09/06/21 14:15:40 eZJ4Gkxt0
それから数年後…
>>491の何か大きく謎めいた魅力、そして力強い意志、どこか淋しげな目、眼鏡を触る仕草、黄色のシャツと紺色の短パン、しずかちゃんが惚れるのに時間は要りませんでした。
外国留学から帰国した青年>>491は、最先端の技術をもつ企業に就職し、そしてまた、しずかちゃんとめでたく結婚しました。
小学生の頃、成績が悪かった>>491ですが彼なりに必死に勉強しました。
そして中学、高校、大学と進学しかつ確実に力をつけていきました。
企業でも順調に、ある程度の成功もしました。
そしてもっとも権威のある大学に招かれるチャンスがあり、>>491はそれを見事にパスしていきます。
そうです、「ゆめみ」を作りたい、その一心でした。
自宅の研究室にて・・・。
あれからどれくらいの時間が経ったのでしょう。しずかちゃんが研究室に呼ばれました。絶対に入ることを禁じていた研究室でした。中に入ると夫である>>491は微笑んでいました。
そして机の上にあるそれをみて、しずかちゃんは言いました。
「ゆめみちゃん・・・?」
>>491は言いました。「しずか、こっちに来てご覧、今、ゆめみのスイッチを入れるから」
頬をつたう一筋の涙・・・。
しずかちゃんは黙って、>>491の顔を見ています。この瞬間のため、まさにこのために>>491は技術者になったのでした。
なぜだか失敗の不安はありませんでした。こんなに落ち着いているのが変だと思うくらい>>491は、静かに、静かに、そして丁重に、何かを確認するようにスイッチを入れました。
ほんの少しの静寂の後、長い長い時が繁がりました。
「プラネタリウムはいかがでしょう?」