ToHeart2 SS専用スレ 27at LEAF
ToHeart2 SS専用スレ 27 - 暇つぶし2ch834:名無しさんだよもん
09/08/31 23:46:05 q+f/Ucv40
sien

835:夏の終わりの…… 5/11
09/08/31 23:49:00 ulaABphD0
「まあ、それでもいいか……」
「ふふーん、それはあたしの勝ちって事よね。」
「真っ赤な顔して勝ったと言われてもな。」
「なっ、こっ、これはちょっと階段で息が上がっただけなの!」
「はいはい、わかったわかった。ほら、着いたぞ。」
 階段を登りきって、俺たちは神社の境内へとたどり着いた。

 神社と言っても小さなお社があるだけの神社だから境内も広くないし、出店の類は
商店街のアーケードのほうに出ているから、ここにはお札などを売るための仮設テントに
人が一人いるだけだ。

 とりあえずお社の賽銭箱にお賽銭を入れて二人でお祈りをする。
「……」
「…………………………………………………………」
 ……長いなおい。
 俺が祈り終わって横を見ると、由真はまだ一心不乱に祈っているところだった。
「……ふぅ。」
「長いな……何祈ってたんだ?」
「ふっ、あたしはたかあきと違ってたくさんお願いする事があるのよ。」
「……お賽銭、たったの5円だけどな。」
「うるさい。細かい事気にする男って、踏み潰したくなるくらい嫌いって前に言ったでしょ。」
「へいへい。で、どこで花火見るんだよ。」
 俺たちがわざわざこんな山の中腹の神社まで上がってきたのも、由真が花火を見るのに
絶好の穴場があると言い出したからだ。

836:名無しさんだよもん
09/08/31 23:49:48 5Q74bTDj0
しえん

837:夏の終わりの…… 6/11
09/08/31 23:52:00 ulaABphD0
「ほら、こっち。」
 由真は俺の手を取ってぐいぐいと引っ張りながらお社の後ろの林の中へと歩き出した。
「おい、方向とか大丈夫なんだろうな。暗くてよくわからないんだけど。」
「大丈夫だって言ってるでしょ。ほらこっち。」
 えらく自信たっぷりにずんずん進んでいくので、仕方無しに俺も手を引かれてついていく。

 少しの間月明かりを頼りに木々の間を歩いていくと、唐突に森が途切れた。
「ほら、到着。」
「へぇ……これは。」
 そこは森の中にぽっかりと開いた小さな空間で、丁度花火の上がる方向の空が覗いていた。
 勿論他に人なんか居ない。

「良くこんな場所知ってたな。」
「いつも神社で練習してる格闘技同好会の先輩が教えてくれたの。よっと……」
 広場の真ん中にあった切り株の根元に、由真は持っていた巾着の中から小さなビニール
シートを取り出して広げた。
 でも……これ、どう見ても一人が腰を下ろすのがせいぜいのサイズじゃないか?
「たかあき、座って。」
「へ? お前が座るんじゃないのか。」
「いいから座って。」
 納得できないながらも、俺は言葉に従ってビニールシートに腰を下ろして、体育のとき
のように膝を抱えて座った。
「そうじゃなくて、もっと後ろ。切り株によっかかって座んなさいよね。」
「へ? あ、ああ。」
 由真に言われてお尻を後ろにずらして切り株を背もたれにして座りなおした。
 なるほど、この姿勢のほうが空が見やすい。

838:夏の終わりの…… 7/11
09/08/31 23:55:03 ulaABphD0
 ……なんて思っていたら、由真は俺の脚の間に腰を下ろしてこちらに背中を預けてきた。
「これでオッケー。」
 いや、オッケーって。
 帯の結び目があるので身体はぴったり密着って程でもないんだけど、割とボリュームのある
ぷりぷりした由真のお尻が俺のデリケートな部分を刺激するのでたまらない。
 それに、うなじは見えないけど浴衣の首筋の辺りが色っぽくていい匂いがするし。
「そういえば、由真は浴衣のときは髪上げないのか?」
「上げて格好付くほど髪の長さ無いし。」
「そういう物なのか? うなじが見えたほうが色っぽくて良いかなと思うんだけど。」
 そう言いながら、由真の後ろ髪を掻きあげる。
 白くて細い首筋があらわになる。そこにキスをした。
「ひゃ、ん……こら、たかあき、」
「ん……」
 調子に乗って由真の脇から手を伸ばしてウェストの辺りで抱き寄せる。
 勿論その間も首筋には唇を這わせたままで。
「や、やだ……」
 由真が小さく身震いする。
 よし、次は……右手を上に移動すると、浴衣の胸元から滑り込ませた。
 そのまま弄ると……指先に柔らかい肌の感触。
「や、ちょっと、たかあき、」
 小さく身をよじる由真の胸元から差し入れた指先を、少し汗ばんでしっとりモチモチした
肌の上を滑らせてブラの中へと潜り込ませた。お、乳首発見。

839:夏の終わりの…… 8/11
09/08/31 23:58:00 ulaABphD0
「だ、だめだってば……」
「んー、聞こえない。」
 指先で左胸の先端を執拗に弄り倒すと硬くこりこりと尖ってくる。
 それに反応するように由真が小さく身をよじって、お尻が俺のアレをやわやわと刺激
してくる。
「や、やだ……たかあきのアレ、おっきくなってきてる。」
「ん~、由真のお尻がエロいから。」
「え、エロい言うなぁ……」
 由真の抗議を無視して右手で由真の左胸を弄び続ける。
 ……にしても、体勢に無理があるというのもあるけど、右手が窮屈だ。
「……ブラが結構きついな。後ろのホックはと……」
「き、きついのは、たかあきが悪いんだからねっ!」
「何で?」
 訳のわからん文句を言われて俺は聞き返した。
「さ、最近、ブラとかパンツとか、下着がきつくなって困ってるんだから……」
「えっと……それって、太った?」

 どすっ!

「ぐへぇぇぇ……」
 み、鳩尾に肘が……
「違うわよ!」
「うぐ……じゃ、じゃあ何なんだよ。」
 俺が腹を抱えて苦しみながら聞くと、由真は赤くなってもじもじしながら答えた。
「え、エッチな事とか……たかあきが一杯揉んだりとか……そのせいでおっきくなったの!」
 ……なるほど。胸とかお尻がぽっちゃりしてきたと。
「つまり……ますますエロい身体に……」
「えっ、ええええ、エロい言うな!」
 その一言と共に振り向きざまに繰り出された由真の右ストレートが俺の顔面にヒットした。

840:夏の終わりの…… 9/11
09/09/01 00:01:00 fCe9tNld0
                   ◇

「うう、いててて。」
「た、たかあきが悪いんだからね。エッチな事したりしようとするから。」
 俺に背中を預けたままの由真が弁解がましく言った。
 うう……左目の辺りがずきずきする。これは腫れてるかもな。

 左目の周りをさすりながら夜空を見上げる。
 ぽっかり開いた夜空には、先ほどからどーんという爆音と共に、次々に光の花が大きく
咲き誇っていた。


「え、エッチな事は……たかあきの家に帰ってからに……」
 花火を見ていたら、前の由真が背中を向けたままでボソッと言った。
「え? いいの?」
「……いきなり嬉しそうな声で言うな。」
「だって、思春期真っ盛りの青少年だからね。」
「自慢げに言うな……男の子って本当にすることしか考えてないんだから。」
 由真があきれたようにため息をついた。でも、年頃の男ならこれが当たり前だし。
 ましてや、何のかんの言いながらやらせてくれるかわいい彼女が許可してくれたわけで。
「あ、言っとくけど、花火の後で夜店で勝負して、あたしに勝ったらだからね。」
「勝負ねぇ。まず射的かな?」
「あと輪投げとカタ抜きも。」
「はいはい、仰せのままに。」
 そう言いながら再び空を見上げると、丁度最後を飾る花火が何発も上がって次々に花開き、
散っていくところだった。


841:夏の終わりの…… 10/11
09/09/01 00:04:00 fCe9tNld0
 最後に相応しく大輪の花が幾重にも開いてそして夜空の漆黒の中に吸い込まれるように
消えていく。
 そして、最後に一発、終わりを告げる音花火が鳴り響いて、再び静けさを取り戻した。

「終わっちゃった……」
「もう夏休みもあとちょっとか……」

 あと2週間ほどで8月も終わり。
 9月になれば学校が始まって、秋もすぐやってくる。

「……休みが終わる直前に大事な事があるの忘れてないよね。」
「? 何の話?」
「もういい……たかあきに期待したあたしが馬鹿だったわ。」
 そう言って由真がむくれる。

 知らん振りはしたけど……忘れちゃいない。
 夏休み最後の31日は由真の誕生日。
 プレゼントも用意しているし、ちょっとしたサプライズも企画中。
 だから今は知らないフリ……

842:夏の終わりの…… 11/11
09/09/01 00:07:00 fCe9tNld0
「なにむくれてるのか知らないけど……ほら、夜店で奢ってやるから機嫌直せよ。」
「そうね……貴明のおごりでやけ食い、これだわ!」
 そう言って由真は立ち上がると俺の手を引っ張った。
「ほら、グズグズしないで早く行くわよ。」
「まてよ、ほら、シート畳んでしまわないと。」
「あ、そっか……ほら、仕舞ったから早く!」
 折りたたんだシートを巾着に押し込むのもそこそこに、俺の手をぐいぐい引っ張って
由真が歩き出す。
 俺も苦笑いしながら、由真に付いて歩き出した。

 遠くから、かすかに盆踊りの太鼓の音が聞こえていた。


843:名無しさんだよもん
09/09/01 00:12:00 fCe9tNld0
内容的には誕生日じゃないけど一応由真の誕生日なので

しばらくぶりに書いたら大分由真の台詞回しを忘れてますわ

ともあれ支援㌧クスでした

844:名無しさんだよもん
09/09/01 00:22:09 PJMfrY2u0
乙でした。
そういえば由真の誕生日だったな……。
エロ寸止めも良いものだ

845:名無しさんだよもん
09/09/01 00:28:38 tCD52Mc+0
GJっす。
しかし・・・浴衣きるときは「下着はつけない!!(ドーン!!)」になってなかったのが
残念っす・・・。

貴「?! ブラ付けてないの?…まさか下も穿いて・・」
うーま「言うなーっ!!(ドカッ!!)」 とか。


846:名無しさんだよもん
09/09/01 00:39:33 fU7cbCQf0
乙ぁ乙ぁ!
由真かわいいなぁ…
もう夏も終わりですけど浴衣はいいものだ
ミニは却下で

847:名無しさんだよもん
09/09/01 23:28:27 fCe9tNld0
>>845
それは当初案としては考えたんですけどね

由真すっころんで大開脚
     ↓
な、何でパンツはいてないんだ~!
     ↓
貴明妙な興奮を覚えてビーストモード
     ↓
渋る由真を押し切って青姦

てな感じで

由真が余りに不憫なのと、話しをどうやって〆るか思いつかなかったので没になりました

848:名無しさんだよもん
09/09/02 09:26:29 C2DdG6760
>>847
そうだったんですか…838、839の流れからそのまま座位バックでズコバコドピュを
期待してたんですけど…。

(フィニッシュは花火大会のラストの大尺玉の炸裂と同時に由真アクメ&アナル中出し)

849:名無しさんだよもん
09/09/06 10:43:59 Lx5HiToT0
あげ

850:名無しさんだよもん
09/09/06 11:16:51 ajAw6Hib0


851:名無しさんだよもん
09/09/06 16:26:32 xDHyMEHk0
このみSS来ないかな・・・。

852:名無しさんだよもん
09/09/06 21:18:00 Lx5HiToT0
由真ss期待

853:名無しさんだよもん
09/09/09 21:19:27 D+4Gt/eP0
あげ

854:名無しさんだよもん
09/09/10 00:10:27 JQN/DWNh0
>「相手がこのみだったりすると、『え? このみ、タカ君の孫じゃないよ~』とか返されそう。」

萌えた


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