスナップを利かせた裏拳を放つ。
バゴンッ!!
裏拳の一撃で石壁の全面が吹っ飛ぶように崩れ落ちる。
「やっぱ、ス、スゲェェェ……!」
「何、ぼんやりしているの? あなたはリンちゃんを守るんでしょ? あの子を追いなさい。 私はこの辺りを掃除してから行くわ」
ここは酒蔵が立ち並ぶ裏路地、この裏路地を抜ければ東門があり、今は廃墟と化した商店が軒を並べる通りがあるはずだった。
女の予想通り、北の空と東の空には黒煙が立ち昇っている。
バットは女の言葉の終りを待たず、すでに姿を消している。
「がんばるのよ。 小さなナイト君……」
女もゆっくりと東の空に立ち昇る黒煙を目指して歩き始める。
バキ、パキッと、指の間接が鳴った。
832:破戒の拳2-20
11/01/01 21:47:31 h0xpwT76
「オラァッ! 邪魔だぁぁぁ~! 死ねっ!!」
「うぎゃーー!! わぼっ!」
力任せに振り下ろされた手斧が脳天に叩き込まれ、自衛団の男はもんどり打って倒れる。
「女だっ! 女はまだ殺すなよ?! まずは俺様のチンポを味わってもらわんとなぁ!!」
野盗から逃れようと、若い娘とその母の二人が必死に走っていた。
自衛団も野盗の突撃を防ごうと行く手を遮るが、あっという間に切り崩されてしまう。
足がもつれ倒れる母親に、泣きながら抱きつく娘。
「私にかまわず逃げなさい!」
「いや、いやよっ、母さんを置いてなんて行けないわ!」
「うひょう~~!! 俺は娘の方を頂くぜぇ?!」
「何言ってやがる! 娘は俺のモンだぜぇ!」
「お、お俺っ、だ、だれっ、誰でもイイっ!! お、お、女っ食いたいっ!!」
親子に迫り来る野盗達の前に人影が現れる。
もちろん、あの女だ。
「もう大丈夫よ。 早く私の後ろへ……」
女は娘を抱き起こすと、怯える娘の手をしっかり握る。
肌の温かさを、安心を肌と肌を通して伝える為だ。
「あなた、何をしているの?! どうか娘を連れて逃げてください。 私はもう動けません。 あの野盗達はケダモノ……あなたも殺されてしまいます!」
母親は気丈にも、娘とまだ若い女を少しでも遠くへ逃がそうと叱咤する。
そんな母親と娘の恐怖と不安を取り除くように、優しく微笑む女。
「大丈夫、死ぬのは奴らよ」
「えっ?」
親子には女が何を言っているのか、理解できない。
すぐ側まで、自衛団の男達を血祭りに上げた野達が雄叫びを上げて迫って来ているのだ。
しかし、全くこの女は動じない。
ゆっくり立ち上がり、親子を追って来た野盗達に向けたその視線は、母子を優しく包み込んだ眼差しではない。
ただ冷たい光を宿しているのみだ。
833:破戒の拳2-21
11/01/01 21:59:03 h0xpwT76
娘と母親をかばうように、5人の野盗達の前に立ちはだかる女。
全体に的には細身であるのだが、肉付き豊かなヒップはツンと上を向き、さらに細く括れたウエストの上には、厚手の皮ジャンを着ていても隠すことができないほど丸みを帯びた胸元が豊かに張り出していた。
その服の下には、はち切れんばかりのグラマーなボディが隠されていることを誰しもが容易に想像できた。
「なんだぁ~てめぇは~? 俺達ジード軍団が怖くねぇのかぁ~?!」
「おっ、おっ、おい、見ろよ、あの胸っ! スゲェおっぱいしてやがるぞ?!」
「そ、それに顔も悪くねぇ、俺好みだ! この顔で爆乳っ! た、たまらねぇぇ~!!」
「俺っ! 俺が最初に犯すぞ! お前ら邪魔すんなよっ?!」
「馬鹿言えっ! 指をくわえて見ていられるか! チンポを入れたモン勝ちに決まってるじゃねぇかよぉぉ~~!!」
サカリの付いた狂犬達は股間を硬く勃起させて女を取り囲む。
「あなた達、わたしの胸がお気に召したようね……いいわよ、体感してみる?」
女は髪をふわりと、かきあげ、わざと野盗達に向かって胸を張り、胸の大きさをさらに強調する。
「当たりめぇだぁぁー! しゃぶらせろよぉぉ~~!」
「揉みてぇぇ~!おっぱい揉ませろぉぉ~~!!」
「うひょう~~たまんねぇぇ~~! も、もう射精(で)ちまいそうだぜぇ~!」
「や、やべぇ~ もう我慢できねぇ~! 犯らせろぉぉー!」
「パイズリさせろっ! パイズリっ! 俺が最初だぜー!」
狂犬の群れは一斉に女に飛び掛った。
「そう、今日はなんだか、あなた達を屠りたくてウズウズしているの。 その命を代償に自分の身体で味わうといいわ……わたしのこの胸の痛み……教えてあげる……」
クルリと野盗達に背を向ける女。
男達は知る由も無い。
背を向けた女の口元が冷たく微笑んでいることを。
834:破戒の拳2-22
11/01/01 22:15:05 h0xpwT76
「破っ!!」
短く大気を裂くような凛とした気合と共に、女は連続して回し蹴りを繰り出た。
ガシャンッ、ガシャッ、ガガシャーンッ!!
金属がひしゃげる音が廃墟に響く。
正確無比な女の回し蹴りは確実に男達を捉え、弾き飛ばした。
弾き飛ばされた男達は、次々と横並びに廃墟と化した商店軒下のシャッターに埋め込まれた。
野盗達の両手足を開かせた体勢で、大の字でシャッターにめり込ませ、磔のように拘束したのもすべて女の意図したものであった。
すでに処刑は執行し完了した。
後は、完全なる死が訪れるまで、如何に陵辱してやるかだけなのだ。
そう、女は肉体や精神を支配する経絡秘孔に練り込んだ破壊の氣を十分に流し込んでいるのだ。
そして、身体の動きを制限し封じ込める秘孔縛と呼ばれる秘孔を突き、男達の手足の自由を奪っているのだった。
かりそめの生、男達は生きながらにして、すでに死んでいるのだ。
そして、女はその刻が来るのを待つのだ。
快感に震える唇で囁く瞬間を、自分の死に気付かない愚者達に教えてやる瞬間をだ。
―あなた達は、すでに死んでいる―と、
「い、いったい、な、何しやがった?!」
「うぎぃぃ、手足が動かねぇぇ……? いったい、ど、どうなってやがるんだっ?!」
女は磔刑に処した野盗達の前に立つと腕組みをし、じっと待っている。
これから男達の肉体を蝕む変化を見逃すまいと観察しているのだ。
無抵抗な親子を力ずくで犯そうとした野盗達への怒りは、今や狂った狂犬共を葬った充足感に満たされていた。
大きすぎる乳房の先端に小さく遠慮しがちにツンッと上を向く乳首が、ぷっくりと硬くなりタンクトップを押し上げていることを女は自分は気付いていない。
835:破戒の拳2-23
11/01/01 22:18:34 h0xpwT76
四肢が金縛りにあったように動かすことができず、シャッターにめり込んだ状態で、罵声を喚くだけ喚いていた野盗が一人、また一人と押し黙っていく。
5人の野盗の内、中央で磔にされた黒髪モヒカンのみ、まだ悪態を付いている。
なんとか動かせる体を前に捻り、首を引き出し女に食って掛かるが、全くの徒労だった。
「糞がっ! お前ら、急に何、黙ってやがる?! もうすぐジードが俺達を助けに来る! びびってんじゃねぇ!」
どうやら、4人には黒髪モヒカンの言葉は届いていないようだ。
皆、歯をくいしばり何かに怯えているように、かすかに肩を震わせ、俯いているのだ。
女は喚いている黒髪モヒカンに尋問する。
「あなた達、北ゲートと東ゲートを同時に襲撃したようね。 どちらかが陽動でしょう?……あなたの親玉がいる本体は北と東、どちらから攻めて来たの?」
「へっ、馬鹿かテメェは?! この俺が口を割ると思っているのか!?」
「仲間思いなのね……」
尋問を続けようとせず、あっさり、引き下がる女。
期待通りの返答に満足しているのだ。
「何度、聞いても同じことだ! 馬鹿が! すぐにジードが村人を皆殺しにして、ここにくるからな! その時がお前の最後だ! 必ず、必ず俺が犯してやるっ!」
それとは知らず、黒髪モヒカンは痛々しく強がり、喚いている。
「……楽しみにしているわ」
罵声を軽く受け流した女の口元は、ただ冷たく微笑むのみだ。
836:破戒の拳2-24
11/01/01 22:24:18 h0xpwT76
女は他の4人の野盗を見渡した。
「あなた達、なかなか我慢強いわね。 でも、そろそろ無理をしないで自分の身体に正直になったらどうなの?」
「………………」
「や、やはり、て、テメェか……? お、お、俺の身体に、な、何をしやがった……ち、ちっ、ちくっ、乳首に、な、何を……」
「……? よく聞こえなかったわ。 最後の方、なんて言ったの?」
「―!! 俺の乳首に何をしたかと、聞いてるんだっ! このアマァ 殺すぞ?!」
女の白々しい問い掛け、その挑発に乗った野盗が怒鳴った。
「ふふ、乳首を性感帯に変えるの……。 もうすぐ、おチンチンよりも敏感な性感帯になるわ」
女はうれしそうに答えた。
はじめは、軽い痒みのようなものだった。
しかし、乳首の奥で弾けたそのむず痒さは、次第に熱を帯び、激しい痛痒となって全身を蝕んだ。
陥没気味だった乳首は、今や尖端を硬く勃起させ、未知の感覚に困惑するかのようにヒクヒクと震えるのだった。
「ち、畜生! 耐えられねぇっ! だ、誰かこの疼きをっ、疼きを止めてくれ!」
「い゙ぃぎぃぃ~!胸を掻きむしりたいのに、て、手がぁぁ~~手が動かねぇよぉぉ~!」
「ち、ちぐっ、乳首ぃぃっ! が、がゆっ、痒いっ! かゆぐるぢぃっ!」
刻々と野盗達の身体を蝕み続ける痛痒は耐え難いものとなっていた。
白目を剥き、涎をタレ流し、発狂しかねない態だ。
黒髪モヒカンは一人、取り残されていた。
掛ける言葉を失い、おののき、仲間達が狂う様を傍観するしかできない。
黒髪モヒカンの焦燥が手に取るように分かる女にとって、黒髪の動揺と未知なる恐怖に苛まれる様は、背筋が震えるような心地よい余興なのだ。
もがく野盗達は、なんとか乳首を掻きむしろうと必死に腕を動かそうとするが、野盗ごときが女の秘孔縛を破れるわけがない。
「た、助けで、ぢ、乳首掻きだいっ! お願いっ、お願いじますっ! ぢくびぃぃ掻いでぇ、むしり取っでぐだざい゙ぃぃ~!」
「それはできない相談ね。 それじゃ、あなた達を磔にした意味が無くなるじゃない?」
女は涙、鼻水、涎を流しながら、必死に哀願する野盗達の願いをにべも無く断るのだった。
837:破戒の拳2-25
11/01/01 22:38:06 h0xpwT76
「……でも、そろそろ約束通り、おっぱいを味あわせてあげないと可愛そうね……乳首の感度も調教してあげたし、良い頃合ね」
野盗達がもがき苦しむ様を十分に堪能したのであろう、そう言うとパチリッと、指を鳴らす女。
途端、今まで野盗達の身体を苛み続けた痛痒が嘘のように消えた。
解放された野盗達は力なく頭を垂れ、息絶え絶えに弱々しく呼吸している。
しかし、それは束の間の休息でしかない。
女がこの狂犬共を許す訳が無いのだ。
そして、すでに狂犬共を葬り去る肉体の変化は始まっていたのだ。
頭を垂れ、上下に肩を揺らし、荒く息をしていた野盗達の肩が小刻みに痙攣し始めたのだ。
垂れた頭の下には、涎溜まりができている。
それも尋常な量ではない。
「畜生、テ、テメェ、今度はこいつらに何をしやがった?!」
黒髪モヒカンが吠える。
「何って、言ったでしょ? おっぱいを体感させてあげるのよ……大きさも……そして私のこの胸の痛みもね。」
「な、なんだと……? 何を言ってやがるんだ? 」
まあ見ていなさいと、言うように軽くウィンクする女。
しかし、黒髪モヒカンは目撃することになる。
快楽という地獄を……。
838:名無し調教中。
11/01/01 23:04:54 aQf1cc6V
>>837
.._ .......、._ _ /:/l! またまたご冗談を
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839:破戒の拳2-26
11/01/01 23:05:19 h0xpwT76
「あいやぁぁ~い゙い゙、い、いや、いやだぁ~! む、むむね、胸がぁ~!」
「すっごい゙、おぱぱっい、気持ちイッ きもぢ良すぎるぅぅ~!」
「いひぃぃぃ! な、なんでおっぱいがっ……ごんなにきもちぃいなんてぇ~。 やだっ、もどしてっ! もどじでぐださい゙ぃぃぃ」
「む、胸がっ……。 おっぱいが熱いよぉぉ 感じるっ!? か、か、感じちゃう!?」
痛痒地獄から解放されたのも束の間、4人の野盗の胸部が膨張した。
いや、乳房ができたと表現した方が適切だろう。
パンパンに母乳が張ったかの如く、ずっしりと重く張った乳房なのだ。
空気を吹き込まれたような軽い乳ではない。
快感に体を動かす度に、『ばいん、ばいん』『たゆん、たゆん』『ぶるん、ぶるん』と重く揺れるのだ。
「……ゴクッ……」
娘は生唾を飲み込んだ。
娘と母親は女と野盗達の闘いを、いや一方的な拷問を固唾を呑んで見守っていた。
はじめは娘にこの惨劇を見せないように顔を伏せさせていた母親だったが、今はそのことも忘れている。
胸に大きな球形に近い肉の塊を二つぶら下げた野盗達が嬌声を上げて快感によがり狂っている。
しかも巨大化したイチモツをおっ勃てて、ガマン汁を止めど無く垂れ流しながら、よがり狂っているのだ。
乳房はすでに娘の頭より大きく、肥大化し固く勃起した乳首は快感で震えている。
狂乱状態の野盗達を前に、うれしそうに女が口を開いた。
「どう? 結構おっぱいって重いでしょ? ご希望通り体感させて上げたけど、おっぱいの感想はいかがかしら?」
「な、何、なんでぇぇ、俺達がこ、ごんな目にぃぃ~。 き、きぼぢっ!」
「……あなた達のせいで私はこの胸を……。 あなた達のような外道にはただのミルクタンクとしか思っていないでしょうけど、女性にとってはとてもデリケートなところなの。 それを晒しものにされた落とし前はキッチリとらせてもらうわよ。 あなた達の死をもってね!」
「な、何だと?!」
「気付かないの? あなた達は、すでに死んでいる」
ゾクリとする快感。
両腕で抱えた胸を思わずキュッと、締め付ける。
硬く張った乳房が、組んでいた腕をさらに内側に締めたことで広い襟ぐりからはみ出し、ぷっくりと丸みある柔肉がむっちりと深い谷間を露にさせていた。
840:破戒の拳2-27
11/01/01 23:28:32 h0xpwT76
いきなり死の宣告。
受け入れられない言葉。
しかし、現実に自分の意思とは無関係に暴走を始める肉体は、死という言葉を連想させ、野盗達の不安と恐怖を煽る。
「な、何言ってやがるっ、しょんなの俺だぢに、がんげいないにぃぃ~」
「た、助けてっ、知らないっ、俺、おで知らないよぉごぉぉあぁぁっ、なんで、ごんなにぃぃ、ああっ、きもちっ! すごい゙ぃぃ?!」
「ふふ、もう命乞いなんて遅いわ。 それよりも感じない? おっぱいの中にどんどんと溜まっていくモノを? まさか本当に母乳だなんて思っているんじゃないでしょうね?」
「ひぃぃ~! ま、まさか、まざがっ?!」
「そう、それは血よ。 身体中の血液をおっぱいに集めているのよ。 おっぱいが感じれば感じるほど身体中から集まってくるわ。 そして今から順番に乳首をシゴいてあげる。 ビンビンに感じるように調教して上げた極上の乳首をね!」
「こ、これ以上、胸が大きくなったら、俺達は…俺達わぁぁ…い、いやだぁぁ~~!!」
想像でしかなかった死が現実のものとなる。
男達は泣き叫ぶ。
「一度、乳首に刺激を与えたら、膨張を止めることはできない。 乳房が破裂するまで精液を撒き散らし、至高の快楽を味わいながら死になさい」
「やだ、やだぁっ! こんな死に方いやぁだぁぁよぉぉっ~~!」
「これ以上、きぼぢ良くなったら死んじまう! た、たすけてっ、助けてぐだざい゙!」
泣き喚き、命乞いをはじめる野盗達を無視し、女はゆっくりと乳首に手を伸ばす。
磔から逃れようと体をよじり、涙と鼻水と涎を流して必死に抵抗する野盗達に反して、ギンギンに勃起した乳首は未知なる快楽を求め、ねだるようにヒク付き、喜びに震えるのだった。
841:破戒の拳2-28
11/01/01 23:50:08 h0xpwT76
ビュルッ、ビュルッ、ビュボボボッ!!
「あ、あっ、あひゃらっ!」
ボッバンッ!!
女が悠然と見守る中、最後の一人が白濁液を盛大に放ちながら、偽りの乳房を爆裂させて死んだ。
身体中のほとんどの血液を集めた乳房は、いびつに形を変えながら数倍に膨れ上がり破裂したのだった。
胸部がえぐられる様に穴の開き、全身の血を抜かれ蝋人形のような青白い骸が4体、黒髪モヒカンを挟むように晒されている。
黒髪モヒカンも骸と同じく血の気の失せた表情で放心状態だ。
女は優しい口調で黒髪モヒカンを残酷な現実に引き戻す。
「さてと、もう一度聞くわよ? あなた達の親玉はどちらか攻めて来ているの?」
「はひっ、き、き、北ですっ! ジードは北のゲートから侵入していますです! はいっ!」
もはや黒髪モヒカンにはじめの威勢は微塵もない。
「そう、素直になったのね? ありがとう」
素っ気無く、背を向ける女。
「え、ええっ?! ま、待って! 待ってください! 俺は、俺は助かるんですよね!? 嘘じゃありません! 本当のことをしゃべりました! だ、だからっ、あんなっ、あんな死に方はしたくないっ! お願いっ、お願いします!!」
ゆっくり振り向く女の口から語られる言葉は、黒髪モヒカンをさらにドン底まで震え上がらせるものだった。
842:破戒の拳2-29
11/01/01 23:53:42 h0xpwT76
「あなたの命を助けるとは一言も言っていないわ。 それに私があなたのような外道を生かしておくと思っているの?」
「そ、そんなっ! ひどすぎる!」
「でも、安心しなさい。 願いの一つは叶えてあげる。 同じような殺し方はしない。 私のこの胸の痛み……そのものを味わいなさい」
メギョ、ゴキョ、バキッ、バギキィ!!
「ひょぉぉ~~!! い、い、いでぇぇ~!! むぅ、胸がぁぁ~~!! あがぁ、あががっ!!」
突然、黒髪の胸が反り返ると、膨張と収縮を繰り返し、あばら骨を粉々にへし折る。
そして骨格を失い、ベコベコと波打つ胸部から、拳ほどの大きさの肉の塊が脈動しながら、ゆっくりと黒髪の眼前に迫り出して来る。
あまりの激痛に白目を剥き、血泡を吹く黒髪モヒカン。
「痛いでしょう? 生きているのが不思議なくらいに……。あなたに突いた秘孔は内臓筋骨を破壊しながら、心臓を引きずり出し破裂させる必殺の秘孔。 肉体の限界を超える激痛を与える残酷な奥義の一つよ」
「たす、たずべてっ! いでぇ、いだいっ! くるぢぃっ! は、はぎゃぁぁぁぁ~~!! ど、どうじてっ、どうしでぇぇっ……?」
「ふふっ、いい質問ね。 これだけの激痛の中で、どうして正気を保ち生きているのか不思議でしょう?」
女は、さも楽しそうに話はじめた。
「いいわ、教えてあげる。 激痛や快感によるショック死、発狂、気絶、これらは肉体の限界を超えた痛みや快楽に対する防衛本能、いわば肉体の救済なの。 だけど私の拳はそんな防衛本能は通用しないし、許しはしないわ。」
「私は相手を葬る時、脳を覚醒させる秘孔を突いておくの。 そうすることで死の瞬間、つまり肉体が破裂する寸前まで痛みや快楽を脳に刻みこみながら葬ることができるのよ。 私の拳を受けたら最後、死の瞬間まで誰も逃れることができない。 あなたも覚悟することね。」
冷たく男を一瞥すると、女は再び背を向け歩き始めた。
843:破戒の拳2-30
11/01/02 00:04:51 Wn3jjjSI
「ぢょっとま゙でっ! ごろしてっ、 も゙う、殺してっ! い、いやだぁぁぁ~!!」
激痛に狂わんばかりに暴れる黒髪モヒカン。
「安心しなさい。 最後にあなたにも極上の快感を与えておいたわ。 地獄に落ちるあなたへのせめてもの手向けよ」
その後ろで、悲痛な叫びを上げていた黒髪モヒカンの悲鳴が嬌声に変わる。
死神に引きずり出された心臓が早鐘のように脈動するのに合せて、突然、激勃起したイチモツも脈打ちながらそそり勃つ。
「ひぃぃぃ、きもちいいぃぃぃ……。 い、いいっ、いでぇぇぇっ! あびゃばば……!」
快感と激痛に苛まれ、自ら死を望んだ男の望みが叶えられる時が来た。
心臓の形そのままに張り出した胸部は、激痛と共に脈動しながら徐々に膨れ上がり、男の視界さえも覆い隠そうとしていた。
そして硬く勃起したイチモツは、狂ったように精液を吐き続ける。
激しく腰を前後に振り、精液を撒き散らすイチモツは、男の激痛を少しでも紛らわせようとする涙ぐましい行為に見えなくも無い。
完全に男の視界を塞いだ胸部、いや心臓の膨張も限界にきていた。
浮き出た血管のいたる所から、ピュウー、ピュウーと出血が始まる。
女の言った通り、快感と激痛の中で暴れ狂う肉体とは裏腹に、男の覚醒した脳は冴え渡り冷静に男の死を見つめていた。
本来ならば、脳の機能が停止する程の痛みや快感を正確に分析解析し、身体の隅々まで伝えるのだ。
そして、氣脈を乱されたことで暴走する肉体の状況をも分析し、男の肉体がどれほどで破裂し死に至るかを算出し、死の恐怖に混乱する男の心に正確に、そして無慈悲に伝えるのだ。
これほど冷酷な処刑はあるまい。
「死にだくないっ! た、た、助けぇぇ、 い゙、い゙、いひぃぃぃぃぃぃぃぃ……イカッ!」
断末魔をあげた黒髪モヒカン、しかし脳にはまだ最後の仕事が残っていた。
それは、死の瞬間の映像を男に、魂に刻み込むことだ。
スローモーションの世界だった。
張力の限界に達した皮膚が裂け、筋肉の筋が一本ずつ切断され、その中から這い出すように赤みを帯びピンク色の肥大化した心臓が勢いよく飛び出す。
飛び出した心臓は、最後の鼓動と共に黒髪モヒカンの目の前で鮮血をブチ撒けて破裂した。
そして、すべての役目を果たした脳は、男の死と共に静かにその機能を停止したのだった。
844:破戒の拳2-31
11/01/02 00:17:41 Wn3jjjSI
「は、は、はわっ……」
母子はお互いを抱きかかえながら地面に座り込み、震えていた。
「どうしたの? もう大丈夫よ」
女は優しく微笑むと、足を挫いた母親のふくらはぎをそっと、指で押した。
「これで、しばらくの間は痛みが和らぐから歩けるわよ。 この先に酒蔵があるからそこに隠れているといいわ」
「あなたは悪魔なのですか? それとも神様……?」
恐る恐る母親が女に尋ねた。
女は驚いたように目を丸くする。
「え? あなた達と同じ人間よ。 それにこれでも女だし……ちょっとショック……いや、かなり……」
「私達にはどちらでもかまいません。 救っていただいたのですから。 あなたは私達親子にとって神様です」
母子は膝を付き、手を組み、祈るように頭を下げた。
「う~~、全然、神様なんかじゃないんだけどなぁ~。 ただ子供と女の敵には、ちょっと手厳しいだけなんだけどね……」
バツが悪そうに頭をかく女。
「さ、お母さんの手を取って、早く行きなさい。 私はこの辺りの悪党を掃除してから行くから。 じゃあね!」
娘に母親の手を取らせて、いたたまれずに、そそくさと立ち去る女。
娘の手を取って立ち上がる母親は驚きのあまり声をあげる。
「……ああ、ほ、本当に、本当に足の痛みが無い……」
「母さん……あの方が私達の救世主様なのね……」
母子は女の姿が見えなくなるまで頭を下げ、祈りを捧げるのだった。
845:破戒の拳
11/01/02 00:24:56 Wn3jjjSI
あけましておめでとうございます。
新年早々、投下させて頂きました。
今回は、ここまでです。
また、長々と書いて屠ったのが雑魚モヒカンたったの5匹です。
すいません!
どうも設定や説明に行数を費やされた文章になってしまいました。
そろそろ『秘孔』という言葉を文章に組み込みたくて……。
いつまでも謎の拳法じゃねぇ……。
基本の屠り方は射精→破裂なのですが、毎回それだけだと飽きるので、違ったスパイスを加えて屠っていきたいと思っています。
射精や破裂の仕方の変化やシチュエーションに変化をもたせてカバーするしかないかなぁ
すでにかなりの怪力女ですが、「ラオウのような力技……」みたいな書き込みあったので、勝手に想像しちゃって、怪力で人体破壊→とどめは秘孔で爆裂死とかを考えています。(力技=ハート様を片手で持ち上げるカンジ?)
次回はあまり間を置かず投下できるかもしれません。
最後に、このスレの住人の方々にとって、新しき年が良い年でありますように。
846:名無し調教中。
11/01/05 14:55:11 Pj5U3Wk+
新年早々、残酷な破裂を堪能しました。
文章が長いと言われますが、ストーリー重視もイイです。
続きを楽しみにしています!
ありがとうござます!
847:名無し調教中。
11/01/08 18:13:23 dA3kd/Jy
(*´д`*)ハァハァ
848:名無し調教中。
11/01/12 21:06:50 sm2G81eh
秘孔ネタのSS、良いですね。
今まで北斗の拳のSSで秘孔突きまくって、悪党を次々に破裂させたりする作品を見たことがなかったので新鮮でした。
SSもそうだけど、人体破裂の絵を描く絵師もSS職人もほとんど見たことがないしね。
おすすめのサイトがあったら教えてほしいな。
とりあえず、ごちそうさま。
849:名無し調教中。
11/01/30 05:30:16 pH8twqEU
上のほうに雑魚戦闘員ごっこっていうのがでてきてたけど、
そのイメージに近い動画を見つけた。
悪者の秘密基地、女ボスと手下の雑魚戦闘員たち(男)
任務中、失敗したものは処刑されます
URLリンク(www.youtube.com)
850:名無し調教中。
11/01/30 10:52:06 7WlpLKZY
>>489
.._ .......、._ _ /:/l! またまたご冗談を
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851:名無し調教中。
11/01/30 17:15:49 AI9eWP54
URLリンク(kojima-haruna.ddo1.com:1008)
852:名無し調教中。
11/01/31 04:01:46 1VieNeFp
このすれの600番代で話題になっている雑魚戦闘員ごっこ>>690前後も凄いけど、
破戒の拳さんの筆力はすばらしいですね!
爆乳で美しい
正義のヒロイン×ヒコウを突かれ次々に破裂していく醜い大勢の雑魚悪人たち
という構図が最高です。
853:破戒の拳2-32
11/02/01 01:20:58 pp29Jr1x
「抵抗をやめろぉぉぉーー! 食料だ! ありったけの食料を持って来い! さもなくば、この小娘を俺様のチンポで貫くぞ!!」
容易く北門を突破し、占拠した村の中央広場で、ジードは対峙している村の自衛団に向かって大声で恫喝した。
その大きな左手で、軽々と掴み揚げられた人質の少女とはリンだった。
もちろんジードは村人が抵抗を止め、食料を差し出すとは夢にも思ってはいない。
この弱肉強食の時代に、いちいち小娘一人の命と引き換えに、交渉に応じるような甘い村など存在しないのだ。
ただ、時間を稼げばよい。
東門から侵攻する別動隊が自衛団を側面から攻撃するまでの時間を稼ぐだけでよいのだ。
別動隊の側面からの攻撃が、一斉攻撃の合図、つまり皆殺しの合図となのだ。
この少女に自分の巨根を捻り込み惨殺する行為は、ジードにとっては、それまでの余興にすぎない。
村人の恐怖心を煽り、士気と闘志を挫く手段でしかないのだ。
ジードの後ろには、彼の従えるモヒカン暴徒達が40人強。
対して、自衛団は30人弱、このまま力押しで戦闘を開始してもよいが、側面からの奇襲により、慌てふためく獲物を惨殺する方が彼の嗜好には合っていた。
それに、先ほどまで東門方向から絶え間なく聞こえていた男達の奇妙な絶叫や断末魔も今は鳴りを潜め、静まり返っている。
これは村の自衛団を壊滅させた仲間の別動隊が息を潜め、奇襲を行うべくゆっくりと自衛団の側面に近づいているに違いなかった。
別動隊の指揮を任せた部下の判断に大いに満足したジードは、これから行う殺戮を思い浮かべ、イチモツを堅く滾らせた。
854:破戒の拳2-33
11/02/01 01:26:55 pp29Jr1x
「長老っ、かまうことは無い! 戦いましょう!」
村の自衛団が長老に詰め寄る。
「ぐふふっ、どうやら本当にチンポをブチ込まなきゃ分からねぇみてぇだなっ!!」
モヒカン達の喝采が鳴り響く。
いきり勃つイチモツを引きずり出し、リンを亀頭の真上に両手で抱え上げると、両の小指で股を開かせる。
村人の群集から悲鳴が漏れ、野盗達からは大きな歓声が上がる。
リンは覚悟を決めたようで暴れもせず、キュッと唇を結び目を閉じている。
「ぐははははっ! 恨むのならお前を見捨てた村人を恨むのだな!」
リンの小さな身体にジードの3mに近い巨躯のイチモツが収まるわけがない。
巨大な亀頭に叩き付けられた小さく華奢な身体はバラバラに砕け、引きちぎれるだけだろう。
「オラァァッ~~!」
ジードは雄叫びを上げた。
村人達は顔を伏せ、悲鳴を上げた。
855:破戒の拳2-34
11/02/01 01:27:54 pp29Jr1x
―?!
リンの悲鳴も肉体が裂かれる音も聞こえない。
恐る恐る村人達は顔を上げた。
リンは無事だった。
ジードもリンを抱えたまま動いてはいない。
ジードの視線の先、その路地裏から一人の野盗が飛び出して来たのだ。
慌てているのか、足をもつれさせながらジードに近寄って来る。
ジードは舌打ちした。
ふらつきながらやって来た男こそ、ジードが別動隊の指揮を任せた部下だったからだ。
これでは村の自衛団に奇襲を掛けることはできない。
「貴様っ何をやっている! なぜ部下達と奇襲を仕掛けんのだ?! それが皆殺しの合図だったろうがっ!!」
「こ、殺された……俺達の仲間、みぃぃんな、殺された……。 た、たった……たった一人のお、女にぃぃ……」
ジードを含め、野盗達はこの男の言っていることが理解できない。
「貴様、何を言ってやがる?! 馬鹿なことを! たった一人の女にだとっ?!」
「とんでもなく、お、おっきな、おっぱいがっ、お、おっぱい女っ、途方も無く強ぇぇ……。 あ、あんな残酷な拳法、見たことがねぇぇ……」
目の当たりにした恐怖が脳裏に蘇ったのであろう、頭を抱え怯えるモヒカン。
「ジード! 助けてっ 俺はまだ死にたくないっ!! あの女は言ったんだ! 俺の身体がっ、俺のチンポが、ジードへのメッセージになるって!!」
「貴様のチンポが?! その女は何と言ったんだ?!」
「だ、だからっ! 俺のチン……ポが? ち、ち、ち、ち、チンポォォォォォ?!」
絶叫するモヒカン。
部下の意味不明の動言を理解できないジード。
しかし、ジードとその一団はすぐに知ることになるのだ。
彼の肉体の変化、そしてその死に様のすべてが、おっぱい女からの死の伝言であるということを……。
856:破戒の拳2-35
11/02/01 02:07:48 pp29Jr1x
ボコッ! ボココッ!!
突然、モヒカンの意思とは無関係に勃起するイチモツ。
「ひいぃぃぃ~~! チンポがぁぁ?! 俺のチンポォォォ~! し、死にたくねぇぇぇ~~!!」
「な、なんだ? 貴様のそのチンポは?!」
ジードと部下のモヒカン達が驚愕する間にも、勃起したイチモツは硬く巨大化していく。
「ひょうぅぅぅ~~!! だすげでぇぇぇ~~!! 仲間もチンポをガチガチにぃぃぃ勃起させられてぇ~、風船みたに破裂して殺されたんだよぉぉぉ!!」
メリメリと、骨格を破壊しながら勝手にモヒカンの身体が捻れていく。
1回転、2回転、3回転……。
「ど、どうなってるのっ、俺のか、身体っ!? いひぃぃぃ、にゃんで痛くないのぉぉぉ?!」
バギョッ、バギョッコッ!
「ほひぃぃ~、で、でも、きもぢイイっ! 気持ちよすぎるぅぅぅ~!!」
ドピュッ、ビュルルッ! ドプッ!
アヘアヘと、だらしなく開いた口から涎を垂らし、男はジードと仲間の前で快感に身をゆだね、射精を始める。
身体をさらに捻られながら、巨大化したイチモツは気持ち良さそうに、上下に激しくサオを振りながら精液を吐き続ける。
身体の捻れは、すでに7回転に達していた。
857:破戒の拳2-36
11/02/01 02:08:49 pp29Jr1x
ブヂュルッ、ブヂュルル!! ミャギ、バキッ!!
突然、ねじり棒のようになった野盗の体の上方から、強力な圧力が掛かったように体が押し潰されていく。
内臓筋骨を押し潰す圧壊音が響く。
「おひょぉぉぉ~!! こ、ごれもぎぼぢいぃぃぃっ!! どじでっ、どうしで、こんなになっで、死なないの゙ぉぉぉ!!」
圧壊しペチャンコになった体に頭部だけがチョンっと、乗っている。
まるで正月の鏡餅に乗せるミカンのようだ。
何故、自分は死なないのかを問いかけるように、キョロキョロとジードと呆然とする仲間達を見上げるモヒカン。
もちろん、その問いに答えられる者がいる訳が無かった。
「ぷ、ぷぷっ、くっ……ぷぅっ!」
野盗達の足元で唯一、原型を留めていた頭部が、ぷうぅ~と、膨れ上がる。
「ぷらぽっ!!」
そして、短い断末魔と共にボンと、脳漿を撒き散らし破裂する。
「ジード……こ、これは……偵察隊を皆殺しにした手口と同じなんじゃ……?」
その推測を遮るように、ブーツを鳴らして女が広場に現れる。
歩調に合せて上下に揺れる双丘、見た者の視線を釘付けにする張り出した大きな乳房、その場にいた全員が即座に理解した。
この女が“おっぱい女”だと。
858:破戒の拳2-37
11/02/01 02:13:14 pp29Jr1x
一人の女がジード軍団40人を前にして、全く動じることなく胸を上下に揺らしながら、悠然と歩いて来る。
しかし、女のその心情は穏やかではなかった。
リンが人質に取られたことを知り、女は自分の甘さを痛感していたのだ。
別動隊を残酷に陵辱しながら屠るのに、時間を掛け過ぎたのだ。
今、女は自分の甘さを、そして、その悔いを断つべく拳を硬く握り締めた。
すでに女はリンの救出しか考えてはいない。
並み居る野盗の群れなど眼中にないのだった。
「この女かぁ?! 仲間を殺ったのは?! ぶっ殺してやるぜぇぇぇ~!!」
「…………」
「デケェ乳しやがって!! たった一人で俺達ジードに喧嘩を売るとはいい度胸じゃねぇか!!」
「…………」
「ヒャッハッーー!! ぶっ殺せぇ!! 犯し殺せぇ~!!」
「…………」
「ジード軍団の恐ろしさを思いしらせてやるぜぇ~!」
「…………邪魔よ。 あなた達、雑魚の相手をする時間がないの……一瞬で逝かせてあげる」
――!!
「何んだ、このアマァ!! 何、寝言を言ってやがる?! 死ねぇぇ~!!」
859:破戒の拳2-38
11/02/01 02:15:46 pp29Jr1x
40人ものモヒカン野盗達が、土煙を上げて一斉に女に襲い掛かる。
しかし女は足取りもそのままに、ゆったりと暴徒達に向かって、止めることなく歩みを進める。
そして女に迫り来る野盗達は、何故か怒号と共に女の身体をすり抜けるように、脇を通り過ぎて行く。
その謎はすぐに明らかとなる。
女の間合いに踏み込んだ野盗達は、すでに死んでいたのだ。
女とすれ違がった順に野盗達の頭部は一気に丸々と膨れ上がり、ポンッポンッポンッと、乾いた音を立てて次々に破裂していったのだ。
それはまるで連続して爆ぜるポップコーンのようだ。
「あべっ!」「あびゃ?」「はびぃ」「きもっ!」「えげろっ」「えびちゅっ!」
瞬く間に砕け散る頭部、ほとんどの野盗が断末魔も許されない程の一瞬の出来事だった。
野盗達は自分が死んだことすら理解することなく葬られて逝った。
何事も無かったかのように野盗の集団をすり抜け、悠然と歩く女の後では次々に何本もの血柱が吹き上がり、砕け散った脳漿が血煙となって辺りを赤く包み込んだ。
ほんの十数秒でジード軍団は、たった一人の女によって事実上、壊滅したのだった。
860:破戒の拳2-39
11/02/01 02:19:13 pp29Jr1x
もはや、頭部が木っ端微塵に砕かれている為に確認することはできないが、爆死した野盗達の眉間やこめかみには小さな穴が穿たれていた。
そう、女がすれ違いざまに放った指突で秘孔を突かれていたのだった。
誰一人として、その超人的な指突のスピードを、女の腕の動きを視覚で捉えることはできなかった。
しかも、一方的な殺戮はそれで終わりではなかった。
頭部を失い、折り重なるように血の海に仰向けに倒れ伏した野盗達の骸が突然、激しく痙攣したかと思うと40本もの怒張したイチモツが股間を突き破り、まっすぐ天に向かってそそり勃ったのだ。
そして、次の瞬間、
ビュルルルルッ~~!! ビュルッ! ビュルッ! ビュルルッ! ビュルルルルゥゥゥゥゥゥゥゥッ~~!!
一斉にドロドロと濃い白濁液を凄まじい勢いで、天高く噴水のように放出するイチモツ。
骸は快感に打ち震えるがごとく腰を浮かし、激しく痙攣しながら精液を放出する。
村人達はマジックショーを見るように、一様に口を丸く開き見入っている。
「わたしの道を阻む者はすべて死あるのみ……」
累々と横たわる躯、撒き上がる精液、屍山血河を背にジードに向かって歩み続ける女。
その歩みを止めることは、もはや誰にもできなかった。
861:破戒の拳
11/02/01 02:57:33 pp29Jr1x
今宵はここまで……。
おやすみなさい。
862:北斗のリン
11/02/02 13:17:55 7uQvYVhl
素晴らしいSSをありがとうございます!
続きを心待ちにしています^^
殺害の方法が凝っていて、
非常に美味しいです。
主人公は、常に次はどんなふうに殺そうかなとか
考えていたりして。
863:名無し調教中。
11/02/02 22:53:46 6Oyr5LOc
今回はテンポが良くて爽快でした。
大量殺戮シーン最高です!!
前回は人物関係の説明や解説が多くて、屠り重視の私には読んでいて長く感じました。
(長編には説明や解説が重要なのは理解しています。 すみません!偉そうに)
次回は、おそらくジードとの戦いになるのでしょうが、ジードが善戦するのか、はたまた、やはり一方的な殺戮ショーで終わるのか楽しみです。
「KING編まで書きたい」と書いてありましたが、その先も続けてほしいと願っています。
(その為に、SS背景の説明や解説を丁寧に記述しているのだと、勝手に解釈しています!)
過疎スレですが、頑張ってください。
すばらしいSSをありがとうございます!
864:破戒の拳2-40
11/02/03 23:25:37 F/PYnxyg
吹き上がった血煙が霧のように赤くたちこめる中、頭部を失った骸のイチモツからはビュルビュルと幾筋もの精液が立ち昇り、大地を汚した。
村の広場は凍り付いたように静まり返っていた。
「あわっ、あわわっわっ……わひっ……」
幸か不幸か、仲間の一斉攻撃に出遅れ、たった一人生き残った野盗の前にゆっくりと女が迫る。
数十人もの屈強な野盗達を瞬殺したにも関わらず、女の表情は無表情だ。
その表情からは、心情を読み取ることはできなかった。
ただ言えるのは、目を見張るほど大きな二つの乳房が上下に揺れながら、その野盗の眼前に脅迫的に迫って来るのだ。
恐怖で混乱した脳は、逃走という選択肢をこの男に与えてはくれなかった。
竦んで震える両足は、大地に根が生えたように動かない。
呼吸がうわずり、焼けるようにカラカラに渇いたのどに、唾を飲み込もうとするが、一滴の唾液すら出てこない。
「……かひゅっ、ひゅっ、かっ、た、たすけっ…た、助けて……」
女の視線の先には、この恐怖に怯え、か細い声で命乞いをする野盗は全く見えていない。
人質となったリンを救うべく歩を進めるだけなのだ。
865:破戒の拳2-41
11/02/03 23:32:01 F/PYnxyg
目の前の野盗など今の女にとっては道端のゴミ以下、その存在すら気にも止めていなのだろう。
しかし、当の野盗は今まさに極限状態に追い込まれていた。
仲間のモヒカン達を得体の知れない拳法で一瞬にして肉塊に変えた圧倒的な暴力が、確実なる死が、自分のすぐ目の前にあるのだ。
しかし、この極限状態で恐怖に震える肉体とは裏腹に、男のイチモツは勃起し、高く張ったテントの中では、すでに射精が始まっていたのだった。
無意識に溢れ出る涙で歪む視界に、無慈悲に迫る女の張り出した胸だけが、何故かはっきりと目に焼き付く。
沸騰した野盗の頭の中でプチッと、何かが切れた。
悲鳴のような雄叫びを上げ、自暴自棄となったこの哀れな野盗は、手斧を女に向かって振り下ろす。
「ちっ、ち、ちくしょぉぉう! このおっぱいのバケモノがぁぁ~~! 死ねぇぇ~~!!」
しかし、男の捨身の一撃も女に対して全くの無力だった。
ベキゴキャッ! バギョッ!
骨が粉々に砕かれる音が響く。
野盗が放った渾身の一撃を軽々と左手で受け止めると、女はそのまま万力のような握力で容赦なく受け止めた右腕を握り潰し粉砕する。
そして、激痛に悲鳴を上げようとする野盗の顔面に右の拳を突き入れ、邪魔と言わんばかりにそのまま、吹っ飛ばした。
ブチッブチッと、筋が断ち切れる音がし、女の左手には、肘から引き千切られた男の細く潰れた右腕が握られていた。
866:破戒の拳2-42
11/02/03 23:38:09 F/PYnxyg
ベッチャッ!!
女の一撃を受け、右腕を引き千切られながら吹っ飛ばされた野盗は、背中からジードの鋼のような胸板に叩きつけられ、文字通り潰れたカエルのように胸板にへばり付いた。
ビュッ、ビュルルッ! ビュルルルルッ!!
女に秘孔を突かれたのか、強制的に規格外の大きさに勃起させられた野盗のイチモツは、股間のテントを突き破り、ジードに張り付いたまま、精液を吐き出し始める。
「み、みゅみゅぅぅ……」
女の拳でボッコリと陥没した顔面が紅潮し、快感でさらに気持ち悪く歪み、奇声を発する。
ビュルルッ! ビュッビュッ! ビュルルルッ!
ジードと村人達が息を殺し見守る中、血と肉と精液を飲み込み、死の静寂に包まれ静まり返った村の広場に、卑猥な射精音だけが響く。
長い、長い射精だった。
しかし、とうとう狂ったように白濁を吐き出し続けた射精も終わりの刻を迎えた。
搾り出すように、ピュルッと、最後の一抹の精液を押し出したイチモツが痙攣し、その動きを止めた。
と、同時に頭の内部からムニムニと音を立てて、男の後頭部がひしゃげ膨れ上がる。
「……み、みゅ、みゅはたっ!」
ボックンッ!
ジードの目の前で爆音と共に、いびつに膨張した後頭部が脳漿を撒き散らし破裂する。
肉片がジードの顔面にへばり付き、さらに噴出す返り血がジードの顔を真っ赤に染めた。
鋼のような筋肉に覆われた胸板に激突し、叩き潰されたことで、体の厚みが半分ほどになり肉塊と化した雑魚野盗の身体が、ゆっくりとジードから剥がれ落ち、ドチャリと、地面に力なく落ちる。
ジードの胸板にはドロリと赤い血で、へばり付いた男の形に魚拓のような文様が描かれていた。
そして、ようやく女の歩みが止まる。
その先には、見上げるほど大きなジードの巨体があった。
867:破戒の拳2-43
11/02/03 23:50:20 F/PYnxyg
女はゆっくりとジードを見上げた。
やはり、その表情は穏やかだ。
数十人の野盗達を一瞬にして葬り、屍の山を築いた女の表情とは誰も思えないであろう。
見上げるほど大きなジードを前にしても、その瞳には怯えも怒りも感じ取ることはできない。
ただ、肉の塊を見るように冷たい光を宿している。
対してジードは怒りと殺気を剥き出しにしていた。
全身から発する獣氣を帯びた殺気が陽炎のようにゆらめき、その巨躯をさらに大きく見せた。
異常など程に発達した筋肉がビキビキと音を立て隆起し、巨大なイチモツも怒りと興奮でさらに隆々と硬く勃起している。
「ぬおおおおぅぅぅ~!! 貴様、よくも俺の仲間をっ!! ぶっ殺してやるっ!!」
獣の咆哮のような雄叫びを上げ、血走った目で女を睨み付ける。
それが、腕力ひとつで野盗集団をまとめ上げた首領としてのプライドであり、得体の知れない恐怖を振り払う唯一の方法だった。
今や、抱え上げていた小娘は、自分の行動を妨げる邪魔なお荷物でしかなかった。
この時代、たった一人の小娘が人質としての価値があるわけがないのだ。
そう判断したジードはリンを投げ捨てると、これまで自分と共に多くの血を吸ってきた特大の斧を地面から引き抜いた。
一振りで武器と防具もろとも、8人の敵の胴体を断ち切ったこともある、ジードの無敗伝説を築き上げた斧だ。
まさに防御不能の一撃必殺の斧だった。
放り投げられたリンが地面に叩き付けられる寸前に、抜け目無く廃ビルの物陰から飛び出したバットが体でリンをキャッチする。
そして、女に向かって得意げに親指を立てた。
(……ったく、もう最後にオイシイところだけ持っていって……)
思わず、女の口元がわずかに緩む。
ジードは女の含み笑いの意味を理解することはできないであろう。
自分がこの圧倒的な力を持つ女を無力化できる切り札を持っていたこと。
そして、己の唯一無二の命綱を自らの手で投げ捨てたことを知ることも、理解することもないのだ。
868:破戒の拳2-44
11/02/03 23:54:55 F/PYnxyg
ズシンッ!
ジードの力強い踏み込みで大地が揺れる。
ジードが全幅の信頼を寄せる巨大な斧の間合いまで、あと半歩。
傲然と女を見下す。
「奇妙な技を使いやがって! だがな、女の力ではこの俺様の肉体に傷をつけることはできない! 貴様の小細工拳法も俺には通用しねえ!! するはずがねぇんだっ!!」
放射能を浴び、成長ホルモンのバランスが崩れた肉体は際限なく成長を続け、ジードに3mになろうかという巨躯と常人をはるかに超えた筋力を与えた。
(世紀末の世、終末の神々はこの俺を選んだのだ!)
神など信じたことなど無いジードであったが、今はその妄想を信じて疑わない。
目の前にいる女など、斧の一振りで消し飛ぶ存在なのだと。
隆起した筋肉から青黒い血管が浮き出し、全身から殺気が蒸気のように立ち昇り、ジードの表情に残忍な笑みが戻った。
パキッ、パキパキッ。
女は指を鳴らすと、ゆっくりと右手の人差し指をチョイチョイと手招きする。
カッと、見開かれた目は怒りに燃え、首から肩にかけて筋肉が瘤のように、さらに隆起する。
「ぬおぉぉぉ~!! 小娘がぁぁ~!! 死ねぇぇぇ~!!」
ジードは地を蹴り一気に間合いを詰め、豪腕を振るって運命を共にしてきた斧を力任せに振り下ろす。
村人達は見た。
女は避けようとも、後ろへ退こうともしなかった。
振り下ろされる凶刃に向かって、一歩、踏み込んだのだ。
村人達にしてみれば、女の行為は自ら進んで死地に飛び込むようなものだった。
ジード軍団を壊滅させた女の得体の知れぬ力に畏怖を覚えたものの、村人の誰しも本当にその力が女の持つ力なのか、という疑念が頭から離れない。
見上げるような巨人に対して、この小人のような女が立ち向かって、無事である訳がないと思い込んでしまうのだ。
思わず村人達は起こったであろう、血の惨劇を予感して目を閉じ、悲鳴を上がる。
――ガシッ!!
肉と肉とがぶつかり合う鈍い音が広場に響いた。
869:破戒の拳2-45
11/02/04 01:03:32 NZZcMDgW
そむけた顔、瞑った目をゆっくりと戻し、開いた村人のその瞳が見たものは、血の惨劇ではなかった。
広場のみが時を刻むのを忘れたかの如く停止していたのだ。
その中心には二体の塑像が立っていた。
女とジードである。
斧の刃圏のさらに内側に、風のように入り込んだ女の手首がジードの振り下ろした腕の下腕部を受け止めていたのだ。
ジードの必殺の一撃は、女の白く細い小枝のような腕が何事も無いように受け止め、ピクリとも動くことなく静止している。
大木のようなジードの豪腕だけが、いたずらに筋肉を膨張させ、ピクピクと痙攣している。
「ば、馬鹿なっ?! ぬがあぁぁぁ~~!! な、ナメやがってっ!!その腕ごと体をヘシ折ってやるわ!!」
怒り狂い、真っ赤に怒張したジードの顔面とは対照的に、無表情に冷たくジードを見上げる女の瞳には哀れみの色さえ見える。
一方、女を押し潰そうと、さらに力を込めたジードの腕と骨が、逆に悲鳴のような軋みを上げる。
限界まで怒張し、盛り上がった筋肉に浮き出した血管が裂け、血が吹き出る。
「ぐっ、ぐぬぬぅぅぅっ……!!」
真っ赤だったジードの顔面がだんだんと黒ずみ、冷や汗が滲み出し、そして流れ落ちる。
突然、パキンッと金属音のような、耳をつんざくような鋭い音と共に、豪腕を誇ったジードの腕が力なく垂れ下がる。
限界を超えた力比べに耐え切れずに、ジードの腕の骨が折れたのだった。
870:破戒の拳2-46
11/02/04 01:04:55 NZZcMDgW
「うがっ?! うぎがあぁぁぁ~~!!」
思わず激痛に両膝を落とすジード。
力を使い果たし、折れた腕を庇う様に顔を伏せたジードは、ただならぬ氣を感じ、ハッと面を上げる。
「う、ううっ…」
思わず、息をのむ。
すぐ目の前には、はち切れんばかりに盛り上げる二つの大きな膨らみがあった。
その威圧するかのような圧倒的なボリュームに釘付けになるジードの視線。
その視線のさらに上、ジードを見下す女の哀れみを帯びた視線があった。
「……あなたの自慢の馬鹿力も、所詮はこんなものよ……」
スゥーと、女は口の端で短く息を吸った。
ミチッ、ミチッ……!
突然、ジードの目の前に張り出した女の双丘が闘氣をはらんで、さらに盛り上がりタンクトップを内側から押し上げた。
内からの圧力に、革ジャンは左右に押し広げられ、迫り上がる胸に耐え切れずタンクトップがビビッっと破ける。
むっちりと張りのある柔肉が破けた穴をさらに広げ、深い谷間を覗かせる。
「まっ、待て……」
哀しみの眼差しに鋭い光が宿る。
そして、女は全身から闘氣を解き放った。
871:破戒の拳2-47
11/02/04 01:11:59 NZZcMDgW
次の瞬間、大気を切り裂くような覇気と共に女の裂帛の気合が迸る。
「はあああぁぁぁぁぁぁっーーー!!」
女の腕が動いている。
いや、動いているのだろう。
そこにいる誰もが、女の拳の影すら見ることが出来なかったからだ。
ただ、張りのある豊乳が上下にゆれ、光のもとで大きく弾む。
胸の動きと連動して、ジードの全身にボゴッ、ボゴッと衝撃痕が波紋状に広がる。
その痕跡が女の拳の攻撃を連想させた。
一人の村人が驚愕の声を上げ、ジードの背後の壁を指さした。
その指の先には倒壊したビルのコンクリートの壁があった。
その壁が削岩機で抉られるように砕かれてゆく。
ジードの体に刻まれる拳痕と同じリズムで硬いコンクリートが削岩されているのだ。
ジードの身体を貫く、拳の衝撃波に他ならない。
その威力は凄まじく、斜めに倒壊しているビルが衝撃でビリビリと振動し揺れているのだ。
女の拳による連撃は、300キロを超えるジードの肉体を容易く宙に浮き上げさせた。
何の抵抗もできず、為されるがままに、嵐のような拳の連打をその身に浴び続けるジード。
「破っ!!」
最後の一撃を眉間に叩き込まれたジードは弧を描くように後方に飛ばされ、土煙と共に大地にメリ込むように落ちた。
ズ…ズズズッ……ズガガァァァーーーン!!
そして、さらにジードの背後では、倒壊寸前のビルが完全に崩れ落ち、大地を揺らし粉塵を巻き上げた。
「ふうぅぅぅ~~」
女は握り締めた両の拳を腰元に構え、ゆっくり息を吐き呼吸を整え、クルリと背を向ける。
872:破戒の拳2-48
11/02/04 01:15:08 NZZcMDgW
「――ぐぬぅぅぅ……!」
ジードは呻きながら半身を起こした。
全身に力を入れ、筋肉を盛り上がらせるジード。
体に刻まれた女の拳痕は、殺気を帯びた筋肉の隆起によって跡形も無くなった。
自分の頑強な肉体に、女の拳が通用しないことを証明した瞬間だった。
鋼のような肉体は全くの無傷だ。
ポコンッと最後の一撃で陥没した眉間の拳痕も元にもどる。
痛みは全く無い。
激痛と共に折れた腕も不思議と痛みは掻き消えている。
女の拳では、やはり鋼の肉体には傷一つ付けることはできないのだ!
腕が折れたのも、何かの偶然にすぎない!
だが、偶然であろうが、自分をここまで侮辱した女を許す訳にはいかないのだ。
ジードは萎えかかったイチモツをしごき上げ、隆々と勃起させ奮い勃たせる。
そして、左手で斧を拾い上げると、再び全身に殺気を漲らせて、山のように巨大な身体を立ち上がらせる。
闘いにおいて止めを刺そうともせずに、背を向けるような甘い女に自分が敗れる訳がないのだ。
女にヘシ折られた利き腕、無様に殴り倒された事実。
屈辱と怒りで沸騰した脳が現実を否定する。
「ぐははははっ! 女の拳など蚊ほどもきかんわー!! ぶっ殺してやるっ~~!!」
ジードは、無防備な女の背中に必殺の一撃を放つべく、無敗の斧を振りかざした。
しかし、ジードの意地と誇りを賭けた運命の一撃は、二度と振り下ろされることはなかった。
女が静かに口を開いたのだ。
「……あなたは、すでに死んでいる……」
873:破戒の拳
11/02/04 01:18:45 NZZcMDgW
今宵もここまで……。
おやすみなさい。
874:名無し調教中。
11/02/05 12:57:56 wM5ruhbz
破戒の拳、面白いです。
北斗の拳の原作、小説、劇場版のおいしいトコロを引用していて、懐かしさのあまり、思わずニヤリとしてしまいました。
続きを期待しています!
875:破戒の拳2-49
11/02/06 17:38:17 UT7ASiXu
ドンッ!
運命を賭けた斧が手から滑り落ち、地面に突き刺さる。
凄まじい衝撃と奇妙なくすぐったさが、ジードの身体を貫いたからだ。
「な、なんだぁぁぁ~?! こ、これはぁぁぁ?!」
自分の胸部を見て叫び声を上げるジード。
ベコッ! ベコボコッ! ベゴココッ!
一度は筋肉の隆起で消し去った女の拳痕が再び、ジードの肉体に刻まれていく。
拳痕が刻まれる度に全身を耐え難い、むず痒さがジードを襲う。
「ぐっ、むぎぃっ?! く、くすぐてぇぇぇ!! な、なんだっ、これは?!」
ボゴッ! ボココッ! ベコバコッ!
クレーター状の拳痕で抉られる肉体をもう一度、筋肉の隆起によって元に戻そうとするが、全くの無駄であった。
拳痕の上にさらに新たな拳痕が刻まれ、少しずつジードの肉体が崩れてゆくのだ。
「ぐぬぅぅ……。 く、くそっ! たかが女の拳、数十発で俺様の肉体は……びくともせんわっ!! それにしても、なんだこの感覚は?!」
全身をくすぐられるような感覚に反応し、勃起したイチモツがピクピクと律動し始める。
「……どうやら、あなたは、わたしの拳を全く見えていなかったようね……」
ふうっと、女は小さくため息をついた。
876:破戒の拳2-50
11/02/06 17:39:10 UT7ASiXu
「なんだと?! どういう意味だ?!」
「わたしの放った拳は千発……。 もうすぐ私の拳がその肉体に刻まれる度に、例えようもない快感が全身を貫くわ。 そして、少しずつあなたの精を搾り出すの……。 とっても、気持ち良いわよ」
「ぐははっ、何を言ってやがる! 千発だと?! このアマァ!! 訳の分からねぇことを言ってると、俺様の特大チンポをぶち込ん……んっ? ……んんうん?! う、うがぁっ?! き、きもちイイっ?!」
ベコッ! ビクンッ!! ベココッ! ビクビクンッ!!
突然、ジードが発した嬌声。
身をよじるような痛痒は、次第に想像を絶する快感と変わり、拳痕がジードの肉体に刻まれる衝撃と共に、勃起した巨大なイチモツがさらに硬く勃起し始める。
「お、俺様のチ、チンポっ、チンポがぁぁぁ~~?! き、きぼじいぃぃぃ!!」
現実離れした大きさに強制的に勃起させられていくイチモツ。
これまで見たことがない程のイチモツの大きさに戦慄を覚えるも、どうすることもできず、眼前でさらにビキビキと音を立てて肥大化してくイチモツを見て、ジードは生まれて初めて身の凍るような恐怖を知るのだった。
877:破戒の拳2-51
11/02/06 17:41:33 UT7ASiXu
「やめ、やめてくれぇぇ~~!! お願いっ、お願いだぁぁぁ!! このままじゃ、射精(で)るっ! 射精(で)ちまうよぉぉぉ!!」
激しく首を振り、いやいやをするジードの願いむなしく、ガマン汁を垂れ流すイチモツから射精音が響く。
ベコッ! ビュルッ! ベコベコッ! ビュルッビュルルッ!
現れる拳痕のリズムに乗って、痙攣するイチモツが白濁を吐き出す。
「うがぁ?! きぼぢっ!! と、止まらねぇ?! 気持ち良すぎでぇぇ、と、止められねぇげぇっ!!」
ボコッ! ピュル! ボコボコッ! ビュッビュビュ!
「あ、あっ、あびゃっ?! ひっ、ひいぃ、きぼっ! きぼひいぃぃぃっ! あだまがおかじくなる゙っ!! とめ、とめてっ!!」
一定のリズムで、巨大な砲台から速射砲のように白濁の弾丸が、絶え間なく撃ち放たれる。
すでに、現れた数百個の拳痕がジード自慢の鋼の肉体を潰し、穿ち、えぐる。
醜くひしゃげる肉体を顧みず、快感に悶え、打ち震えるジード。
人々を震え上がらせた凶悪な人相は、快感で情けない程に破顔し、だらしなく垂れている。
しかし、至高の快楽は長くは続かなかった。
永遠に続くと思われた砲撃が弾切れによって止まったのだった。
878:破戒の拳2-52
11/02/06 17:42:40 UT7ASiXu
ボコンッ! ピュッ、ピュル、ピッ……。 ボコココッ! ……ビクッ ビク、ビクンッ!
しかし秘孔を突かれ、氣脈を乱されたことにより強制的に精液を搾り出だすように操作されたイチモツは萎えるどころか、亀頭を真っ赤に怒張させる。
ジードのイチモツは拳痕が刻まれる度に、ビク、ビクッと激しく律動し、出るはずのない精液を吐き出そうと必死に空打ちを始める。
「ぐるっ! ぐるじいっ! 射精(で)ないっ。 も゙う、射精(で)ないがらっ!! きもくるじいぃぃっ!! とめでっ、だずげでっ!!」
白目を剥き出しにし、情けない悲鳴のようなジードの哀願は、暴走したイチモツには届かなかった。
そればかりか、さらに巨大に、さらに硬く、猛り狂ったように、情け容赦ない空打ちを拳痕のリズムと同調するように続けるイチモツ。
「あへぇぇっ?! チンポが壊れっ、くるじいぃぃぃ、たすけっ、破裂しちまう!!」
限界を超えた快感は、もはや苦痛以外の何ものでもなかった。
もし女の言が正しければ、宣言した千発の拳痕を刻まれるまで、あと数十秒を要するであろう。
これからさらに、数百発の拳痕がジードの肉体に刻まれることになるのだ。
つまり、それは数百回連続の空打ちを意味していた。
数回のイチモツの空打ちで、気が狂わんばかりに悶絶するジードにとって、これからの数十秒は永遠に繰り返される拷問のように感じるに違いなかった。
879:破戒の拳2-53
11/02/06 19:38:52 UT7ASiXu
「あびゃっ、あ、ああっ、あびゃびゃびゃばぁぁぁ~~~!! ひぃ、ひ、ひげぇぇ~~!! おっ、おお、おぱっ! おぱぱっ!!」
身体をウネウネとよじり、狂気じみた嬌声を叫ぶジード。
いつ廃人になってもおかしくない想像を絶する快楽。
しかし、秘孔を突かれ覚醒した脳はそれを許さない。
女の拳は肉体を打ち砕くだけでなく、ジードの強靭な精神を、その心までも、残酷なまでの『快感』『苦痛』『恐怖』『絶望』『後悔』を叩き込んだ。
気が付けば、拳痕の刻みは終わっている。
幾重にも重なり、穿たれた無数のクレーターのような拳痕がゆっくりと脈動しているのみだ。
地獄の拷問のようなイチモツの空打ちから解放されたジードは恍惚の表情で、フラフラとその巨体を泳がせている。
「……あ……あ、あおっ? こ、こごは天国なのがぁぁぁ~~? き、きもぢぃぃよすぎるぅぅぅ~~」
「いいえ、違うわ。 言ったはずよ? あなたはすでに死んでいる、と……。 そしてあなたが逝くべき場所は本当の地獄のみ……」
背を向けたまま、ジードの一縷の希望を切り捨てる女。
「そ、そんなぁ…………へ、へぇ、へげえぇぇぇぇっ!!」
恐怖と絶望に魂凍るような悲鳴が上がった。
880:破戒の拳2-54
11/02/06 19:43:08 UT7ASiXu
ジードの絶叫と共に眉間に、女が最後に放った拳が拳痕となって現れ、ボッコリと額が陥没する。
その衝撃により、ひしゃげた脳が頭の中で肥大化し、グニャリと頭が変形し、これまでに無いほどの快感をダイレクトにイチモツに伝える。
「おっ、おっ、お、おびょぉぉぉ~~~!! あがががぁぁぁ~~!!」
ブシュアァァァーーーー!!
落雷のようにイチモツを直撃した快感は、精液の変わりに血液を吹き上げる。
内部から膨張するジードの頭部と呼応するかのように、静かに脈打っていた無数の拳痕が、ボコボコと沸騰する気泡のように激しく隆起を繰り返す。
「も、もがぁ、むぐみゃっ!!」
膨れ上がる頬肉にジードの目や口や鼻は塞ぎ込まれていく。
頭部に続き、いびつに膨らんだ出来損ないの風船のように、胸部と腹部がジードの意思とは無関係に一斉に膨れ上がる。
「……ぶ、ぶるちぃ……。 はふへてぇぇ……あ、あぼ、あっ……」
肉に口を塞がれ、言葉にならないジードの悲鳴。
「あ、あ、あひべっ!!」
そして、くぐもった断末魔を発すると、体内で濁流と化した血液は張力の限界まで膨らみ、薄くなった皮膚を内部から突き破るように決壊させ、巨大なジードの肉体を破裂させた。
その様は、膨大な水量を落下させ、轟音と共に水飛沫を上げる雄大な瀑布を思わせた。
村の広場を真っ赤に染め上げるような鮮血が飛沫き、血煙が周囲を包み込む。
一拍子おいて、高く飛び散ったジードの上半身の肉片が、上空からボトボトと落下し、血のキャンバスに配置されたオブジェのようだ。
ようやく、上半身を失いフラ付いていた下半身がどうっと、後ろに倒れ、女の「大虐殺」という作品が完成したのだった。
バラバラになった肉塊が散乱する地獄絵巻のような惨状の中、一滴の返り血も浴びること無く、抜けるような白い肌の女が悠然と、ひとり立っていた。
それは地獄に一輪だけ咲く純白の華のように、文字通り作品に花を添えた。
881:破戒の拳2-55
11/02/06 19:49:59 UT7ASiXu
女は背中でジードの最後を見送ると、ゆっくりとした足取りで村人達の方へ歩き始める。
破けたタンクトップの裂け目から、白く張りのある大きな乳房と深い谷間が覗いている。
村人達は声もなく石化したように固まっている。
女は長老の前に進み出ると、ゆさっと重い乳房を揺らして頭を下げた。
「……ごめんなさい……」
ビクッと女の言葉に反応し、一瞬、肩を震わせる村人達。
「牢破りは縛り首と知っていたのに……私、壁を壊して出て来ました……。 ……あの……私とバット……許してもらえますか?」
唖然とする村人達の前で、困ったような、少しはにかむような可愛らしい表情で長老を上目遣いで見上げる女。
思わず、長老はカクカクと、痙攣するように頷いてしまう。
「ありがとう! うれしいです!」
大きな胸を弾ませて、パッと輝くような女の笑顔から白い歯がこぼれた。
破戒の拳2 ジード編 完
882:破戒の拳
11/02/06 20:54:10 UT7ASiXu
長すぎました……。(猛省)
確かに説明がくどく、テンポが悪いですね。
後半は反省して、サクサク感を出したつもりです。
とりあえず、ジード編は完結させました。
読んで頂ける方々がいるおかげで、頑張れました。(また、数少ない同好の士がいる事で…)
こちらこそ、有難うございます!
破戒の拳は北斗のリンさんの射精から破裂につながるコンボを継承し、“北斗のリンさんの作品大好きさん”の「ケンシロウが、美人な女拳法使い(できれば巨乳)だったら…」(>>648談)の願望をミックスさせて書いてみました。
KING編は短編として書ければいいなぁ。
また少しずつ、新しい「死の時間差」と処刑方法を考えます。
では、また。
883:北斗のリン
11/02/07 02:26:24 i1MZHNwI
ジード編お疲れ様でした!
多岐に渡り素晴らしい死に様と殺し方を堪能しました。
また、一般市民と悪党に対する態度のギャップ萌えも新鮮です。
新たなインスピレーションを頂きました。
続編も心待ちにしています。
884:名無し調教中。
11/02/07 21:00:26 WEawg3Sf
破戒の拳をはじめから読み直しました。
北斗の拳の裏外伝みたいで、すばらしいです。
堪能しました!
648の動画2つも見ました。
648さんの動画を参考に書かれているのですね。
おそらく、648さんの願望ストライクのSSだと思います。
次回作も楽しみにしています。
885:破戒の拳
11/02/08 02:25:06 zcm4GI3F
>>883
SSに対する共感やダメ出し、いろいろありますが、感想を書いて頂けることがこんなに嬉しいこととは思いませんでした。
頭の中の細切れのインスピレーションをつなぎ合わせて、またここに投下したいと思います。
私も北斗のリンさんの新作を心待ちにしています。
有難うございました。
>>648
私のSS投下に至ったルーツまで遡って読まれたようで、有難うございます。
お察しの通りです!
はい! めちゃくちゃ参考にしていますとも!
ストライクですか? 648さん? だとしたら、うれしいです。
実はこの動画の北斗の拳は私も大好きな回だったので、少し独り言を書かせて下さい。
この二つの動画のうち、特に北斗の拳61話は、オリジナルストーリーでしたが秀逸だと思っています。
北斗の拳のテーマである愛があり、北斗神拳の破壊力を随所で味わうことができ、ケンシロウのドSっぷりが光る、北斗の拳の面白さが集約された回だったのではないでしょうか。
つまり、北斗の拳の影の主役である、卑劣でドジでマヌケな悪党達が大活躍した回なのです。
思うがままに暴れ回り、そしてお約束のようにケンシロウの怒りを買い、無残に破裂して逝く悪党達。
ある雑魚は強制的に道案内をさせられ、挙句に死亡。
また、ある雑魚は死の時間差を使ってメッセンジャーに仕立て上げられ爆死。
雑魚親玉に至っては、部下を次々と破裂させられ焦る中で、言わなくてもいい爆弾発言からケンシロウの怒りが爆発→筋肉の隆起で服ビリビリ→北斗百裂拳でフルボッコ→爆死天昇という、黄金パターンを見ることのできる素晴しい回なのです。
当時、この61話の動画をチョイスし、投下された648さんに敬意の念を抱いたものです。
人それぞれ見方は違いますが、この回の北斗は、すばらしい北斗でしたよね? 648さん!
886:名無し調教中。
11/02/10 02:48:53 xQutdOVz
ぜひブログかHPでやっていただきたい