09/01/28 15:53:40 gqwXdIHn0
そこで、小毬さんの様子がおかしいことに気付く。
【理樹】「小毬さん…?」
小毬さんは、僕の皿のさんまの塩焼きに箸をのばした。
そしてその焼き魚をはさんだ。
その瞬間。
するり、と力なく手が落ちる。
…ばちゃ、と音を立てて、さんまの塩焼きが地面に投げ出された。
【小毬】「………」
脱力するように、膝を着く。
そして…。
【小毬】「ああ…」
【小毬】「うああああああああああああああああああああああああっ!!!」
小毬さんが、堰を切ったように叫び出した…。
さんまの塩焼きを前にして…。
ただ、泣き叫んでいた…。
【理樹】「小毬さんっ、どうしたのさっ!」
【小毬】「う、うあっ…うっ、あああ…」
小毬さんはただ、体を震わせて泣きじゃくっていた。